JP-2026076612-A - ステータの製造装置及び製造方法
Abstract
【課題】接続すべき一対のリード端どうしの径方向の間隔や、リード端の列どうしの間隔が狭いステータにも適用できるステータの製造装置及び製造方法を提供する。 【解決手段】接合すべき一対のリード端11どうしの間に挿入されるくし歯16をそれぞれ有し、軸方向に重ね合わされて配置され、それぞれ径方向に移動可能に支持された一対のくし形クランプくし形クランプ12と、径方向に並び、周方向に所定間隔を置いて配置された前記リード端の列の間に挿入され、内径方向に向けて幅狭となるくさび形状をなし、内径方向に移動することにより、前記各リード端の両側に当接するサイドクランプ20と、前記一対のくし形クランプをそれぞれ独立して径方向に移動させるくし形クランプ駆動装置と、前記サイドクランプを径方向に移動させるサイドクランプ駆動装置と、前記くし形クランプ及び前記サイドクランプを軸方向に移動させる軸方向移動装置とを備える。 【選択図】図6
Inventors
- 永井 福弥
Assignees
- 三工機器株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (5)
- 回転電機のステータコアに挿入され、ステータコアの径方向に配置されたセグメントコイルのリード端どうしを接合してコイルを形成するステータの製造装置において、 径方向に配列されたリード端のうち、接合すべき一対のリード端どうしの間に挿入されるくし歯をそれぞれ有し、軸方向に重ね合わされて配置され、それぞれ径方向に移動可能に支持された一対のくし形クランプと、 前記くし形クランプとは軸方向にずれて配置され、径方向に並び、周方向に所定間隔を置いて配置された前記リード端の列の間に挿入され、内径方向に向けて幅狭となるくさび形プレートを有し、内径方向に移動することにより、前記各リード端の両側に当接するサイドクランプと、 前記一対のくし形クランプをそれぞれ独立して径方向に移動させるくし形クランプ駆動装置と、 前記サイドクランプを径方向に移動させるサイドクランプ駆動装置と、 前記くし形クランプ及び前記サイドクランプを軸方向に移動させる軸方向移動装置とを備えていることを特徴とするステータの製造装置。
- 前記くし形クランプ駆動装置は、軸方向においてステータコアの端面に近接した方のくし形クランプを内径方向に移動させ、軸方向においてステータコアの端面から離れた方のくし形クランプを外径方向に移動させて、径方向に配列されたリード端のうち、接合すべき一対のリード端どうしを圧接するように構成されており、前記サイドクランプは、前記くし形クランプよりも軸方向においてステータコアの端面から離れる方向に位置ずれして配置されている、請求項1記載のステータの製造装置。
- 前記サイドクランプの内径側の端部及び外径側の端部を、アースされている部品にそれぞれ圧接するアースクランプが設けられている、請求項1又は2記載のステータの製造装置。
- 径方向に並び、周方向に所定間隔で配置されたリード端の複数列のものに対して、前記くし形クランプ及び前記サイドクランプがそれぞれ設けられており、前記くし形クランプ駆動装置及び前記サイドクランプ駆動装置は、前記リード端の各列に対応する前記くし形クランプ及び前記サイドクランプを連動させて同時に移動させる構造をなしている、請求項1又は2記載のステータの製造装置。
- 回転電機のステータコアに挿入され、ステータコアの径方向に配置されたセグメントコイルのリード端どうしを接合してコイルを形成するステータの製造方法において、 径方向に配列されたリード端のうち、接合すべき一対のリード端どうしの間に挿入されるくし歯をそれぞれ有し、軸方向に重ね合わされて配置され、それぞれ径方向に移動可能に支持された一対のくし形クランプと、 前記くし形クランプとは軸方向にずれて配置され、径方向に並び、周方向に所定間隔を置いて配置された前記リード端の列の間に挿入され、内径方向に向けて幅狭となるくさび形プレートを有し、内径方向に移動することにより、前記各リード端の両側に当接するサイドクランプとを用い、 