JP-2026075704-A - ステアリング装置
Abstract
【課題】水による電子部品の故障を抑制する。 【解決手段】ステアリング装置が、操舵軸5が貫通する開口端面11aを有した入力側ハウジング11を備える。入力側ハウジング11の開口端面11a側の軸方向端部39の内周面には、操舵軸5の軸方向においてステアリングホイールとは反対側に向かって段差拡径状をなす段差部39dが形成されている。段差部39dには、入力側ハウジング11の内周面と操舵軸5の外周面との間を封止する環状のダストシール40が嵌め込まれている。操舵軸5と、入力側ハウジング11の軸方向端部39と、ダストシール40との間には、水が溜まり得る空間Sが存在している。入力側ハウジング11の軸方向端部39には、空間Sに溜まった水を排出可能な第1溝43が形成されている。 【選択図】図2
Inventors
- 中村 慎二
- 窪澤 聡
Assignees
- ケービー インテレクチュアル プロパティ ゲーエムベーハー ウント ツェーオー.カーゲー
Dates
- Publication Date
- 20260511
- Application Date
- 20241023
Claims (6)
- ステアリングホイールからの回転力が入力される操舵軸と、 前記操舵軸の回転力を転舵輪に伝達する伝達機構と、 前記操舵軸の周囲に設けられ、前記操舵軸の操舵トルクを検出するトルクセンサと、 前記操舵軸が貫通する開口端面を有し、前記操舵軸の一部を収容するハウジングであって、このハウジングの前記開口端面側の軸方向端部の内周面に、前記操舵軸の軸方向において前記ステアリングホイールとは反対側に向かって段差拡径状をなす段差部が形成される、前記ハウジングと、 前記段差部に設けられ、前記ハウジングの内周面と前記操舵軸の外周面との間を封止する環状の封止部材と、 を備え、 前記操舵軸と、前記ハウジングの前記軸方向端部と、前記封止部材との間には、空間が設けられており、 前記ハウジングの前記軸方向端部のうち前記封止部材よりも前記ステアリングホイール側に位置する部位には、前記空間と前記ハウジングの外部と連通し、前記空間に溜まった水を排出可能なドレインが形成されている、 ステアリング装置。
- 請求項1に記載のステアリング装置であって、 当該ステアリング装置は、前記操舵軸が鉛直方向に対して傾いた姿勢で配置されており、 前記ドレインは、前記ハウジングの前記軸方向端部のうち地上に近い側に形成されていることを特徴とするステアリング装置。
- 請求項2に記載のステアリング装置であって、 前記ドレインは、前記ハウジングの前記軸方向端部の端面に形成され、前記操舵軸の径方向に沿って連続する溝であることを特徴とするステアリング装置。
- 請求項2に記載のステアリング装置であって、 前記ドレインは、前記操舵軸の径方向に沿って前記ハウジングの前記軸方向端部を貫通する貫通孔であることを特徴とするステアリング装置。
- 請求項2に記載のステアリング装置であって、 前記ドレインは、前記ハウジングの外部から前記操舵軸の回転中心に向かって延びていることを特徴とするステアリング装置。
- 請求項2に記載のステアリング装置であって、 前記ドレインは、前記ハウジングの外部から、前記操舵軸の回転中心からずれた位置へ向かって延びていることを特徴とするステアリング装置。
Description
本発明は、ステアリング装置に関する。 特許文献1に記載のステアリング装置は、ステアリングホイールからの回転力が入力される操舵軸と、操舵軸が貫通する開口端面を有し、操舵軸の一部を収容するハウジングとを有している。このハウジングの開口端面側の軸方向端部の内周面には、操舵軸の軸方向においてステアリングホイールとは反対側に向かって段差拡径状をなす段差部が形成されている。また、この段差部には、ハウジングの内周面と操舵軸の外周面との間を封止する環状の封止部材が配置されている。操舵軸と、ハウジングの軸方向端部と、封止部材との間には、空間が設けられている。 また、操舵軸において封止部材よりも鉛直方向下方側の位置には、操舵軸の操舵トルクを検出するトルクセンサが設けられている。 特許第7003287号 第1実施形態のステアリング装置の縦断面図である。図1のステアリング装置の一部を拡大して示す断面図である。(a)は、第1実施形態の入力側ハウジングの上面図であり、(b)は、(a)の線A-Aに沿って切断した第1実施形態の入力側ハウジングの断面図である。(a)は、第2実施形態の入力側ハウジングの上面図であり、(b)は、(a)の線B-Bに沿って切断した第2実施形態の入力側ハウジングの断面図である。(a)は、第3実施形態の入力側ハウジングの上面図であり、(b)は、(a)の線C-Cに沿って切断した第3実施形態の入力側ハウジングの断面図である。 以下、図面を参照しながら、本発明のステアリング装置の実施形態について説明する。 図1は、第1実施形態のステアリング装置の縦断面図である。