Search

JP-2025517701-A5 -

JP2025517701A5JP 2025517701 A5JP2025517701 A5JP 2025517701A5JP-2025517701-A5

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20230512

Description

本発明は、凹溝を備えるローラを有するローラコンベアのための伝達ベルトに関する。本発明はまた、そのようなベルトを備える凹溝ローラコンベアに関する。 ローラコンベアは、あらゆる種類の物体、特にパッケージを経路設定し、分類するために、輸送及び物流部門で広く使用されている。一般的に言えば、これらのコンベアは、伝達要素による駆動要素によって、回転で駆動される複数のローラを備える。様々なタイプのローラと、ちょうど同じ数の伝達要素とがあり、各々が独自の特定の要件を有する。特に、通常は、円形の凹溝を備えるローラを有するローラコンベアが、極めて一般的である。それらを、例えば、図1~図4に示している。 図1及び図2は、円形溝ローラコンベアの従来の構成、すなわち、図1に示すような直線コンベア1a、及び図2に示すようなコンベア1bの湾曲部を示している。 通常、コンベア1a、1bのローラ10の各々は、その長手方向端部の少なくとも一方に、円形溝底部14を備える溝12を備える。円形ベルト2、すなわち、ディスク形状の断面を備える円形ベルト2は、ローラ10を駆動するためにこれらの溝12に係合される。これらのベルトは、通常、ポリウレタンで作製され、安価であり、溝への嵌合が容易である。 動作中、駆動ローラは、ベルト2によってスレーブローラとして知られる隣接するローラ10を回転で駆動する。この駆動ローラは、それ自体をオンにし得るモータを備えることを除いて、スレーブローラと同様である。次いで、駆動ローラは、第1のベルト2によって、第1のスレーブローラを回転で駆動し、第1のローラ自体が、第2のベルトなどによって、第2のスレーブローラを回転で駆動してもよい。 2つのローラ間のトルク伝達を最大にするために、ベルト2は、溝12の側面16との接触を可能な限り回避しつつ、可能な限り大きい接触面で溝12の底部14に載置されなければならない。溝の側面との接触は、いくつかの有害な結果をもたらす。第1に、ローラの回転の軸から比較的異なる距離に位置する、ベルトと溝との間の2つの接触面があるので、ベルトは、極めて異なる2つの速度を受ける。これにより、ベルトの変形及び摩耗が増大する。第2に、ベルトの裏返りが容易に起きる。これらの有害な状況は、湾曲がベルトと溝の一方の側面との接触を助長するので、コンベアの湾曲部において特に共通的である。 文献US-A1-2009/107809は、ローラコンベアの典型的な例を記載している。 次に、異なるタイプのローラコンベア間を区別する必要がある。 図3は、鋼で作製された第1のタイプのローラ10を示し、ローラ10の一方の端部に直接形成された溝12を備える。これらの溝は、例えば、ローラに押し込まれてもよい。この場合、ローラ10の全長にわたって延在する、パッケージの通過のための領域Z1が存在し、したがって溝12及び円形ベルト2が位置する伝達領域Z2を囲む。この構成では、可能な限り広い通過領域Z1が可能であるが、パッケージがベルト2のうちの1つと接触する場合に問題が生じる可能性がある。ベルト2とパッケージとの間に衝撃が発生した場合、ベルト2は、ローラ10の溝12から外れることがあり、これにより、コンベアの停止を引き起こす可能性がある。 これを防止するために、円形ベルト2の断面の直径は、溝12の深さよりも厳密に小さくなるように選択される。例えば、10mm(ミリメートル)の溝深さの場合、ベルト断面の直径は、6mmである。 しかしながら、これは、ベルト2と溝12の底部14との間の接触面、したがって、2つのローラ間でベルトによって伝達され得るトルクを制限する。 