JP-2026076601-A - インパネリインフォース及び金属部材の製造方法
Abstract
【課題】ねじり剛性を向上可能なインパネリインフォース及び金属部材の製造方法を提供すること。 【解決手段】本開示に係るインパネリインフォース1は、表面に凸構造111を有するステアリングハンガービーム11と、ステアリングハンガービーム11に固定され、ステアリング機構を保持するステアリングサポート部12と、を備える。ステアリングサポート部12は、ステアリングハンガービーム11の表面のうち、少なくとも凸構造111を含む領域を被覆する。 【選択図】図1
Inventors
- 北 周三郎
Assignees
- トヨタ自動車株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (5)
- 表面に凸構造を有するステアリングハンガービームと、 前記ステアリングハンガービームに固定され、ステアリング機構を保持するステアリングサポート部と、を備え、 前記ステアリングサポート部は、前記ステアリングハンガービームの表面のうち、少なくとも前記凸構造を含む領域を被覆する、 インパネリインフォース。
- 中空パイプに治具を挿入する工程と、 挿入した前記治具を拡径し、前記中空パイプに凸構造を形成する工程と、 前記治具を挿入した状態で、中空パイプを鋳包みする工程と、を備える、 金属部材の製造方法。
- 挿入した前記治具を縮径させて中空パイプから取り出す工程を更に備える、 請求項2に記載の金属部材の製造方法。
- 前記鋳包みする工程を、ダイカスト鋳造により実行する、 請求項2又は3に記載の金属部材の製造方法。
- 前記金属部材が、インパネリインフォースであり、 前記中空パイプが、ステアリングハンガービームであり、 前記鋳包みする工程において、ステアリング機構を保持するステアリングサポート部を鋳造する、 請求項2又は3に記載の金属部材の製造方法。
Description
本開示は、インパネリインフォース及び金属部材の製造方法に関する。 特許文献1には、インパネリインフォースの一体化構造が記載されている。特許文献1に記載のインパネリインフォースの一体化構造においては、ステアリングハンガービームが複数部品に分割されている。そして、分割された一部の部品を軽金属で鋳包むことにより、ステアリングコラム取り付け部を成型している。 特開2010-260479号公報 インパネリインフォースの構成を示す模式斜視図である。インパネリインフォースの構成を示す模式断面図である。インパネリインフォースの製造方法を示すフローチャートである。インパネリインフォースの製造方法を説明するための模式断面図である。インパネリインフォースの製造方法を説明するための模式断面図である。インパネリインフォースの製造方法を説明するための模式断面図である。 <第1の実施形態> (インパネリインフォースの構成) 以下、図面を参照しながら、本開示に係る第1の実施形態について詳細に説明する。始めに、本実施形態に係るインパネリインフォースの構成について詳細に説明する。 図1は、インパネリインフォースの構成を示す模式斜視図である。より詳細には、図1は、本実施形態に係るインパネリインフォースの構成の一部を示す模式斜視図である。 なお、当然のことながら、図1及びその他の図面に示した右手系xyz直行座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものであり、各図面間において共通である。 本実施形態に係るインパネリインフォース1は、自動車を構成する金属部材であり、運転席の前方に配置されている。本実施形態に係るインパネリインフォース1は、図中のx軸がステアリング機構と平行となり、y軸が車両の前後進方向と垂直となり、z軸が鉛直方向となるように配置されている。 本実施形態に係るインパネリインフォース1は、ステアリングハンガービーム11及びステアリングサポート部12を備える。 ステアリングハンガービーム11は、y軸と平行に、即ち、前後進方向と垂直となるように延在する中空パイプである。ステアリングハンガービーム11には、ステアリングサポート部12が鋳包みによって固定されている。 詳細は後述するが、ステアリングハンガービーム11は、表面に凸構造を有しており、少なくとも凸構造を含む領域をステアリングサポート部12によって被覆されている。 ステアリングハンガービーム11は、例えば、鉄を材料として形成されているが、所定以上の強度を実現可能な材料であれば、どのような材料を用いてもよい。 