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JP-2026075709-A - タイヤ

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Abstract

【課題】転がり抵抗の悪化が抑制され、電気抵抗が低減され、路面と接するトレッド部の未加硫ゴムの収縮を抑制でき、高速耐久性が向上したタイヤを提供する。 【解決手段】実施形態のタイヤはアーストレッドゴム14、キャップトレッドゴム12及びタイゴム10を備える。アーストレッドゴム14は、カーボンブラックのCTAB吸着比表面積[m 2 /g]と質量分率との積である比表面積×質量分率(ET)が20~40である。キャップトレッドゴム12は、シリカを、ゴム成分100質量部に対し80質量部以上含み、フィラーの質量に対するシリカの質量の割合が90%以上である。タイゴム10は、カーカス4に対しタイヤ内側に配置され、一対のビードコア5の間をカーカス4に沿って延在する。タイゴム10のカーボンブラック(A)、(B)のCTAB吸着比表面積[m 2 /g]と質量分率との積は20~40である。 【選択図】図1

Inventors

  • 飯塚 雄介

Assignees

  • 横浜ゴム株式会社

Dates

Publication Date
20260511
Application Date
20241023

Claims (3)

  1. タイヤであって、 一対の円環状のビードコアと、 前記ビードコアの間にトロイダル形状をなすよう架け渡されたカーカスと、 前記カーカスに対しタイヤ内側に配置され、前記ビードコアの間を前記カーカスに沿って延在するタイゴムと、 前記カーカスのタイヤ径方向外側に配置されたベルトと、 前記ベルトのタイヤ径方向外側に配置されたトレッドゴムであって、路面と接するトレッド表面に位置する外周側トレッドゴムと、前記外周側トレッドゴムと前記ベルトの間に配置された内周側トレッドゴムと、前記トレッド表面と前記ベルトの間をタイヤ径方向に延びることにより前記外周側トレッドゴム及び前記内周側トレッドゴムをタイヤ幅方向に分断するように配置された、導電性を有するアーストレッドゴムとを有するトレッドゴムと、を備え、 前記アーストレッドゴムは、カーボンブラックを含むゴム組成物からなり、前記カーボンブラックのCTAB吸着比表面積[m 2 /g]と前記カーボンブラックの前記ゴム組成物中の質量分率との積である比表面積×質量分率(ET)が20~40であり、 前記外周側トレッドゴムは、シリカを有するフィラーを含むゴム組成物からなり、前記シリカを、前記外周側トレッドゴムに含まれるゴム成分100質量部に対し80質量部以上含み、当該ゴム組成物中の前記フィラーの質量に対する前記シリカの質量の割合であるシリカ比率が90%以上であり、 前記タイゴムは、前記タイゴムに含まれるゴム成分100質量部に対し、CTAB吸着比表面積が25~50m 2 /gであるカーボンブラック(A)を5~40質量部と、CTAB吸着比表面積が70~130m 2 /gであるカーボンブラック(B)を20~80質量部と、を含むゴム組成物からなり、前記カーボンブラック(A)及び前記カーボンブラック(B)の含有量の合計が、当該ゴム成分100質量部に対し35質量部以上であり、 前記カーボンブラック(A)のCTAB吸着比表面積[m 2 /g]と前記カーボンブラック(A)の当該ゴム組成物中の質量分率との積と、前記カーボンブラック(B)のCTAB吸着比表面積[m 2 /g]と前記カーボンブラック(B)の当該ゴム組成物中の質量分率との積との合計である比表面積×質量分率(TR)が20~40である、ことを特徴とするタイヤ。
  2. 前記カーカスの厚さは0.7~1.3mmである、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記タイゴムの比表面積×質量分率(TR)の値と、前記アーストレッドゴムの比表面積×質量分率(ET)の値との差は10以下である、請求項1又は2に記載のタイヤ。

