JP-2026076582-A - 換気システム
Abstract
【課題】換気モードと循環モードとの間で運転モードを切り替えて運転制御を行う換気システムにおいて、換気モードでの運転時には複数のエリアの夫々の空気汚染度を十分に低下させながら、循環モードでの運転時は建物内全体の空気汚染度を適切に低い状態に保つ。 【解決手段】建物100内に、複数のエリアX,Yが区画形成されていると共に、そのうちの少なくとも一つの特定エリアXから連通路Bを通じて室内空気の移動が可能な離隔部C2に離隔部排気口74が設けられており、制御手段80が、換気モードでの運転時には、特定エリアXに設けられた特定エリア排気バルブ35を開放すると共に離隔部C2に設けられた離隔部排気バルブ75を閉鎖し、循環モードでの運転時には、特定エリア排気バルブ35を閉鎖すると共に離隔部排気バルブ75を開放する。 【選択図】図2
Inventors
- 吉田 淳
- 藤井 勇樹
Assignees
- 株式会社竹中工務店
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (3)
- 建物内に設けられた給気口及び排気口と、前記給気口と屋外とを繋ぐ給気風路と、前記排気口と屋外とを繋ぐ排気風路と、前記給気風路と前記排気風路とを繋ぐバイパス風路と、換気モードと循環モードとの間で運転モードを切り替えて運転制御を行う制御手段と、を備え、 前記換気モードが、前記給気風路及び前記排気風路を屋外に対して開放しながら前記バイパス風路を閉鎖した状態で、前記建物内から前記排気口を通じて還気として前記排気風路に取り込んだ室内空気を屋外に排出しながら、屋外から取り込んだ外気を前記給気風路に導入して前記給気口を通じて給気として前記建物内に供給する運転モードであり、 前記循環モードが、前記給気風路及び前記排気風路を屋外に対して閉鎖しながら前記バイパス風路を開放した状態で、前記建物内から前記排気口を通じて還気として前記排気風路に取り込んだ室内空気を前記バイパス風路から前記給気風路に導入して前記給気口を通じて給気として前記建物内に供給する運転モードである換気システムであって、 前記建物内に、前記給気口及び前記排気口が設けられた複数のエリアが区画形成されていると共に、前記複数のエリアのうちの少なくとも一つの特定エリアから連通路を通じて室内空気の移動が可能な離隔部に前記排気口が設けられており、 前記特定エリアに設けられた前記排気口である特定エリア排気口を開閉可能な特定エリア排気バルブと、 前記離隔部に設けられた前記排気口である離隔部排気口を開閉可能な離隔部排気バルブと、を備え、 前記制御手段が、前記換気モードでの運転時には、前記特定エリア排気バルブを開放すると共に前記離隔部排気バルブを閉鎖し、前記循環モードでの運転時には、前記特定エリア排気バルブを閉鎖すると共に前記離隔部排気バルブを開放する換気システム。
- 前記建物内において前記特定エリアの上階側に位置する前記離隔部である上階側離隔部に、前記離隔部排気口である上階側離隔部排気口と、当該上階側離隔部排気口を開閉可能な前記離隔部排気バルブである上階側離隔部排気バルブと、が設けられており、 前記建物内において前記特定エリアの下階側に位置する前記離隔部である下階側離隔部に、前記離隔部排気口である下階側離隔部排気口と、当該下階側離隔部排気口を開閉可能な前記離隔部排気バルブである下階側離隔部排気バルブと、が設けられており、 前記制御手段が、前記循環モードでの運転時において、夏期には、前記上階側離隔部排気バルブを閉鎖すると共に前記下階側離隔部排気バルブを開放し、冬期には、前記上階側離隔部排気バルブを開放すると共に前記下階側離隔部排気バルブを閉鎖する請求項1に記載の換気システム。
