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JP-2026076527-A - 被加工物の加工方法、加工装置、及びチップの製造方法

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Abstract

【課題】厚みが部分的に異なる被加工物を精度良く加工する。 【解決手段】第一領域(15)と第一領域よりも薄い第二領域(16)と有する被加工物(10)を保持部材(22)で保持し、被加工物の厚みに応じて集光点の位置を調整しながら被加工物にレーザー光線(L)を照射して内部に改質層(S)を形成し、改質層を形成する際に、少なくとも一部の第一領域と第二領域との境界を含む境界領域(M、N)には、レーザー光線が照射されないようにした。 【選択図】図4

Inventors

  • 大武 裕介
  • 前田 勉

Assignees

  • 株式会社ディスコ

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20241024

Claims (7)

  1. 被加工物の加工方法であって、 第一領域と、該第一領域よりも薄い第二領域と有する被加工物を、保持部材で保持する保持ステップと、 該被加工物の厚みに応じて集光点の位置を調整しながら、該被加工物にレーザー光線を照射し内部に改質層を形成する改質層形成ステップと、を備え、 該改質層形成ステップにおいて、少なくとも一部の該第一領域と、該第二領域と、の境界を含む境界領域は、該レーザー光線が照射されないことを特徴とする被加工物の加工方法。
  2. 該改質層形成ステップは、 該被加工物の厚み方向の異なる深さに該改質層を複数形成し、該レーザー光線の照射面に一番近い深さに形成される該改質層の該境界領域において、該レーザー光線が照射されないことを特徴とする、請求項1に記載の被加工物の加工方法。
  3. 該改質層形成ステップは、 該被加工物の厚み方向の異なる深さに該改質層を複数形成し、該照射面に一番近い深さに形成される該改質層の該第二領域において、該レーザー光線が照射されないことを特徴とする、請求項1に記載の被加工物の加工方法。
  4. 該第一領域は被加工物の中央に形成され、該第二領域は該第一領域を囲繞する該被加工物の外周に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の被加工物の加工方法。
  5. 該レーザー光線が照射されない該境界領域は、該第一領域と該第二領域の境界線と、該第二領域の該境界線から所定範囲を含むことを特徴とする、請求項1に記載の被加工物の加工方法。
  6. 加工装置であって、 第一領域と、該第一領域よりも薄い第二領域と有する被加工物を保持する保持部材と、 該保持部材で保持された該被加工物の厚みに応じて集光点の位置を調整しながら、該被加工物にレーザー光線を照射し内部に改質層を形成するレーザー照射ユニットと、 制御ユニットと、を備え、 該制御ユニットは、少なくとも一部の該第一領域と、該第二領域と、の境界を含む境界領域に、該レーザー光線を照射しないように該レーザー照射ユニットを制御することを特徴とする加工装置。
  7. 請求項1に記載の加工方法を用いたチップの製造方法であって、 該改質層形成ステップは、該被加工物を該チップに区画する分割予定ラインに沿って該改質層を形成し、 該改質層形成ステップの後に、該被加工物に外力を付与して、該改質層を起点に該被加工物を分割して形成される複数のチップ同士の間隔を広げるチップ間隔拡張ステップをさらに備え、 該改質層形成ステップと、該チップ間隔拡張ステップと、の少なくともいずれかにおいて、該被加工物が該改質層を起点に分割され複数のチップが製造されるチップの製造方法。

