JP-2026076484-A - ノイズフィルタ
Abstract
【課題】部品点数の削減を図る。 【解決手段】ノイズフィルタAは、磁性体30を含むコア10と、コア10の外周面を包囲するエッジワイズコイルコイル24と、コア10に設けた固定部としてのボルト20、を備え、ボルト20は、固定対象物Pに対して直接的に固定される。ノイズフィルタAは、コア10とエッジワイズコイル24を収容するケースが不要である。ノイズフィルタAは、ケースを介在させずにボルト20によって固定対象物Pに直接固定することができるので、ケースを用いるものに比べると、部品点数を削減することができる。 【選択図】図3
Inventors
- 相澤 武史
- 鈴木 寛之
- 日比野 朝人
Assignees
- 株式会社オートネットワーク技術研究所
- 住友電装株式会社
- 住友電気工業株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (5)
- 磁性体を含むコアと、 前記コアの外周面を包囲するコイルと、 前記コアに設けた固定部と、を備え、 前記固定部は、固定対象物に対して直接的に固定されるノイズフィルタ。
- 前記固定部は、導電性を有し、磁性体と導通可能に接触しており、 前記固定部は、前記固定対象物の接地部に対して導通可能に接続し得るようになっている請求項1に記載のノイズフィルタ。
- 前記固定部は、前記固定対象物のナットにねじ込まれる雄ネジ部を含む請求項1又は請求項2に記載のノイズフィルタ。
- 前記コアは、収容空間を有する収容部材と、前記収容部材内に収容される前記磁性体とを含み、 前記固定部は、前記雄ネジ部と、前記雄ネジ部の一端部に形成した大径部とを有するボルトであり、 前記雄ネジ部は、前記収容部材の底壁部を相対回転可能に貫通して前記収容部材の外部へ突出し、 前記大径部は、前記収容空間内において前記底壁部と前記磁性体との間に挟まれた状態に保持されている請求項3に記載のノイズフィルタ。
- 前記固定部は、前記コアにおける前記固定対象物との対向面から突出し、前記固定対象物に対して埋設された状態で固定されるようになっており、 前記コイルは、軸線を前記固定部の突出方向と平行に向けたエッジワイズコイルである請求項1又は請求項2に記載のノイズフィルタ。
Description
本開示は、ノイズフィルタに関するものである。 特許文献1には、内部にコアを収容し、外周にコイルを巻装したボビンを、金属製ケース内に収容した箱形ノイズフィルタが開示されている。ボビンの鍔部は、ねじによって金属ケースに固定されている。 特開平11-297540号公報 図1は、実施例1のノイズフィルタの斜視図である。図2は、ノイズフィルタの平面図である。図3は、ノイズフィルタを固定対象物に固定した状態の断面図である。図4は、実施例2のノイズフィルタを固定対象部に固定した状態をあらわす正面図である。図5は、実施例3のノイズフィルタを固定対象部に固定した状態をあらわす正面図である。 [本開示の実施形態の説明] 最初に本開示の実施形態を列記して説明する。下記の複数の実施形態を、矛盾を生じない範囲で任意に組み合わせたものも、発明を実施するための形態に含まれる。 本開示のノイズフィルタは、 (1)磁性体を含むコアと、前記コアの外周面を包囲するコイルと、前記コアに設けた固定部と、を備え、前記固定部は、固定対象物に対して直接的に固定される。この構成によれば、ノイズフィルタは、コアとコイルを収容するケースを備えていない。ノイズフィルタは、ケースを介在させずにボルトによって固定対象物に直接固定することができるので、部品点数を削減することができる。 (2)(1)において、前記固定部は、導電性を有し、磁性体と導通可能に接触しており、前記固定部は、前記固定対象物の接地部に対して導通可能に接続可能であることが好ましい。この構成によれば、固定部を介すことによって、コアと接地部とをアース接続することができる。 (3)(1)又は(2)において、前記固定部は、前記固定対象物のナットにねじ込まれる雄ネジ部を含むことが好ましい。この構成によれば、雄ネジ部をナットにねじ込むという簡単な操作によって、固定部を固定対象物に固定することができる。 (4)(3)において、前記コアは、収容空間を有する収容部材と、前記収容部材内に収容される前記磁性体とを含み、前記固定部は、前記雄ネジ部と、前記雄ネジ部の一端部に形成した大径部とを有するボルトであり、前記雄ネジ部は、前記収容部材の底壁部を相対回転可能に貫通して前記収容部材の外部へ突出し、前記大径部は、前記収容空間内において前記底壁部と前記磁性体との間に挟まれた状態に保持されていることが好ましい。