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JP-2026075698-A - 積層造形装置及び三次元構造体製造方法

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Abstract

【課題】本発明により、より高品質な三次元構造体を製造可能な積層造形装置及び三次元構造体製造方法を提供することができる。 【解決手段】本開示に係る積層造形装置は、溶融された樹脂Fを吐出する樹脂吐出口11を有するノズル部10と、ノズル部10を囲むように設けられた筒状の冷却部20と、を備える積層造形装置1であって、冷却部20は、樹脂吐出口11から吐出された樹脂Fに対し気体ARを噴射する気体噴射口21と、気体噴射口21に気体ARを導く気体流路22と、を備え、気体噴射口21は、樹脂吐出口11の近傍に、樹脂吐出口11を囲むように複数配置され、気体流路22は、樹脂吐出口11と同心円状の主流路221と、主流路221を流れる気体ARを複数に分岐し、気体ARを気体噴射口21に向けて斜め下方に導く支流路222と、を備える。 【選択図】図1

Inventors

  • 杉木 慎吾

Assignees

  • トヨタ自動車株式会社

Dates

Publication Date
20260511
Application Date
20241023

Claims (5)

  1. 溶融された樹脂を吐出する樹脂吐出口を有するノズル部と、 前記ノズル部を囲むように設けられた筒状の冷却部と、を備える積層造形装置であって、 前記冷却部は、前記樹脂吐出口から吐出された前記樹脂に対し気体を噴射する気体噴射口と、前記気体噴射口に前記気体を導く気体流路と、を備え、 前記気体噴射口は、前記樹脂吐出口の近傍に、前記樹脂吐出口を囲むように複数配置され、 前記気体流路は、前記樹脂吐出口と同心円状の主流路と、前記主流路を流れる前記気体を複数に分岐し、当該気体を前記気体噴射口に向けて斜め下方に導く支流路と、を備える、 積層造形装置。
  2. 前記樹脂を吐出する際の前記樹脂吐出口は、前記気体噴射口の位置に対して前記樹脂の上方に位置する、 請求項1に記載の積層造形装置。
  3. 前記冷却部は、前記樹脂吐出口から吐出された前記樹脂をガラス転移温度以下に冷却するように、前記気体を前記樹脂に噴射する、 請求項1又は2に記載の積層造形装置。
  4. 前記冷却部は、当該冷却部の温度調整のための冷媒が流れる冷媒流路をさらに備え、 前記樹脂の吐出後、前記冷却部は、前記ノズル部の吐出動作により積層された前記樹脂へ積層方向に沿って押しつけられる、 請求項1又は2に記載の積層造形装置。
  5. 熱溶解積層法により、多数の層を順次積層して所望の三次元構造体を製造する三次元構造体製造方法であって、 溶融された樹脂をノズル部から吐出してオーバーハング部を有さない非オーバーハング構造を形成する工程と、 前記樹脂を前記ノズル部から吐出して前記非オーバーハング構造上にオーバーハング部を有するオーバーハング構造を形成する工程と、を備え、 少なくとも前記オーバーハング構造を形成する工程において、前記ノズル部から吐出された前記樹脂は、複数の角度から気体を噴射されることにより冷却される、 三次元構造体製造方法。