Description

本発明は、被加工物を加工する加工方法、加工装置、及びチップを製造する製造方法に関する。 被加工物を加工する加工方法や、被加工物を加工して複数のチップを製造する製造方法において、被加工物の内部にレーザー光線を集光させて改質層を形成する手法が知られている(例えば、特許文献1)。改質層を起点として被加工物を分割して複数のチップを製造する。 特開2005-223284号公報 レーザー加工装置の斜視図である。レーザー加工装置による改質層形成ステップを示す図である。被加工物ユニットの平面図である。第一の形態の被加工物に改質層形成ステップで改質層を形成した加工例を示す断面図である。第一の形態の被加工物に改質層形成ステップで改質層を形成した加工例を示す断面図である。第一の形態の被加工物に改質層形成ステップで改質層を形成した加工例を示す断面図である。第二の形態の被加工物に改質層形成ステップで改質層を形成した加工例を示す断面図である。第二の形態の被加工物に改質層形成ステップで改質層を形成した加工例を示す断面図である。第二の形態の被加工物に改質層形成ステップで改質層を形成した加工例を示す断面図である。被加工物の外周の余剰領域における改質層の形成位置が異なる変形例の被加工物ユニットの平面図である。改質層を形成した比較例の被加工物を示す断面図である。エキスパンド装置によるチップ間隔拡張ステップを示す図である。エキスパンド装置によるチップ間隔拡張ステップを示す図である。 以下、添付図面を参照して、本開示の被加工物の加工方法、加工装置、及びチップの製造方法について説明する。各図面に示すX軸方向、Y軸方向、Z軸方向は、互いに垂直な方向である。本開示による加工では、被加工物10から複数のチップ11(図3参照)を製造するために、被加工物10を分割予定ライン12(図3参照)に沿って加工する。被加工物10は、複数の分割予定ライン12によって格子状に区切られた複数のデバイス用区画を有しており、各デバイス用区画にチップ11が形成されている。一例として、被加工物10は円板状の半導体ウエーハであり、チップ11は半導体デバイスであるが、被加工物10の形状やチップ11の種類は限定されない。 図3に示すように、被加工物10は、可撓性を有するテープ2を介して、リング状のフレーム3の内側に取り付けられ、被加工物ユニット1を構成する。後述するレーザー加工装置20とエキスパンド装置70では、被加工物ユニット1の状態で被加工物10の加工とチップ11の製造(被加工物10の分割)が行われる。被加工物10において、テープ2に取り付けられる側の面を被保持面13と呼び、被保持面13とは反対側の面を照射面14とする(図2、図4から図9、図12参照)。被保持面13と照射面14は、被加工物10の厚み方向の一方の面と他方の面である。なお、本開示の加工方法及び製造方法は、テープ2及びフレーム3に取り付けられていない状態の被加工物10を加工する場合にも適用が可能である。 図4から図9は、図3に示す複数の分割予定ライン12のいずれかに沿う位置で被加工物10を断面視したものである。被加工物10は、厚みが部分的に異なっており、Z軸方向の厚みが相対的に大きい第一領域15と、Z軸方向の厚みが相対的に小さい(薄い)第二領域16と、を有している。第一領域15における照射面14の高さ位置と、第二領域16における照射面14の高さ位置と、が互いに異なっている。 図4から図6に示す第一の形態の被加工物10は、径方向の中央に第一領域15を有し、第一領域15の外側を囲繞する外周の環状部分に第二領域16を有している。図7から図9に示す第二の形態の被加工物10は、径方向の中央に第二領域16を有し、第二領域16の外側を囲繞する外周の環状部分に第一領域15を有している。これらのいずれの形態の被加工物10においても、第一領域15と第二領域16との境界には、Z軸方向に延びる被加工物10の中心軸Cを中心とする円筒状の段差面17が形成されている。段差面17は、図3のように被加工物10を平面視した状態で、第一領域15と第二領域16との境界線を構成する。第一の形態の被加工物10では、段差面17が外周側を向いており、第二の形態の被加工物10では、段差面17が内周側を向いている。図3は、第一の形態の被加工物10と第二の形態の被加工物10の両方に対応する図であり、第一の形態の被加工物10に適用する場合は中央が第一領域15で外周が第二領域16となり、第二の形態の被加工物10に適用する場合は中央が第二領域16で外周が第一領域15となる。 図1及び図2は、被加工物10を加工する加工装置であるレーザー加工装置20を示している。レーザー加工装置20を用いる加工では、被加工物10に対して分割予定ライン12に沿って照射面14からレーザー光線Lを照射して被加工物10の内部に集光させ、レーザー光線Lの集光点の位置に改質層S(図4から図9参照)を形成する。改質とは、照射されたレーザー光線Lのエネルギーなどによって、被加工物10の内部の密度、屈折率、機械的強度やその他の物理的特性が周囲と異なる状態となることを意味しており、改質の結果、改質層Sは周囲よりも強度が低下した領域になる。また、改質の状況に応じて、改質層Sから被加工物10の厚み方向に向けてクラック(亀裂)が形成される。従って、被加工物10の内部に改質層Sを形成することによって、改質層Sを起点として分割予定ライン12に沿って被加工物10が分割されるまたは分割されやすくなる。つまり、レーザー加工装置20によるレーザー加工によって、分割予定ライン12に沿う分割起点が被加工物10の内部に形成される。なお、図2では、中央の厚みが大きく外周の厚みが小さい第一の形態の被加工物10(図4から図6参照)を加工する状態を示しているが、レーザー加工装置20は、中央の厚みが小さく外周の厚みが大きい第二の形態の被加工物10(図7から図9参照)を加工することもできる。 