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JP-2026076577-A - 電力変換装置および電力変換装置の制御方法

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Abstract

【課題】出力対象の伝達特性に起因する追従制御の誤差を抑制することが可能な電力変換装置および電力変換装置の制御方法を提供する。 【解決手段】この電力変換装置100は、入力された電力を変換して出力する電力変換部10と、電力変換部10による電力の変換の制御を行う制御部11とを備える。制御部11は、指令値生成部20と、位相補正部40と、追従信号出力部50とを含む。位相補正部40は、出力電流Iaと、交流系統250のモデルに基づいて生成された伝達関数とのうちの少なくとも一方に基づいて算出した位相補正量δに基づいて指令値I * の位相を補正する。 【選択図】図1

Inventors

  • 丹下 吉雄
  • 小藤 健太郎

Assignees

  • 富士電機株式会社

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20241024

Claims (10)

  1. 入力された電力を変換して出力対象に出力する電力変換部と、 前記電力変換部による電力の変換の制御を行う制御部と、を備え、 前記制御部は、 外部に出力される出力電流の指令値を生成する指令値生成部と、 前記指令値生成部により生成された前記指令値の位相を補正する位相補正部と、 前記位相補正部により位相を補正された前記指令値である補正指令値に追従するように、前記出力電流を制御するための信号を出力する追従信号出力部と、を含み、 前記位相補正部は、前記出力電流と、前記出力対象のモデルに基づいて生成された伝達関数とのうちの少なくとも一方に基づいて算出した位相補正量に基づいて前記指令値の位相を補正する、電力変換装置。
  2. 前記出力対象は、電力系統を含み、 前記指令値生成部は、前記電力系統における電圧と、前記出力電流とに基づいて前記指令値を生成する、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記位相補正部は、前記出力電流の前記指令値に対する遅れに基づいて前記位相補正量を算出する、請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記位相補正部は、所定の周期ごとに前記位相補正量を更新するように構成されている、請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記位相補正部は、前記出力電流と前記指令値とに基づいて前記位相補正量の正弦および余弦を算出することによって前記指令値の位相を補正する、請求項1に記載の電力変換装置。
  6. 前記伝達関数は、一巡伝達関数を含み、 前記位相補正部は、前記一巡伝達関数における動作周波数に対応する位相の初期位相に対するずれ量に基づいて前記位相補正量を算出する、請求項1に記載の電力変換装置。
  7. 前記位相補正部は、前記位相補正量の分だけ前記指令値の位相を進めるように補正する、請求項1に記載の電力変換装置。
  8. 前記追従信号出力部は、前記補正指令値と前記出力電流とのd軸およびq軸上における偏差を抑制するための制御を行うDC型ACRを含む、請求項1に記載の電力変換装置。
  9. 前記追従信号出力部は、前記補正指令値と前記出力電流とのUVW軸上における偏差を抑制するための制御を行うAC型ACRを含む、請求項1に記載の電力変換装置。
  10. 入力された電力を変換して出力対象に出力する電力変換装置の制御方法であって、 外部に出力される出力電流の指令値を生成する指令値生成ステップと、 前記指令値の位相を前記出力電流と、前記出力対象のモデルに基づいて生成された伝達関数とのうちの少なくとも一方に基づいて算出した位相補正量に基づいて補正する位相補正ステップと、 位相補正ステップにおいて位相を補正された前記指令値である補正指令値に追従するように、前記出力電流を制御するための信号を出力する追従信号出力ステップと、を備える、電力変換装置の制御方法。