Description

本開示は、積層造形装置及び三次元構造体製造方法に関する。 溶融された樹脂を層にして重ねることにより三次元構造体を製作する積層造形装置、すなわち3Dプリンタが提案されている。積層された樹脂が温度低下により固化し、三次元構造体が出来上がる。しかし、固化の際の温度低下に伴う樹脂の収縮率のばらつきによって、三次元構造体に反りや欠陥などが発生する場合がある。例えば、特許文献1においては、エアダクトから気体を樹脂へ噴射し、樹脂を冷却して固化させることにより、三次元構造体に反りや欠陥などの発生を抑制している。 特開2021-172084号公報 図1は、実施の形態1に係る積層造形装置の構成を示す断面図である。図2は、実施の形態1に係る積層造形装置の冷却部の構成を示す平面図である。図3は、実施の形態1に係る三次元構造体製造方法のフローチャートである。図4は、三次元構造体の比較例及び実施例である。図5は、実施の形態2に係る積層造形装置の構成を示す断面図である。図6は、実施の形態2に係る積層造形装置の冷却部の構成を示す平面図である。 以下、本開示の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本開示が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。 (実施の形態1) <積層造形装置の構成> まず、図1及び図2を参照して、本実施の形態1に係る積層造形装置の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る積層造形装置の構成を示す断面図である。図2は、実施の形態1に係る積層造形装置の冷却部の構成を示す平面図である。積層造形装置1は、所謂3Dプリンタである。積層造形装置1は、熱可塑性樹脂を用いた熱溶解積層法により、ステージS上に多数の層を順次積層して所望の三次元構造体Lを形成する。図1に示すように、積層造形装置1は、ノズル部10と、冷却部20と、を備える。 なお、以下の説明では、適宜xyz3次元直交座標系を用いて説明する。本実施の形態1において、z方向を、三次元構造体Lの積層方向とする。また、+z方向を上方、-z方向を下方とする。 ノズル部10は、例えばフィラメント状やペレット状から溶融された樹脂FをステージSに向けて吐出する。ノズル部10は、開口が円形の樹脂吐出口11から樹脂Fを吐出しながら、xy平面方向に移動する。ノズル部10は、樹脂Fを所定量吐出してステージS上に第1層L1を形成すると、+z方向に移動する。そして、再度、ノズル部10は、樹脂吐出口11から樹脂Fを吐出しながらxy平面方向に移動し、第1層L1上に第2層L2を形成する。図1では、ステージS上に第1層L1が形成され、さらにその上に第2層L2、第3層L3、第4層L4が積層され、さらに第5層L5が積層されつつある状態を示している。このように、ノズル部10は、複数の層Ln(nは2以上の整数)を積層して三次元構造体Lを形成する。なお、本実施の形態において、次の層を形成するためにノズル部10が上方(+z方向)に移動しているが、ステージSが下方(-z方向)に移動してもよい。 樹脂Fは、熱可塑性樹脂であり、例えば、ポリ乳酸(Poly-Lactic acid:PLA)、ABS(Acrylonitrile butadiene styrene)、ポリアミド(polyamide:PA)、ポリエチレンテレフタレート(Polyethylene terephthalate:PET)、ポリエチレン(Polyethene:PE)、ポリプロピレン(Polypropylene:PP)、ポリスチレン(Polystyrene:PS)、アクリル、ポリメタクリル酸メチル(Polymethyl methacrylate:PMMA)、ポリフェニレンエーテル(Polyphenylene ether:PPE)、ポリアセタール(Polyacetal:POM)、ポリカーボネート(Polycarbonate:PC)、ポリブチレンテレフタレート(Polybutylene terephthalate:PBT)樹脂、ポリフェニレンサルファイド(Polyphenylene sulfide:PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(Polyetheretherketone:PEEK)、液晶ポリマー(Liquid crystal polyme:LCP)、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、エラストマーなどを用いることができる。 冷却部20は、ノズル部10を囲むように設けられた筒状の一体的に形成された部材である。本実施の形態にかかる冷却部20は、中央部にノズル部10を内側に収納する円筒形状の空洞が設けられているが、円筒形状でなくても例えば四角形や六角形等の多角形状であってもよい。また、冷却部20の外側面は、図2に示されるように、円形状であるが、例えば四角形や六角形等の多角形状であってもよい。さらに、冷却部20の上面と下面は、互いに平行な平面である。冷却部の素材は、例えば金属や樹脂などであり、特に限定されない。冷却部20は、樹脂吐出口11から吐出された樹脂Fへ気体ARを噴射することにより、当該樹脂Fを冷却する。なお、気体ARは空気に限定されず、窒素などの他の気体であってもよい。図1及び図2に示すように、冷却部20は、気体噴射口21と、気体流路22とを備える。 気体噴射口21は、樹脂吐出口11から吐出された樹脂Fに対し気体ARを噴射するために設けられる。図1に示すように、気体噴射口21は、樹脂吐出口11の近傍に、樹脂吐出口11を囲むように、冷却部20の下側(-z方向側)の面に複数配置される。 ノズル部10が樹脂Fを吐出しながらxy平面方向を移動する際、冷却部20も、ノズル部10と共にxy平面方向を移動する。