また、本実施形態に係るステアリングハンガービーム11は、円柱状の中空パイプであるが、ステアリングハンガービーム11の形状これに限定されず、例えば、角柱形状の中空パイプとして構成されていてもよい。 ステアリングサポート部12は、図示しないステアリング機構を保持する。より詳細には、ステアリングサポート部12は、ステアリング機構における回転入力の回転軸がx軸と平行となるように、ステアリング機構を保持する。 本実施形態に係るステアリングサポート部12は、保持しているステアリング機構から、x軸と平行な回転軸を有するねじり方向の力を受ける。 ステアリングサポート部12は、ステアリングハンガービーム11とは異なる材料により形成されており、例えば、アルミニウム、マグネシウム、銅、チタン、樹脂材料等を材料として形成されている。詳細は後述するが、ステアリングサポート部12は、ダイカスト鋳造により、ステアリングハンガービーム11の一部を鋳包むことにより形成される。 ステアリングサポート部12は、ステアリングハンガービーム11に固定されている。より詳細には、ステアリングサポート部12は、鋳包み部121を有しており、鋳包み部121において、ステアリングハンガービーム11の表面の一部を被覆することにより固定されている。 図2は、インパネリインフォースの構成を示す模式断面図である。 より詳細には、図2(a)は、鋳包み部121及びステアリングハンガービーム11を、yz平面と平行な切断面で切断した場合の模式断面図である。また、図2(b)は、鋳包み部121及びステアリングハンガービーム11を、zx平面と平行な切断面で切断した場合の模式断面図である。 図2(a)及び図2(b)に示す通り、ステアリングハンガービーム11の表面には、凸構造111が形成されている。より詳細には、本実施形態に係る凸構造111は、ステアリング機構における回転入力の回転軸と平行な平面、即ち、zx平面上を延びるように形成されている円錐形状の構造体である。凸構造111は、zx平面と平行な円周上を並ぶように6つ配置されている。 なお、本実施形態に係るステアリングハンガービーム11の表面には、6つの凸構造111が形成されているが、当然のことながら、ステアリングハンガービーム11の表面に形成される凸構造111の数は6つに限定されない。例えば、本実施形態に係るステアリングハンガービーム11の表面には、凸構造111が1つのみ形成されていてもよい。 また、本実施形態に係る凸構造111は円錐形状を有するが、凸構造111の形状は、例えば、多角錐形状であってもよい。 図2(a)及び図2(b)に示す通り、鋳包み部121は、凸構造111を含む領域を被覆するように、ステアリングハンガービーム11を鋳包んでいる。 このような構成によると、ステアリングサポート部12は、x軸と平行な回転中心を有するねじり方向の力を受けた場合に、凸構造111から反力を受ける。その結果として、本実施形態に係るインパネリインフォース1は、ねじり剛性を向上できる。 (インパネリインフォースの製造方法) 次に、本実施形態に係るインパネリインフォースの製造方法について詳細に説明する。図3は、第1の実施形態に係るインパネリインフォースの製造方法を示すフローチャートである。なお、以降の説明においては、適宜、図1及び図2を参照する。 本実施形態に係るインパネリインフォースの製造方法においては、始めに、中空パイプに治具を挿入する(ステップST1)。つまり、ステップST1においては、製造後のインパネリインフォース1においてステアリングハンガービーム11として機能する中空パイプに対して治具を挿入する。 図4は、インパネリインフォースの製造方法を説明するための模式断面図である。 より詳細には、図4(a)は、ステップST1が実行された後の中空パイプ、即ちステアリングハンガービーム11を、yz平面と平行な切断面で切断した場合の模式断面図である。また、図4(b)は、ステップST1が実行された後のステアリングハンガービーム11を、zx平面と平行な切断面で切断した場合の模式断面図である。 図4(a)及び図4(b)に示す通り、ステップST1の実行後においては、ステアリングハンガービーム11の内部には、治具2が配置されている。治具2は、前述した凸構造111に対応する形状を有しており、ステアリングハンガービーム11の内部において、自由に拡径及び縮径できるように構成されている。 