JP-2026076511-A - クリーム状皮膚洗浄料
Abstract
【課題】 水なじみや泡立ち及び高温安定性に優れ、洗い流し後の肌につっぱり感を与えることなく、しっとりとした洗いあがりを付与するクリーム状皮膚洗浄料を提供すること。 【解決手段】 次の成分(A)~(D) (A)(a1)ラウリン酸、(a2)ミリスチン酸、(a3)パルミチン酸及び(a4)ステアリン酸 (B)平均重合度75以上のポリエチレングリコール (C)HLB10以上のショ糖脂肪酸エステル (D)グリセリン を含有してなり、成分(a2)に対する成分(a4)の重量比[a4/a2]が0.2~0.5であり、成分(A)の含有量が25~45重量%であり、成分(B)の含有量が0.5~4.0重量%であり、成分(C)の含有量が0.5~5.0重量%であり、成分(D)の含有量が15~30重量%であることを特徴とするクリーム状皮膚洗浄料である。 【選択図】なし
Inventors
- 相良 俊典
Assignees
- 日本メナード化粧品株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (3)
- 次の成分(A)~(D) (A)(a1)ラウリン酸、(a2)ミリスチン酸、(a3)パルミチン酸及び(a4)ステアリン酸 (B)平均重合度75以上のポリエチレングリコール (C)HLB10以上のショ糖脂肪酸エステル (D)グリセリン を含有し、成分(a2)に対する成分(a4)の重量比[a4/a2]が0.2~0.5であり、成分(A)の含有量が25~45重量%であり、成分(B)の含有量が0.5~4.0重量%であり、成分(C)の含有量が0.5~5.0重量%であり、成分(D)の含有量が15~30重量%であることを特徴とするクリーム状皮膚洗浄料。
- 成分(B)がPEG-150及び/又はPEG-240であることを特徴とする請求項1記載のクリーム状皮膚洗浄料。
- 成分(C)がラウリン酸スクロースであることを特徴とする請求項1又は2記載のクリーム状皮膚洗浄料。
Description
本発明は、水なじみや泡立ち及び高温安定性に優れ、洗い流し後の肌につっぱり感を与えることなく、しっとりとした洗いあがりを付与するクリーム状皮膚洗浄料に関するものである。 皮膚洗浄料は、余分な皮脂や汚れを除去し、皮膚を健やかに保つために使用される。その中でも近年、皮膚洗浄料として、クリーム状皮膚洗浄料が多用されている。クリーム状皮膚洗浄料は、高級脂肪酸のカリウム塩等の脂肪酸石鹸を主成分とするものが一般的であり、炭素数が12から22までの脂肪酸を組み合わせることによりクリーム状の剤型を得ることができる。 クリーム状皮膚洗浄料を用いる際、水なじみの良さは泡立ての簡便さに大きく影響する。水なじみが悪いと泡立てに時間を要するほか、皮膚にクリームのまま残存してしまい、洗い流しに手間がかかる。このため、水なじみが良く起泡性に優れたクリーム状皮膚洗浄料の開発が求められている。一般的に起泡性を良くするためには、炭素数の少ないラウリン酸を多く含むことが望ましい。しかし、ラウリン酸を多く含むクリーム状皮膚洗浄料は、洗い流し後につっぱり感を強く感じる等、使用感の問題があり、高温下でクリーム状から液状に変化したり、水性成分が分離する(水吐き)等、高温安定性の点でも問題がある。 さらに近年は、皮膚洗浄料においても洗い流し後の肌のしっとり感を求める消費者が多く、保湿効果を付与した洗浄料の開発も行われている。 これらの課題に対して様々な取り組みがなされている。例えば、つっぱり感を低減した洗浄料として、界面活性剤、両親媒性エステルを含有し、pHが3~8である皮膚洗浄料組成物(特許文献1)が提案されている。又、起泡性、洗浄後の肌感及び経時安定性に優れる洗浄料として、炭素数12~18の脂肪酸塩、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、炭素数4~6の多価アルコール、グリセリンを含有するクリーム状洗浄剤組成物(特許文献2)が提案されている。しかしながら、依然として、従来の洗浄料に対して使用感等のさらなる改良が求められている。 特開2021-4200号公報特許第5673116号公報 本発明の成分(A)の含有量は、クリーム状皮膚洗浄料に対して25~45重量%であり、30~40重量%がより好ましい。成分(A)の含有量が25重量%未満である場合、泡立ちや高温安定性が悪くなることがあり、45重量%を超える場合、水なじみが悪くなったり、洗い流し後の肌においてつっぱり感を感じることがある。 本発明の成分(a2)に対する成分(a4)の重量比[a4/a2]は、0.2~0.5であり、0.3~0.4がより好ましい。