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JP-2026076584-A - 内燃機関の制御装置

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Abstract

【課題】噴射モードを安定して制御することが可能な内燃機関の制御装置を提供する。 【解決手段】気筒に燃料を噴射する第1燃料噴射弁および吸気管に燃料を噴射する第2燃料噴射弁を有する制御装置であって、第1燃料噴射量を定める第1設定部と、燃料噴射量の閾値およびヒステリシス幅を定める第2設定部と、前記第1燃料噴射弁から前記燃料の噴射を行う第1モードと、前記第2燃料噴射弁から前記燃料の噴射を行う第2モードとの間で、モードを切り替える噴射制御部と、を具備し、前記第2設定部は、前記ヒステリシス幅を前記第1燃料噴射量の定数倍とし、前記噴射制御部は、前記第1燃料噴射量が前記閾値未満の場合、前記第2モードを選択し、前記第1燃料噴射量が前記閾値と前記ヒステリシス幅との和以上の場合、前記第1モードを選択し、前記第1燃料噴射量が前記閾値以上かつ前記閾値と前記ヒステリシス幅との和未満の場合、前回の噴射モードを維持する。 【選択図】図2

Inventors

  • 井戸側 正直
  • 内田 孝宏
  • 吉川 裕也
  • 近藤 亮
  • 小松 雄大
  • 藤原 康行
  • 安藤 宏和
  • 杉本 元浩
  • 長田 裕也

Assignees

  • トヨタ自動車株式会社

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20241024

Claims (5)

  1. 内燃機関の気筒に燃料を噴射する第1燃料噴射弁および吸気管に燃料を噴射する第2燃料噴射弁を有する内燃機関を制御する、内燃機関の制御装置であって、 第1燃料噴射量を定める第1設定部と、 燃料噴射量の閾値およびヒステリシス幅を定める第2設定部と、 前記第1燃料噴射弁から前記燃料の噴射を行う第1モードと、前記第2燃料噴射弁から前記燃料の噴射を行う第2モードとの間で、前記燃料の噴射モードを切り替える噴射制御部と、を具備し、 前記第2設定部は、前記ヒステリシス幅を前記第1燃料噴射量の定数倍とし、 前記第1燃料噴射量が前記閾値未満の場合、前記噴射制御部は前記第2モードを選択し、 前記第1燃料噴射量が前記閾値と前記ヒステリシス幅との和以上の場合、前記噴射制御部は前記第1モードを選択し、 前記第1燃料噴射量が前記閾値以上かつ前記閾値と前記ヒステリシス幅との和未満の場合、前記噴射制御部は前回の噴射モードを維持する内燃機関の制御装置。
  2. 前記噴射制御部は、前記第1モードにおいて、前記第1燃料噴射弁にマルチ噴射を実行させる請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記第2設定部は、前記ヒステリシス幅を前記第1燃料噴射量の0.5倍以下とする請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記第1燃料噴射量は、前記内燃機関の空燃比を理論空燃比とする燃料の噴射量である請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記閾値は、前記第2燃料噴射弁が噴射する最低の噴射量である請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。