本実施形態に係るインパネリインフォースの製造方法においては、次に、挿入した治具を拡径し、中空パイプに凸構造を形成する(ステップST2)。 つまり、ステップST2においては、ステアリングハンガービーム11内部において治具2を拡径し、凸構造111に対応する形状を有する治具2を、ステアリングハンガービーム11の内側側面に押し付ける。 図5は、インパネリインフォースの製造方法を説明するための模式断面図である。 より詳細には、図5(a)は、ステップST2が実行された後のステアリングハンガービーム11を、yz平面と平行な切断面で切断した場合の模式断面図である。また、図5(b)は、ステップST2が実行された後のステアリングハンガービーム11を、zx平面と平行な切断面で切断した場合の模式断面図である。 図5(a)及び図5(b)に示す通り、ステップST2の実行後においては、ステアリングハンガービーム11の内側側面に治具2が押し付けられており、その結果として、凸構造111が形成されている。 本実施形態に係るインパネリインフォースの製造方法においては、次に、治具を挿入した状態で中空パイプを鋳包みする(ステップST3)。つまり、ステップST3においては、ステアリングハンガービーム11内部に治具2を配置したまま、ステアリングハンガービーム11に対して鋳包み工程を実行し、ステアリングサポート部12を鋳造する。 このような構成によると、凸構造111が治具2に支持されている状態で鋳包みが実行されるため、鋳包みに起因する凸構造111の変形を抑制できる。つまり、このような構成により、本実施形態に係るインパネリインフォースの製造方法は、ステアリングハンガービーム11に対して凸構造を適切に形成しつつ、鋳包みを実行することができる。 ここで、本実施形態に係るインパネリインフォースの製造方法においては、ステップST3をダイカスト鋳造により実行してもよい。 前述した通り、本実施形態に係るインパネリインフォースの製造方法は、治具2を挿入した状態で鋳包み工程を実行する。このような構成によると、溶湯に圧力をかけることに起因して鋳包み対象の変形が発生しやすいダイカスト鋳造を用いて鋳包みを実行する場合においても、凸構造111の変形を抑制できる。 つまり、本実施形態に係るインパネリインフォースの製造方法は、ステップST3をダイカスト鋳造により実行する場合に、特段の効果を奏する。 図6は、インパネリインフォースの製造方法を説明するための模式断面図である。 より詳細には、図6(a)は、ステップST3が実行された後の鋳包み部121及びステアリングハンガービーム11を、yz平面と平行な切断面で切断した場合の模式断面図である。また、図6(b)は、ステップST3が実行された後の鋳包み部121及びステアリングハンガービーム11を、zx平面と平行な切断面で切断した場合の模式断面図である。 図6(a)及び図6(b)に示す通り、ステップST3の実行後においては、ステアリングサポート部12が鋳造されている。また、ステップST3の実行後においては、ステアリングハンガービーム11の表面のうち、少なくとも凸構造111を含む領域が、鋳包み部121によって被覆されている。 本実施形態に係るインパネリインフォースの製造方法においては、最後に、挿入した治具を縮径させて、中空パイプから取り出す(ステップST4)。つまり、ステップST4においては、ステアリングハンガービーム11内部から治具2を取り出す。上述したステップST1からステップST4までの工程を実行することにより、本実施形態に係るインパネリインフォース1を製造することができる。 以上、説明した通り、本実施形態に係るインパネリインフォース1は、ステアリングハンガービーム11が表面に凸構造111を有し、凸構造111をステアリングサポート部12が被覆するようにしている。 このような構成によると、ステアリングサポート部12は、ねじり方向の力を受けた場合に、凸構造111から反力を受ける。その結果として、本実施形態に係るインパネリインフォース1は、ねじり剛性を向上できる。 また、本実施形態に係るインパネリインフォースの製造方法においては、治具2を用いて、ステアリングハンガービーム11の表面に凸構造111を形成し、治具2をステアリングハンガービーム11に挿入した状態で、鋳包み工程を実行するようにしている。 このような構成によると、本実施形態に係るインパネリインフォースの製造方法は、鋳包み工程において、凸構造111の変形を抑制できる。つまり、このような構成により、本実施形態に係るインパネリインフォースの製造方法は、凸構造を適切に形成しつつ、鋳包みを実行