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JP-2026076459-A - 口腔装具

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Abstract

【課題】軽症から重症までのSASの治療にも適用可能な口腔装具を提供すること。 【解決手段】一態様の無呼吸症のための口腔装具は、使用者の口腔内に装着される口腔装具である。口腔装具は、上顎部と、下顎部と、駆動部とを備える。上顎部は、使用者の上歯列を模した形状を有し、上歯列に当接する。下顎部は、使用者の下歯列を模した形状を有し、下歯列に当接する。駆動部は、上顎部に対する下顎部の相対位置を変更可能なように上顎部と下顎部を連結し、下顎部を駆動する。駆動部は、使用者の無呼吸状態を検知するセンサから取得されるセンサ情報に基づいて、使用者が無呼吸状態であるか否かを判定し、使用者が無呼吸状態である場合には、下顎部を使用者の前方に向けて駆動し、使用者が無呼吸状態でない場合には、下顎部を使用者の安静位に向けて復位するように駆動する制御回路を有する。 【選択図】図2B

Inventors

  • 野村 務

Assignees

  • 野村 務

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20241022

Claims (6)

  1. 使用者の口腔内に装着される口腔装具であって、 前記使用者の上歯列を模した形状を有し、前記上歯列に当接する上顎部と、 前記使用者の下歯列を模した形状を有し、前記下歯列に当接する下顎部と、 前記上顎部に対する前記下顎部の相対位置を変更可能なように前記上顎部と前記下顎部を連結し、前記下顎部を駆動する駆動部と、 を具備し、 前記駆動部は、 前記使用者の無呼吸状態を検知するセンサから取得されるセンサ情報に基づいて、前記使用者が無呼吸状態であるか否かを判定し、 前記使用者が無呼吸状態である場合には、前記下顎部を前記使用者の前方に向けて駆動し、前記使用者が無呼吸状態でない場合には、前記下顎部を前記使用者の安静位に向けて復位するように駆動する、 制御回路を有する、 口腔装具。
  2. 前記駆動部は、前記センサ情報と前記下顎部の駆動量とを外部機器に送信する無線回路をさらに有する、 請求項1に記載の口腔装具。
  3. 前記下顎部の駆動量は、15mmである、 請求項1に記載の口腔装具。
  4. 前記制御回路は、無線給電によって動作するように構成されている、 請求項1に記載の口腔装具。
  5. 前記下顎部の駆動量が、前記センサ情報に基づいて推定される、 請求項1に記載の口腔装具。
  6. 前記下顎部の駆動量が、前記下顎部を前記使用者の前方に向けて駆動したときの前記使用者が無呼吸状態であるか否かの結果に応じて推定される、 請求項1に記載の口腔装具。