Description

本発明は、シリカを含むトレッドゴムを備えるタイヤに関する。 近年のタイヤには、ウェット路面での制動性能に優れ、転がり抵抗が小さいことが求められ、その要求されるレベルは高くなり続けている。そのため、路面と接するトレッド部のゴム(キャップトレッドゴムとも呼ばれる)にシリカ配合量の多いゴム組成物を採用しつつ、キャップトレッドゴムを除くタイヤの部分(ケーシング部とも呼ばれる)に、転動時の発熱の少ないゴム組成物を用いることが行われている。しかし、転動時の発熱の少ないケーシング部は一般に電気抵抗が大きく、タイヤの電気抵抗が大きくなりやすい。タイヤの電気抵抗が大きいと、車両に溜まった静電気が路面に放電され難くなり、車内のラジオにノイズが入る等の不具合が発生する場合がある(例えば、特許文献1参照)。 一方で、シリカ配合量の多いゴム組成物は、圧延後の未加硫ゴムのシートが収縮し易く、これにより、未加硫タイヤにおいてシートをタイヤ周方向に繋ぎ合わせた部分(スプライス部とも呼ばれる)が開いてしまう場合がある。 他方、例えば、乗用車に用いられるタイヤには、タクシー、バス等の商用車に用いられるタイヤと比べ、高速走行時の耐久性に優れることが求められる。 特開2013-237337号公報 一実施形態のタイヤの子午線断面を示す図である。 以下、実施形態のタイヤについて詳細に説明する。 本発明のタイヤは、空気入りタイヤ等の内圧充填用タイヤであることが好ましく、本実施形態のタイヤは、空気入りタイヤである。リムと、リムに装着された内圧充填用タイヤとにより囲まれる空洞領域には、空気、窒素等の不活性ガス、あるいはその他の気体を充填することができる。 図1は、本実施形態のタイヤの子午線断面を示す図である。本実施形態のタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部1と、トレッド部1のタイヤ幅方向両側に配置された一対のサイドウォール部2と、サイドウォール部2のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部3とを備えている。図1において、CLはタイヤセンターラインを示す。以下、図1を用いた説明は基本的に子午線断面形状に基づくが、タイヤ各部はいずれもタイヤ周方向に延在して環状をなす。 ビード部3のそれぞれは、例えば、ゴムで被覆したスチールワイヤをタイヤ周方向に複数回巻き付けた構造の円環状のビードコア5を有している。 カーカス4は、トロイダル形状をなすよう一対のビードコア5に架け渡され、ビードコア5の間を延び、ビードコア5の周りにタイヤ幅方向内側から外側に折り返されている。カーカス4は、タイヤ径方向に延びるよう引き揃えられた複数本の補強コードをゴムで被覆してなる。補強コードは、PET繊維等の有機繊維からなる。 ビードコア5のタイヤ径方向外側にはビードフィラー6が配置されている。ビードフィラー6は、ビードコア5の周りに折り返されたカーカス4の部分により包み込まれている。 トレッド部1には、カーカス4のタイヤ径方向外側に、複数層(図1に示す例では2層)のベルト7が埋設されている。ベルト7は、タイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コード(例えばスチールコード)を含み、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜方向が層間で互いに交差するように配置されている。各ベルト7の補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば10°~40°である。 最上層のベルト7のタイヤ径方向外側にはベルトカバー8が設けられている。図1に示す例では、2層のベルトカバー8が設けられ、ベルト7のタイヤ幅方向全域を覆う下層(タイヤ径方向内側)のベルトカバー8と、下層のベルトカバー8のタイヤ幅方向の両端部を覆う上層(タイヤ径方向外側)の一対のベルトカバー8とが設けられている。