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JP-2026076496-A - 単結晶成長装置及び単結晶成長方法

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Abstract

【課題】対象物体の温度勾配を好適に維持することができる。 【解決手段】誘導加熱による単結晶成長方法において使用される単結晶成長装置であって、真空管を備える高周波発振器と、前記高周波発振器から印可される高周波電流によって対象物体を誘導加熱する誘導加熱コイルと、前記高周波発振器の出力に関する信号を測定する測定部と、前記出力に関する信号に基づいて、前記高周波発振器が備えるインバータ回路内のグリッドコイル又はアノードコイルのインダクタンスの調整に関する制御信号を出力する制御部と、前記制御部から出力される前記制御信号に従って、前記インダクタンスを調整する調整部と、を備える。 【選択図】図1

Inventors

  • 富田 健稔
  • ウラジミール カチューリヒン

Assignees

  • 株式会社C&A

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20241024

Claims (16)

  1. 誘導加熱による単結晶成長方法において使用される単結晶成長装置であって、 真空管を備える高周波発振器と、 前記高周波発振器から印可される高周波電流によって対象物体を誘導加熱する誘導加熱コイルと、 前記高周波発振器の出力に関する信号を測定する測定部と、 前記出力に関する信号に基づいて、前記高周波発振器が備えるインバータ回路内のグリッドコイル又はアノードコイルのインダクタンスの調整に関する制御信号を出力する制御部と、 前記制御部から出力される前記制御信号に従って、前記インダクタンスを調整する調整部と、 を備える単結晶成長装置。
  2. 前記調整部は、前記グリッドコイル又は前記アノードコイルを伸縮させることにより前記インダクタンスを調整する調整機構を備える、 請求項1に記載の単結晶成長装置。
  3. 前記制御部は、前記出力に関する信号を受け取り、前記出力に関する信号の値が変動した場合に前記調整部に対して前記制御信号を出力し、 前記調整部は、前記制御信号に従って、前記グリッドコイル及び前記アノードコイルに電流が流れている状態で前記グリッドコイル又は前記アノードコイルを伸縮させる、 請求項2に記載の単結晶成長装置。
  4. 前記調整部は、前記グリッドコイルを伸縮させる、 請求項2に記載の単結晶成長装置。
  5. 前記出力に関する値とは、前記真空管のグリッドから流れるグリッド電流の値である、 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の単結晶成長装置。
  6. 前記単結晶成長方法は、対象物体の周囲に配置される冷却バスケットと、対象物を直接加熱溶融する誘導加熱コイルからなるスカルメルト法である、 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の単結晶成長装置。
  7. 前記誘導加熱コイルにより誘導加熱された融液と単結晶とを相対移動させることにより単結晶を成長させるものである、 請求項6に記載の単結晶成長装置。
  8. 前記対象物体と、前記誘導加熱コイルとの相対的な位置を変化させる駆動部を、 さらに備え、 前記誘導加熱コイルは、前記対象物体の一部を加熱し、前記対象物体を徐々に溶融する、 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の単結晶成長装置。
  9. 誘導加熱による単結晶成長方法であって、 真空管を備える高周波発振器と、前記高周波発振器から印可される高周波電流によって対象物体を誘導加熱する誘導加熱コイルと、前記高周波発振器が備えるインバータ回路内のグリッドコイル又はアノードコイルのインダクタンスを調整する調整部とを備える単結晶成長装置から、前記高周波発振器の出力に関する信号を測定する測定工程と、 前記出力に関する信号に基づいて、前記高周波発振器が備えるインバータ回路内の前記グリッドコイル又は前記アノードコイルのインダクタンスを調整する調整工程と、 を有する単結晶成長方法。
  10. 前記調整工程においては、前記グリッドコイル又は前記アノードコイルを伸縮させることにより前記インダクタンスを調整する調整機構を駆動させる、 請求項9に記載の単結晶成長方法。
  11. 前記調整工程においては、前記出力に関する信号の値が変動した場合に、前記グリッドコイル及び前記アノードコイルに電流が流れている状態で前記グリッドコイル又は前記アノードコイルを伸縮させる、 請求項10に記載の単結晶成長方法。
  12. 前記調整工程においては、前記グリッドコイルを伸縮させる、 請求項10に記載の単結晶成長方法。
  13. 前記出力に関する値とは、前記真空管のグリッドから流れるグリッド電流の値である、 請求項9から請求項12のいずれか1項に記載の単結晶成長方法。
  14. 前記単結晶成長方法は、対象物体の周囲に配置される冷却バスケットと、対象物を直接加熱溶融する誘導加熱コイルからなるスカルメルト法である、 請求項9から請求項12のいずれか1項に記載の単結晶成長方法。
  15. 前記誘導加熱コイルにより誘導加熱された融液と単結晶とを相対移動させることにより単結晶を成長させるものである、 請求項14に記載の単結晶成長方法。
  16. 前記対象物体と、前記誘導加熱コイルとの相対的な位置を変化させる駆動工程を、 さらに有し、 前記駆動工程においては、前記誘導加熱コイルによって、前記対象物体の一部を加熱し、前記対象物体を徐々に溶融する、 請求項9から請求項12のいずれか1項に記載の単結晶成長方法。