図12及び図13に示すエキスパンド装置70は、レーザー加工装置20によって改質層Sを形成した被加工物10に外力を付与して、複数のチップ11同士の間隔を広げる。レーザー加工装置20によって改質層Sを形成した段階で被加工物10が複数のチップ11に分割される場合と、被加工物10に改質層Sを形成してからさらにエキスパンド装置70などを用いて外力を付与することによって複数のチップ11に分割される場合と、がある。また、レーザー加工装置20で改質層Sを形成した段階で被加工物10の一部が分割され、エキスパンド装置70などによる外力付与によって被加工物10の残りの部分が分割される場合もある。つまり、レーザー加工装置20において行う後述の改質層形成ステップと、エキスパンド装置70において行う後述のチップ間隔拡張ステップと、の少なくともいずれかにおいて、被加工物10が改質層Sを起点に分割されて複数のチップ11が製造される。複数のチップ11への分割が改質層形成ステップとチップ間隔拡張ステップとのいずれの段階で生じるとしても、エキスパンド装置70によって複数のチップ11同士の間隔を広げることで、製造された複数のチップ11をテープ2からピックアップしやすい状態になる。なお、図12及び図13では、中央の厚みが大きく外周の厚みが小さい第一の形態の被加工物10(図4から図6参照)に外力を付与する状態を示しているが、エキスパンド装置70は、中央の厚みが小さく外周の厚みが大きい第二の形態の被加工物10(図7から図9参照)に外力を付与することもできる。以下、レーザー加工装置20を用いて行う被加工物10の加工の詳細と、エキスパンド装置70を用いて行う被加工物10への外力の付与(チップ間隔の拡張)の詳細を、順次説明する。 図1及び図2に示すように、レーザー加工装置20は、基台21上に備えた保持部材である保持テーブル22に被加工物ユニット1を保持し、保持テーブル22の上方に配置したレーザー照射ユニット23から保持テーブル22上の被加工物10にレーザー光線Lを照射して、被加工物10の加工を行う。 図2に示すように、保持テーブル22は、円板状の枠体24の上面側に凹部25を有し、凹部25内に多孔質材からなるポーラス板26が取り付けられている。枠体24の内部には、凹部25の底部に通じる流路27が形成されており、流路27は開閉弁28を介して吸引源29に接続している。開閉弁28を開いて吸引源29を動作させることによって、流路27を経由してポーラス板26からエアを吸引して、ポーラス板26の上面である保持面に吸引力を作用させ、テープ2を介して被加工物10の被保持面13を保持することができる。枠体24の外側に、周方向に等間隔で四つのクランプ部30が設けられている。各クランプ部30は、支持部31と、支持部31に対して開閉動作が可能な押さえ部32と、を有しており、支持部31と押さえ部32とによってフレーム3をZ軸方向に挟持して固定することができる。このようにして、被加工物ユニット1が保持テーブル22に保持される。 図1に示すように、保持テーブル22は、X軸移動機構34によってX軸方向に移動され、Y軸移動機構35によってY軸方向に移動される。X軸移動機構34とY軸移動機構35とで保持テーブル22をX軸方向やY軸方向に移動させることによって、保持テーブル22に保持された被加工物ユニット1とレーザー照射ユニット23とを水平方向に相対的に移動させ、レーザー照射ユニット23から被加工物10へのレーザー光線Lの照射位置を水平方向に変化させることができる。 X軸移動機構34は、X軸方向に延びる一対のX軸ガイドレール36と、X軸ガイドレール36によってX軸方向に移動可能に支持されるX軸テーブル37と、X軸方向に延びてX軸テーブル37のナット部に螺合するX軸ボールネジ38と、X軸ボールネジ38を回転させるモータ39と、を備えている。モータ39によってX軸ボールネジ38を回転させると、X軸テーブル37がX軸ガイドレール36に沿ってX軸方向に移動する。 Y軸移動機構35は、Y軸方向に延びる一対のY軸ガイドレール40と、Y軸ガイドレール40によってY軸方向に移動可能に支持されるY軸テーブル41と、Y軸方向に延びてY軸テーブル41のナット部に螺合するY軸ボールネジ42と、Y軸ボールネジ42を回転させるモータ43と、を備えている。モータ43によってY軸ボールネジ42を回転させると、Y軸テーブル41がY軸ガイドレール40に沿ってY軸方向に移動する。Y軸ガイドレール40とY軸ボールネジ42とモータ43は基台21の上面に支持されており、Y軸テーブル41の上面にX軸ガイドレール36とX軸ボールネジ38とモータ39とが支持されている。 保持テーブル22は、テーブル回転機構44を介してX軸テーブル37上に支持されている。テーブル回転機構44は、図示を省略するモータによって、保持テーブル22をZ軸方向の軸を中心として回転させることができる。 レーザー加工装置20は、基台21のY軸方向の一端から上方に突出する立壁45と、立壁45から水平方向(Y軸方向)に突出する突出部46と、を備えている。レーザー照射ユニット23は突出部46に設けられている。 図2に示すように、レーザー照射ユニット23の光学系は、被加工物10に対して吸収性を有する波長のパルスレーザーであるレーザー光線Lを発振するレーザー発振器47と、レーザー発振器47が発振したレーザー光線Lを所定の出力に調整する出力調整部48と、出力調整部48で出力が調整されたレーザー光線Lを反射して加工ヘッド49に導くミラー50と、加工ヘッド49に設けられてレーザー光線Lを集光する集光レンズ51と、を備えている。加工ヘッド49は、突出部46のY軸方向の端部に配置されている(図1参照)。 図2に示すZ軸移動機構52を用いて、加工ヘッド49をZ軸方