前記くし形クランプ及び前記サイドクランプを前記ステータコアの軸方向から前記ステータコアの端面に近接させて、前記接合すべき一対のリード端どうしの間に前記くし歯を挿入すると共に、径方向に並ぶ前記リード端の列の間に前記サイドクランプを挿入する第1工程と、 軸方向に重ね合わされて配置された前記一対のくし形クランプを、径方向にそれぞれ反対に移動させることにより、接合すべき一対のリード端どうしを径方向に近接させて押圧する第2工程と、 前記サイドクランプを内径方向に移動させることにより、径方向に並ぶ前記リード端の両側をサイドクランプで挟みつける第3工程と、 前記一対のくし形クランプで圧接された一対のリード端どうしを溶接により溶接する第4工程と、 前記一対のくし形クランプを前記第2工程とは反対方向に径方向に移動させると共に、前記サイドクランプを外径方向に移動させて、クランプを解除する第5工程と、 前記くし形クランプ及び前記サイドクランプを前記ステータコアの端面から離れるように軸方向に移動させて、前記リード端から抜き出す第6工程とを含むことを特徴とするステータの製造方法。
Description
本発明は、回転電機のステータコアに挿入され、ステータコアの径方向に配置されたセグメントコイルのリード端どうしを接合してコイルを形成するステータの製造装置及び製造方法に関する。 従来、平角線をヘアピン形状に屈曲させ、その両側部をステータコアの所定の2つのスロットに挿入し、スロットから挿出するリード端を所定形状に成形して、接続すべき一対のリード端が径方向に隣接するように配置し、その状態で接続すべき一対のリード端どうしを治具で保持して溶接することにより、連続したコイルを形成することが行われている。 例えば下記特許文献1には、径方向に伸びる棒部と、該棒部の一側面に所定間隔で突設された歯部とを有する一対の拘束部材からなる治具を用い、接続すべき一対のリード端のどうしの間にそれぞれの拘束部材の歯部を挿入し、一方の拘束部材を径方向のいずれかの方向に移動させ、他方の拘束部材を径方向の反対側に移動させて、歯部どうしで接続すべきリード端を挟みつけた状態で溶接することが記載されている。 特開2015-35922号公報 本発明のステータの製造装置の一実施形態であって、支持フレームが上昇した状態を示す斜視図である。同製造装置において、支持フレームが下降した状態を示す斜視図である。図2において、セグメントコイルのリード端と、くし形クランプと、サイドクランプの状態を示す部分拡大斜視図である。同製造装置のくし形クランプ及びサイドクランプを示す分解斜視図である。同製造装置のくし形クランプ駆動装置を示す斜視図である。同製造装置において、くし形クランプで、セグメントコイルの接続すべき一対のリード端を挟持した状態を示す部分拡大斜視図である。同製造装置において、サイドクランプで、セグメントコイルのリード端の両側を保持した状態を示す部分拡大斜視図である。同製造装置において、アース線が接続された押えプレートでサイドクランプの径方向両端部を押えた状態を示す斜視図である。同製造装置において、溶接により、セグメントコイルの接続すべき一対のリード端を溶接した状態を示す部分拡大斜視図である。同製造装置において、溶接終了後、くし形クランプ及びサイドクランプのクランプを解除した状態を示す部分拡大斜視図である。同製造装置において、溶接終了後、くし形クランプ及びサイドクランプのクランプを上昇させて、セグメントコイルのリード端から抜き出した状態を示す部分拡大斜視図である。 以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。 図1に示すように、このステータの製造装置10は、ステータコア18の図示しない所定のスロットに両側部を挿入されて、一方の端面から突出するセグメントコイルの、径方向に並んで配列されたリード端11を溶接してコイルを形成するものである。なお、図面では、ステータコア18の外形だけが想像線で記載されており、スロットや、セグメントコイルの全体形状などは周知であるため、省略している。リード端11は、径方向に並んで、周方向に所定間隔で列をなして配置されている。 このステータの製造装置10は、図示しない昇降装置で昇降動作する支持フレーム17を有している。