Description

本発明は、単結晶成長装置及び単結晶成長方法に関する。 次世代デジタルインフラの構築に向けて、家電製品、電気自動車、産業用機械、及び再生可能エネルギー等に挙げられる電力変換を行うパワーデバイスの省エネルギー化が求められている。従来、シリコンを用いたパワーデバイスが主流となっているが、シリコンと比べてエネルギー変換ロスが小さいパワー半導体材料が求められている。このような材料として、炭化ケイ素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)、酸化ガリウム等の研究開発が行われている。中でも、酸化ガリウムはバリガ性能指数が高いため抵抗ロスが少なく、エネルギーバンドギャップが大きいため耐圧性も高いことから次世代パワー半導体材料として注目されている。さらに、酸化ガリウム、特にβ-Ga2O3は、炭化ケイ素や窒化ガリウムと比較して低温で溶融するため、融液からの単結晶成長も可能であることから、低コスト化が期待される。このようなことから、酸化ガリウムは、高融点化合物の単結晶成長技術の観点からも基盤技術として期待されている。 古くから誘導コイルにより結晶成長させる母材に電磁界を直接かけることによって単結晶成長を行うスカル(skull)メルト法の研究、開発が行われてきた。例えば、特許文献1には、は酸化ガリウムの冷ルツボとそれを用いたスカルメルト法による酸化ガリウムの単結晶の製造方法が開示されている。 特開2017-61396号公報 実施形態に係る単結晶成長装置の構成の一例を示すブロック図である。実施形態に係る高周波発振器及びRLC回路の回路構成の一例を説明するための図である。高周波発振器の各部を流れる電流波形の一例を示す図である。コイルを伸縮させる手法の一例を説明するための図である。コイルの伸縮の程度と、コイルのパラメータとの関係を説明するための図である。実施形態に係る単結晶成長装置のインダクタンス調整の流れの一例を説明するためのフローチャートである。単結晶成長方法の第1の例を説明するための図である。単結晶成長方法の第2の例に係る単結晶成長装置の構成の一例を示すブロック図である。単化粧成長方法の第2の例を説明するための図である。 本実施形態に係る単結晶成長装置及び単結晶成長方法について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。なお、本実施形態は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、多様な変更又は改良を加えたものも含まれる。つまり、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれ、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。また、本実施形態は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更がされていてもよい。 [単結晶成長装置の概要] 図1は、実施形態に係る単結晶成長装置1の構成の一例を示すブロック図である。図1を参照しながら、単結晶成長装置1が備える各機能部の概要を説明する。単結晶成長装置1は、高周波発振器10と、RLC回路20と、測定部30と、制御部40と、調整部50と、駆動部60とを備える。単結晶成長装置1は、対象物体Oを誘導加熱することにより溶融し、融液から単結晶を成長させる単結晶成長方法に使用される。 制御部40、調整部50、及び駆動部60は、例えば、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)やメモリを備えるコンピュータ及びソフトウェアを用いて実現される。また,制御部40、調整部50、及び駆動部60は、必要に応じて電子回路を用いて実現されてもよい。さらに、制御部40、調整部50、及び駆動部60は、単一の装置に含まれるものでなくてもよく、複数の装置から単結晶成長装置1を構成するような様態であってもよい。 