JP-2025014813-A5 -
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20230719
Description
液体クロマトグラフの1つに、分取液体クロマトグラフがある(例えば特許文献1)。分取液体クロマトグラフでは、液体試料を液体クロマトグラフのカラムに導入し、該液体試料に含まれる目的成分をカラムで他の成分と分離して、目的成分のみを分取容器に分取する。試料から目的成分を分取する際には、高流量の移動相中に液体試料を注入し、短いカラムに導入して短時間で目的成分を分取することが多い。 分取液体クロマトグラフ10は、移動相容器11、送液ポンプ12、インジェクタ13、分取カラム14、第1検出器15、第2検出器16、リキッドハンドラ17、分析カラム24、第3検出器25を備えている。図1には、移動相容器11、送液ポンプ12を模式的に1つだけ示しているが、複数の移動相を個別に収容した移動相容器11とそれらを個別に送液する送液ポンプ12、及び該複数の移動相を混合するミキサーを備えた構成としてもよい。インジェクタ13には、分取試料を注入するポートと、分析試料を注入するポートが設けられており、分取試料は分取カラム14に、分析試料は分析カラム24に、それぞれ導入される。第1検出器15は、分取カラム14から流出する成分を非破壊で測定する検出器であり、例えば吸光光度計を用いることができる。第2検出器16は、分取カラム14から流出する成分を第1検出器15とは別の手法で測定する検出器であり、例えば質量分析計を用いることができる。第3検出器25は、分析カラム24から流出する成分を測定する検出器であり、任意の検出器を用いることができる。 自動再注入欄726にチェックマークを入力すると、分取分析条件設定部42は、再注入メソッド欄727への入力を受け付ける。使用者は、分取した目的成分の詳細分析の条件が記載されたメソッドファイルを記憶部41から読み出す。使用者がメソッドファイルを読み出すと、そのファイル名が、分取分析条件表示領域72の再注入メソッド欄727に表示される。使用者は、さらに、目的成分の詳細分析時の注入量を再注入量欄728に入力する。ここでも使用者が注入量を入力するが、メソッドファイルに記載する分析条件として注入量も予め設定しておき、その値を自動的に読み込ませて再注入量欄728に入力するようにしてもよい。 図4に、結果表示部46により表示される結果表示画面80の一例を示す。この結果表示画面80の例は、試料に含まれる目的成分A及びBを分取及び詳細分析した場合のものである。結果表示画面80には、目的成分A及びBの分取時に取得されたトータルイオンカレント(TICC)クロマトグラム81、TICCクロマトグラム81上のピークに対応する位置でそれぞれ分取した分取物を詳細分析したとき取得されたマススペクトル82、及び各分取物に関する判定結果83が表示されている。マススペクトル82には、当該分取物を収容した分取バイアル173の番号も表示されている。それぞれのマススペクトル82では、判定部45による判定の際に、標準マススペクトルのマスピークと一致すると判定された質量電荷比のマスピーク(即ち目的成分のマスピーク)が実線で、一致しないと判定されたマスピーク(即ち不純物のマスピーク)が破線で表示される。そして、それぞれのマススペクトル82の下には、判定部45による判定結果が表示される。使用者は、こうした結果表示画面80を確認することによって、分取物が目的成分であるか、及びその目的成分に不純物が含まれているか否かを視認することができる。 本実施形態の分取液体クロマトグラフシステム1では、まず、分取分析条件設定部42が、目的成分の分取条件及び分析条件を使用者に設定させ、その後、分取実行部43及び分析実行部44が、試料に含まれる該目的成分の分取と、分取した該目的成分の分析とを続けて実行する。そのため、試料中の目的成分を分取したあと、目的成分を分取した分取容器の情報等を使用者が分取結果画面で確認する必要がなく、目的成分の分取及び分析の手間を軽減することができる。 1…分取液体クロマトグラフシステム 10…分取液体クロマトグラフ 11…移動相容器 12…送液ポンプ 13…インジェクタ 14…分取カラム 15…第1検出器 16…第2検出器 17…リキッドハンドラ 171…プレート 172…試料を収容したバイアル 173…目的成分を収容するバイアル 18…注入部 181…シリンジポンプ 182…ニードル 19…分取部 191…ノズル 24…分析カラム 25…第3検出器 40…制御・処理部 41…記憶部 42…分取分析条件設定部 43…分取実行部 44…分析実行部 45…判定部 46…結果表示部 51…入力部 52…表示部 70…分取分析条件設定画面 71…バイアル表示領域 72…分取分析条件表示領域 721…プレートNo.欄 722…バイアルNo.欄 723…メソッド欄 724…名称欄 725…注入量欄 726…自動再注入欄 727…再注入メソッド欄 728…再注入量欄 73…キャンセルボタン 74…決定ボタン 80…結果表示画面 81…トータルイオンカレントクロマトグラム 82…マススペクトル 83…判定結果