- 前記複数のエリアが、前記特定エリアとは別に当該特定エリアから前記室内空気の移動が可能な一般エリアを含むと共に、前記離隔部が前記一般エリアから前記連通路を通じて室内空気の移動が可能に構成されており、 前記特定エリアに設けられた前記給気口である特定エリア給気口を開閉可能な特定エリア給気バルブと、 前記一般エリアに設けられた前記給気口である一般エリア給気口を開閉可能な一般エリア給気バルブと、を備え、 前記制御手段が、前記換気モードでの運転時には、前記特定エリア及び前記一般エリアの夫々に対して当該エリアの空気汚染度が設定空気汚染度以下になるように当該エリアの前記給気口に設けられた前記特定エリア給気バルブ及び前記一般エリア給気バルブの開度を調整する換気制御を実行し、前記循環モードでの運転時には、前記一般エリア給気バルブを閉鎖すると共に前記特定エリア給気バルブを最大開度で開放する請求項1又は2に記載の換気システム。
Description
特許法第30条第2項適用申請有り 令和6年9月4日に令和6年度空気調和・衛生工学会大会(佐賀)の講演論文集のダウンロード用ウェブサイト<https://www.gakkai-web.net/shasej/reg/index.html>で公開された講演論文集に掲載 [刊行物等] 令和6年9月11日(水)~9月13日(金)開催の令和6年度空気調和・衛生工学会大会(佐賀)にて発表 本発明は、換気モードと循環モードとの間で運転モードを切り替えて運転制御を行う換気システムに関する。 建物内の換気を行う従来の換気システムとして、換気モードと循環モードとの間で運転モードを切り替えて運転制御を行うものが知られている(例えば特許文献1を参照)。換気モードは、給気風路及び排気風路を屋外に対して開放しながらこれら給気風路と排気風路とを繋ぐバイパス風路を閉鎖した状態で、建物内から排気口を通じて排気風路に還気として取り込んだ室内空気を屋外に排出しながら、屋外から取り込んだ外気を給気風路に導入して給気口を通じて給気として建物内に供給する運転モードである。一方、循環モードは、給気風路及び排気風路を屋外に対して閉鎖しながらバイパス風路を開放した状態で、建物内から排気口を通じて排気風路に還気として取り込んだ室内空気をバイパス風路から給気風路に導入して給気口を通じて給気として建物内に供給する運転モードである。更に、特許文献1記載の換気システムでは、建物内が複数のエリアに区画されており、全てのエリアの空気汚染度(二酸化炭素濃度等)が所定の閾値を下回った場合にのみ、運転モードを換気モードから循環モードに切り替えることで、屋外から建物内への異物又は粒子状物質などを含む外気の給気としての導入を無くして、当該除去対象物を除去するためのフィルタの寿命を延ばすことができるとされている。 特開2022-180255号公報 本実施形態の換気システムの構成及び換気モードでの運転状態を示す図本実施形態の換気システムの構成及び夏期循環モードでの運転状態を示す図本実施形態の換気システムの構成及び冬期循環モードでの運転状態を示す図本実施形態の換気システムで実行される運転モード切替制御の処理フローを示す図 本発明に係る換気システムの実施形態について図面に基づいて説明する。 図1、図2、及び図3に示す本実施形態の換気システム(以下、「本換気システム」と呼ぶ。)90は、建物100内の換気を行う換気システとして構成されている。尚、図1、図2、及び図3において、開放したバルブは白抜きで表示し、閉鎖したバルブは黒塗りで表示している。また、図1、図2、及び図3において、通風している風路は太線で表示し、通風していない風路は細線で表示している。 建物100内は、給気口12,22,32,42,52及び排気口14,24,34,44,54が設けられた複数のエリアA1,A2,A3,A4,A5が区画形成されている。尚、本実施形態において、説明を簡単にするために、換気対象の建物100は5階建てのオフィスビルとしており、1階にあるエリアを1階エリアA1と呼び、2階にあるエリアを2階エリアA2と呼び、3階にあるエリアを3階エリアA3と呼び、4階にあるエリアを4階エリアA4と呼び、5階にあるエリアを5階エリアA5と呼ぶ。尚、これらエリアA1,A2,A3,A4,A5は、例えば執務室、応接室、会議室、役員室などとして利用される。 