JP-2026076657-A - 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
Abstract
【課題】信頼性が高い液体吐出ヘッドを提供すること。 【解決手段】液体吐出ヘッドは、液体を吐出するための複数の吐出口が配列された複数の吐出口列を有する吐出素子基板と、複数の吐出口列と連通する複数の液体流路を形成する第1流路部材および第2流路部材と、を備え、第1流路部材もしくは第2流路部材が吐出素子基板を支持し、第1流路部材は、樹脂材料を用いて形成されて第2流路部材と接合されており、液体流路の一部を複数の並行する流路に分ける梁部301,302を有し、複数の液体流路のうち、互いに隣接する液体流路における梁部301,302がオフセットして配置される。 【選択図】図10
Inventors
- 戸田 恭輔
- 來山 泰明
- 出田 智士
Assignees
- キヤノン株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (20)
- 液体を吐出するための複数の吐出口が配列された複数の吐出口列を有する吐出素子基板と、 前記複数の吐出口列と連通する複数の液体流路を形成する第1流路部材および第2流路部材と、 を備え、 前記第1流路部材もしくは前記第2流路部材が前記吐出素子基板を支持し、 前記第1流路部材は、樹脂材料を用いて形成されて前記第2流路部材と接合されており、前記液体流路の一部を複数の並行する流路に分ける梁部を有し、 複数の前記液体流路のうち、互いに隣接する前記液体流路における前記梁部がオフセットして配置されることを特徴とする液体吐出ヘッド。
- 互いに隣接する前記液体流路における前記梁部が、前記吐出口列に沿った方向にオフセットして配置される、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記第1流路部材は、前記液体流路において前記吐出口列に沿った方向に並んで配置される複数の前記梁部を有し、 互いに隣接する前記液体流路における前記梁部のオフセット量は、複数の前記梁部において同じである、請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
- 複数の前記液体流路が並ぶ方向に沿った前記梁部の配置は、千鳥配置である、請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記第1流路部材の材料の線膨張係数は、前記第2流路部材の材料の線膨張係数と異なる、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記第1流路部材の材料の線膨張係数と、前記第2流路部材の材料の線膨張係数との差は、6ppm/℃以上である、請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記梁部と前記液体流路の壁面との接続部に、丸みを帯びるコーナー部が形成される、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記コーナー部の曲率半径は、0.2mm以上である、請求項7に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記第2流路部材が前記吐出素子基板を支持する、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記第2流路部材は、アルミナを用いて形成される、請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
- 互いに隣接する前記液体流路における前記梁部が、前記吐出口列に沿った方向にオフセットして配置され、 前記液体流路における短辺側の流路幅と、互いに隣接する前記液体流路の間の壁部の厚さとの関係は、以下の式で表され、 W0≧W1 但し、W0:前記液体流路における短辺側の流路幅 W1:互いに隣接する前記液体流路の間の壁部の厚さ 互いに隣接する前記液体流路における前記梁部のオフセット量と、互いに隣接する前記液体流路の中心間距離との関係は、以下の式で表される、請求項9に記載の液体吐出ヘッド。 S≧P 但し、S:互いに隣接する前記液体流路における前記梁部のオフセット量 P:互いに隣接する前記液体流路の中心間距離
- 互いに隣接する前記液体流路における前記梁部が、前記吐出口列に沿った方向にオフセットして配置され、 前記液体流路における短辺側の流路幅と、互いに隣接する前記液体流路の間の壁部の厚さとの関係は、以下の式で表され、 W0<W1 但し、W0:前記液体流路における短辺側の流路幅 W1:互いに隣接する前記液体流路の間の壁部の厚さ 互いに隣接する前記液体流路における前記梁部のオフセット量と、互いに隣接する前記液体流路の中心間距離との関係は、以下の式で表される、請求項9に記載の液体吐出ヘッド。 S≧P×(W2/W1) 但し、S:互いに隣接する前記液体流路における前記梁部のオフセット量 P:互いに隣接する前記液体流路の中心間距離 W2:前記梁部の厚さ
- 前記第1流路部材が前記液体流路の上流側を形成し、前記第2流路部材が前記液体流路の下流側を形成し、 前記液体流路の一部は、前記液体流路の上流側であり、 前記第2流路部材は、前記液体流路の下流側を複数の並行する流路に分ける下流側梁部を有し、 前記第1流路部材は、前記液体流路の上流側において前記吐出口列に沿った方向に並んで配置される複数の前記梁部を有し、 前記第2流路部材は、前記液体流路の下流側において前記吐出口列に沿った方向に並んで配置される複数の前記下流側梁部を有し、 複数の前記下流側梁部は、複数の前記梁部から前記液体流路の下流側に延びる延長線を挟んで配置される、請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
