JP-2025516644-A5 -
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20230511
Description
関連出願 本出願は、2022年5月13日に出願された米国仮特許出願第63/341,727号に対する優先権を主張し、その内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。 技術分野 本発明は、50,000g/molより大きい分子量を有するポリペプチド(例えば、IgY抗体などの抗体、及びタンパク質)を含む組成物を含むナノ粒子であって、組成物が、生体適合性の生体侵食性(bioerodible)ポリマーを含む材料中にカプセル化されている、ナノ粒子に関する。また、これらのナノ粒子を調製する方法、及び疾患状態を治療するための治療薬としてのナノ粒子の使用も提供される。 IgY抗体などの治療用タンパク質の経口送達についての課題の1つは、ほとんどのタンパク質が、胃腸管においてより短い寿命及びごくわずかな吸収を有することである。したがって、経口送達のためのIgY抗体などの治療用タンパク質の改善された製剤に対する必要性が存在する。 ある特定の態様では、本開示は、ポリペプチド、抗体、又はタンパク質を含む組成物を含むナノ粒子であって、組成物が、生体適合性の生体侵食性ポリマー及び界面活性ポリマーを含有する材料中にカプセル化されている、ナノ粒子に関する。ある特定の実施形態では、生体適合性の生体侵食性ポリマーは、ポリメタクリレートである。ある特定の実施形態では、ナノ粒子は、300nm未満の直径を有する。ある特定の実施形態では、ナノ粒子は、少なくとも5%w/wのポリペプチドを含む。ある特定の実施形態では、ポリペプチドは、IgYである。ある特定の実施形態では、IgYは、高度免疫化卵から得られる。ある特定の実施形態では、組成物は、高度免疫化卵製品(生成物)である。ある特定の実施形態では、組成物は、少なくとも95重量%のIgYを含む卵黄からの脱脂画分である。ある特定の実施形態では、組成物は、精製されたIgYである。 ある特定の態様では、本開示は、本明細書に記載されるナノ粒子及び薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物に関する。ある特定の実施形態では、薬学的に許容される担体は、経口投与に適している。医薬組成物は、粉末、錠剤、腸溶性コーティング錠剤、カプセル、腸溶性コーティングカプセル、懸濁液、溶液、及び経口飲料からなる群から選択される形態であり得る。制御放出コーティングを形成する物質は、腸溶性コーティング錠剤又はカプセルを生じるための腸溶性コーティングとして提供するために使用することができる。例えば、該物質は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシメチルエチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートスクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、メタクリル酸-メタクリル酸メチルコポリマー(例えば、EUDRAGIT(登録商標)L 100及びEUDRAGIT(登録商標)S1 00、Evonik)、及びメタクリル酸-アクリル酸エチルコポリマー(例えば、EUDRAGIT(登録商標)L 100-55及びEUDRAGIT(登録商標)L 30D55、Evonik)からなる群から選択される1つ以上であり得る。 ある特定の態様では、本開示は、ポリペプチドを対象に送達する方法であって、本明細書に記載されるポリペプチドを含有するナノ粒子又はポリペプチドを含有するナノ粒子を含む医薬組成物を、対象に経口投与によって投与するステップを含む、方法に関する。前述の方法のある特定の実施形態では、ポリペプチドは、IgYである。ある特定の実施形態では、IgYは、高度免疫化卵から得られる。ある特定の実施形態では、ナノ粒子中の組成物は、高度免疫化卵製品である。ある特定の実施形態では、ナノ粒子中の組成物は、少なくとも95重量%のIgYを含む卵黄からの脱脂画分である。ある特定の実施形態では、ナノ粒子中に含まれる組成物は、精製されたIgYを含む。ある特定の実施形態では、ナノ粒子の生体適合性の生体侵食性ポリマーは、ポリメタクリレートを含む。ある特定の実施形態では、ナノ粒子は、300nm未満の直径を有する。粒子は、ポリペプチドの経口送達に使用することができる。ナノ粒子は、経口投与用の錠剤、カプセル、懸濁液、エマルション、又は飲料中に含まれ得る。ある特定の実施形態では、ナノ粒子は、ナノ粒子の総重量に基づいて少なくとも5wt%のポリペプチドを含む。 ある特定の実施形態では、ナノ粒子は、界面活性ポリマーをさらに含む。界面活性ポリマーは、ポリ(ビニル)アルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、及びそれらの組み合わせの中から選択することができる。 また、ポリペプチドを含有するナノ粒子の有効量を患者に投与するステップを含む、医療処置の方法も提供される。 また、50,000g/molより大きい分子量を有するポリペプチドを含むナノ粒子を生成する方法であって、方法が、溶媒をポリペプチドと混合して、混合物を形成するステップ、混合物を、生体適合性の生体侵食性ポリマー、界面活性ポリマー、及び有機溶媒と混合するステップ、乳化を行って、エマルションを生成するステップ、エマルションを少なくとも10,000psiの圧力で高圧ホモジナイズするステップ、及び溶媒を蒸発させて、ナノ粒子を残すステップを含み、界面活性ポリマーが、エマルションを安定化するために用いられる、方法も提供される。 また、ポリペプチドを含む組成物を含有するナノ粒子であって、組成物が、生体適合性の生体侵食性ポリマー及び界面活性ポリマーを含む材料中にカプセル化されている、ナノ粒子も提供される。生体適合性の生体侵食性ポリマーは、ポリメタクリレートを含み得る。生体適合性の生体侵食性ポリマーは、メタクリル酸-メタクリル酸メチルコポリマー(1:1)又はメタクリル酸-メタクリル酸メチルコポリマー(1:2)、又はそれらの組み合わせを含み得る。