Description

この発明は、電力変換装置および電力変換装置の制御方法に関し、特に、指令値の位相を補正する電力変換装置および電力変換装置の制御方法に関する。 従来、指令値の位相を補正する電力変換装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。 上記特許文献1には、電力系統に接続され、電力系統の無効電力および高調波電力などを補償する制御を行う電力変換装置が開示されている。この電力変換装置は、電力系統の電圧の検出位相を、検出器の検出時間の遅れと、制御部内の制御演算時間の遅れとに基づいて事前に設定された位相補正量により補正している。上記特許文献1では、補正された位相を電力変換装置の出力電流指令値を生成する際の基準位相として用いることにより、検出器の検出時間の遅れ、および、制御部内の制御演算時間の遅れによる追従制御の誤差を抑制している。 特開2008-234298号公報 本発明の第1実施形態による電力変換装置の構成を示したブロック図である。本発明の第1実施形態による出力電流の指令値に対する遅れを説明するための図である。本発明の第1実施形態による追従信号出力部の内部構成を説明するためのブロック図である。本発明の第1実施形態による電力変換装置の制御方法の制御処理を示すフローチャートである。本発明の第2実施形態による電力変換装置の構成を示したブロック図である。本発明の第2実施形態による出力電流と指令値とに基づいて位相補正量の正弦および余弦を算出する方法を説明するための図である。本発明の第3実施形態による電力変換装置の構成を示したブロック図である。本発明の第3実施形態による一巡伝達関数に基づいて位相補正量を算出する方法を説明するためのボード線図((a):ゲイン特性、(b):位相特性)である。本発明の第4実施形態による電力変換装置の構成を示したブロック図である。本発明の第4実施形態による追従信号出力部の内部構成を説明するためのブロック図である。 以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。 [第1実施形態] 図1~図3を参照して、第1実施形態による電力変換装置100の構成について説明する。 (電力変換装置の構成) 図1に示すように、電力変換装置100は、直流電源200から入力される直流電力を交流電力に変換してリアクトル210、リアクトル220、コンデンサ230および抵抗240などを介して交流系統250に電力を供給(送電)するように構成されている。直流電源200は、たとえば、蓄電池および太陽電池などである。なお、交流系統250は、特許請求の範囲の「出力対象」および「電力系統」の一例である。 図1に示すように、電力変換装置100は、電力変換部10と、制御部11とを備える。 電力変換部10は、入力された直流電力を交流電力に変換して出力対象である交流系統250に出力するように構成されている。電力変換部10は、ゲート回路10aを含む。ゲート回路10aは、たとえば、スイッチング素子(不図示)を含む。そして、電力変換部10は、ゲート回路10aに含まれるスイッチング素子のスイッチング動作が制御部11により制御されることによって、電力変換部10から出力される交流電力を制御するように構成されている。具体的には、スイッチング素子のゲート端子(不図示)に入力されるゲート信号Fが制御部11に制御されることによって、電力変換部10から出力される交流電力が制御される。電力変換部10から出力される交流電力を制御することによって、交流系統250における電流、電圧および力率などを制御することが可能となる。 制御部11は、電力変換部10による電力の変換の制御を行うように構成されている。制御部11は、機能的な構成として、指令値生成部20と、位相検出部30と、位相補正部40と、追従信号出力部50とを含む。制御部11において、指令値生成部20、位相検出部30、位相補正部40および追従信号出力部50は、ソフトウェアの構成によって各々の機能が実現されるように構成されていてもよいし、演算処理を行うハードウェアによる回路構成によって各々の機能が実現されるように構成されていてもよい。また、制御部11は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって各々の機能が実現されるように構成されていてもよい。 指令値生成部20は、交流系統250における系統電圧Vaと、電力変換装置100から出力される出力電流Iaとに基づいて外部に出力される出力電流の指令値I*を生成するように構成されている。具体的には、指令値生成部20は、系統電圧Vaと出力電流Iaとに基づいて算出される交流系統250における有効電力および無効電力の各々を、所望の値に制御するための指令値として指令値I*を生成するように構成されている。なお、電力変換装置100から出力される出力電流Iaは、電流センサからなる検出器260により検出されて、制御部11(電力変換装置100)に出力されている。系統電圧Vaは、電圧センサからなる検出器270により検出されて、制御部11(電力変換装置100)に出力されている。指令値I*は、d軸成分であるId *、および、q軸成分であるIq *を含む。指令値I*は、電力変換部10から出力される出力電流の指令値である。なお、系統電圧Vaは、特許請求の範囲の「電力系統における電圧」の一例である。 位相検出部30は、電圧から位相を検出するように構成されている。具体的には、位相検出部30は、系統電圧Vaから座標変換時の基準となる基準位相θ1を検出している。そして、位相検出部30は、検出した基準位相θ1を後述する位相補正部40に出力している。位相検出部30は、たとえば、PLL(Phase Locked Loop)などの位相検出器である。 