対象物体Oは、例えば、原料を円柱状に成型したものである。対象物体Oの原料は、高融点化合物であり、例えば、高融点酸化物であり、酸化ガリウム(β―Ga2O3)、ガドリニウムアルミニウムガリウムガーネット(Gd3(Al、Ga)5O12)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、酸化イットリウム(Y2O3)等である。高融点酸化物には、上記以外にも、種々の元素を含有した高融点酸化物が含まれてよい。 酸化物は比抵抗の値が大きいため、原料が酸化物である場合の加熱には高い周波数を印加することを要する。単結晶成長装置1は、数百[kHz]~10[MHz]オーダーの周波数を出力可能であるため、酸化物原料の加熱が可能である。また、高い周波数を出力できるため、原料体内部の融液の直径を大きくすることができ、結晶の直径を大径化することができる。さらに、高周波発振器10は、周波数の調整が可能であるため、種結晶付近における融液の温度をその融点近傍の温度とすることができ、結晶成長を進行させることができる。 高周波発振器10は、真空管式の発振器である。高周波発振器10は、誘導加熱コイルLcoilに対して高周波電流を出力する。真空管式を採用した高周波発振器10は、周波数変動に自動的に追随する調整が入る自励式であるため、細かな周波数変動に自動的に対応可能である。また、高周波発振器10は、共振店に近づく変動により発生する過電流によって破損する恐れがあるというトランジスタ式の発振器の課題に対応可能である。 RLC回路20は、コイル、コンデンサ、及び、抵抗が電気的に接続された回路である。RLC回路20は、RLC直列回路であってもよいし、RLC並列回路であってもよい。RLC回路20は、RLC回路におけるコイルとして誘導加熱コイルLcoilを備える。 誘導加熱コイルLcoilの周囲には、高周波発振器10から印可された高周波電流によって、磁界が発生する。誘導加熱コイルLcoilの内側にある対象物体Oには、導電性の材料が含まれているため、当該導電性の材料から誘導加熱が開始する。対象物体Oには、高周波電流の変化に応じて変化する磁界の変化を妨げる方向に渦電流が流れる。対象物体Oの電気抵抗によりジュール熱が発生することにより、対象物体Oは加熱される。 対象物体Oは、固体の場合における性質と、溶融した場合(液体)における性質とが異なる。そのため、固体である対象物体Oと、液体である対象物体Oとの割合等によって、対象物体Oを誘導加熱するのに適した周波数の値が変動する。 [高周波発振器の構成] 図2は、実施形態に係る高周波発振器10及びRLC回路20の回路構成の一例を説明するための図である。高周波発振器10は、3相交流電源11と、整流回路12と、真空管13と、インバータ回路14と、平滑キャパシタCinと、カソード抵抗Rcathodeと、カソードキャパシタCcathodeと、を備える。 3相交流電源11は、3相電力を出力する交流電源である。3相交流電源11は、例えば、0[V]から10[kV]の間の電圧であって、単結晶成長装置1の設計者や使用者等の設定に応じた大きさの電圧を出力する。 整流回路12は、3相交流電源11から出力された3相電力を整流する回路である。例えば、図2に示す整流回路12は、3相交流電源11から出力される各相それぞれについて、3相交流電源11の各相と、整流回路12とが接続される位置の低電位側及び高電位側にダイオードを備えるという構成を採用している。整流回路12が備える各ダイオードは、高電位側がカソードとなり、低電位側がアノードとなるように配置される。 整流回路12の低電位側は、基準電圧に接続される。基準電圧は、例えば、0[V]であってもよいし、0[V]に近い小さな電圧であってもよいし、単結晶成長装置1の設計等者が設定する任意の電圧でもよい。また、整流回路12の低電位側は、第1点P1に接続される。