この構成によれば、固定部は、収容部材に対して相対回転可能なので、コアを固定対象物に対して所望の向きに固定することができる。 (5)(1)又は(2)において、前記固定部は、前記コアにおける前記固定対象物との対向面から突出し、前記固定対象物に対して埋設された状態で固定されるようになっており、前記コイルは、軸線を前記固定部の突出方向と平行に向けたエッジワイズコイルであることが好ましい。この構成によれば、固定対象物からの突出方向において、ノイズフィルタの突出寸法を小さく抑えることができる。 [本開示の実施形態の詳細] [実施例1] 本開示を具体化した実施例1のノイズフィルタAを、図1~図3を参照して説明する。本発明は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。本実施例1において、前後の方向については、図1,2におけるF方向を前方と定義する。上下の方向については、図1,3におけるH方向を上方と定義する。左右の方向については、図1~3におけるL方向を左方と定義する。上下方向と、ノイズフィルタAの軸線方向を同義で用いる。 本実施例1のノイズフィルタAは、例えば自動車のボディなどの板状をなす固定対象物Pに固定して使用される。図3に示すように、固定対象物Pは水平な板状をなす金属製の部材である。固定対象物Pはアース用の接地部Eとしての機能を有する。固定対象物Pには、固定対象物Pを上下方向に貫通する取付孔Hが形成されている。固定対象物Pの下面には、軸線を上下方向に向けたナットNが、溶接Mによって取付孔Hと同心状に固着されている。 ノイズフィルタAは、コア10と、ボルト20と、エッジワイズコイル24と、を備えて構成されている。コア10は、収容部材11と、フェライトコア等の磁性体30と、を有する。収容部材11は、軸部12と、上側フランジ部13と、下側フランジ部14とを有する単一部品である。収容部材11は、金属製の磁性材料からなる。非磁性材料でもよい。コア10及びエッジワイズコイル24を上から見た平面視において、軸部12の外周縁は正方形をなす。平面視は、コア10及びエッジワイズコイル24を軸線方向に視た軸線方向視と同義である。軸部12の内部には、軸線方向視形状が正方形をなす収容空間15が形成されている。収容空間15の上端は、軸部12の上面に開口している。収容空間15の下端は、底壁部16によって閉塞されている。軸部12の底壁部16には、円形の貫通孔17が形成されている。 上側フランジ部13は、軸部12の上端部に形成されている。上側フランジ部13の軸線方向視形状は、正方形である。上側フランジ部13の上面は、軸部12の上面に対して面一状に連続している。軸線方向視において、上側フランジ部13の一辺の長さは、軸部12の一辺の長さよりも長い。下側フランジ部14は、軸部12の下端部に形成されている。下側フランジ部14の軸線方向視形状は、正方形である。軸線方向視において、下側フランジ部14の一辺の長さは、上側フランジ部13の一辺の長さよりも長い。下側フランジ部14の下面は、軸部12の底壁部16の下面に対して面一状に連続している。 ボルト20は、雄ネジ部21と、雄ネジ部21の上端部に形成された大径部22とを有する単一部品である。ボルト20は、金属等の導電性を有する材料からなる。大径部22の平面視形状は、雄ネジ部21よりも外径寸法の大きい円形をなす。大径部22の上面における中心部には、六角レンチ(図示省略)等を締付け工具を嵌合させるための嵌合凹部23が形成されている。ボルト20は、収容部材11の上から収容空間15内に挿入され、雄ネジ部21を貫通孔17に貫通させ、大径部22を底壁部16の上面に載置させた状態となっている。雄ネジ部21は、貫通孔17内において回転可能となっている。 磁性体30は、金属製の磁性材料からなる角柱状の単一部品である。磁性体30の平面視形状は、収容空間15と同じく正方形である。磁性体30は収容空間15内に収容されている。磁性体30の底面は、ボルト20の大径部22の上面に載置されている。収容空間15内に収容した磁性体30は、溶接M等によって収容空間15からの離脱を規制された状態に保持されている。ボルト20の大径部22は底壁部16と磁性体30との間で上下方向に挟み付けられた状態に保持されている。 エッジワイズコイル24は、1本の平角線25からなる単一部品である。平角線25の断面形状は、水平方向の長辺と上下方向の短辺との比率が比較的大きい長方形をなす線材である。平角線25は、銅、アルミニウム、カーボンナノチューブ等の導電性を有する材料からなる導体(図示省略)を、絶縁被覆(図示省略)で包囲した部材である。