JP-2026048659-A5 -
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20251114
Description
他の特定の実施態様において、本発明は、処置を必要とする対象を処置する方法であって、(a)対象から得た(i)中間ドメインタウが枯渇されているおよび(ii)MTBRタウが富化されている処理CSFまたは血液サンプルを準備し;(b)処理サンプルにおいて、配列番号3(LQTAPVPMPDLK)のアミノ酸配列を含むMTBRタウ種、配列番号6(HVPGGGSVQIVYKPVDLSK)のアミノ酸配列を含むMTBRタウ種、配列番号7(IGSLDNITHVPGGGNK)のアミノ酸配列を含むMTBRタウ種、配列番号8(IGSLDNITHVPGGGN)のアミノ酸配列を含むMTBRタウ種またはこれらの組み合わせを定量し;そして(c)対象にタウ病理を変えるために処置を投与することを含み、ここで、対象の処理CSFまたは血液サンプルは、定量したMTBRタウ種の量または定量したMTBRタウ種の比率が1.5σ以上異なり、ここで、σは、タウオパチーの臨床徴候または症状を有さず、PET造影および/またはCSFにおけるAβ42/40測定で評価してアミロイド陰性である対照集団で測定した正規分布により規定される標準偏差であり、ここで、定量したMTRBタウ種の量またはそれらの比率が対象の脳におけるタウ病理を表すものである、方法を提供する。ある実施態様において、タウ病理を変えるために対象に処置を投与することは、定量したMTBR種の量を変えるまたは安定化する。ある実施態様において、処置は、コリンエステラーゼ阻害剤、N-メチルD-アスパルテート(NMDA)アンタゴニスト、抗うつ剤(例えば、選択的セロトニン再取り込み阻害剤、非定型抗うつ剤、アミノケトン、選択的セロトニンおよびノルエピネフリン再取り込み阻害剤、三環式抗うつ剤など)、ガンマ-セクレターゼ阻害剤、ベータ-セクレターゼ阻害剤、抗Aβ抗体(その抗原結合フラグメント、バリアントまたは誘導体を含む)、抗タウ抗体(その抗原結合フラグメント、バリアントまたは誘導体を含む)、抗TREM2抗体(その抗原結合フラグメント、バリアントまたは誘導体を含む、TREM2アゴニスト、幹細胞、栄養補助食品(例えばリチウム水、リポ酸を有するオメガ-3脂肪酸、長鎖トリグリセリド、ゲニステイン、レスベラトロール、クルクミンおよびグレープシード抽出物など)、セロトニン受容体6アンタゴニスト、p38アルファMAPK阻害剤、組み換え顆粒球マクロファージコロニー刺激因子、受動的免疫療法、活性ワクチン(例えばCAD106、AF20513など)、タウタンパク質凝集阻害剤(例えばTRx0237、塩化メチルチオニニウムなど)、血糖管理を改善するための治療(例えば、インスリン、エキセナチド、リラグルチド、ピオグリタゾンなど)、抗炎症剤、ホスホジエステラーゼ9A阻害剤、シグマ-1受容体アゴニスト、キナーゼ阻害剤、ホスファターゼアクティベーター、ホスファターゼ阻害剤、アンギオテンシン受容体ブロッカー、CB1および/またはCB2エンドカンナビノイド受容体部分アゴニスト、b-2アドレナリン受容体アゴニスト、ニコチンアセチルコリン受容体アゴニスト、5-HT2A逆アゴニスト、アルファ-2cアドレナリン受容体アンタゴニスト、5-HT1Aおよび1D受容体アゴニスト、グルタミニル-ペプチドシクロトランスフェラーゼ阻害剤、APP生成選択的阻害剤、モノアミンオキシダーゼB阻害剤、グルタミン酸受容体アンタゴニスト、AMPA受容体アゴニスト、神経増殖因子刺激因子、HMG-CoAレダクターゼ阻害剤、神経栄養剤、ムスカリンM1受容体アゴニスト、GABA受容体モジュレーター、PPAR-ガンマアゴニスト、微小管タンパク質モジュレーター、カルシウムチャネルブロッカー、抗高血圧剤、スタチンおよびこれらの何れかの組み合わせを含む医薬組成物である。