あるいは、図4に示すように、ローラ10の一端に取り付けられた駆動ヘッド18を備えるローラがある。通常プラスチックで作製された駆動ヘッド18は、ローラ10の端部に近い伝達領域Z2と、コンベア1a、1bの側面プロファイルと、を有するという利点をもたらす。このようにして、ベルトの領域Z2と、搬送されるパッケージがローラ上を通過する領域Z1と、を分離し、したがって、パッケージのベルト2との接触を制限する、又は防止することさえ可能である。しかしながら、同じコンベア幅の場合、図4のローラは、図3のローラよりも小さいパッケージを駆動し得ることになる。 実際には、現在の円形ベルトは、特にそれらが容易に裏返る可能性が高いコンベアの湾曲部において、比較的不十分なトルク伝達及び不十分な耐用年数であり、特に、ベルト溶接のレベルにおいて、加速された摩耗又は更には破損をもたらす。 米国特許出願公開第2002/03997号明細書、米国特許出願公開第2014/323257号明細書、特開昭53-37266号公報、欧州特許出願公開第3045771号明細書又は英国特許出願公開第697901号明細書の文献は、ローラ溝内で使用され得る他のタイプのベルトを示している。 また、本発明の目的は、上述の欠点の少なくとも1つを有しない凹溝を備えるローラコンベアのための伝達ベルトを提案することである。 本発明の別の目的は、2つのローラ間で伝達され得るトルクに関して改善された性能をもたらす凹溝を備えるローラを有するローラコンベアのための伝達ベルトを提供することである。 本発明の別の目的は、凹溝を備えるローラを有するローラコンベアのための伝達ベルトを提案することであり、この伝達ベルトは、特に、コンベアの湾曲部において、ベルトが裏返るリスクも制限する。 したがって、鋼又はプラスチックで作製された凹溝を備えるローラを有するローラコンベアのための伝達ベルトを提案し、ベルトは、 -単一の歯によって形成される、背部分と、腹部分と、を備えるエラストマー系本体であって、エラストマー系本体の外面が、ローラの凹溝と協働するように構成される凸形状を有する、エラストマー系本体と、 -本体の背部分と腹部分との間で本体内に埋め込まれたテンションコードのセットと、 -歯の外面に配置されるコーティングであって、歯の外面の形状で、ゼロではなく0.8以下であるローラの凹溝との摩擦係数を規定するコーティングと、を備える。 したがって、本発明は、ベルトによって伝達可能なトルク、及びその安定性の改善を確実にする。実際、使用時には、ベルトとローラの溝の底部との間の接触面は、溝の凹形状に適合するベルトの歯の凸形状のおかげで広い。加えて、歯のこの凸形状と、歯の外面に配置されるコーティングとの組合せは、溝内のベルトの摩擦係数が制御された値に設定され得ることを意味する。制御された摩擦係数、及びベルトの引張弾性率を改善するコードの存在により、伝達トルクは、制御下に維持され得る。これはまた、特に、コンベアの湾曲部において、ベルトが溝の側面に乗り上げるときにベルトが裏返るリスクを低減する。 本発明によるベルトは、互いに分離して、又は互いに組み合わされて、以下の特徴のうちの1つ又は複数を含み得る: -摩擦係数が0.3以上、 -テンションコードのセットは、500N~1500N間、有利には、800N~1500N間、好ましくは、800N~1200N間のベルトの引張弾性率を規定し、 -コードのセットのコードは、ポリアミド系又はポリエステル系の材料で作製され、 -歯に部分的に埋め込まれたコーティングは、編地、織布、不織布、又は繊維のセットから選択され、 -コーティングは、ポリアミド、ポリエステル、セルロース繊維、例えば、綿、セルロース繊維とポリウレタンとの混合物、又はこれらの組合せから選択される材料で作製され、 -本体は、エチレン-プロピレン-ジエンモノマー、エチレン-プロピレンコポリマー、ポリブタジエン、ポリウレタン、又は天然ゴムから選択される材料で作製され、 -本体は、エチレン-プロピレン-ジエンモノマー又はエチレン-プロピレンコポリマーから選択される材料で作製され、コーティングは、少なくとも30%のポリエチレンを含む、少なくとも部分的に架橋された熱可塑性材料のフィルムであり、熱可塑性フィルムは、歯の外面を覆い、 -フィルムは、グラファイト、二硫化モリブデン、及び/又はポリテトラフルオロエチレンの粒子及び/又は繊維を含む。 