平角線25を、平面視において短辺(板厚面)を屈曲せさせるように曲げ加工することによって、エッジワイズコイル24が形成されている。エッジワイズコイル24は、平角線25の断面における短辺を軸線方向(上下方向)に向けているので、軸線方向の寸法が小さく抑えられている。 エッジワイズコイル24は、第1コイル部26と第2コイル部27とを有し、下側フランジ部14に載置されている。第1コイル部26と第2コイル部27は、エッジワイズコイル24の下端部において折り返すように繋がっている。第1コイル部26は、平面視形状が正方形をなすように曲げ加工された部位であり、軸部12を包囲するように配置されている。第1コイル部26の上面は、上側フランジ部13によって上から押さえられている。第2コイル部27は、平面視形状が正方形をなすように曲げ加工された部位であり、第1コイル部26を包囲するように配置されている。第1コイル部26の上端部からは第1接続端子部28が水平方向へ延出している。第2コイル部27の上端部からは第2接続端子部29が水平方向へ延出している。 ノイズフィルタAを固定対象物Pに固定する手順を説明する。エッジワイズコイル24を収容部材11に組み付け、磁性体30を収容空間15から取り外した状態で、ボルト20を収容空間15内に挿入し、雄ネジ部21を貫通孔17に貫通させる。次に、雄ネジ部21の下端部を、取付孔Hに貫通させてナットNに浅くねじ込むとともに、収容部材11の底壁部16を固定対象物Pの上面に載置する。そして、ボルト20の嵌合凹部23にドライバーなどの工具(図示省略)を嵌合し、ボルト20を回転させて雄ネジ部21をナットNにねじ込んでいく。 大径部22が底壁部16の上面に当接し、大径部22と固定対象物Pとの間で底壁部16を挟圧するまで、雄ネジ部21をナットNに締め付ける。雄ネジ部21をナットNに締め込む前に、収容部材11の向きを変えることによって、エッジワイズコイル24の第1接続端子部28と第2接続端子部29の延出方向を適宜に設定することができる。収容部材11の底面18と固定対象物Pの上面との間の摩擦抵抗によって、コア10は固定対象物Pに対して回転を規制された状態に固定される。以上により、収容部材11が固定対象物Pに固定される。収容部材11を固定対象物Pに固定した後、収容空間15内に磁性体30を収容し、磁性体30の底面と底壁部16との間でボルト20の大径部22を挟み付ける。磁性体30は、ボルト20を介すことによって固定対象物Pにアース接続される。磁性体30は、溶接M等によって収容部材11に固定される。以上により、ノイズフィルタAが固定対象物Pに固定される。 本実施例1のノイズフィルタAは、磁性体30を含むコア10と、コア10の外周面を包囲するエッジワイズコイル24と、コア10に設けたボルト20と、を備えている。ボルト20は、固定対象物Pに対して直接的に固定される。この構成によれば、ノイズフィルタAは、コア10とコイルを収容するケースを備えていない。ノイズフィルタAは、ケースを介在させずにボルト20によって固定対象物Pに直接固定することができるので、ケースを用いるものに比べると、部品点数を削減することができる。 ボルト20は、導電性を有し、磁性体30と導通可能に接触している。ボルト20は、固定対象物Pの接地部Eに対して導通可能に接続されるようになっている。この構成によれば、ボルト20を介すことによって、コア10と接地部Eとをアース接続することができる。ボルト20は、固定対象物PのナットNにねじ込まれる雄ネジ部21を含む。この構成によれば、雄ネジ部21をナットNにねじ込むという簡単な操作によって、ボルト20を固定対象物Pに固定することができる。 コア10は、収容空間15を有する収容部材11と、収容部材11内に収容される磁性体30とを含む。ボルト20は、雄ネジ部21と、雄ネジ部21の一端部に形成した大径部22とを有する。雄ネジ部21は、収容部材11の底壁部16を相対回転可能に貫通して収容部材11の外部へ突出している。大径部22は、収容空間15内において底壁部16と前記磁性体30との間に挟まれた状態に保持されている。この構成によれば、ボルト20は、収容部材11に対して相対回転可能なので、コア10を固定対象物Pに対して所望の向きに固定することができる。 ボルト20は、収容部材11の底面18(コア10における固定対象物Pとの対向面)から突出し、固定対象物Pに対して埋設された状態で固定されるようになっている。コイルは、軸線をボルト20の突出方向と平行に向けたエッジワイズコイル24である。エッジ