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JP-2026076499-A - 枕、枕の厚み調整具、および枕の設計方法

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Abstract

【課題】ストレートネックの強さ(体形)の異なる使用者の各々に対して、仰臥位において好適な頸椎の前弯角度が得られる枕、枕の厚み調整具、および枕の設計方法を提供する。 【解決手段】枕Pは、使用者の頭部を支持する第1クッション体1と、頸部及び/又は背部を支持する第2クッション体2とが接続した枕であって、前記第2クッション体2は、袋部21と、前記袋部21によって保持される厚み調整具22とから構成され、前記第2クッション体2の厚みが、前記袋部21によって保持される前記厚み調整具22の数及び/又は前記厚み調整具の体積によって調整可能である。 【選択図】図1

Inventors

  • 藤田 友里子
  • 金岡 恒治

Assignees

  • ロフテー株式会社
  • 一般社団法人日本身体機能研究会

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20241024

Claims (10)

  1. 使用者の頭部を支持する第1クッション体と、頸部及び/又は背部を支持する第2クッション体とが接続した枕であって、 前記第2クッション体は、保持部と、前記保持部によって保持される厚み調整具とから構成され、 前記第2クッション体の厚みが、前記保持部によって保持される前記厚み調整具の数及び/又は前記厚み調整具の体積によって調整可能であることを特徴とする枕。
  2. 前記保持部が、開口部を有する袋部であって、前記開口部を介して前記袋部に対して前記厚み調整具が出し入れ可能である請求項1に記載の枕。
  3. 前記第2クッション体の前記袋部の前記開口部が、前記第1クッション体との接続側に形成されている請求項2に記載の枕。
  4. 前記開口部の周縁の一部が前記第1クッション体に接合している請求項3記載の枕。
  5. 前記第2クッション体は、その厚みが前記第1クッション体側に向かって厚くなる形状を有する請求項1~4のいずれかに記載の枕。
  6. 請求項1~4のいずれかに記載の枕に使用する厚み調整具であって、 厚みが前記第1クッション体側に向かって厚くなる形状を有することを特徴とする厚み調整具。
  7. 使用状態において脊椎方向に延在する凹部を有する請求項6記載の厚み調整具。
  8. 仰臥位の使用者の後頭部を支持する第1クッション体と、少なくとも第一胸椎から第三胸椎までを支持し、厚みが脊椎方向頭部側に向かって厚くなる第2クッション体とを備える枕の設計方法であって、 枕使用時において、前記第2クッション体の第一胸椎を支持する部分の厚さ(L)mmおよび前記第1クッション体の大後頭隆起部を支持する部分の厚さ(H)mmを、立位の前記使用者の後頭部鉛直線と背面部鉛直線との間の距離(d)mmから下記式(1)を満たすように求めることを特徴とする枕の設計方法。 {厚さ(H)+距離(d)-30}≦厚さ(L)≦{厚さ(H)+距離(d)-26} ・・・(1)
  9. 前記厚さ(H)mmを、質量2100gの外径100mmの半球状体を、前記第1クッション体の大後頭隆起部を支持する部分に置いたときの厚さとする請求項8記載の枕の設計方法。
  10. 前記厚さ(L)mmを、質量1600gの外径100mmの半球状体を、前記第2クッション体の第一胸椎を支持する部分に置いたときの厚さとする請求項8又は9に記載の枕の設計方法。