本発明はまた、鋼又はプラスチックローラで作製された凹溝を備える複数のローラを備えるコンベアに関し、ベルトのコーティングがローラの凹溝と接触するように、ローラは、上述のようにベルトによってペアで互いに接続される。 本発明によるコンベアは、互いに分離して、又は互いに組み合わされて、以下の特徴のうちの1つ又は複数を含み得る: -ベルトは、ベルトを受け入れる溝の深さよりも厳密に低い高さであり、 -ローラの凹溝は、ポリアミド、ポリプロピレン、又は熱可塑性若しくは熱硬化性樹脂に埋め込まれた繊維に基づく複合材料、から選択されるプラスチック材料で作製され、 -ベルトは、60N/ストランド~100N/ストランド間の敷設張力でローラ間に設置される。 本発明は、単に例として、添付の図面を参照して与える以下の説明を用いて好適に理解されるであろう。 従来技術による直線ローラコンベアの概略図である。 従来技術による湾曲ローラコンベアの概略図である。 従来技術による従来の伝達ベルトを備える凹溝ローラの長手方向断面の概略図である。 従来技術による従来の伝達ベルトを備える凹溝ローラの別の形状の長手方向断面の概略図である。 本発明による凹溝ローラコンベアのための伝達ベルトの概略断面図である。 図5に示すベルトの概略斜視図及び部分断面図である。 特に、ベルトの本体の歯の外面のレベルでコーティングの異なる浸透率を示す、本発明によるベルトの概略断面図である。 特にベルトの寸法を規定する、本発明によるベルトの一実施形態の概略断面図である。 図8のベルトの断面写真図である。 ベルト材料がその周りに配置されるマンドレルと、実施形態の例によるベルトの製造に使用される編みスリーブと、の長手方向断面の概略図である。 図10のマンドレル上に配置されたベルト材料上に配置された編みスリーブの長手方向断面の概略図である。 金型に挿入された図11の物体の長手方向断面の概略図である。 ベルトとプーリの摩擦係数を測定するために使用される実験設備の概略図である。 従来技術から知られている従来のベルト、及び例示的な実施形態におけるベルト、について伝達されるトルクの関数としてのスリップの発生を比較するグラフである。 図3に示す凹溝を備えるローラに取り付けられた、本発明によるベルトの長手方向断面の概略図である。 図4に示す凹溝を備えるローラに取り付けられた、本発明によるベルトの長手方向断面の概略図である。 発明の詳細な説明 以下では、従来技術を説明するために上述し、図1~図4に示すような、凹溝を備えるローラを有するローラコンベアのための伝達ベルトを参照する。 図5及び図6はそれぞれ、凹溝12を備えるローラ10を有するコンベア1a、1bのための伝達ベルト100の断面図及び斜視図及び部分断面図を示している。「凹溝」とは、略凹の断面を備える任意の溝、例えば、円形溝(すなわち、円の円弧の形状の溝底部を備えるもの、又は楕円形若しくは卵形の底部を備える溝)を意味する。 ベルト100は、エラストマー系本体102と、テンションコード110及びコーティング112のセットと、を備える。 エラストマー系本体102は、背部分104を備える。 エラストマー系本体102はまた、単一の歯で形成された腹部分106を備え、その外側の凸面は、ローラコンベア1a、1b、10の凹溝12と協働するように構成される。歯の外側の凸面は、特に、溝を形成する凹面の形状に応じて、例えば、弓形、楕円形、又は卵形であってもよい。有利には、腹部分106の歯の外面は、ローラの溝が円形のときに円弧を形成する。 更に、この凸の外面は、ベルト100が設置されるように構成される、ベルト100