ベルトカバー8は、タイヤ周方向に配向する有機繊維コードを含む。ベルトカバー8の有機繊維コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は、例えば0°~5°である。 タイヤとリムとの間の空洞領域の側(タイヤ内側)を向くタイヤの表面には、インナーライナー9が設けられている。インナーライナー9は、カーカス4に対しタイヤ内側に配置され、一対のビードコア5の間をカーカス4に沿って延在するゴムである。インナーライナー9はブチルゴム(IIR)を主体とするゴム組成物で構成されている。 カーカス4とインナーライナー9との間にはタイゴム10が配置されている。タイゴム10は、カーカス4とインナーライナー9の間に挟まれ、一対のビードコア5の間をカーカス4に沿って延在するゴムである。タイゴム10は、ビードコア5側から、少なくとも、後述するアーストレッドゴム14のタイヤ径方向内側の端を通りタイヤ径方向に延びる直線を超える位置まで延在していることが好ましい。このような形態のタイゴム10によれば、リムと路面の間の電気が流れる経路が確保されやすい。タイゴム10は、タイヤセンターラインCLを通り、ビードコア5側の両端部それぞれがリムクッションゴム30と接する1枚のゴムであることが好ましい。図1に示す例のインナーライナー9及びタイゴム10のビードコア5側の端部は、ビードコア5のタイヤ径方向内側においてカーカス4とリムクッションゴム30との間に挟まれている。 トレッド部1には、ベルト7のタイヤ径方向外側にトレッドゴム11が配されている。図1に示す例のトレッドゴム11は、路面と接する接地面を有するキャップトレッドゴム(外周側トレッドゴム)12と、キャップトレッドゴム12のタイヤ径方向内側に配置されたアンダートレッドゴム13と、導電性を有するアーストレッドゴム14と、を有している。アンダートレッドゴム13は、キャップトレッドゴム12及びベルトカバー8と接している。 サイドウォール部2には、カーカス4に対しタイヤ外側(タイヤ幅方向外側)に配置されたサイドゴム20が設けられている。 ビード部3には、カーカス4の周りに、リムと接するリムクッションゴム30が配されている。 アーストレッドゴム14は、トレッド表面とベルト7の間をタイヤ径方向に延びることによりキャップトレッドゴム12及びアンダートレッドゴム13をタイヤ幅方向に分断するように配置されている。アーストレッドゴム14は、好ましくは、タイヤセンターラインCL上をタイヤ周方向に一周する。このような形態のアーストレッドゴム14によれば、トレッド表面とベルト7の間の導電経路が確保され、タイヤの電気抵抗を下げることに寄与する。アーストレッドゴム14は、ベルト7に接し、あるいは、図1に示す例のようにベルトカバー8と接している。 アーストレッドゴム14は、カーボンブラックを含むゴム組成物からなり、カーボンブラックのCTAB吸着比表面積[m2/g]とカーボンブラックのゴム組成物中の質量分率との積である比表面積×質量分率(ET)が20~40である。本明細書において、カーボンブラックのCTAB吸着比表面積は、JIS K6217‐3に準拠して測定される値である。後述するように、ゴム組成物の発熱のし易さと電気抵抗の大きさは、ゴム組成物の比表面積×質量分率の値の大きさと強い相関性を有する。比表面積×質量分率(ET)が20以上であると、アーストレッドゴム14の導電性が良好になり、タイヤの電気抵抗を下げることに寄与する。比表面積×質量分率(ET)が40以下であると、アーストレッドゴム14の発熱を効果的に抑えられ、トレッド部1の発熱を抑えることに寄与する。比表面積×質量分率(ET)は、好ましくは22~35である。 アーストレッドゴム14に含まれるカーボンブラックのCTAB吸着比表面積は、比表面積×質量分率(ET)が上記範囲内の値に調整し易くなる点で、好ましくは50~100m2/gであり、より好ましくは60~90m2/gである。