Description

本発明は、枕、枕の厚み調整具、および枕の設計方法に関するものである。 頸椎は本来緩やかに前弯しているが、近年、スマートフォンの普及などによって頸椎の前弯が消失して直線状になった「ストレートネック」が多く見られるようになった。ストレートネックになると、衝撃吸収性の低下や頭部を支える頸椎周辺の筋肉への過負荷によって、首の張りやこり、さらには痛みが生じることが知られている。また、頸椎が後弯していると、後弯の大きい部位で頚椎椎間関節への過負荷が生じて、椎間関節障害(寝違え)が生じることが知られている。 そこで、例えば、特許文献1では、使用者の後頭部が当たる頭部安着部の厚みよりも、使用者の頸椎が当たる頸椎安着部の厚みを厚くして頸椎を保護することなどが提案されている。 実用新案登録第3246674号公報 本発明に係る枕の一実施形態を示す平面図である。図1の枕の側面図である。図1の枕の正面図である。第2クッション体が開放状態のときの部分斜視図である。本発明に係る枕で使用可能な厚み調整具の一例を示す斜視図である。厚み調整具を袋部に装填した状態図である。立位の使用者の後頭部鉛直線と背面部鉛直線との間の距離(d)mmを説明する図である。仰臥位の使用者の頸椎の前弯角度θを説明する図である。 以下、本発明に係る枕および枕の設計方法の実施形態を図に基づいて詳述するが本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。また、以下の各実施形態では同一または対応する構成については同一の符号を付して説明を適宜省略する場合がある。なお、本明細書における「厚み方向」、「左右方向」、「前後方向(脊椎方向)」は図において示される厚み方向、左右方向、前後方向を意味するものとする。なお、本明細書において、前方向は第1クッション体1側の方向であり、後方向は第2クッション体2側の方向である。 図1に本発明に係る枕の一実施形態を示す平面図、図2に側面図、図3に正面図をそれぞれ示す。これらの図に示す枕Pは、所定の厚みを有する扇形状の第1クッション体1と、略四角錐形状の第2クッション体2とを有する。 (第1クッション体) 第1クッション体1は使用者の頭部を支持する役割を果たす。第1クッション体1は、平面視において周方向に略等間隔に3つのクッション部(左クッション部12、中央クッション部11、右クッション部13)に区分されている。第1クッション体1は、内部に設けられた不図示の仕切り壁によって、3つのクッション部に区分されてもよい。なお、第1クッション体1の区分は、2つであっても4つ以上であってもよい。3つのクッション部の境界には表面に窪み14a,14bが形成されている。また、中央クッション部11の前端から前後方向に2/3距離の位置に左右方向に平行に窪み14cが形成されている。窪み14cは、不図示の仕切り壁によって形成されてもよい。 3つのクッション部のうち、中央クッション部11は仰臥位の使用者の頭部を支持し、左クッション部12と右クッション部13が左右横臥位の使用者の頭部を支持するという役割が基本的に想定されている。 第1クッション体1は、第1クッション体1の外形を有する中空体内に、羽毛、ポリエステルなどの樹脂ファイバー、ウール、綿などの素材が充填されたものである。なお、ウレタンフォームなどの素材だけで第1クッション体1の形状を保持できるものについては前記中空体は不要である。 (第2クッション体) 第2クッション体2は頸部および背部を支持する役割を果たす。第2クッション体2は、保持部としての袋部21と、厚み調整具22(図5に図示)とから構成される。袋部21は、伸縮性を有する布帛などから構成されるのが好ましい。袋部21は、厚み調整具22が挿入されることによって略四角錐形状となる。袋部21の四角形状の底面が開口部211(図4に図示)とされ、開口部211から厚み調整具22が出入される。 図4に示すように、袋部21の四角形状の開口部211の下辺が第1クッション体1の中央クッション部11の後端の下部と接合されている。これにより、第2クッション体2は、第2クッション体2の開口部211が第1クッション体1の中央クッション部11の後端面で封鎖された封鎖状態と、第1クッション体1との接合部を中心軸として回転し開口部211が第1クッション体1の中央クッション部11から離間した開放状態との状態変化可能とされている。封鎖状態のときが枕Pの使用可能状態で、開放状態のときが袋部21への厚み調整具22の出入可能状態である。なお、開口部211の下辺が第1クッション体1の中央クッション部11の後端の下部と接合される構成で説明しているが、第2クッション体2の袋部21の一部が第1クッション体1と接合されていればよい。ただし、開口部211が開口される構成であって、開口部211から厚み調整具22が出し入れ可能な構成であればよい。開口部211は面ファスナー、ボタンなどの接合構成で封鎖状態にされてもよい。 第2クッション体2は、第1クッション体1に向かって厚くなる形状である。このような形状であることで使用者の頸部および背部が効果的に支持される。第2クッション体2は四角錐形状の他、円錐形状や三角錐形状など多角錐形状であってもよい。また、円錐台形状や多角錐台形状であってもよい。第2クッション体2は、後方向に向かって縮径される形状であることが好ましい。このような形状であれば、第2クッション体2は頸椎を支持しつつ肩甲骨を支持しない。肩甲骨がクッション体に当接すると、使用者の心地よさが低減することがあるためである。なお、第2クッション体2の厚みは、第1クッション体1に向かって連続的に厚くなっていてもよいし、段階的に厚くなっていてもよい。第2クッション体2の形状は、袋部21の形状によって基本的に定まる。 (厚み調整具) 厚み調整具22は、第2クッション体2の厚さを調整する役割を果たす。