位相補正部40は、指令値生成部20により生成された指令値I*の位相を補正して、補正指令値I**として出力するように構成されている。なお、指令値I**は、UVW軸の各々の成分であるIU **、IV **およびIW **を含む。位相補正部40は、基準位相補正部41と、座標変換部42とを含む。基準位相補正部41は、位相検出部30から出力された基準位相θ1を位相補正量δ分だけ進めるように補正して補正位相θ2を出力する。基準位相θ1を位相補正量δ分だけ進める演算処理は下記の式(1)により行われている。 すなわち、基準位相補正部41は、基準位相θ1に位相補正量δを加算することにより補正位相θ2を算出している。なお、基準位相補正部41は、図2に示すように、制御量である出力電流Iaの指令値I*に対する遅れτを検出し、検出した遅れτを位相に換算することにより位相補正量δを算出している。ここで、遅れτは、リアクトル210、リアクトル220、コンデンサ230、抵抗240、交流系統250および電力変換装置100のインピーダンス特性に加えて、センサ、A/D変換器、演算装置、メモリおよびゲート回路等の遅れなどに起因して生じている。このように、遅れτが生じる要因は複合的であり、適切な値を事前に定数として設定しておくことは難しい。なお、遅れτを検出する際の指令値I*は、図示しない座標変換部によりd軸およびq軸からUVW軸に変換されている。遅れτを位相に換算して位相補正量δを算出する演算処理は下記の式(2)により行われている。 ここで、f1は、交流系統250における周波数(系統周波数)である。なお、遅れτは、特許請求の範囲の「出力電流の指令値に対する遅れ」の一例である。 なお、第1実施形態では、基準位相補正部41(位相補正部40)は、所定の制御周期ごとに位相補正量δを算出して、位相補正量δを更新するように構成されている。 座標変換部42は、入力された電圧または電流の座標をd軸およびq軸からUVW軸に座標変換するように構成されている。具体的には、図1における座標変換部42は、指令値I*を、補正位相θ2を用いてd軸およびq軸からUVW軸に座標変換して補正指令値I**を出力する演算処理を行うように構成されている。座標変換部42による演算処理は、下記の式(3)により行われている。 なお、UVW軸はabc軸とも呼ばれている。 追従信号出力部50は、位相補正部40により位相を補正された補正指令値I**に追従するように、出力電流Iaを制御するためのゲート信号Fを出力するように構成されている。図3に示すように、追従信号出力部50は、電流制御部51と、追従信号変換部52とを含む。なお、ゲート信号Fは、特許請求の範囲の「出力電流を制御するための信号」の一例である。 図3に示すように、電流制御部51は、UVW軸上において電流の指令値と制御量の偏差を抑制する制御を行い、電圧を出力するACR(Auto Current Regulator)として機能するように構成されている。なお、周波数が一定である場合、UVW軸上では電流は交流となる。つまり、電流制御部51は、補正指令値I**と出力電流IaとのUVW軸上における偏差を抑制するための制御を行うAC型ACRである。電流制御部51は、UVW軸上において補正指令値I**と出力電流Iaとの偏差D1を抑制するための制御を行い、追従電圧V1を出力している。補正指令値I**と出力電流Iaとの偏差D1を抑制するための制御とは、たとえば、偏差に対して比例制御(P制御)と積分制御(I制御)とを行うPI制御、および、偏差に対して比例制御(P制御)と共振制御(R制御)とを行うPR制御などである。 追従信号出力部50は、電流制御部51から出力された追従電圧V1と、系統電圧Vaとを加算して指令電圧Vbとして追従信号変換部52に入力するように構成されている。追従信号変換部52は、入力された電圧をPWM(パルス幅変調:Pulse Width Modulation)制御によりゲート回路10a(図1参照)を動作させるためのゲート信号Fに変換するように構成されている。具体的には、図1および図3に示すように、追従信号変換部52は、指令電圧Vbを所定のキャリア周波数に応じて矩形状のパルス信号(PWM波)に変換して、変換されたパルス信号をゲート信号Fとして電力変換部10のゲート回路10aに対して出力している。ゲート回路10aは、入力されたゲート信号Fに応じてスイッチング素子のON/OFF動作を行うように構成されている。 (電力変換装置の制御方法) 次に、図4を参照して、第1実施形態の電力変換装置100の制御方法の制御処理について説明する。なお、図4におけるステップS1~ステップS3の制御処理は、制御部11により実行される。また、ステップS1~ステップS3の制御処理は、所定の制御周期ごとに繰り返して実行される。 図4に示すように、ステップS1において、指令値I*が生成される。具体的には、第1実施形態では、指令値生成部20により交流系統250における系統電圧Vaと、電力変換装置100から出力される出力電流Iaとに基づいて外部に出力される出力電流の指令値I*が生成される。なお、ステップS1は、特許請求の範囲の「指令値生成ステップ」の一例である。第1実施形態では、ステップS1において、外部に出力される出力電流Iaの指令値I*が生成される。 次に、ステップS2において、指令値I*の位相が補正される。具体的には、第1実施形態では、位相補正部40により、指令値生成部20により生成された指令値I*の位相を位相補正量δ分だけ進めるように補正される。位相補正部40は、位相補正量δを、制御量である出力電流Iaの指令値I*に対する遅れτを検出し、検出した遅れτを位相に換算することにより算出している。なお、ステップS2は、特許請求の範囲の「