アーストレッドゴム14に含まれるカーボンブラックには、例えば、HAFのグレードのものが用いられる。 アーストレッドゴム14は、カーボンブラックを、ゴム成分100質量部に対し、好ましくは40~80質量部含み、より好ましくは60~75質量部含む。アーストレッドゴム14のゴム成分は、具体的には、ジエン系ゴムである。 アーストレッドゴム14のタイヤ幅方向の長さ(幅)は、アーストレッドゴム14の導電経路としての機能を確保しつつアーストレッドゴム14の発熱を抑える観点から、好ましくは1~10mmであり、より好ましくは1~5mmである。 キャップトレッドゴム12は、シリカを有するフィラーを含むゴム組成物からなり、シリカを、キャップトレッドゴム12に含まれるゴム成分100質量部に対し80質量部以上含む。シリカの配合量が、ゴム成分100質量部に対し80質量部未満であると、キャップトレッドゴム12となる押出後の未加硫ゴムのシートの収縮を抑制できず、未加硫タイヤにおいてキャップトレッドゴム12となる未加硫ゴムのスプライス部が開いてしまうおそれがある。また、シリカの配合量が、ゴム成分100質量部に対し80質量部未満であると、タイヤの高速耐久性が悪化するおそれがある。キャップトレッドゴム12のシリカの配合量は、ゴム成分100質量部に対し好ましくは82~95質量部であり、より好ましくは85~90質量部である。キャップトレッドゴム12のゴム成分は、具体的には、ジエン系ゴムである。 キャップトレッドゴム12は、シリカ以外のフィラーを含んでいてもよい。シリカ以外のフィラーは、好ましくはカーボンブラックである。キャップトレッドゴム12に含まれるカーボンブラックのCTAB吸着比表面積は、好ましくは50~120m2/gである。キャップトレッドゴム12のゴム組成物中のフィラーの質量に対するシリカの質量の割合(シリカ比率)は90%以上である。シリカ比率が90%以下であると、タイヤの転がり抵抗と高速耐久性が悪化しやすい。キャップトレッドゴム12のシリカ比率は、好ましくは92~98%であり、より好ましくは94~96%である。 タイゴム10は、タイゴム10に含まれるゴム成分100質量部に対し、CTAB吸着比表面積が25~50m2/gであるカーボンブラック(A)を5~40質量部と、CTAB吸着比表面積が70~130m2/gであるカーボンブラック(B)を20~80質量部と、を含むゴム組成物からなる。カーボンブラック(A)及びカーボンブラック(B)の配合量の合計は、ゴム成分100質量部に対し35質量部以上である。このようにタイゴム10が、大粒径のカーボンブラック(A)と小粒径のカーボンブラック(B)を上記配合量で含んでいると、タイゴム10の発熱を抑えつつ、リムと路面の間の導電経路を確保する効果が得られやすい。 カーボンブラック(A)のCTAB吸着比表面積は、好ましくは30~45m2/gである。カーボンブラック(A)としては、例えば、GPF、FEFのグレードのものが挙げられる。カーボンブラック(A)の配合量は、ゴム成分100質量部に対し好ましくは10~35質量部であり、より好ましくは20~30質量部である。 カーボンブラック(B)のCTAB吸着比表面積は、好ましくは80~120m2/gである。カーボンブラック(B)としては、例えば、HAF、ISAFのグレードのものが挙げられる。カーボンブラック(B)の配合量は、ゴム成分100質量部に対し好ましくは25~70質量部であり、より好ましくは30~60質量部である。 タイゴム10中のカーボンブラック(A)及びカーボンブラック(B)の含有量の合計は、タイゴム10のゴム組成物に含まれるゴム成分100質量部に対し、好ましくは40~65質量部であり、より好ましくは45~60質量部である。タイゴム10のゴム成分は、具体的に、ジエン系ゴムである。 カーボンブラック(A)のCTAB吸着比表面積[m2/g]とカーボンブラック(A)のタイゴム10のゴム組成物中の質量分率との積と、カーボンブラック(B)のCTAB吸着比表面積[m2/g]とカーボンブラック(B)のタ