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JP-2026075713-A - 毛髪化粧料組成物

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Abstract

【課題】過度なダメージを受けた湿潤状態の毛髪に対するなじみのよさ、塗布後の手のべたつきのなさ及び毛髪の絡まりのほどけやすさ、並びに乾燥後の毛髪のまとまりのよさが得られ、外観均一性にも優れる毛髪化粧料組成物を提供する。 【解決手段】毛髪化粧料組成物であって、(A)20℃で液状の、炭素数10以上29以下のエステル油、(B)HLB値が9以上20以下の非シリコーン系ノニオン性界面活性剤、及び(C)炭素数2以上4以下の1価アルコール、を含有し、前記組成物中の前記成分(A)の含有量が4質量%以上であり、前記組成物中の水の含有量が15質量%以下である、毛髪化粧料組成物。 【選択図】なし

Inventors

  • 堀江 優

Assignees

  • 花王株式会社

Dates

Publication Date
20260511
Application Date
20241023

Claims (10)

  1. 毛髪化粧料組成物であって、 前記組成物は、下記成分(A)~(C): (A)20℃で液状の、炭素数10以上29以下のエステル油 (B)HLB値が9以上20以下の非シリコーン系ノニオン性界面活性剤 (C)炭素数2以上4以下の1価アルコール を含有し、 前記組成物中の前記成分(A)の含有量が4質量%以上であり、 前記組成物中の水の含有量が15質量%以下である、毛髪化粧料組成物。
  2. 前記組成物中の前記成分(B)に対する前記成分(A)の質量比[(A)/(B)]が2以上25以下である、請求項1に記載の毛髪化粧料組成物。
  3. 前記組成物中の前記成分(B)の含有量が0.1質量%以上20質量%以下である、請求項1に記載の毛髪化粧料組成物。
  4. 更に成分(D)として親水性基が導入された変性シリコーンを含有する、請求項1に記載の毛髪化粧料組成物。
  5. 前記成分(D)に対する前記成分(A)の質量比[(A)/(D)]が2以上50以下である、請求項4に記載の毛髪化粧料組成物。
  6. 前記成分(A)がネオペンタン酸イソデシル、エチルヘキサン酸セチル、エチルヘキサン酸ステアリル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、エチルヘキサン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸ヘキシル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸イソトリデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチルヘキシル、ステアリン酸エチルヘキシル、イソステアリン酸イソプロピル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリエチルヘキサノイン、アジピン酸ジイソプロピル、及びアジピン酸ジイソブチルからなる群から選ばれる1種以上を含む、請求項1に記載の毛髪化粧料組成物。
  7. 前記成分(B)がポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル、及びポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油からなる群から選ばれる1種以上を含む、請求項1に記載の毛髪化粧料組成物。
  8. 前記組成物中の揮発性油の含有量が30質量%以下である、請求項1に記載の毛髪化粧料組成物。
  9. 前記組成物中の前記成分(C)の含有量が11質量%以上96質量%未満である、請求項1に記載の毛髪化粧料組成物。
  10. 毛髪処理方法であって、 前記方法は、下記工程(I)及び工程(II)を順に有し、該工程(I)と工程(II)との間に毛髪をすすぐ工程を含まない、毛髪処理方法。 工程(I):請求項1~9のいずれか1項に記載の毛髪化粧料組成物を、湿潤状態の毛髪に適用する工程 工程(II):前記毛髪化粧料組成物を適用した毛髪を乾燥させる工程