すなわち、第1点P1の電圧値は、基準電圧と同一である。整流回路12の高電位側は、第2点P2に接続される。 平滑キャパシタCinは、一端が整流回路12の高電位側及び第2点P2と接続され、他端が整流回路12の低電位側及び第1点P1と接続される。すなわち、平滑キャパシタCinは、整流回路12と並列接続される。平滑キャパシタCinは、充放電を行うことにより、整流回路12によって整流された直流電圧を平滑化し、脈流を滑らかにする。以下の説明において、第1点P1と第2点P2の2点間にかかる電圧を、入力電圧Vinと称する場合がある。 真空管13は、例えば、直熱陰極型3極管である。真空管13のプレートは、プレートコイルLplete及びインバータ回路14が備えるカップリングキャパシタCCouplingに接続される。以下の説明において、真空管13のプレートは、アノードと称されてもよい。プレートコイルLpleteは、一端が第2点P2に接続され、他端が真空管13のプレート及びカップリングキャパシタCCouplingに接続される。 真空管13のグリッドは、インバータ回路14が備えるグリッドコイルLGrid及びインバータ回路14が備える第1グリッドキャパシタCGrid1に接続される。 真空管13のカソードは、一端がカソード抵抗Rcathode及びカソードキャパシタCcathodeに接続され、他端が基準電圧に接続される。カソード抵抗Rcathode及びカソードキャパシタCcathodeは、互いに並列接続される。カソード抵抗Rcathodeの及びカソードキャパシタCcathodeは、一端が真空管13のカソードに接続され、他端が基準電圧に接続される。以下の説明において、真空管13のカソードから、プレートに流れる電流を、プレート電流Ipと称する場合がある。 インバータ回路14は、高周波電圧を発生する。インバータ回路14が発生する高周波電圧により、RLC回路20は駆動する。RLC回路20、ひいては、誘導加熱コイルLcoilに高周波電流が流れることにより、対象物体Oは誘導加熱される。 インバータ回路14は、カップリングキャパシタCCouplingと、アノードコイルLAnodeと、グリッドコイルLGridと、グリッド抵抗RGridと、第1グリッドキャパシタCGrid1と、第2グリッドキャパシタCGrid2と、を備える。 グリッドコイルLGridと、グリッド抵抗RGridと、第1グリッドキャパシタCGrid1と、第2グリッドキャパシタCGrid2は、真空管13のグリッドと電気的に接続される。第1グリッドキャパシタCGrid1は、一端が真空管13のグリッド及びグリッドコイルLGridに接続され、他端が基準電圧に接続される。グリッドコイルLGridは、一端が真空管13のグリッド及び第1グリッドキャパシタCGrid1に接続され、他端が第2グリッドキャパシタCGrid2及びグリッド抵抗RGridに接続される。第2グリッドキャパシタCGrid2は、一端がグリッドコイルLGrid及びグリッド抵抗RGridに接続され、他端が基準電圧に接続される。グリッド抵抗RGridは、一端がグリッドコイルLGrid及び第2グリッドキャパシタCGrid2に接続され、他端が基準電圧に接続される。すなわち、第2グリッドキャパシタCGrid2及びグリッド抵抗RGridは、並列接続される。グリッド抵抗RGridの低電位側は、第3点P3に接続される。すなわち、第3点P3の電圧値は、基準電圧と同一である。第3点P3とは、インバータ回路14とRLC回路20とを電気的に接続する点のうち、低電位側の点である。 カップリングキャパシタCCouplingと、アノードコイルLAnodeは、真空管13のプレートと電気的に接続される。カップリングキャパシタCCouplingは、一端がプレートコイルLplete及び真空管13のプレートに接続され、他端がアノードコイルLAnodeと接続される。アノードコイルLAnodeは、一端がカップリングキャパシタCCouplingと接