したがって、冷却部20における気体噴射口21が設けられた面が、樹脂吐出口11と同じ位置、又は、樹脂吐出口11より下側(-z方向側)に位置すると、樹脂吐出口11から吐出された樹脂Fが、気体噴射口21が設けられた面に引きずられてしまう。したがって、この引きずりを抑制するため、気体噴射口21が設けられた面は、樹脂吐出口11より上側(+z方向側)に位置することが好ましい。 一体的に形成された冷却部20の内部には、気体ARが流動しうる空洞である気体流路22が設けられている。気体流路22は、図示しない気体供給ユニットから気体導入口23を介して冷却部20内へ導入された気体ARを、気体噴射口21に導く流路である。気体流路22は、主流路221と、複数の支流路222とを備える。 主流路221は、樹脂吐出口11と同心円状の流路である。図2に示すように、本実施の形態において、主流路221は、C字状の形態であるがこれに限定されず、例えば、図2に示す主流路221の両端部が連続的に連結した円状の形態であってもよい。本実施の形態において主流路221の内径は、一端から他端に亘って同一であるが、複数の気体噴射口21から噴射される気体ARの流量の制御するために、異ならせてもよい。 支流路222は、主流路221と気体噴射口21とを接続する。より具体的には、支流路222は、主流路221から複数に分岐され、気体噴射口21へ向けて斜め下方に伸びた流路である。支流路222の数は、気体噴射口21の数と一致する。気体噴射口21の数は、特に制限はないが4以上が好ましい。典型的な支流路222は、実質的に同一の間隔で主流路221の内側面から分岐され、樹脂突出口111の軸中心に向けて延伸している。すなわち、複数の支流路222のそれぞれは、樹脂突出口111の軸中心から放射線状に隣接する支流路222との角度が実質的に同一である。このような配置にすることで、気体噴射口21から噴射される気体ARの流量を実質的に均一にすることができる。ただし、複数の気体噴射口21から噴射される気体ARの流量のそれぞれを互いに異ならせるために、当該角度を変えてもよい。さらに、複数の支流路222のそれぞれの内径は同じであってもよく、異ならせてもよい。 気体導入口23を介して冷却部20内へ導入された気体ARは、主流路221を流れて、冷却部20のほぼ全周上に行きわたる。そして、気体ARは、支流路222によって複数に分岐され、気体噴射口21に向けて斜め下方に導かれる。よって、樹脂吐出口11から吐出された樹脂Fは、複数の角度から気体ARが噴射される。したがって、積層造形装置1は、樹脂Fへの冷却が不十分なことによる三次元構造体Lの形状崩れを抑制し、より高品質な三次元構造体Lを製造できる。 ここで、樹脂吐出口11から吐出された樹脂Fは、冷却部20によりガラス転移温度以下に冷却されることが好ましい。よって、積層造形装置1は、樹脂吐出口11から吐出された樹脂Fをガラス転移温度以下に冷却するように、気体ARの温度や流速を設定してもよい。 <三次元構造体の製造方法> 続いて、本実施の形態1に係る積層造形装置1を用いた、三次元構造体の製造方法について説明する。 まず、図1を参照して、三次元構造体Lについて説明する。三次元構造体Lは、樹脂Fの層Lnを多数積層することにより製造される。本実施の形態において、三次元構造体Lは、オーバーハング部Tを有するオーバーハング構造と、オーバーハング部Tを有さない非オーバーハング構造とを備える。 ここでいうオーバーハング部Tとは、図1に示す第5層L5ように、xy平面方向において、第1層L1から第4層L4により構成される非オーバーハング構造から突き出して形成された部分を指す。なお、非オーバーハング構造は上記のように4層構造である必要はない。オーバーハング部Tは、下方(-z方向側)に空間があるため、樹脂F温度がガラス転移温度よりも高い場合、樹脂Fの自重によって形状が変形する虞がある。そこで、熱溶解積層法においては、例えばオーバーハング部Tを下方から支持するサポート部材を設ける場合がある。サポート部材を設けて造形を行うと、三次元構造体Lを造形後にサポート部材を三次元構造体Lから除去する必要がある。この際、三次元構造体Lにバリの発生や、サポート部材の痕跡が残る場合があり、三次元構造体Lの品質低下を招く虞がある。しかし、本実施の形態に係る三次元構造体Lの製造方法においては、サポート部材の設置は不要である。以下、本実施の形態に係る三次元構造体Lの製造方法について説明する。 図3を参照して、実施の形態1に係る三次元構造体Lの製造方法について説明する。図3は、実施の形態1に係る三次元構造体製造方法のフローチャートである。なお、ステップの順番はこれに限定されず、適宜入れ替えてもよい。 まず、積層造形装置1は、溶融された樹脂Fをノズル部10から吐出して、オーバーハング部Tを有さない非オーバーハング構造を形成する(ステップS101)。図1に示すように、積層造形装置1は、第1層L1から第4層L4を積層して、非オーバーハング構造を形成する。 次に、積層造形装置1は、溶融された樹脂Fをノズル部10から吐出して、非オーバーハング構造上にオーバーハング部Tを有するオーバーハング構造を形成する(ステップS102)。本ステップS102において、ノズル部10から吐出された樹脂Fは、複数の角度から気体ARを噴射されることにより冷却される。よって、樹脂Fの自重によって形状が変形する前に冷却により固化するため、オーバーハング部Tを下方から支持するサポート部材を設ける必要はない。 積層を終了しない場合(ステップS103:NO)、積層造形装置1は、再度ステップS101を実行する。積層を終了する場合(ステップS103:YES)、三次元構造体LはステージSから取り外される。 なお、冷却部20が気体ARを噴射することによる樹脂Fの冷却は、オーバーハング構造を形成する工程(ステップS102)だけではなく、非オーバーハング構造を形成する工程(ステップS101)においても実施してもよい。 <実施例> 以