この支持フレーム17上に、図4に示す、くし形クランプ12、サイドクランプ20が装着されている。 まず、くし形クランプ12について説明する。くし形クランプ12は、ステータコア18の軸方向にずれて重ね合わされて配置された第1くし形クランプ12a、第2くし形クランプ12bからなっている。ステータコア18の軸方向において、第1くし形クランプ12aの方がステータコア18の端面から離れる側に配置されている。 第1くし形クランプ12a、第2くし形クランプ12bは、それぞれ基部13と、基部13の基端部に設けられたピン取付孔14と、基部13から径方向内方に伸びる径方向延出部15と、径方向延出部15の一側方から突出する複数のくし歯16とを有している。この実施形態では、くし歯16の間に一対のリード端11を挿入する3つの切欠き部19が形成されるようになっている。 基部13に対して、径方向延出部15は、基部13の先端部に形成された段部を介して、ステータコア18の軸方向においてステータコア18の端面から離れる方向にずれた位置から、ステータコア18の内径方向に延出している。また、径方向延出部15よりも基部13の方が厚く形成されている。 次に、サイドクランプ20について説明する。サイドクランプ20は、基部21と、基部21の先端からステータコア18の内径方向に延出し、内径方向に向かうほど幅狭の形状をなす、くさび形プレート22と、基部21のくさび形プレート22に近接した部分に設けられたピン取付孔23とを有している。くさび形プレート22よりも基部21の方が厚く形成され、くさび形プレート22に対して、基部21は、ステータコア18の端面に近接する方向に突出している。 サイドクランプ20、第1くし形クランプ12a、第2くし形クランプ12bをステータコア18の軸方向に重ね合わせたとき、サイドクランプ20の基部21、第1くし形クランプ12aの基部13、第2くし形クランプ12bの基部13が重なり、サイドクランプ20のくさび形プレート22、第1くし形クランプ12aの径方向延出部15、第2くし形クランプ12bの径方向延出部15が重なるようになっている。 図2に示すように、支持フレーム17をステータコア18の端面に近づく方向に下降させると、図3に示すように、第1リード端11a、第2リード端11bからなる一対のリード端11が、くし歯16の間に形成された切欠き部19にそれぞれ挿入され、リード端11の列の間にくさび形プレート22が配置された状態となる。 図5は、第1くし形クランプ12a、第2くし形クランプ12bをそれぞれ独自に動かす、くし形クランプ駆動装置30を示している。くし形クランプ駆動装置30は、第1くし形クランプ12aを動かす第1スライドプレート31と、第2くし形クランプ12bを動かす第2スライドプレート32を有している。 第1くし形クランプ12aには、ピン取付孔14に装着されたピン33が設けられている。第1スライドプレート31は、内径側が扇状に広がり、外径側が幅狭となった平面形状をなしている。第1スライドプレート31の扇状に広がった部分に、周方向に所定間隔で複数のピン係合孔36が形成されている。それぞれのピン係合孔36に、周方向に配列された複数の第1くし形クランプ12aのピン33が挿入されている。また、第1スライドプレート31の外径側の端部には駆動ピン係合孔34が設けられており、これに、図示しない駆動機構の駆動ピン35が挿入されている。 図示しない駆動機構により駆動ピン35がステータコア18の外径側に移動すると、第1スライドプレート31、ピン33を介して、それぞれの第1くし形クランプ12aが外径側に引っ張られて移動し、駆動ピン35がステータコア18の内径側に移動すると、第1スライドプレート31、ピン33を介して、それぞれの第1くし形クランプ12aが内径側に押されて移動するようになっている。 第2スライドプレート32にも、上記と同様な構造で、複数の第2くし形クランプ12bがピン33を介して連結されており、上記と同様な駆動機構が設けられている。そして、図示しない駆動機構により第2スライドプレート32が内径側に移動すると、それぞれの第2くし形クランプ12bが内径側に押されて移動し、第2スライドプレート32が外径側に移動すると、それぞれの第2くし形クランプ12bが外径側に引っ張られて移動するようになっている。 