重量比[a4/a2]が0.2未満である場合、洗い流し後のしっとり感が不十分であったり、高温安定性が悪くなることがある。一方、重量比[a4/a2]が0.5を超える場合、水なじみや泡立ちが悪くなることがある。 本発明の成分(A)は、炭素数12~18の直鎖脂肪酸であり、本発明のクリーム状皮膚洗浄料は成分(a1)、成分(a2)、成分(a3)及び成分(a4)の4種全てを含有する。(a1)~(a4)のいずれか1つでも含有しない場合、泡立ちや高温安定性が悪くなることがある。脂肪酸は市販品を用いることが可能であり、ミヨシ油脂社製のラウリン酸98、ミリスチン酸98、パルミチン酸98や日油社製のNAA-1865が例として挙げられる。 本発明の成分(B)平均重合度75以上のポリエチレングリコールの含有量は、クリーム状皮膚洗浄料に対して0.5~4.0重量%であり、1.0~3.0重量%がより好ましい。成分(B)の含有量が0.5重量%未満である場合、洗い流し後のしっとり感が不十分となることがあり、4.0重量%を超える場合、水なじみが悪くなることがある。 本発明の成分(B)平均重合度75以上のポリエチレングリコールは、特に限定されないが、PEG-75、PEG-150、PEG-240、PEG-400等が挙げられ、2種類以上を組み合わせて含有して良い。この中で、水なじみや洗い流し後のしっとり感等に優れる点で、平均重合度150のPEG-150及び/又は平均重合度240のPEG-240が好ましい。平均重合度75以上のポリエチレングリコールは、市販品を用いることが可能であり、日油社製のPEG#4000、PEG#6000、PEG#11000、PEG#20000が例として挙げられる。 本発明の成分(C)HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルの含有量は、クリーム状皮膚洗浄料に対して0.5~5.0重量%であり、1.0~3.0重量%がより好ましい。成分(C)の含有量が0.5重量%未満である場合、水なじみや泡立ちが悪くなることがあり、5.0重量%を超える場合、洗い流し後の肌においてつっぱり感を感じたり、高温安定性が悪くなることがある。 本発明の成分(C)HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルは、特に限定されないが、ラウリン酸スクロース、ミリスチン酸スクロース、パルミチン酸スクロース、ステアリン酸スクロース等が挙げられ、2種類以上を組み合わせて含有して良い。この中で、水なじみや泡立ち、洗い流し後のつっぱり感等に優れる点で、ラウリン酸スクロースが好ましい。HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルは市販品を用いることが可能であり、三菱ケミカル社製のサーフホープ SE COSME C-1216やサーフホープ SE COSME C-1816、リョートーシュガーエステル S-1170が例として挙げられる。 尚、HLB値は、通常、界面活性剤の分野で使用される親水性、疎水性のバランスで、通常用いる計算式、例えばGriffin、Davis、川上式、有機概念図等の方法が使用できる。又、カタログ等に記載されているHLBの数値を使用してもよい。 本発明の成分(D)グリセリンの含有量は、クリーム状皮膚洗浄料に対して15~30重量%であり、20~26重量%がより好ましい。成分(D)の含有量が15重量%未満である場合、洗い流し後のしっとり感が不十分となったり、高温安定性が悪くなることがあり、30重量%を超える場合、泡立ちが悪くなることがある。グリセリンは市販品を用いることが可能であり、日油社製のグリセリン RG・コ・Pが例として挙げられる。 本発明のクリーム状皮膚洗浄料は、発明の効果を損なわない範囲であれば上記の成分の他、その使用目的に応じて油脂、ロウ類、炭化水素、低級アルコール、高級アルコール、界面活性剤、多価アルコール、紫外線吸収剤、色素、香料、キレート剤、殺菌剤、防腐剤、酸化防止剤、清涼剤、ビタミン類、スクラブ剤、pH調整剤、植物エキス等を含有することが可能である。 以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。尚、含有量は特に指定がなければ重量%である。 表1~4に示すクリーム状皮膚洗浄料を以下に示す方法により調製した。 (調製方法) 成分1~6を75℃で加温し、成分7、8の混合物及び成分9、10を加え、30℃まで冷却した。 (使用感評価方法) 20名の専門パネルにより、各クリーム状皮膚洗浄料を使用した際の「水なじみ」、「泡立ち」、「洗い流し後のつっぱり感」、「洗い流し後のしっとり感」について評価を行った。