例示的実施態様において、医薬組成物は、キナーゼ阻害剤を含み得る。適当なキナーゼ阻害剤は、非常に多くのアミノ酸キナーゼ(TAOK)、CDK、GSK-3p、MARK、CDK5またはFynを阻害し得る。他の例示的実施態様において、医薬組成物は、ホスファターゼアクティベーターを含み得る。非限定的例として、ホスファターゼアクティベーターは、タンパク質ホスファターゼ2Aの活性を増加し得る。ある実施態様において、処置は、タウリン酸化パターンを改変する、タウ凝集に拮抗するまたは病理学的タウアイソフォームおよび/または凝集体のクリアランスを増加させる活性医薬成分を含むが、これらに限定されないタウターゲティング治療を含む医薬組成物である。ある実施態様において、処置は、抗Aβ抗体、抗タウ抗体、抗TREM2抗体、TREM2アゴニスト、ガンマ-セクレターゼ阻害剤、ベータ-セクレターゼ阻害剤、キナーゼ阻害剤、ホスファターゼアクティベーター、ワクチンまたはタウタンパク質凝集阻害剤である。 例えば、本開示は下記の実施態様を提供する。 [1] 生物学的サンプルにおけるタウを測定する方法であって、 (a)(i)所望によりタウの同位体標識内部標準を含むおよび(ii)所望によりアミロイドベータ、N末端タウ、中間ドメインタウまたはこれらの何れかの組み合わせが枯渇されている血液サンプルまたはCSFサンプルから選択される生物学的サンプルを準備し; (b)タンパク質沈殿および沈殿タンパク質の分離により生物学的サンプルからタンパク質を除去して上清を得て; (c)固相抽出によりタウを上清から精製し; (d)プロテアーゼで精製タウを開裂し、次いで所望により得られた切断生成物を固相抽出により脱塩して、タウのタンパク分解ペプチドを含むサンプルを得て;そして (e)タウのタンパク分解ペプチドを含むサンプルで液体クロマトグラフィー-マススペクトロメトリーを実施して、タウのタンパク分解ペプチドの少なくとも1種を検出しかつ量を測定することを含む、 方法。 [2] 生物学的サンプルがアミロイドベータ、N末端タウ、中間ドメインタウまたはこれらの何れかの組み合わせが枯渇されている、前記1の方法。 [3] (i)生物学的サンプルがアミロイドベータ、N末端タウおよび中間ドメインタウが枯渇されている、(ii)生物学的サンプルがN末端タウおよび中間ドメインタウが枯渇されているまたは(iii)生物学的サンプルが中間ドメインタウが枯渇されている、前記2の方法。 [4] 工程(c)の固相がタウを吸着する逆相吸着剤を含む、前記1の方法。 [5] 工程(b)が生物学的サンプルのタンパク質を沈殿させるために酸を混合することを含み、所望により酸が過塩素酸である;および/または 工程(e)において、液体クロマトグラフィー-マススペクトロメトリーがnano-LC/MS系により実施される、 前記1~4の何れかの方法。 [6] 生物学的サンプルにおけるタウを測定する方法であって、 (a)生物学的サンプルにおけるN末端タウ、中間ドメインタウまたはN末端タウおよび中間ドメインタウを親和性枯渇により減少させ、そして所望によりアミロイドベータを親和性枯渇により減少させ、ここで、生物学的サンプルが血液サンプルまたはCSFサンプルであり、生物学的サンプルが所望により同位体標識、タウ内部標準を含むものであり; (b)(i)タンパク質沈殿および沈殿タンパク質の分離により生物学的サンプルからさらなるタンパク質を除去して上清を得て、次いで固相抽出によりタウを上清から精製するまたは(ii)MTBRタウを親和性精製することを含む方法によりMTBRタウを富化して、(i)または(ii)の富化MTBRタウを産生し; (c)富化MTBRタウをプロテアーゼで開裂し、次いで所望により固相抽出により得られた切断生成物を脱塩して、タウのタンパク分解ペプチドを含むサンプルを得て;そして (d)タウのタンパク分解ペプチドを含むサンプルの液体クロマトグラフィー-マススペクトロメトリー(LC/MS)を実施して、タウのタンパク分解ペプチドの少なくとも1種を検出し、かつ量を測定することを含む、 方法。 [7] 工程(a)が(i)N末端タウ、中間ドメインタウまたはN末端タウおよび中間ドメインタウおよび(ii)アミロイドベータを減少させることを含む、前記6の方法。 [8] 生物学的サンプルがヒトタウを含み、ここで、工程(a)がさらに 生物学的サンプルとタウ441のアミノ酸1~243(両端を含む)内のエピトープと特異的に結合する少なくとも1個のエピトープ結合剤を接触させる;または 生物学的サンプルとタウ441のアミノ酸1~103(両端を含む)内のエピトープと特異的に結合する第一エピトープ結合剤およびタウ441のアミノ酸104~243(両端を含む)内のエピトープと特異的に結合する第二エピトープ結合剤を接触させる;または 生物学的サンプルとタウ441のアミノ酸1~103(両端を含む)内のエピトープと特異的に結合する第一エピトープ結合剤、タウ441のアミノ酸104~243(両端を含む)内のエピトープと特異的に結合する第二エピトープおよびアミロイドベータのエピトープと特異的に結合する第三エピトープ結合剤を接触させる;または 生物学的サンプルとタウ441のアミノ酸1~103(両端を含む)内のエピトープと特異的に結合する第一エピトープ結合剤、アミロイドベータのエピトープと特異的に結合する第二エピトープ結合剤を接触させる;または 生物学的サンプルとタウ441のアミノ酸104~243(両端を含む)内のエピトープと特異的に結合する第一エピトープ結合剤およびアミロイドベータのエピトープと特異的に結合する第三エピトープ結合剤を接触させることを含む、 前記6の方法。 [9] アミロイドベータに特異的に結合するエピトープ結合剤がHJ5.1である、前記8の方法。 [10] タウ441のアミノ酸1~103(両端を含む)内のエピトープに特異的に結合するエピトープ結合剤がHJ8.5である、前記8の方法。 [11] タウ441のアミノ酸104~243(両端を含む)内のエピトープに特異的に結合するエピトープ結合剤がTau1である、前記8の方法。 [12] 固相抽出がタウを吸着する逆相吸着剤を含む、前記6~11の何れかの方法。 [13] MTBRタウを富化する方法が工程(b)(i)を含み、ここで、タンパク質沈殿が生物学的サンプルのタンパク質を沈殿させるために酸と混合することを含み、所望により酸が過塩素酸である;および/または 工程(d)において、液体クロマトグラフィー-マススペクトロメトリーがnano-LC/MS系により実施される、 前記6~11の何れかの方法。 [14] 工程(b)および(c)で実施される固相抽出がタウを吸着する逆相吸着剤を含む、前記13の方法。 [15] MTBRタウを富化する方法が工程(b)(ii)を含み、ここで、MTBRタウの親和性精製が工程(a)の生成物と工程(a)のエピトープに対してC末端であるエピトープに特異的に結合するエピトープ結合剤を接触させることを含む;および/または 工程(d)において、液体クロマトグラフィー-マススペクトロメトリーがnano-LC/MS系により実施される、 前記8~11の何れかの方法。 [16] 工程(b)のエピトープ結合剤が タウ441のアミノ酸221~441(両端を含む)内または タウ441のアミノ酸235~441(両端を含む)内または タウ441のアミノ酸235~368(両端を含む)内または タウ441のアミノ酸244~368(両端を含む)内または タウ441のアミノ酸244~299(両端を含む)内 のエピトープに特異的に結合する、前記15の方法。 [17] エピトープ結合剤が77G7、RD3、RD4、UCB0107、PT76、E2814および7G6からなる群から選択される抗体である、前記16の方法。 [18] 工