図2は、図1のステアリング装置の一部を拡大して示す断面図である。図1および図2に示すように、本実施形態のステアリング装置は、操舵軸5が鉛直方向(天地方向)に対して傾いた姿勢となるように配置されることで装置全体として傾いた姿勢で図示省略のエンジンルームに配置されている。また、図1および図2では、説明の便宜上、操舵軸5の長手方向を「軸方向」と定義し、操舵軸5と直交する方向を「径方向」と定義し、さらに、操舵軸5の周囲の方向を「周方向」と定義する。また、図1および図2では、軸方向のうち図示せぬステアリングホイールに連係する側を「一端」とし、ピストン18に連係する側を「他端」として説明する。図3(a)は、第1実施形態の入力側ハウジング11の上面図であり、図3(b)は、図3(a)の線A-Aに沿って切断した第1実施形態の入力側ハウジング11の断面図である。なお、図3(a)および図3(b)では、説明の都合上、入力側ハウジング11が鉛直方向に延びるように示されているが、実際には、図1および図2に示すように、鉛直方向に対して傾いた姿勢で配置されている。 ステアリング装置は、大型車両等に用いられるインテグラル型のステアリング装置であり、ステアリング装置本体1、図示せぬ電動モータおよび図示せぬEPSコントローラ(ECU)から主に構成されている。 ステアリング装置本体1は、操舵機構2と、セクタシャフト3と、パワーシリンダ4と、を備えている。 操舵機構2は、図示せぬステアリングホイールからの操舵操作(回転力)の入力に供するものであり、操舵軸5を有している。操舵軸5は、一部がハウジング6内に収容されており、入力軸7、接続軸8、中間軸9および出力軸10を備えている。 入力軸7は、円筒状に形成されており、一端側がステアリングホイールに連係されており、運転者の操舵トルクの入力に供する。また、図2に示すように、入力軸7は、一端部が入力側ハウジング11の開口端面11aを貫通し、一方、他端部が概ね円筒状の接続軸8内に挿入されるかたちで配置されている。入力軸7は、入力軸7の外周に設けられたニードルベアリングNB1を介して円筒状の接続軸8の内周面によって回転可能に支持されている。 接続軸8は、一端側で入力軸7の他端部を収容し、さらに、他端側が後述のスプライン部13を介して中間軸9に連結されることで入力軸7と中間軸9とを接続する。図1に示すように、接続軸8は、一端側から他端側にかけて段差縮径状に連続する円筒状をなしており、一端側に位置する大径円筒部8aと、該大径円筒部8aと一体に形成され、大径円筒部8aよりも小径に形成された小径円筒部8bとを有している。大径円筒部8aの外周部の軸方向中央よりも僅かに上方の位置には、径方向外側に突出する円環状をなす円環状突出部8cが形成されている。 図1に示すように、円環状突出部8cの外周部とハウジング6の一部を構成する入力側ハウジング11の内周壁との間に、接続軸8を回転可能に支持する軸受、例えば第1ボールベアリング12が設けられている。 また、小径円筒部8bの外周部は、中間軸9の軸方向一端に設けられた収容凹部の内周部にスプライン部13を介して固定されている。 中間軸9は、一端側が第1トーションバー14を介して入力軸7と相対回転可能に連結される。また、中間軸9の他端側は、出力軸10の一端側拡径部に形成された開口凹部内に挿入されている。中間軸9の一端側の外周部には、図示せぬ電動モータに接続され、図示せぬウォームシャフトとウォームホイール15とを噛み合わせてなるウォームギヤからなる減速機が設けられている。 出力軸10は、一端側が第2トーションバー16を介して中間軸9と相対回転可能に連結され、この中間軸9により入力される操舵トルクを、変換機構であるボールねじ機構17を介してピストン18に出力する。 ボールねじ機構17は、他端側の外周部に螺旋溝であるボール溝10aが形成されたねじ軸としての上記出力軸10と、該出力軸10の外周側に設けられて内周部にボール溝10aに対応する螺旋溝であるボール溝18aが形成されたナットとしての上記ピストン18と、該ピストン18のボール溝18aと出力軸10のボール溝10aとの間に設けられた複数のボール19と、から構成されている。 中間軸9と出力軸10との間には、コントロールバルブとしての周知のロータリバルブ20が構成されている。ロータリバルブ20は、中間軸9および出力軸10の相対回転角により導き出される第2トーションバー16の捩れ量および捩れの方向に応じて車両に搭載された図示せぬポンプ装置により供給される作動液を後述する第1、第2液室(圧力室)P1,P2へと選択的に供給する。 セクタシャフト3は、セクタギヤ3aを有し、該セクタギヤ3aが操舵軸5の他端側外周に設けられたピストン18のラック歯18bと噛み合うことにより、ピストン18の軸方向移動に伴って回動する。セクタシャフト3は、図示せぬピットマンアームを介して転舵輪に連係され、転舵に供する。 このように、上記ボールねじ機構17、セクタシャフト3およびピットマンアームは、操舵軸5に入力された回転力(操舵力)を転舵輪の転舵力へと変換させる伝達機構を構成する。