JP-2026076596-A - 軸受構造
Abstract
【課題】軸受や軸、ハウジングの嵌合スペースの小型化を図ることが可能な軸受構造を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明にかかる軸受構造100の構成は、軸110の端部である軸端112を回転可能に支持する軸受構造であって、アウターレース140と、インナーレース150と、アウターレース140とインナーレース150の間を転動する転動体(玉160)と、を備え、軸端112には嵌合穴114が形成されていて、インナーレース150の外周面156が嵌合穴114に内嵌されることを特徴とする。 【選択図】図1
Inventors
- 寺田 貴雄
Assignees
- 株式会社不二越
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (3)
- 軸の端部である軸端を回転可能に支持する軸受構造であって、 アウターレースと、 インナーレースと、 前記アウターレースと前記インナーレースの間を転動する転動体と、 を備え、 前記軸端には嵌合穴が形成されていて、 前記インナーレースの外周面が前記嵌合穴に内嵌されることを特徴とする軸受構造。
- 前記インナーレースは、円筒形または円柱形であることを特徴とする請求項1に記載の軸受構造。
- ハウジングに対して軸を回転可能に支持する軸受構造であって、 アウターレースと、 インナーレースと、 前記アウターレースと前記インナーレースの間を転動する転動体と、 を備え、 前記ハウジングには、前記軸に向かって突出する凸部が形成されていて、 前記アウターレースの内周面が前記ハウジングの凸部に外嵌されることを特徴とする軸受構造。
Description
本発明は、軸を支持する軸受を含む軸受構造に関する。 車両には、軸を支持する軸受が設けられている。軸受としては、例えば特許文献1のように、内周面に外輪軌道を有する外輪と、外周面に内輪軌道を有する内輪と、これら外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体を備えるものが一般的である。多くの場合、軸受の外輪はハウジングに組み付けられ、内輪は軸を支持する。 特開2009-264401号公報 第1実施形態にかかる軸受構造を説明する図である。第1実施形態の軸受構造と従来の軸受構造を対比した図である。第2実施形態にかかる軸受構造を説明する図である。第3実施形態にかかる軸受構造を説明する図である。第3実施形態の軸受構造と従来の軸受構造を対比した図である。 以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示または説明を省略する。 (第1実施形態) 図1は、第1実施形態にかかる軸受構造100を説明する図である。図1に示す第1実施形態の軸受構造100は、軸110の端部である軸端112を、ハウジング120に組付けられた軸受130によって回転可能に支持する。 軸受130は、アウターレース140、インナーレース150、およびアウターレース140とインナーレース150の間を転動する転動体である玉160を含んで構成される。軸受130の構造を端的に説明すれば、インナーレース150(内輪)の一方が軸110に向かって突出している。 詳しくは、アウターレース140とインナーレース150は、ともに円筒形であり、一例として、軸端112とは反対側の端面142、152は位置が揃っている。一方、軸端112側の端面は、アウターレース140の端面144よりもインナーレース150の端面154の方が軸端112側に突出している。すなわち、インナーレース150はアウターレース140よりも幅広となっている。 一方、軸端112には嵌合穴114が形成されている。この嵌合穴114にインナーレース150の突出した端面154の外周面156が内嵌されている。これにより、インナーレース150の軌道面158が、軸110の外周面116(インナーレース150が嵌合している範囲の外周面)よりも軸の中心側に配置される。 図2は、第1実施形態の軸受構造100と従来の軸受構造10を対比した図である。図2に示すように、従来の軸受構造10は、外輪22、内輪24および転動体である玉26を備える軸受20を含んで構成される。従来の軸受構造10では、軸受20は、ハウジング12に組付けられ、「軸14の外周面14aに」嵌装されている。 上記に対し、第1実施形態の軸受構造100では、軸端112には嵌合穴114が形成されていて、インナーレース150の外周面156が嵌合穴114に内嵌されている。かかる構成によれば、軸受構造100における玉ピッチ径PDC1は、従来の軸受構造10における玉ピッチ径PDC2よりもD分小さくなる。すなわち、軸110の太さに対して、玉ピッチ径PDC1を従来の軸受よりも小さくすることができる。したがって、第1実施形態の軸受構造100によれば、軸受130や軸110、ハウジング120の嵌合スペースの小型化を図ることが可能である。 また、第1実施形態の軸受構造100ではインナーレース150の内周面159は嵌合に使用しないので、寸法精度が要求されない。従って内周面159は旋削仕上げのままで良く、製造コストの低減を図ることができる。 (第2実施形態) 図3は、第2実施形態にかかる軸受構造200を説明する図である。なお、以下の実施形態では、先に説明した軸受構造100と共通する構成要素については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。 第1実施形態の軸受構造100では、軸受130のインナーレース150が円筒形であった。これに対し、第2実施形態の軸受構造200では、軸受230のインナーレース250が円柱形であり、インナーレース250の外周面256が嵌合穴114に内嵌されている。このような構成によっても、第1実施形態の軸受構造100と同様の効果を得ることが可能である。 (第3実施形態) 図4は、第3実施形態にかかる軸受構造300を説明する図である。図4に示す第3実施形態の軸受構造300は、ハウジング320に対して組付けられた軸受330によって軸310を回転可能に支持する。 軸受330は、アウターレース340、インナーレース350、およびアウターレース340とインナーレース350の間を転動する転動体である玉160を含んで構成される。軸受330の構造を端的に説明すれば、アウターレース340の一方がハウジング320に向かって突出している。 詳しくは、アウターレース340とインナーレース350は、ともに円筒形であり、一例として、ハウジング320とは反対側の端面344、端面354は位置が揃っている。一方、ハウジング320側の端面は、インナーレース350の端面352よりもアウターレース340の端面342の方がハウジング320側に突出している。すなわち、アウターレース340はインナーレース350よりも幅広となっている。 第3実施形態の軸受構造300では、ハウジング320には、軸310に向かって突出する凸部324が形成されていて、かかる凸部324に、アウターレース340の内周面346が外嵌される。 図5は、第3実施形態の軸受構造300と従来の軸受構造10を対比した図である。図5(a)では、第3実施形態の軸受構造300において、軸受330が2つ配置されていて、それぞれの軸受330が異なる軸310a、310bを支持している。軸受330のアウターレース340は、ハウジング320の凸部324に外嵌されている。 図5(b)では、従来の軸受構造10において、軸受20が2つ配置されていて、それぞれの軸受20が異なる軸14b、14cを支持している。2つの軸受20は、ハウジング12と軸14bの間、およびハウジング12と軸14cの間にそれぞれ組付けられている。 現状のユニット設計では、減速比やギアの要件から軸間距離Eが決まり、軸受のサイズは最後に決定される。決定した軸受サイズで検討を行った結果、軸受20が許容荷重を満たせなかった場合、軸受20のサイズアップ(より大きな軸受)が必要となる。しかし、軸間距離Eはすでに決まっているため、軸受20の間のハウジング12の肉厚Fを薄くしなければならず、肉厚Fが薄くなりすぎるとユニット設計からやり直しとなる可能性がある。 これに対し、図5(a)に示す軸受構造300によれば、軸受330の外側にハウジング320が配置されない構成となっている。したがって、2つの軸受330同士を近接させることができ、ユニット設計時における肉厚Fの検討を不要とすることが可能である。 以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。 本発明は、軸を支持する軸受を含む軸受構造として利用することができる。