Description

本発明は、毛髪化粧料組成物に関する。 ダメージケア用の毛髪化粧料が知られている。例えば特許文献1には、乾き髪に塗布した場合に毛髪のダメージレベルによらず均一に濡れ広がることができ、かつ塗布後にはすぐに乾き、きしみ感や毛髪が濡れた感触を与えず、乾燥後には毛束を作らずに毛髪を自然にまとめることのできる毛髪化粧料として、所定量の水又はエタノールへの溶解性又は分散性を有する毛髪化粧料用ポリマーと、炭素数1~4の1価アルコール及び炭素数9~21の所定構造の液状油とを所定の割合で含有する毛髪化粧料が提案されている。 特許文献2には、ダメージを受けた毛髪へなめらかさ、しっとり感、ツヤといったダメージケア効果を付与するだけでなく、絡まりやもつれ、ひっかかった毛髪をばらけやすくする毛髪化粧料として、25℃での動粘度及び揮発分が所定の範囲にある所定量の揮発性油剤、所定量の低級アルコール、液状のエステル油、及びラクトン誘導体を含有し、霧状に吐出される毛髪化粧料が提案されている。 特開2017-105768号公報特開2021-187814号公報 実施例の評価において使用した、パウダーブリーチ剤及び繰り返し洗髪による処理後の毛髪の、レーザー顕微鏡による撮影画像である。 [定義] 本明細書において「毛髪」とは、主としてヒトの頭髪を意味するが、ヒトの頭部から切り離された毛髪も包含する。 「過度なダメージを受けた毛髪」(以下、単に「(過度な)ダメージ毛」ともいう)とは、ヘアカラー、ブリーチ、パウダーブリーチ、及びパーマ処理からなる群から選ばれる1種以上の化学処理と、洗髪処理とを繰り返して、25℃、相対湿度65%RHでの毛先の動的後退接触角が0°であり、且つ、レーザー顕微鏡で毛先を観察した際にキューティクルの一部が喪失しコルテックスが露出する状態の毛髪を意味する。前記化学処理は、典型的には、パウダーブリーチ処理を含む。 「湿潤状態の毛髪」とは、毛髪の水分量を増やす工程を行った後の毛髪を意味する。毛髪を湿潤状態にする方法については後述する。 本明細書において「液状」とは、所定温度においてB型粘度計における粘度が100mPa・s以下であることをいう。例えば、B型粘度計として、TVB10M型粘度計(東機産業社製)を使用し、以下の条件で測定することができる。 (1)粘度が100mPa・s未満の場合 ローター:L/Adp、6rpm、60sec (2)粘度が100mPa・s以上1,000mPa・s以下の場合 ローター:M-1、6rpm、60sec (3)粘度が1,000mPa・s以上5,000mPa・s未満の場合 ローター:M-3、12rpm、60sec なお、温度について特に断りがない場合、「所定温度」とは常温(25℃)を意味する。 また本明細書において「成分Xを含む」又は「成分Xを含有する」とは、「成分Xを配合してなる」ことをも意味する。 [毛髪化粧料組成物] 本発明の毛髪化粧料組成物は、下記成分(A)~(C): (A)20℃で液状の、炭素数10以上29以下のエステル油 (B)HLB値が9以上20以下の非シリコーン系ノニオン性界面活性剤 (C)炭素数2以上4以下の1価アルコール を含有し、前記組成物中の前記成分(A)の含有量が4質量%以上であり、前記組成物中の水の含有量が15質量%以下である。 本発明の毛髪化粧料組成物は上記構成であることにより、過度なダメージを受けた湿潤状態の毛髪に対するなじみのよさ、塗布後の手のべたつきのなさ及び毛髪の絡まりのほどけやすさ、並びに乾燥後の毛髪のまとまりのよさが得られ、外観均一性にも優れる。 本発明の毛髪化粧料組成物が上記効果を奏する理由については定かではないが、以下のように推察される。 油剤成分は、ブリーチ剤、ヘアカラー剤等による処理履歴のある、ダメージを受けた毛髪は、ダメージのない毛髪と比較して表面が親水化されている。そのため、特に、疎水性成分である油剤を湿潤状態のダメージ毛に塗り広げることが困難であった。さらに、パウダーブリーチ処理履歴等のある過度なダメージ毛では表面親水化だけでなく、毛髪が湿潤状態で柔軟化して切れやすくなることから、より高いケア効果が求められる。 本発明の毛髪化粧料組成物は、油剤成分として、特定のエステル油である成分(A)を所定量以上と、HLBが所定値以上の非シリコーン系ノニオン性界面活性剤である成分(B)とを併用する。毛髪化粧料組成物が湿潤状態の毛髪と接触した際には、毛髪化粧料組成物に対して水が大量に存在することから、成分(B)が乳化剤として作用して、疎水性である成分(A)が分散層、水が連続層となるエマルションを形成すると考えられる。その結果、親水性である湿潤状態のダメージ毛に対してなじみがよく、毛髪全体に薄く均一に塗り広げることができ、手のべたつきがなく、毛髪の絡まりがほどけやすくなるという効果を奏すると考えられる。さらに、毛髪化粧料組成物が炭素数2以上4以下の1価アルコールである成分(C)を含有することで、湿潤状態のダメージ毛に塗布した際に、所定量以上の成分(A)及び成分(B)と水のなじみがよりよくなり、エマルション化を助長する作用も奏すると考えられる。なお、パウダーブリーチ処理履歴等のある過度なダメージ毛は表面親水化だけでなく、湿潤状態で柔軟化して切れやすくなるが、本発明の毛髪化粧料組成物を過度なダメージ毛全体に薄く均一に塗り広げ、絡まりがほどけやすくなった結果、切れ毛抑制効果を奏することができると考えられる。 毛髪化粧料組成物を塗布した後のダメージ毛を乾燥させる過程では、該組成物中の成分(C)と、水分とが揮発して濃縮、増粘し、所定量以上の成分(A)と、成分(B)とを含む、微粘着性で且つ均一なオイル層がダメージ毛全体に残存する。これにより、乾燥後には毛髪のまとまりがよくなるという効果を奏すると考えられる。 また毛髪化粧料組成物が所定量以上の成分(A)と、成分(B)及び成分(C)を含有し、且つ水の含有量が所定量以下であることで、各成分の相溶性が良好になり、分離、析出等が生じず、外観均一性が向上すると考えられる。さらに、成分(B)及び成分(C)は水との相溶性が高いことから、組成物の使用中、あるいは保存中に少量の水分が混入した場合でも外観均一性を維持できると考えられる。 なお、本発明の作用メカニズムは上記に限定されるものではない。 <成分(A):20℃で液状の、炭素数10以上29以下のエステル油> 成分(A)として用いられるエステル油としては、20℃で液状であって、炭素数10以上29以下の、合成エステル油、天然油脂等が挙げられ、例えば、20℃で液状であって、炭素数10以上29以下の、1価カルボン酸と1価アルコールとのエステル、1価カルボン酸と多価アルコールとのエステル、及び多価カルボン酸と1価アルコールとのエステルからなる群から選ばれる1種以上が挙げられる。 成分(A)の炭素数は、湿潤状態のダメージ毛に対するなじみのよさ、塗布後の手のべたつきのなさ及び毛髪の絡まりのほどけやすさ、並びに乾燥後の毛髪のまとまりのよさを向上させる観点から、10以上であり、好ましくは12以上、より好ましくは14以上、更に好ましくは16以上である。また、29以下であり、好ましくは27以下、より好ましくは25以下、更に好ましくは22以下、より更に好ましくは20以下である。 1価カルボン酸と1価アルコールとのエステルとして、下記一般式(1)で表されるエステルが挙げられる。 R1-COO-R2 (1) 一般式(1)において、R1は、ヒドロキシ基が置換していてもよい、炭素数1以上27以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、又は炭素数6以上27以下の芳香族含有炭化水素基を示し、R2は、炭素数1以上27以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。 20℃で液状とする観点、湿潤状態のダメージ毛に対するなじみのよさ、塗布後の手のべたつきのなさ及び毛髪の絡まりのほどけやすさ、並びに乾燥後の毛髪のまとまりのよさを向上させる観点から、好ましくは、R1及びR2のうち少なくとも一方が分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、より好ましくはR1及びR2のうち少なくとも一方が分岐鎖のアルキル基であり、更に好ましくは、R1及びR2がともに分岐鎖のアルキル基である。 R1がアルキル基又はアルケニル基の場合、炭素数は、好ましくは7以上であり、そして、好ましくは23以下、より好ましくは19以下、更に好ましくは17以下、より更に好ましくは13以下、より更に好ましくは11以下、より更に好ましくは9以下である。 R1が芳香族含有炭化水素基の場合、炭素数は6以上であり、そして、好ましくは22以下、より好ましくは20以下、更に好ましくは18以下である。 R2の炭素数は、好ましくは2以上、より好ましくは4以上、更に好ましくは6以上であり、そして、好ましくは22以下、より好ましくは18以下、更に好ましくは14以下、より更に好ましくは10以下である。 より更に好ましくは、一般式(1)において、R1が炭素数7以上17以下の分岐鎖アルキル基であり、R2が炭素数6以上18以下の分岐鎖アルキル基であるエステルである。 一般式(1)で表されるエステルの具体例としては、ネオペンタン酸イソデシル、エチルヘキサン酸セチル、エチルヘキサン酸ステアリル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、エチルヘキサン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸ヘキシル、ラウリン酸イソアミル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸イソトリデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチルヘキシル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸エチルヘキシル、イソステアリン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、オレイン酸イソデシル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、リシノレイン酸メチル、及び安息香酸アルキル(C12-15)からなる群から選ばれる1種以上が挙げられ、好ましくはネオペンタン酸イソデシル、エチルヘキサン酸セチル、エチルヘキサン酸ステアリル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、エチルヘキサン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸ヘキシル、ラウリン酸イソアミル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸イソトリデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチルヘキシル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸エチルヘキシル、及びイソステアリン酸イソプロピルからなる群から選ばれる1種以上を含む。 1価カルボン酸と多価アルコールとのエステルとして、下記一般式(2)で表されるエステルが挙げられる。 R3-(OCOR4)p (2) 一般式(2)において、R3は多価アルコール残基を示し、好ましくはエーテル結合を有してもよい、炭素数2以上6以下の炭化水素基である。R4は炭素数1以上12以下の1価カルボン酸残基を示し、pは2以上10以下の整数を示す。 R3の多価アルコール残基としては、グリセリン残基、エチレングリコール残基、プロピレングリコール残基、ネオペンチルグリコール残基等が挙げられ、好ましくはグリセリン残基を含む。また、pは前記多価アルコールが有するヒドロキシ基と同じ数である。 R6は、好ましくは炭素数が4以上であり、好ましくは10以下、より好ましくは8以下、更に好ましくは7以下の、直鎖又は分岐鎖のアルキル基である。 より更に好ましくは、一般式(2)において、R3がグリセリン残基であり、R4が炭素数4以上7以下の分岐鎖アルキル基であるエステルである。 一般式(3)で表されるエステルの具体例としては、ジカプリン