なお、ボールねじ機構17等を用いずにステアリング装置が構成される場合には、上記伝達機構として、例えばラック&ピニオン機構を構成するラックバー、ピニオン軸等を用いることができる。 パワーシリンダ4は、ハウジング6内において摺動可能に収容された筒状のピストン18が一対の液室である第1、第2液室P1,P2を画定することによって構成されており、操舵トルクを補助するアシストトルクを生成する油圧アクチュエータである。 トルクセンサ21は、大部分が操舵軸5の軸方向において後述のダストシール40よりも地上側に位置するように入力側ハウジング11内に配置されている。図2に示すように、トルクセンサ21は、第1トーションバー14が環状のトルクセンサ21の内部を貫通した状態で、接続軸8の円環状突出部8cよりも一端側の外周部の周囲に設けられている。トルクセンサ21は、永久磁石22と、一対の第1、第2ヨーク23,24と、一対の第1、第2集磁リング25,26と、磁気センサ27と、から主に構成されている。永久磁石22、ヨーク23,24および集磁リング25,26は、いずれも操舵軸5の回転中心線とほぼ同心円上となるように配置されている。 永久磁石22は、磁性材料によりほぼ円筒状に形成され、接続軸8の一端部外周に取付固定された磁性部材である。永久磁石22は、該永久磁石22の周方向に沿ってN極とS極が交互に配置(着磁)されることで構成されている。 一対のヨーク23,24は、いずれも軟磁性体によりほぼ円筒状に形成されている。このヨーク23,24は、それぞれ中間軸9側となる一端側が周方向に沿って一列に整列し、永久磁石22と径方向で対向するように設けられている。一方、他端側は、ヨーク23が内周側に配置され、ヨーク24が外周側に配置されることで、径方向に対向している。 一対の集磁リング25,26は、両ヨーク23,24の他端側へと漏洩した永久磁石22による磁束を所定の範囲に集約するほぼ円環状のリングであり、ヨーク23,24の他端側の径方向間に配置される。集磁リング25は外周側に配置され、集磁リング26は内周側に配置されており、両者は径方向に対向している。集磁リング25,26の径方向間には、ホール素子28が配置されている。集磁リング25の周方向の所定位置には、径方向内側へ押圧されてなる集磁部25aが設けられており、一方、集磁リング26の周方向における集磁部25aと対向する位置には、径方向外部へ突出させてなる集磁部26aが設けられている。 磁気センサ27は、集磁部25aと集磁部26aとの間の径方向隙間に収容配置されたホール素子28と、このホール素子28をトルクセンサ21の上方に配置された制御基板29に接続するための第1接続端子30と、から構成されている。磁気センサ27は、ホール素子28によるホール効果を利用することでホール素子28により集磁部25a,26aの間を通過する磁束を検出し、この磁束に応じた信号を制御基板29に出力する。これにより、制御基板29における入力軸7と中間軸9との間の相対回転角の演算や、該相対回転角に基づく操舵トルクの演算が行われる。 また、制御基板29には、該制御基板29をコネクタ31に接続するためのL字状の第2接続端子32が設けられている。コネクタ31は、図示せぬケーブルを介して図示せぬEPSコントローラに接続されている。 ハウジング6は、一端側が開口し他端側が閉塞されてなる筒状をなし、第1、第2液室P1,P2を画定する出力側ハウジング33と、該出力側ハウジング33の一端開口部を閉塞するように設けられ、内部に出力軸10等を収容する中間ハウジング34と、該中間ハウジング34に連結され、入力軸7、接続軸8、中間軸9の一部およびトルクセンサ21を収容する上述の入力側ハウジング11と、から構成されている。 出力側ハウジング33の内部には、操舵軸5の軸方向に沿って形成されたパワーシリンダ本体部33aと、該パワーシリンダ本体部33aと直交するように、かつ、一部がパワーシリンダ本体部33aへと臨むように形成されたシャフト部33bと、が設けられている。パワーシリンダ本体部33a内には、出力軸10に連係するピストン18が収容されることで、ピストン18をもって一端側の第1液室P1と他端側の第2液室P2とが画定されている。また、シャフト部33b内には、軸方向一端側がピストン18に連係すると共に他端側が図示せぬピットマンアームを介して転舵輪に連係されるセクタシャフト3が収容されている。 ピストン18およびセクタシャフト3の各外周部には、相互に噛み合い可能なラック歯18bおよびセクタギヤ3aが設けられている。ラック歯18bおよびセクタギヤ3aが噛み合うことによりピストン18の軸方向移動に伴ってセクタシャフト3が回動し、これにより、ピットマンアームが車体幅方向に引っ張られることで、転舵輪の向きが変更される。 図1に示すように、中間ハウジング34の内周側には、互いに重なり合う中間軸9および出力軸10が挿入される軸挿入孔34aが、一端