ナノ粒子は、300nm未満の直径を有し得る。ナノ粒子は、ナノ粒子の総重量に基づいて少なくとも5wt%のポリペプチドを含み得るか又は含有し得る。ナノ粒子のポリペプチドは、IgYであり得る。IgYは、高度免疫化卵から得ることができる。ナノ粒子内の組成物は、高度免疫化卵製品であり得る。ナノ粒子内の組成物は、少なくとも95重量%のIgYを含む卵黄からの脱脂画分であり得る。ナノ粒子内の組成物は、精製されたIgYであり得るか又はそれを含み得る。本明細書に提供されるナノ粒子では、界面活性ポリマーは、ポリ(ビニル)アルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、及びそれらの組み合わせの中から選択することができる。 また、ポリペプチド、抗体、又はタンパク質を対象に送達する方法であって、本明細書に記載されるナノ粒子を含む医薬組成物を、対象に経口投与によって投与するステップを含む、方法も提供される。ナノ粒子中に含まれるポリペプチドは、IgYであり得る。IgYは、高度免疫化卵から得ることができる。ナノ粒子は、高度免疫化卵製品を含む組成物を含有し得る。ナノ粒子は、少なくとも95重量%のIgYを含む卵黄からの脱脂画分を含む組成物を含有し得る。ナノ粒子は、精製されたIgYを含む組成物を含有し得る。本方法では、送達されるナノ粒子は、生体適合性の生体侵食性ポリマーを含み得る。生体適合性の生体侵食性ポリマーは、ポリメタクリレートを含み得る。生体適合性の生体侵食性ポリマーは、メタクリル酸-メタクリル酸メチルコポリマー(1:1)又はメタクリル酸-メタクリル酸メチルコポリマー(1:2)、又はそれらの組み合わせを含み得る。ナノ粒子は、300nm未満の直径を有し得る。ナノ粒子は、ナノ粒子の総重量に基づいて少なくとも5%w/wのポリペプチドを含み得る。 また、本明細書に記載されるナノ粒子を調製する方法も提供される。本方法は、(a)ポリペプチドを含む組成物、水、及び界面活性ポリマーを含む第1の混合物を調製するステップ、(b)第1の混合物を超音波処理するステップ、(c)生体適合性の生体侵食性ポリマーをエタノールに添加し、超音波処理して、第2の混合物を生成するステップ、(d)第1の混合物及び第2の混合物を有機溶媒と混合して、第3の混合物を形成するステップ、(e)第3の混合物を、プローブホモジナイザーを使用して約5,000~15,000rpmの速度でホモジナイズして、粗エマルションを生じるステップ、(f)粗エマルションを、高圧ホモジナイザーを使用して約10,000psi~30,000psiの圧力で高圧ホモジナイゼーションに供して、第4の混合物を形成するステップ、及び(g)第4の混合物からエタノール及び有機溶媒を蒸発させて、ナノ粒子を含有する懸濁液を生じるステップを含む。本方法はまた、ステップとして、懸濁液を遠心分離して、ナノ粒子を得るステップを含み得る。本方法では、界面活性ポリマーは、ポリ(ビニル)アルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、及びそれらの組み合わせの中から選択することができる。有機溶媒は、無水エタノール、ジクロロメタン(DCM)、アセトニトリル、アセトン、酢酸エチル、クロロホルム、及びそれらの組み合わせを含み得る。一部の方法では、有機溶媒は、ジクロロメタンを含む。第1の混合物は、約2wt%~5wt%のポリペプチドを含んでもよく、ポリペプチドは、IgYであってもよい。第2の混合物は、10mg/mL~20mg/mLの生体適合性の生体侵食性ポリマーを含み得る。一部の実施形態では、界面活性ポリマーは、0.5~2.5wt%のポリ(ビニル)アルコール(PVA)、又は0.5~2.5wt%のポリビニルピロリドン(PVP)、又はそれらの組み合わせを含む。第1の混合物は、0.75wt%~2wt%のPVAを含み得る。 図1は、IgY定量化のための検量線を示すグラフである。 ある特定の態様では、本開示は、ポリペプチドを含む組成物を含有するナノ粒子であって、組成物が、生体適合性の生体侵食性ポリマー、及び少なくとも弱い界面活性を示す界面活性ポリマー中にカプセル化されている、ナノ粒子に関する。界面活性ポリマーの例としては、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、及びそれらの組み合わせが挙げられる。出願人は、生体適合性の生体侵食性ポリマー(例えばEUDRAGIT(登録商標)L 100又はEUDRAGIT(登録商標)S 100(Evonik Industries AG、Essen、Germany))又はそれらの組み合わせと界面活性ポリマーとを含むナノ粒子中にカプセル化された、50,000g/molより大きい、又は100,000g/molより大きい分子量を有するポリペプチド、例えばIgYが、カプセル化プロセスを通じて無傷のままであることを示し、低減したナノ粒子のサイズ及びナノ粒子の高い薬物ローディングをもたらすカプセル化方法を特定した。特定の実施形態では、カプセル化されている組成物は、高度免疫化卵製品であり、ポリペプチドは、IgY抗体である。一部の実施形態では、ナノ粒子は、精製されたIgY抗体を含む組成物を含有する。 定義 別途定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語及び科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書で開示全体を通じて言及されるすべての特許、特許出願、公開された出願及び刊行物、ウェブサイト、及び他の公開された資料は、別途記載されない限り、その全体が参照により組み込まれる。本明細書で用語について複数の定義がある場合、このセクションの定義が優先される。URL又は他のこのような識別子若しくはアドレスが言及される場合、このような識別子は変わる可能性があり、インターネット上の特定の情報は現れたり消えたりする可能性があると理解されるが、インターネットを検索することによって同等の情報を見出すことができる。それらへの言及は、このような情報が利用可能で