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JP-2026075705-A - 剥離紙用原紙及び剥離紙

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Abstract

【課題】本発明は、従来のようなエチレン等のポリオレフィン樹脂を用いても容易に離解が可能で簡単に再生使用が可能である剥離紙用原紙を提供することを課題とする。 【解決手段】本発明は、基紙2の少なくとも一方の面2bに、目止め層3及び目止め層3を順次積層してなる剥離紙用原紙1であって、目止め層3が、水性アクリル系エマルジョンを主成分とする目止め層形成用組成物から形成される。また、本発明の剥離紙は、剥離紙用原紙1の、基紙2が設けられた目止め層3の表面3aと反対側の表面3bに、剥離層4が積層される。 【選択図】図1

Inventors

  • 佐藤 愛佳
  • 石原 直樹
  • 佐々木 将材

Assignees

  • 株式会社サンエー化研

Dates

Publication Date
20260511
Application Date
20241023

Claims (2)

  1. 基紙の少なくとも一方の面に、目止め層を積層してなる剥離紙用原紙であって、前記目止め層が、水性アクリル系エマルジョンを主成分とする目止め層形成用組成物で形成された樹脂層である剥離紙用原紙。
  2. 請求項1に記載の剥離紙用原紙の、前記基紙が設けられた目止め層の面と反対側に、剥離層を積層した剥離紙。