Description

本開示は、睡眠時無呼吸症候群の治療のための口腔装具に関する。 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)は、睡眠時に無呼吸状態が繰り返される病気である。SASの代表的な症状として、いびき、呼吸の停止又は乱れ、夜間に何度も目が覚める、起床時の頭痛、昼間の眠気、だるさ、集中力がなくなる、作業能率が悪くなるといったものがある。SASの悪化による昼間の眠気や作業能率の低下等は、日常生活にも影響を及ぼす。さらには、SASは高血圧、糖尿病といった合併症を引き起こすこともあり、さらに重症のSASが続くと、重篤な不整脈、心筋梗塞、脳卒中といった生命予後にかかわるような病気を引き起こすこともある。 軽症のSASの場合には、口腔内装置(oral appliance)での治療が可能である。SAS治療のための口腔内装置としては、スリープスプリントと呼ばれる口腔装具が知られている。スリープスプリントは、下顎を少し前方に突出させた状態で固定した上下顎のマウスピースである。スリープスプリントを装着した人の下顎は、前方に出た状態で固定される。これにより、睡眠時の舌の沈下が抑えられて気道が確保され、睡眠時においても正常な呼吸が保たれる。 特表2018-536489号公報 図1は、実施形態に係る口腔装具の外観斜視図である。図2Aは、駆動部の駆動機構の一例の構成を示す図である。図2Bは、駆動部の駆動機構の一例の構成を示す図である。図3は、制御回路の一例の構成を示す図である。図4は、口腔装具の動作を示すフローチャートである。図5は、端末において収集されるデータの一例を示す図である。 以下、図面を参照して実施形態を説明する。図1は、実施形態に係る口腔装具の外観斜視図である。図1に示す口腔装具1は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療のために睡眠時に使用者の口腔内に装着される。口腔装具1は、上顎部2と、下顎部3と、駆動部4とを有している。上顎部2は、ヒトの上歯列を模した湾曲形状を有するように例えば樹脂を成形することで構成され、口腔装具1の装着時に使用者の上歯列に当接する。下顎部3は、ヒトの下歯列を模した湾曲形状を有するように例えば樹脂を成形することで構成され、口腔装具1の装着時に使用者の下歯列に当接する。上顎部2及び下顎部3は、例えば、それぞれ、ヒトの上歯列及び下歯列に適合するように印象採得することによって形成され得る。実施形態において、下顎部3は、上顎部2に対して図示矢印A方向で示す前方又は後方に相対的に移動できるように駆動部4を介して連結されている。駆動部4は、口腔装具1の両側方部に設けられていて、図1に示す筐体と、筐体の内部に設けられた駆動機構とを含む。口腔装具1は、人の口腔内に装着されることが想定されているので、駆動部4の筐体には、抗菌処理、防水処理、耐摩耗処理等が施されていることが望ましい。また、駆動部4の筐体の形状は、図1に示される四角柱状に限るものではない。 図2A及び図2Bは、駆動部4の駆動機構の一例の構成を示す図である。図2A及び図2Bは、それぞれ、図1に示す口腔装具1を右側方から見た図を示している。前述したように、駆動機構は、駆動部4の筐体内に設けられている。駆動機構の説明のために、図2A及び図2Bでは、筐体の図示が省略されている。以下において、図2A及び図2Bの右方向を口腔装具1の前方と、左方向を口腔装具1の後方と、上方向を口腔装具1の上方と、下方向を口腔装具1の下方と言うことがある。 駆動機構は、支持部材41と、ボールねじ42と、モータ43と、支持部材44と、支持部材45と、支持部材46と、制御回路47とを有している。 支持部材41は、上顎部2の側方部に沿って形成された第1部分と第1部分の後方側の端部から下方に向けて形成された第2部分とを有する略L字状の部材である。支持部材41の第1部分は、例えばネジ41aによって上顎部2に固定されている。一方、支持部材41の第2部分は、下顎部3に当接している。支持部材41の第2部分は、摺動できるように、かつ、下顎部3から離れないように、下顎部3によって保持されている。 ボールねじ42は、前後方向に沿った回転軸周りに回転できるように、支持部材41の第2部分によって支持されている。モータ43は、ボールねじ42に取り付けられており、制御回路47からの駆動指令を受けてボールねじ42を回転軸周りに回転させる。モータ43は、例えばステッピングモータである。 支持部材44は、ねじ穴を有する下方に延びた部材であってボールねじ42に取り付けられている。支持部材44は、ボールねじ42の回転に伴って前方又は後方に移動し得る。支持部材45は、前方に延びた部材であって、例えばねじによって支持部材44に取り付けられている。支持部材45は、支持部材44の前方又は後方の移動に伴って前方又は後方に移動し得る。支持部材46は、上下方向に延びた部材であって、例えばねじによって支持部材45に取り付けられているとともに、ネジ46aによって下顎部3に固定されている。支持部材46は、支持部材44の前方又は後方の移動に伴って下顎部3とともに前方又は後方に移動し得る。 制御回路47は、モータ43を駆動するための駆動回路を含む口腔装具1の制御回路である。 以上のような構成により、口腔装具1は、図2A及び図2Bに示すように、上顎部2と下顎部3との口腔装具1の前後方向における相対位置を変更可能に構成される。例えば、上顎部2と下顎部3との口腔装具1の前後方向における相対位置の初期状態は、図2Aに示すように、上顎部2と下顎部3との口腔装具1の前後方向における相対位置が同じ位置である安静位の状態である。図2Aの状態では、使用者の睡眠時において口腔装具1が口腔内に装着されても使用者に与える負担は少ない。一方、図2Bに示すように、上顎部2に対して下顎部3が矢印A方向で示す前方に突出された状態では、使用者の下顎も前方に突出される。