評価は、「水なじみ」、「泡立ち」については「良い」、「悪い」の2段階、「洗い流し後のつっぱり感」、「洗い流し後のしっとり感」については「ある」、「ない」の2段階で行った。評価基準は以下の通りである。 [水なじみの評価] ◎:16名以上が、水なじみが良いと評価した。 ○:11~15名が、水なじみが良いと評価した。 △:6~10名が、水なじみが良いと評価した。 ×:水なじみが良いと評価した人が、5名以下。 [泡立ちの評価] ◎:16名以上が、泡立ちが良いと評価した。 ○:11~15名が、泡立ちが良いと評価した。 △:6~10名が、泡立ちが良いと評価した。 ×:泡立ちが良いと評価した人が、5名以下。 [洗い流し後のつっぱり感の評価] ◎:16名以上が、洗い流し後のつっぱり感がないと評価した。 ○:11~15名が、洗い流し後のつっぱり感がないと評価した。 △:6~10名が、洗い流し後のつっぱり感がないと評価した。 ×:洗い流し後のつっぱり感がないと評価した人が、5名以下。 [洗い流し後のしっとり感の評価] ◎:16名以上が、洗い流し後のしっとり感があると評価した。 ○:11~15名が、洗い流し後のしっとり感があると評価した。 △:6~10名が、洗い流し後のしっとり感があると評価した。 ×:洗い流し後のしっとり感があると評価した人が、5名以下。 (高温安定性評価方法) 口径5mmのチューブ容器に充填した各クリーム状皮膚洗浄料を、40℃の恒温槽で4週間保存した後に、「高温安定性」について評価を行った。評価基準は以下の通りである。 [高温安定性の評価] ◎:水吐きや硬度の上昇がなく良好。 ×:水吐きや硬度の上昇があった。 ※1:ラウリン酸98(ミヨシ油脂社製) ※2:ミリスチン酸98(ミヨシ油脂社製) ※3:パルミチン酸98(ミヨシ油脂社製) ※4:NAA-1865(日油社製) ※5:アヤコール EGS-MV(成和化成社製) ※6:水酸化カリウム(東京応化工業社製) ※7:PEG#6000(日油社製) ※8:サーフホープ SE COSME C-1216(三菱ケミカル社製) ※9:グリセリン RG・コ・P(日油社製) ※10:アラノンALE(川研ファインケミカル社製) 表1の実施例1~9では、評価した全ての項目において満足する結果が得られ、その中でも、実施例2、3、4、7、8に示したように、成分(A)の合計が30~40重量%である場合や、重量比[a4/a2]が0.3~0.4の場合により高い評価が得られた。一方、比較例1に示したように、成分(a1)を含有しない場合、泡立ちにおいて満足する結果が得られず、比較例2~4に示したように、成分(a2)、成分(a3)、成分(a4)のいずれか一つを含有しない場合、高温安定性等において満足する結果が得られなかった。又、比較例5に示したように、成分(A)の含有量が25重量%未満である場合、泡立ち、高温安定性において満足する結果が得られず、比較例6に示したように、成分(A)の含有量が45重量%を超える場合、水なじみ、洗い流し後のつっぱり感において満足する結果が得られなかった。又、比較例7に示したように、成分(a2)と成分(a4)の重量比[a4/a2]が0.2未満である場合、洗い流し後のしっとり感、高温安定性において満足する結果が得られず、比較例8に示したように、成分(a2)と成分(a4)の重量比[a4/a2]が0.5を超える場合、水なじみ、泡立ちにおいて満足する結果が得られなかった。 ※11:PEG#4000(日油社製) ※12:PEG#11000(日油社製) ※13:PEG#24000(日油社製) ※14:PEG#1000(日油社製) ※15:PEG#1500(日油社製) 表2の実施例10~16では、評価した全ての項目において満足する結果が得られ、その中でも、実施例11、12に示したように、成分(B)の含有量が1.0~3.0重量%の場合により高い評価が得られた。又、実施例11、14、15、16に示したように、成分(B)の中でも、PEG-150又はPEG-240を含有した場合により高い評価が得られた。一方、比較例9、10に示したように、平均重合度75以上のポリエチレングリコールを含有しないもしくは含有量が0.5重量%未満である場合、洗い流し後のしっとり感において満足する結果が得られなかった。又、比較例11に示したように、平均重合度75以上のポリエチレングリコールの含有量が4.0重量%を超える場合、水なじみにおいて満足する結果が得られなかった。又、比較例12、13に示したように、平均重合度75以上のポリエチレングリコールの代わりに平均重合度75未満のポリ