Description

本発明は内燃機関の制御装置に関する。 燃料噴射弁から内燃機関に燃料を噴射する。燃料噴射弁のリフト量を制御し、フルリフト噴射とパーシャルリフト噴射とを実行する技術が知られている(特許文献1)。 特開2016-008569号公報 図1は内燃機関を例示する模式図である。図2は実施形態における処理を例示するフローチャートである。図3は噴射モードを例示する模式図である。 以下、図面を参照して本実施形態の内燃機関の制御装置について説明する。図1は内燃機関10を例示する模式図であり、1つの気筒を図示している。内燃機関10は燃料を燃焼し動力を出力する。燃料は例えばガソリン、アルコールなどである。内燃機関10はシリンダヘッド30とシリンダブロック32とを有する。シリンダブロック32の上にシリンダヘッド30が取り付けられている。シリンダブロック32にピストン33が収納されている。各気筒において、ピストン33、シリンダブロック32およびシリンダヘッド30によって燃焼室34が区画される。 シリンダヘッド30に燃料噴射弁22(第1燃料噴射弁)、吸気バルブ25、排気バルブ26、および点火プラグ27が設けられている。燃料噴射弁22は直噴用のインジェクタであり、気筒の中に直接燃料を噴射する。シリンダヘッド30に、吸気管12および排気管14が接続されている。 吸気管12には上流側から順番に、エアクリーナ15、エアフローメータ16、スロットルバルブ18、および燃料噴射弁24(第2燃料噴射弁)が設けられている。燃料噴射弁24はポート噴射用のインジェクタであり、吸気管12の中に燃料を噴射する。 エアクリーナ15は空気から塵芥などを取り除く。エアフローメータ16は空気の流量を検出する。スロットルバルブ18は空気の流量を調節する。スロットルバルブ18の開度が大きいほど空気の流量が増加する。開度が小さいほど流量は減少する。 吸気バルブ25が開くことで、吸気管12から燃焼室34へと空気が流れ込む。燃料噴射弁22または24から噴射された燃料も、燃焼室34に導入される。空気と燃料とが混合気を形成する。点火プラグ27が混合気に点火する。混合気が燃焼することで駆動力が発生する。 燃焼で発生する排気は、排気バルブ26が開弁したときに排気管14に排出される。排気管14に設けられた触媒20は、排気中のPM、一酸化炭素(CO)、未燃燃料(HC)、窒素酸化物(NOx)などを浄化する。 排気管14のうち触媒20より上流側に空燃比センサ29が設けられている。空燃比センサ29は空燃比を検出する。温度センサ52は内燃機関10の冷却水の温度または外気の温度を検出する。回転数センサ54は内燃機関10の回転数を検出する。 燃料は燃料タンク40に貯留されている。燃料系48は燃料通路42、燃料配管46を含む。燃料系47は燃料通路43、高圧ポンプ44、燃料配管45を含む。 燃料タンク40にはフィードポンプ41が設けられている。フィードポンプ41は燃料タンク40から燃料をくみ上げ、燃料通路42および43に供給する。燃料通路42は燃料配管46に接続されている。燃料配管46は、各気筒の燃料噴射弁24に接続されている。燃料は燃料通路42および燃料配管46を通り、燃料噴射弁24に供給される。 燃料通路43は燃料通路42から分岐し、燃料配管45に接続されている。燃料配管45は、各気筒の燃料噴射弁22に接続されている。燃料通路43には高圧ポンプ44が設けられている。燃料は、高圧ポンプ44によって加圧され、燃料通路43および燃料配管45を流れ、燃料噴射弁22に供給される。 ECU(Electronic Control Unit)50は内燃機関10の制御装置であり、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などの記憶装置を備える。 ECU50はスロットルバルブ18の開度を制御し、吸気バルブ25および排気バルブ26のバルブタイミングを制御する。ECU50は、エアフローメータ16が検出する空気の流量を取得する。ECU50は空燃比センサ29が検出する空燃比を取得する。ECU50は、温度センサ52が検出する温度を取得する。ECU50は、回転数センサ54が検出する回転数を取得する。ECU50は、フィードポンプ41および高圧ポンプ44を制御し、これらのポンプにおける燃料の吐出量を調整する。 ECU50は、燃料噴射弁22および24を制御し、噴射のタイミング、噴射の回数、噴射量を制御する。ECU50は、燃料噴射弁22を用いた直噴および燃料噴射弁24を用いたポート噴射の両方を実行させることができ、またこれらの一方だけを行うこともできる。 燃料噴射弁のハウジングにニードルが設けられている。ECU50は燃料噴射弁に通電し、ニードルのリフト量を制御する。ニードルのリフト量がゼロならば、燃料噴射弁は閉弁している。ニードルがリフトすることで、燃料噴射弁が開弁する。リフト量が最大(100%)のとき、燃料噴射弁は全開となる。全開で行われる燃料噴射をフルリフト噴射と記載する。リフト量がゼロより大きく、かつ最大リフト量未満の状態で行われる噴射をパーシャルリフト噴射と記載する。 1回の噴射サイクルにおいて、要求される燃料噴射量を1回で噴射することをシングル噴射という。1回の噴射サイクルにおいて、要求される燃料噴射量を分割して噴射することをマルチ噴射という。 マルチ噴射のうちパーシャルリフト噴射を含むものを、パーシャルリフトマルチ噴射とする。マルチ噴射は複数回の噴射を含む。当該複数回の噴射の少なくとも1つがパーシャルリフト噴射である場合、マルチ噴射はパーシャルリフトマルチ噴射である。複数回の噴射すべてがパーシャルリフト噴射でもよい。複数回すべてがフルリフト噴射である場合、マルチ噴射はパーシャルリフトマルチ噴射ではない。