Description

本発明は、剥離紙用原紙及び剥離紙に関する。 剥離紙は、粘着ラベル、粘着シール、粘着テープ等の、粘着面に、ごみ等が付着しないように保護するための台紙として用いられ、該粘着面と接する表面には、シリコーン樹脂等の剥離剤が塗布されている。従来の剥離紙は、ポリエチレンラミネート紙、グラシン紙、クレーコート紙、クリアコート紙等の原紙の表面に、剥離剤を塗工して製造している。これらの剥離剤は、トルエン等の有機溶剤で希釈して使用するため、環境破壊を引き起こすという問題があった。そこで、近年においては、水系エマルジョン型のシリコーン樹脂や、無溶剤系シリコーン樹脂に対する需要が高くなっている。 また、剥離剤として使用するシリコーン樹脂は非常に高価であるので、少量のシリコーン樹脂塗工液を均一に塗工することを可能にするために、シリコーン樹脂塗工液が原紙の内部に浸透することを極力抑えることが剥離紙用原紙の特性として必要であるが、近年においては、省資源の観点から、リサイクル性も求められるようになっている。 シリコーン樹脂等の剥離剤の浸透を抑制するためには、基紙にポリエチレンがラミネートされた剥離紙用原紙が好適であるが、使用後の剥離紙の離解が困難であるため、再生使用するには適していないという欠点があった。 上記欠点を改善するために、基紙の少なくとも一方の面に、少なくとも顔料成分及び接着剤成分を含有する目止め層を設けてなる剥離紙用原紙であって、前記顔料成分の散乱式粒度分布測定器を用いたレーザー回折によるメジアン径(D50)が2.0~7.0μmであり、前記接着剤成分が少なくとも合成樹脂ラテックスを含有すると共に、前記顔料成分の絶乾100質量部に対する該合成樹脂ラテックスの配合量が、絶乾で8~20質量部であることを特徴とする剥離紙用原紙が知られている(特許文献1参照)。 また、フリーネス350~500mlCSFの木材パルプを原料とする普通紙の表面に、軟化点が170℃以下の粘着付与剤を含有するアンダー層、水溶性樹脂を含有した目止め層及び剥離層を順次形成したときの緊度が0.9~1.1であることを特徴とする粘着ラベル用剥離紙が知られている(特許文献2参照)。 また、叩解度が20~44°SRのパルプを使用した原紙の少なくとも一方の表面上に、水溶性樹脂による目止め層と、水溶性樹脂による中間層と、剥離層とを順次設けたことを特徴とする剥離紙が知られている(特許文献3参照)。 また、水分散性の紙基材上に、エチルアクリレートとブチルアクリレートの共重合体を含有してなるアクリレート系ラテックスを固形分換算で0.5~10g/m2 塗布して目止め層を形成し、該目止め層の上に無溶剤シリコーンを固形分換算で0.3~3g/m2 塗布して剥離層を形成したことを特徴とする剥離紙が知られている(特許文献4参照)。 特開2016-223036号公報特開2005-010513号公報特開2002-166504号公報特開平06-305087号公報 本発明の一実施形態に係る剥離紙及び剥離紙用原紙の断面を模式的に示した図である。 以下、図1を用いて本発明の一実施形態について詳細に説明する。なお、本発明の範囲は、図1に示す剥離紙に限定されることはない。 図1に示すように、本発明の剥離紙用原紙1は、基紙2の少なくとも一方の面2bに目止め層3を積層してなり、目止め層3が、水性アクリル系エマルジョンを主成分とする目止め層形成用組成物で形成された樹脂層である。 本発明の剥離紙用原紙1に使用される基紙2は、木材パルプ系繊維を主成分とする。木材パルプ系繊維としては、針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ、サルファイトパルプ等の化学パルプ、ストーングラインドパルプ、サーモメカニカルパルプ、リファイナーグラインドパルプ等の機械パルプ、及び新聞、コート紙、上質紙等から得られる再生パルプ等を、適宜配合して使用することができる。また、必要に応じてケナフ、麻、竹等の非木材系のパルプ、ガラス繊維、ポリエチレン繊維等のセルロース繊維以外の繊維材料を配合してもよい。 基紙2の抄紙に際しては、サイズ剤、紙力増強剤、定着剤、歩留まり向上剤、染料等の内添薬品、タルク、カオリン、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム等の内添填料を添加したり、抄紙工程の途中で、デンプン、ポリビニルアルコール等の紙力向上剤、表面サイズ剤、及び染料等を、サイズプレス、ゲートロール等を用いて塗布したりする等、表面処理を適宜行ってもよい。 基紙2は、40μm以上300μm以下の厚みを有することが好ましい。基紙2の厚みが40μm未満であると、剥離紙の製造時にしわの発生が増加したりする。一方、基紙2の厚みが300μmを超えると、剛性が高くなりすぎて取り扱い性が低下する。 基紙2の坪量は、40g/m2以上200g/m2以下であることが好ましく、50g/m2以上160g/m2以下であることがより好ましい。基紙2の坪量が40g/m2未満であると、紙力が弱く、加工適性が悪くなる場合がある。一方、基紙2の坪量が200g/m2を超えると取り扱い性が悪くなる場合がある。 本発明の目止め層3に用いられ水性アクリル系エマルジョンとして、例えば、(メタ)アクリル酸系不飽和単量体を必須成分として、必要に応じて他の共重合可能な不飽和単量体を乳化重合させて水中に分散させたものである。前記(メタ)アクリル酸系不飽和単量体として、具体的には、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n-オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステル化合物、アリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ナフチル(メタ)アクリレートなどの芳香族環を含む(メタ)アクリル酸エステル化合物、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル化合物等が挙げられる。前記必要に応じて利用する共重合可能な不飽和単量体として、具体的には、スチレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエン等のスチレン系不飽和単量体、(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。 目止め層3は、0.5μm以上50μm以下の厚みを有することが好ましく、5μm以上50μm以下の厚みを有することがより好ましい。目止め層3の厚みが0.5μm未満であると、剥離剤の基紙2への浸透を抑制し難くなる。一方、目止め層3の厚みが50μmを超えると、不必要に厚くなり、実用上適さない。 本発明の目止め層形成用組成物には、水性アクリル系エマルジョン以外に、さらに他の添加剤が添加されてもよい。前記他の添加剤として、具体的には可塑剤、整泡剤、充填剤、酸化防止剤、脱泡剤、相溶化剤、着色剤、安定剤、紫外線吸収剤等のポリウレタンフォームの製造に際して一般的に使用可能な添加剤が挙げられる。前記他の添加剤の添加量は、本発明の効果を阻害しない範囲内において適宜選択されてよい。 目止め層3は、基紙2の両面2a、2bに形成してもよい。 基紙2の片面2b又は両面2a、2bに目止め層3を形成する方法としては、特に限定されず、従来公知の方法、例えば、基紙2上に目止め層3を構成する樹脂を含む塗液を塗布し、乾燥させて目止め層3を形成する方法や、基紙2と目止め層3とを接着剤を介して積層する方法等が挙げられる。 本発明の剥離紙10に使用することができる剥離剤としては、例えば、シリコーン樹脂、フッ素化合物、アミノアルキド化合物、ポリエステル化合物等が挙げられ、中でもシリコーン樹脂が好ましく挙げられる。前記シリコーン樹脂として、具体的には、無溶剤系シリコーン樹脂、溶剤系シリコーン樹脂、水系エマルジョン系シリコーン樹脂、無溶剤UV硬化型シリコーン樹脂等が挙げられる。 本発明の剥離紙10は、剥離紙用原紙1の、基紙2が接している目止め層3の表面3aと反対側の表面3b上に、剥離剤を例えば0.5~2.0g/m2となるように塗工して剥離層(離型層ともいう)4を設けることによって得ることができる。また、前記剥離剤の剥離紙用原紙1への塗布方法としては、ブレードコータ、エアナイフコータ、ロッドブレードコータ、バーブレードコータ、グラビアコータ、等の各種塗工装置を適宜選択して使用することもできる。 また、本発明の剥離紙10の剥離層4の表面4bの75°光沢度は、70~90%であることが好ましく、75~85%であることがより好ましい。75°光沢度が70%未満であると、均一な前記剥離剤の塗工面が得られない。また、75°光沢度が90%を超えると、剥離層4が過剰に厚くなり、剥離紙用原紙1と剥離層4との密着が不十分となる。 本発明の剥離紙用原紙は、各種シール等を配することができる剥離紙に好適に用いることができる。