具体的には、第2クッション体2の袋部21に挿入する厚み調整具22の枚数あるいは厚み調整具22の体積を変えることで第2クッション体2の厚みが調整される。第2クッション体2の厚みの調整は、例えば、同じ厚さの厚み調整具22および異なる厚さの厚み調整具22を複数個用意しておき、これらの中から第2クッション体2が所望の厚みとなるよう選択し使用すればよい。詳細は後述する。 厚み調整具22の形状は、袋部21に挿入可能で袋部21を所望形状に保持できる形状であれば特に限定はないが、通常、袋部21の形状と似た形状であるのが好ましい。本実施形態では、厚み調整具22は、袋部21の形状と同様に、略四角錐形状であるのが好ましい。 厚み調整具22は、厚み調整具22の外形を有する中空体内に、羽毛、ポリエステルなどの樹脂ファイバー、ウール、綿などが素材が充填されたものであってもよい。なお、ウレタンフォームなどの素材だけで厚み調整具22の形状を保持できるものについては前記中空体は不要である。 図5に、厚み調整具22の一例を示す斜視図を示す。図5に示す厚み調整具22は、略四角錐形状の中空体の中にポリエステルファイバーを充填したものある。厚み調整具22の、後端の左右方向中央から前後方向に所定長さ延在する凹部221が形成されている。凹部221は、使用状態において仰臥位の使用者の胸椎または頸椎の棘突起に対応する位置に形成されており、棘突起と厚み調整具22との接触圧力を軽減する役割を奏する。凹部221の形成は、例えば、中空体の上下面を縫合することで行える。 (第2クッション体の厚み調整) 第2クッション体2の厚み調整は次のようにして行うことができる。まず、第2クッション体2の袋部21の開口部211が第1クッション体1の中央クッション部11の後端面から離間した開放状態とする(図4を参照)。開放された開口部211から袋部21に対して厚み調整具22を出し入れする。前述のように、袋部21に挿入する厚み調整具22の枚数あるいは厚み調整具22の体積を変えることで第2クッション体2の厚みが調整される。図6に一例を示す。図6(a),(b)に示すように、体積の異なる厚み調整具22a,22bが袋部21に挿入されることで第2クッション体2の厚みが調整される。また、図6(c)に示すように、袋部21に挿入される厚み調整具22cの枚数を変えることでも第2クッション体2の厚みが調整される。第2クッション体2の厚みが調整された後、第2クッション体2は開口部211が第1クッション体1の中央クッション部11の後端面で封鎖された封鎖状態とされ、枕Pは使用可能状態となる。 (枕の設計方法) 前記構成の枕Pを用いた本発明に係る枕Pの設計方法について以下説明する。第2クッション体2を含めた枕Pの好適な厚みは、使用者の頸椎の前弯の具合いによって異なる。本発明に係る枕Pの設計方法では、使用者の頸椎の前弯度合いを示す指標として、図7に示す使用者の後頭部鉛直線VL1と背面部鉛直線VL2との間の距離(d)mmを用いることとした。そして、図8に示す第2クッション体2の第一胸椎を支持する部分の厚さ(L)mmおよび第1クッション体1の大後頭隆起部を支持する部分の厚さ(H)mmが式(1)を満たすように枕Pを設計することとした。これにより、仰臥位の使用者の頸椎の前弯角度θは5°度以上15°以下の範囲に調整される。なお、本実施形態において、第2クッション体2の第一胸椎を支持する部分の厚さ(L)mmは、第2クッション体2の前端部の厚みである。 このような枕の設計方法の一実施形態としては、使用者の距離(d)、第1クッション体1の厚さ(H)mm、第2クッション体2の厚さ(L)mmをそれぞれ実測して、式(1)を満たすように第2クッション体2の厚さ(L)mmを調整する。第2クッション体2の厚さ(L)の調整は、前述のように、厚み調整具22の袋部21への出入によって行えばよい。 例えば、実測した使用者の距離(d)が30mm、第1クッション体1の厚さ(H)が32mm、第2クッション体2の厚さ(L)が16mmであった場合には、式(1)を満たす第2クッション体2の厚さL(32mm~36mm)となるように、第2クッション体2の厚み調整具22を体積の大きい物に差し替えるか、厚み調整具22の使用枚数を増やせばよい。 あるいは、簡易的に、第1クッション体1の厚さ(H)を、平均的な頭部の質量と同じ質量2100gで外径100mmの半球状体を、第1クッション体1の大後頭隆起部を支持する部分に置いたときの厚さとし、第2クッション体2の厚さ(L)を、質量1600gの外径100mmの半球状体を、第2クッション体2の第一胸椎を支持する部分(第2クッション体2の前端部)に置いたときの厚さとして、第1クッション体1の厚さ(H)mmおよび第2クッション体2の厚さ(L)を予め定めておき、使用者の距離(d)のみ実測し、式(1)を満たすように第2クッション体2の厚さ(L)を調整するようにしてもよい。 あるいはまた、第1クッション体1の厚さ(H)および第2クッション体2の厚さ(L)のいずれか一方を前述の半球体を該当部分に置いたときの厚さと想定し、他方を実測により求めて、式(1)を満たすように第2クッション体2の厚さ(L)を調整するようにしてもよい。 (その他の変形例) 以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態では、第1クッション体1の平面視における形状は扇形状であったが、使用者の頭部を支持できる形状であれば特に限定はなく、平面視において四角形状や円形状であってもよい。 また、第2クッション体2の保持部は、袋部21の他、厚み調整具22を保持できるものであればよい。 第2クッション体2の袋部21に設けられる開口部211の位置は、袋部21の底面に限定されるものではなく、例えば袋部21の周面であってもよいが、枕Pの使用時