使用者の下顎が前方に突出されるのに伴って舌根が前方に牽引され、これによって舌根の沈下が抑制され、気道が確保される。これにより、無呼吸状態が緩和される。ただし、長時間、下顎部3を前方に突出させ続けるのは、使用者にとっての負担が大きくなる。そこで、実施形態では、必要なときだけ、下顎部3を前方に駆動することにより、使用者の無呼吸状態の緩和と使用者への負担の軽減の両立を図る。 ここで、前述したように、図2A及び図2Bの構成は一例である。実施形態は、モータ等によって下顎部3を上顎部2に対して相対移動できる任意の構成の駆動機構を有する口腔装具に対して適用され得る。 図3は、制御回路47の一例の構成を示す図である。一例の制御回路47は、プロセッサ471と、メモリ472と、駆動回路473と、無線回路474と、アンテナ475と、スイッチ476と、電源回路477と、電源478とを有している。 プロセッサ471は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、駆動回路473、無線回路474といった制御回路47の各回路の制御を行う。ここで、プロセッサ471は、CPUに限るものではない。また、プロセッサに代えてASIC(Application Specific IC)等が用いられてもよい。 メモリ472は、プロセッサ471によって実行される制御回路47の各回路の制御のためのプログラム、各回路の制御に必要な各種のパラメータを記憶する例えば半導体メモリである。パラメータは、例えばモータ43の駆動量、すなわち下顎部3の駆動量を含み得る。また、パラメータは、口腔装具1のID等を含んでいてもよい。 駆動回路473は、モータ43を駆動するための駆動回路である。一例の駆動回路473は、プロセッサ471からのモータ駆動指令に従ってモータを駆動するための駆動パルスを生成するパルス生成回路等を含む。 無線回路474は、制御回路47が口腔装具1の外部機器と通信するための無線処理をする回路である。外部機器は、例えば無呼吸状態センサ100及び端末200を含む。無線回路474は、制御回路47において発生した各種のデータを無線信号に変換し、無線信号をアンテナ475から送信する。また、無線回路474は、アンテナ475から受信された無線信号からデータを取り出し、取り出したデータをプロセッサ471に転送する。無線回路474は、これに限るものではないが、Bluetooth(登録商標) Low Energy規格に準拠した無線回路であり得る。また、アンテナ475は、これに限定されるものではないが、チップアンテナであり得る。ここで、制御回路47は、無線回路474及びアンテナ475に代えて、人体通信のための送受信電極を有していてもよい。この場合、制御回路47は、自身が有している送受信電極と、使用者の顔に貼り付けられた送受信電極との間で使用者を介在した通信を行い得る。 スイッチ476は、例えば制御回路47の電源スイッチである。スイッチ476は、例えばモータ43の駆動速度設定スイッチといった、電源スイッチ以外のスイッチを含んでいてもよい。また、後で説明するように電源478として無線給電回路が用いられる場合には、無線給電の開始を以って制御回路47の電源がオンされたと判定されてもよい。この場合には、スイッチ476としての電源スイッチは省略されてもよい。 電源回路477は、電源478から供給される電源電圧を、制御回路47の各回路に適した電圧に変換する変圧回路を含む。電源478は、例えば制御回路47に装填される二次電池である。電源478としての二次電池は、使用者の口の外に設置されていてもよい。この場合、電源478は、使用者の口の外から口腔内までの配線を介して電源回路477と導電接続され得る。また、電源478は、必ずしも電池である必要はない。電源478として、電磁誘導方式等を利用した各種の無線給電回路が用いられてもよい。例えば、電磁誘導方式であれば、電源478は、例えば使用者の顔に貼り付けられた1次コイルからの磁界を受ける2次コイルであり得る。 無呼吸状態センサ100は、使用者の無呼吸状態を検知するセンサである。実施形態における無呼吸状態センサ100は、無線回路を備えていて各種の検出されたデータを制御回路47の無線回路474に送信し得る。無呼吸状態センサ100は、使用者の無呼吸状態を検知し得る任意のセンサであってよい。例えば、無呼吸状態センサ100は、鼻及び口に取り付けられて使用者の鼻及び口における気流の状態によって使用者の無呼吸状態を検知するフローセンサであり得る。または、無呼吸状態センサ100は、使用者の指先に取り付けられて使用者の動脈血の酸素飽和度によって使用者の無呼吸状態を検知するパルスオキシメータであってもよい。この他、無呼吸状態センサ100は、人感センサ、カメラ等を用いて使用者の無呼吸状態を検知するセンサであってもよい。さらに、無呼吸状態センサ100は、前述したセンサを組み合わせてなるセンサであってもよい。 端末200は、使用者の所有するスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータといった無線通信機能を有する端末である。端末200には、口腔装具1の制御アプリケーションがインストールされ得る。口腔装具1の制御アプリケーションは、口腔装具1の無線回路474から端末200に送信されてくる情報に基づいて、使用者の無呼吸状態の緩和に必要な使用者の下顎の突出量、すなわち下顎部3の駆動量を計算し、計算した駆動量を口腔装具1に送信する処理を端末200のプロセッサに実行させる。端末200は、図示しないサーバと通信可能に構成されていてもよい。この場合において、端末200は、口腔装具1から取得された情報をサーバに送信することも行い得る。 以下、実施形態における口腔装具1の動作を説明する。図4は、口腔装具1の動作を示すフローチャートである。図4の処理に先立ち、使用者は、口