また、図面では、一つの階に一つのエリアが存在しているように示しているが、一つのエリアに複数のエリアが存在していても構わない。 本換気システム90は、建物100内に設けられた給気口12,22,32,42,52及び排気口14,24,34,44,54と、給気口12,22,32,42,52と屋外Oとを繋ぐ給気風路2と、排気口14,24,34,44,54,64,74と屋外Oとを繋ぐ排気風路4と、後述する各種ファン及び各種バルブの作動制御を行う制御装置80(制御手段の一例)と、を備える。 給気風路2及び排気風路4は、外気処理空調装置などの換気装置1に繋がれている。換気装置1には、屋外Oから取り込んだ外気を給気として給気風路2に導入する外気導入ファン3と、排気風路4に還気として取り込まれた室内空気を屋外Oに排出する屋外排気ファン5とが設けられている。また、給気風路2における換気装置1の外気導入ファン3との接続部には、外気導入ファン3の停止時に閉鎖されると共に外気導入ファン3の作動時に開放されるモータダンパ等の外気導入バルブ8が設けられている。また、排気風路4における換気装置1の屋外排気ファン5との接続部には、屋外排気ファン5の停止時に閉鎖されると共に屋外排気ファン5の作動時に開放される屋外排気バルブ9が設けられている。 給気風路2に対する各給気口12,22,32,42,52の接続部には、当該給気口12,22,32,42,52の開閉並びに開度調整可能な給気バルブ13,23,33,43,53が設けられている。 また、排気風路4に対する各排気口14,24,34,44,54,64,74の接続部にも、当該排気口14,24,34,44,54,64,74の開閉並びに開度調整可能な排気バルブ15,25,35,45,55,65,75が設けられている。 尚、給気バルブ13,23,33,43,53や排気バルブ15,25,35,45,55,65,75は、VAVやCAV等の風量制御装置で構成することができる。 本換気システム90は、上記給気風路2及び上記排気風路4に加えて、当該給気風路2と当該排気風路4とを繋ぐバイパス風路6を備える。そして、このバイパス風路6には、排気風路4側から給気風路2側に向けて送風する循環ファン7と、循環ファン7の停止時に閉鎖されると共に循環ファン7の作動時に開放されるモータダンパ等のバイパスバルブ10が設けられている。 各エリアA1,A2,A3,A4,A5には、当該エリアA1,A2,A3,A4,A5内の二酸化炭素濃度等の空気汚染度として検出する二酸化炭素濃度センサ等の空気汚染度検出手段16,26,36,46,56が設けられており、これら空気汚染度検出手段16,26,36,46,56で検出された空気汚染度は、制御装置80に入力される。 制御装置80は、換気モードと循環モードとの間で運転モードを切り替えて運転制御を行う。 換気モードは、詳細については後述するが、図1に示すように、給気風路2及び排気風路4を屋外Oに対して開放しながらバイパス風路6を閉鎖した状態で、建物100内から還気として排気風路4に取り込んだ室内空気を屋外Oに排出しながら、屋外Oから取り込んだ外気を給気風路2に導入して給気として建物100内に供給する運転モードである。一方、循環モードは、詳細については後述するが、図2及び図3に示すように、給気風路2及び排気風路4を屋外Oに対して閉鎖しながらバイパス風路6を開放した状態で、建物100内から還気として排気風路4に取り込んだ室内空気をバイパス風路6から給気風路2に導入して給気として建物100内に供給する運転モードである。また、制御装置80は、循環モードとして、夏期に設定される夏期循環モード(図2参照)と冬期に設定される冬期循環モード(図3参照)とを有する。 そして、本換気システム90は、上述のような換気モードでの運転時には複数のエリアA1,A2,A3,A4,A5の夫々の空気汚染度を十分に低下させながら、上述のような循環モードでの運転時は建物100内全体の空気汚染度を適切に低い状態に保つための特徴構成が採用されている。以下、その特徴構成について説明を加える。 