燃料噴射弁22は、シングル噴射およびマルチ噴射を行うことがあり、またフルリフト噴射、パーシャル噴射、およびパーシャルリフトマルチ噴射を行うことがある。燃料噴射弁24はフルリフト噴射を行う。 ECU50は第1モードと第2モードとの間で噴射モードを切り替える噴射制御部として機能する。第1モードでは燃料噴射弁22が直噴を行い、燃料噴射弁22とともに燃料噴射弁24が噴射を行うこともある。すなわち、燃料を燃料噴射弁22および24を用いて噴射することができる。第1モードでは燃料噴射弁22がマルチ噴射およびパーシャルリフトマルチ噴射を行うこともある。燃料噴射弁22を用いたマルチ噴射を行うことで、燃焼を改善し、排気中の粒子状物質(PM:Particle Matter)を低減することができる。第2モードでは燃料噴射弁24を用いてポート噴射を行う。燃料噴射弁22は噴射しない。 ECU50は第1設定部として機能し、基本噴射量Qb(第1燃料噴射量)、筒内要求噴射量Qd、ポート要求噴射量Qpを設定する。ECU50は燃料噴射量の閾値Qmipおよびヒステリシス幅Hを定める第2設定部として機能する。 基本噴射量Qbは、内燃機関10の空燃比を理論空燃比とするための理論噴射量である。筒内要求噴射量Qdは、燃料噴射弁22に要求される噴射量である。ポート要求噴射量Qpは、燃料噴射弁24に要求される噴射量である。 ポート要求噴射量Qpは、例えば次式(1)で算出される。kはフィードバック率であり、空燃比などに基づいて定められる。Qmは燃焼に寄与しなかった燃料を考慮した量である。 Qp=(Qb×(1+k/100))+Qm (1) 未寄与の燃料とは、例えば燃料噴射弁24から噴射した燃料のうち吸気ポートなどに付着し、燃焼されなかった燃料である。燃焼に寄与しない燃料が発生すると、未寄与分を補うように噴射量は増加される。すなわち、Qmは正の値となる。一方、前回の噴射サイクルで発生した未寄与燃料が、付着部分から剥離して燃焼室34に導入されることもある。この場合、Qmは負の値となる。 ECU50は、閾値Qmipおよびヒステリシス幅Hに基づいて、第1モードと第2モードとの間で噴射モードを切り替える。閾値Qmipは、ポート噴射における最小の噴射量である。ヒステリシス幅Hは、次式(3)のように基本噴射量Qbの定数倍である。 H=c×Qb (3) cは定数であり、例えば0.5以下であり、0.4以下、0.3以下、0.2以下でもよい。cは例えば0.1または0.2などである。 図2は実施形態における処理を例示するフローチャートである。ECU50は、ポート要求噴射量Qpが閾値Qmipとヒステリシス幅Hとの和(Qmip+H)以上であるか否か判定する(ステップS10)。肯定判定(Yes)の場合、ECU50は噴射モードを第1モードとする(ステップS12)。 ステップS10において否定判定(No)の場合、ECU50は、ポート要求噴射量Qpが閾値Qmip未満であるか否か判定する(ステップS14)。肯定判定の場合、ECU50は噴射モードを第2モードとする(ステップS16)。否定判定の場合、ECU50は前回の噴射サイクルの噴射モードを維持する(ステップS18)。以上で処理は終了する。 図3は噴射モードを例示する模式図である。横軸は燃料の噴射量を表し、左から右に向けて燃料噴射量は増加する。閾値Qmipからヒステリシス幅Hだけ右の位置に、これらの和Qmip+Hが設定される。 図3に示すように、ポート要求噴射量Qpが閾値Qmipを下回る部分では、噴射モードが第2モードである(図2のステップS16)。ポート要求噴射量Qpが和Qmip+H以上の部分では、噴射モードが第1モードである(図2のステップS12)。ポート要求噴射量Qpが、閾値Qmip以上、かつ和Qmip+H未満の部分では、前回の噴射モードが維持される(ステップS18)。 例えば閾値Qmipを境に第1モードと第2モードとの間で切り替えを行うと、噴射モードが頻繁に変わってしまい、空燃比が不安定になる。 実施形態によれば、ECU50は、基本噴射量Qbの定数倍としてヒステリシス幅Hを定める(H=c×Qb)。ECU50は、閾値Qmipおよびヒステリシス幅Hに基づいて、噴射モードの切り替えを行う。噴射モードの頻繁な切換が抑制され、安定して制御される。 図2および図3に示したように、ポート要求噴射量Qpが閾値Qmip未満の場合、噴射モードは第2モードである。ポート要求噴射量Qpが和Qmip+H以上の場合、噴射モードは第1モードである。ポート要求噴射量Qpが、閾値Qmip以上、かつ和Qmip+H未満の場合、前回の噴射モードが維持される。例えば、噴射モードが一度第1モードになると、ポート要求噴射量QpがQmipからQmip+Hの範囲でも、第1モードが維持される。第2モードへの切り替えの頻度が低下する。言い換えれば、第1モードが維持されやすい。空燃比が安定する。 内燃機関10の負荷率などに応じて、基本噴射量Qbは変化する。ヒステリシス幅Hを一定値とすると、基本噴射量Qbが変化してもヒステリシス幅Hが変化しない。基本噴射量Qbの変化に対して、ヒステリシス幅Hが追従しないため、噴射モードの制御が困難である。基本噴射量Qbに比べてヒステリシス幅Hが相対的に大きければ、噴射モードの切り替えが起こりにくい。第2モードから第1モードへの変化が起こりにくく、排気中のPMが悪化する恐れがある。基本噴射量Qbに比べてヒステリシス幅Hが相対的に小さい場合、噴射モードの切り替えが頻繁に起こり、空燃比が不安定になる。 実施形態によれば、ヒステリシス幅Hは基本噴射量Qbの定数倍であり、Qbよりも小さい。ヒステリシス幅Hが、基本噴射量Qbに追従して変化する。言い換えれば、ヒステリシス幅Hは基本噴射量Qbに対して一定の割合を保つ。噴射モードの切り替えの頻度が適度な回数に制御される。係数