図6に示すように、第1リード端11a、第2リード端11bからなる一対のリード端11が、第1くし形クランプ12a、第2くし形クランプ12bの切欠き部19に挿入された状態で、第1くし形クランプ12aが外径方向Aに移動し、第2くし形クランプ12bが内径方向Bに移動すると、第2リード端11bが第1くし形クランプ12aのくし歯16によって外径側に押され、第1リード端11aが第2くし形クランプ12bのくし歯16によって内径側に押されるので、第1リード端11a、第2リード端11bの先端部どうしが圧接されて保持されることになる。 また、図10に示すように、第1くし形クランプ12aが内径方向Bに移動し、第2くし形クランプ12bが外径方向Aに移動すると、第1くし形クランプ12aのくし歯16が第2リード端11bから離れ、第2くし形クランプ12bのくし歯16が第1リード端11aから離れて、クランプが解除されるようになっている。 図7には、サイドクランプ20をステータコア18の径方向に動かすためのサイドクランプ駆動装置40が示されている。サイドクランプ20のピン取付孔23(図4参照)には、ピン43が装着されている。周方向に所定間隔で並ぶサイドクランプ20のピン43の配列にオーバーラップするように円弧状カム板41が設けられている。円弧状カム板41には、それぞれのピン43に対応して、径方向に対して斜めに伸びるスリット状のカム溝42が設けられており、ピン43は対応するカム溝42に挿入されている。図1、2に示すように、円弧状カム板41には、サイドクランプ駆動ブラケット72が接続されており、サイドクランプ駆動ブラケット72は、サイドクランプ駆動用エアシリンダのロッド71に接続されていて、ロッド71の押し引き動作によって、円弧状カム板41は、ステータコア18の軸心を中心とする円周方向に往復移動可能とされている。 この実施形態では、円弧状カム板41が図7の矢印C方向に移動すると、それぞれのサイドクランプ20に装着されたピン43がカム溝42によって内径側に押されて、サイドクランプ20が矢印Dで示す内径側に押出される。その結果、くさび形プレート22が両側のリード端11に圧接され、リード端11は両側に配置されたくさび形プレート22によって挟みこまれ、周方向の位置決めをされると共に、リード端11とくさび形プレート22とが電気的に導通した状態となる。 また、円弧状カム板41が図7の矢印Cとは反対方向に移動すると、それぞれのサイドクランプ20に装着されたピン43がカム溝42によって外径側に押されて、サイドクランプ20が矢印Dとは反対の外径側に移動する。その結果、くさび形プレート22の両側がリード端11から離れ、くさび形プレート22とリード端11とが接触しないクランプ解除状態となる。 図1、図2に示すように、支持フレーム17には、周方向に配列された複数のくさび形プレート22の先端部をカバーするように、第1押えプレート51が配置されており、くさび形プレート22の先端部は、第1押えプレート51の下方に挿入されている。第1押えプレート51は、常時は、くさび形プレート22から離れる程度に浮き上がった状態に維持されている。第1押えプレート51には、第1アース線52が固定ボルト53によって連結されている。また、図示しない第1押えプレート51を貫通する2本の昇降ガイド軸が設けられ、それぞれの昇降ガイド軸に支軸55を介してレバー54が回動可能にそれぞれ装着されている。レバー54の端部には、図示しないエアシリンダの作動ロッドが連結されるエアシリンダ連結部57が設けられている。レバー54の支軸55が挿入された部分の外周は、偏心カム部56をなしており、図8に示すように、図示しないエアシリンダによってレバー54が倒れるように回動すると、第1押えプレート51が偏心カム部56によって図示しない弾性部材に抗して下方に押されて、くさび形プレート22の先端部を支持フレーム17に向けて押し付けて、くさび形プレート22と第1アース線52とが確実に導通するようになっている。 また、図2,図8に示すように、支持フレーム17には、周方向に配列された複数のサイドクランプ20の基部21をカバーするように、円弧状の板からなる第2押え