本実施形態において、3階エリアA3が、会議室などのように利用人数が多く空気汚染度などの空気汚染度の上昇が顕著な特定エリアXとされており、他のエリアA1,A2,A4,A5が、特定エリアX以外の複数の一般エリアYとされている。 そして、特定エリアXである3階エリアA3に設けられた給気口32及び給気バルブ33を、特定エリア給気口32及び特定エリア給気バルブ33と呼び、特定エリアXである3階エリアA3に設けられた排気口34及び排気バルブ35を、特定エリア排気口34及び特定エリア排気バルブ35と呼ぶ。 一方、一般エリアYである1階エリアA1、2階エリアA2、4階エリアA4、及び5階エリアA5の夫々に設けられた給気口12,22,42,52及び給気バルブ13,23,43,53を、一般エリア給気口12,22,42,52及び一般エリア給気バルブ13,23,43,53と呼び、一般エリアYである1階エリアA1、2階エリアA2、4階エリアA4、及び5階エリアA5の夫々に設けられた排気口14,24,44,54及び排気バルブ15,25,45,55を、一般エリア排気口14,24,44,54及び一般エリア排気バルブ15,25,45,55と呼ぶ。 建物100内において、特定エリアX(3階エリアA3)及び一般エリアY(1,2,4,5階エリアA1,A2,A4,A5)から吹き抜け空間や階段室などの連通路Bを通じて室内空気の移動が可能な離隔部C1,C2には離隔部排気口64,74及びその離隔部排気口64,74を開閉可能な離隔部排気バルブ65,75が設けられている。 更に、離隔部C1,C2は、特定エリアX(3階エリアA3)に対して最も遠い箇所に位置している。本実施形態では、特定エリアX(3階エリアA3)の上階側に位置する上階側離隔部C1が、5階エリアA1に隣接する箇所に設定されており、その上階側離隔部C1には上記離隔部排気口及び上記離隔部排気バルブとしての上階側離隔部排気口64及び上階側離隔部排気バルブ65が設けられている。一方、特定エリアX(3階エリアA3)の下階側に位置する下階側離隔部C2が、1階エリアA1に隣接する箇所に設定されており、その下階側離隔部C2には上記離隔部排気口及び上記離隔部排気バルブとしての下階側離隔部排気口74及び下階側離隔部排気バルブ75が設けられている。 尚、本実施形態において、これら離隔部C1,C2には、離隔部排気口64,74のみが設けられており、給気口は設けられていないが、適宜給気口を設けても構わない。 次に、換気モード及び循環モード(夏期循環モード、冬期循環モード)の夫々での運転状態について説明する。 〔換気モード〕 図1に示すように、換気モードでの運転時に、各エリアA1,A2,A3,A4,A5においては、全ての給気バルブ13,23,33,43,53及び全ての排気バルブ15,25,35,45,55が開放されて全ての給気口12,22,32,42,52及び全ての排気口14,24,34,44,54が開放状態になる。離隔部C1,C2においては、離隔部排気バルブ65,75が閉鎖されて離隔部排気口64,74が閉鎖状態になる。 更に、換気モードでの運転時には、外気導入バルブ8の開放を伴って外気導入ファン3が作動され、屋外排気バルブ9の開放を伴って屋外排気ファン5が作動され、バイパスバルブ10の閉鎖を伴って循環ファン7が停止される。 すると、給気風路2が外気導入ファン3を介して屋外Oに対して開放されることで、屋外Oから取り込んだ外気が給気風路2に導入されて開放状態の給気口12,22,32,42,52を通じて給気として建物100内の各エリアA1,A2,A3,A4,A5に供給される。一方、排気風路4が屋外排気ファン5を介して屋外Oに対して開放されることで、建物100内から開放状態の排気口14,24,34,44,54を通じて還気として排気風路4に取り込んだ室内空気が屋外Oに排出されることになる。 即ち、この換気モードでの運転時には、特定エリアXを含む複数のエリアA1,A2,A3,A4,A5の夫々において、給気口12,22,32,42,52及び排気口14,24,34,44,54が開放されて個別に給気口12,22,3