- 複数の前記液体流路のうち、一部の前記液体流路において前記梁部が配置されていない、請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記第1流路部材は、前記液体流路において前記吐出口列に沿った方向に並んで配置される複数の前記梁部を有し、 複数の前記液体流路のうち、一部の前記液体流路における前記梁部の数は、当該一部の前記液体流路を除く他の前記液体流路における前記梁部の数よりも少ない、請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記第1流路部材が前記吐出素子基板を支持する、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記第2流路部材は、樹脂材料を用いて形成され、 前記第1流路部材の材料の線膨張係数は、前記第2流路部材の材料の線膨張係数よりも小さい、請求項16に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記第1流路部材が前記液体流路の下流側を形成し、前記第2流路部材が前記液体流路の上流側を形成し、 前記液体流路の一部は、前記液体流路の下流側であり、 前記第2流路部材は、前記液体流路の上流側を複数の並行する流路に分ける上流側梁部を有し、 前記第1流路部材は、前記液体流路の下流側において前記吐出口列に沿った方向に並んで配置される複数の前記梁部を有し、 前記第2流路部材は、前記液体流路の上流側において前記吐出口列に沿った方向に並んで配置される複数の前記上流側梁部を有し、 複数の前記梁部は、複数の前記上流側梁部から前記液体流路の下流側に延びる延長線を挟んで配置される、請求項16に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記第1流路部材は、熱硬化型接着剤を用いて前記第2流路部材と接合される、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記第1流路部材は、フィラーが添加された樹脂材料を用いて形成される、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
Description
本開示は、液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置に関する。 液体吐出装置には、液体吐出ヘッドからインク等の液体を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタがある。近年、印刷に限らず、液体吐出装置の用途が多岐になりつつある。例えば、電極の形成、バイオチップの製造等に対する液体吐出装置の応用が期待されている。このため、色材を含有するインクだけでなく、様々な材料を含有する機能性インクを安定して吐出することが可能な液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置が求められている。印刷分野においても、多種多様なインクおよびメディアに対応した、長寿命で信頼性が高い液体吐出ヘッドが求められている。また、印刷速度の高速化に対応した、安価で生産性が高い液体吐出ヘッドが求められている。 特許文献1には、液体を吐出するための吐出素子基板を備えた液体吐出ヘッドが開示されている。吐出素子基板は、印刷速度の高速化に対応した比較的長い吐出口列を有する。液体吐出ヘッドには、吐出素子基板の吐出口列に対して多量かつ均一に液体を供給可能な長穴状の液体流路が設けられる。液体流路には、液体流路の変形を防止するための梁部(梁状部材)が設けられる。 特開2016-221692号公報 液体吐出装置を模式的に示す斜視図である。第1の液体吐出ヘッドの斜視図である。第1の液体吐出ヘッドの分解斜視図である。インクの定常状態での循環経路を示す模式図である。吐出素子基板の断面を示す斜視図である。循環ユニットの内部を示す模式図である。第1の液体吐出ヘッドの側面図である。第1の液体吐出ヘッドの断面図である。第1の液体吐出ヘッドの側断面図である。第1の液体吐出ヘッドの平断面図である。第2の液体吐出ヘッドの平断面図である。インクの供給経路を示す模式図である。吐出素子基板の断面を示す斜視図である。第2の液体吐出ヘッドの部分断面図である。第2の液体吐出ヘッドの側断面図である。第2の液体吐出ヘッドの平断面図である。第2の液体吐出ヘッドの平断面図である。フィラーの配向を示す模式図である。 以下、添付図面を参照して本開示の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は本開示事項を限定するものでなく、また以下の実施の形態で説明されている特徴の組み合わせすべてが本開示の解決手段に必須のものとは限らない。尚、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。 <<第1実施形態>> 本実施形態における液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置は、プリンタ、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリンタ部を有するワードプロセッサ等の各種装置に適用することが可能である。液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置は、各種処理装置と複合的に組み合わされた産業機器に適用することが可能である。また、液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置は、例えば、バイオチップの製造、電子回路の印刷、非吸収メディアに対する印刷等にも用いることができる。 <液体吐出装置の構成> 図1は、液体吐出装置1を模式的に示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態の液体吐出装置1は、キャリッジ10と、供給ユニット20と、供給チューブ30と、第1の液体吐出ヘッド50と、第2の液体吐出ヘッド60とを備える。液体吐出装置1は、第1の液体吐出ヘッド50および第2の液体吐出ヘッド60からインク等の液体を吐出して印刷媒体MDに画像を印刷する。キャリッジ10には、第1の液体吐出ヘッド50および第2の液体吐出ヘッド60が搭載される。キャリッジ10は、ガイド軸11に沿って主走査方向(X方向)に往復移動する。印刷媒体MDは、不図示の搬送ローラによって、主走査方向と交差(本実施形態では直交)する副走査方向(Y方向)に搬送される。液体吐出装置1は、第1の液体吐出ヘッド50および第2の液体吐出ヘッド60を主走査方向に移動させながらインクを吐出して印刷媒体MDへの印刷を行うシリアル型のインクジェット印刷装置を構成する。尚、以下で参照する各図において、Z方向は鉛直方向を示しており、X方向及びY方向によって規定されるX-Y平面と交差(本例の場合は、直交)している。 第1の液体吐出ヘッド50および第2の液体吐出ヘッド60は、キャリッジ10に設けられた位置決め機構および電気接点によって、キャリッジ10の上部に主走査方向(X方向)に並んで固定される。第1の液体吐出ヘッド50は、3種類のインクを吐出可能であり、第2の液体吐出ヘッド60は、6種類のインクを吐出可能である。第1の液体吐出ヘッド50および第2の液体吐出ヘッド60には、供給チューブ30を介して供給ユニット20の9種類の貯留タンク21~29が接続される。 例えば、第1の液体吐出ヘッド50には、第1の貯留タンク21と、第2の貯留タンク22と、第3の貯留タンク23とが接続される。第2の液体吐出ヘッド60には、第4の貯留タンク24と、第5の貯留タンク25と、第6の貯留タンク26と、第7の貯留タンク27と、第8の貯留タンク28と、第9の貯留タンク29とが接続される。第1~第3の貯留タンク21~23には、第1の液体吐出ヘッド50から吐出される3種類のインクが貯留される。第4~第9の貯留タンク24~29には、第2の液体吐出ヘッド60から吐出される6種類のインクが貯留される。尚、インクに含まれる溶剤の比率は、例えば、20%以上25%以下である。第1の液体吐出ヘッド50または第2の液体吐出ヘッド60から吐出される液体(インク)に含まれる溶剤の比率は、5%以上であることが望ましい。第1の液体吐出ヘッド50または第2の液体吐出ヘッド60から吐出される液体に含まれる溶剤の比率は、100%以下であってもよく、80%以下であってもよい。 また、供給ユニット20には、9種類の貯留タンク21~29に貯留されたインクを第1の液体吐出ヘッド50および第2の液体吐出ヘッド60に加圧供給するための供給ポンプが搭載されている。第1~第3の貯留タンク21~23に貯留されたインクは、供給ユニット20の供給ポンプにより、供給チューブ30を介して第1の液体吐出ヘッド50に加圧供給される。第4~第9の貯留タンク24~29に貯留されたインクは、供給ユニット20により供給チューブ30を介して第2の液体吐出ヘッド60に加圧供給される。 尚、第1の液体吐出ヘッド50が1種類のインクを吐出するように設定されることで、第1の液体吐出ヘッド50および第2の液体吐出ヘッド60に7種類の貯留タンクが接続されるようにしてもよい。第1の液体吐出ヘッド50が2種類のインクを吐出するように設定されることで、第1の液体吐出ヘッド50および第2の液体吐出ヘッド60に8種類の貯留タンクが接続されるようにしてもよい。また、少なくとも3種類のインクを吐出可能な第3の液体吐出ヘッド(不図示)がキャリッジ10に搭載されることで、第1~第3の液体吐出ヘッドに12種類以上の貯留タンクが接続されるようにしてもよい。例えば、第1の液体吐出ヘッド50と同様に構成された第3の液体吐出ヘッドがキャリッジ10に搭載されることで、第1~第3の液体吐出ヘッドに12種類の貯留タンクが接続されるようにしてもよい。第2の液体吐出ヘッド60と同様に構成された第3の液体吐出ヘッドがキャリッジ10に搭載されることで、第1~第3の液体吐出ヘッドに15種類の貯留タンクが接続されるようにしてもよい。 また、第1の液体吐出ヘッド50は、第2の液体吐出ヘッド60から吐出されるインクと反応する反応液を吐出可能であってもよい。この場合、第1の液体吐出ヘッド50が1種類の反応液を吐出するように設定されることで、第1の液体吐出ヘッド50および第2の液体吐出ヘッド60に7種類の貯留タンクが接続されるようにしてもよい。また、第3の液体吐出ヘッドがキャリッジ10に搭載される場合、第1の液体吐出ヘッド50は、第2の液体吐出ヘッド60から吐出される6種類のインクのうち、3種類のインクと反応する3種類の反応液を吐出可能であってもよい。第3の液体吐出ヘッドは、第1の液体吐出ヘッド50と同様に構成されて、第2の液体吐出ヘッド60から吐出される6種類のインクのうち、他の3種類のインクと反応する3種類の反応液を吐出可能であってもよい。この場合、第1~第3の液体吐出ヘッドに12種類の貯留タンクが接続されるようにしてもよい。このように、複数の液体吐出ヘッドのうち、一部の液体吐出ヘッドは、当該一部の液体吐出ヘッドを除く他の液体吐出ヘッドから吐出される液体と反応する反応液を吐出可能であってもよい。 また、インクは、アニオン性基の作用によって分散される色材を含有する水性インクであってもよい。反応液は、4級アンモニウム塩の構造を有する水溶性のカチオン性樹脂、および多価金属塩を含有する水性反応液であってもよい。反応液は、インクと接触することでインクと反応し、インク中の成分(樹脂、界面活性剤、自己分散顔料などのアニオン性基を有する成分)を凝集させるものであり、反応剤として、特定の水溶性のカチオン性樹脂、および多価金属塩を含有する。 <液体吐出ヘッドの構成> 次に、第1実施形態における第1の液体吐出ヘッド50について説明する。図2は、第1の液体吐出ヘッド50の斜視図である。図3は、第1の液体吐出ヘッド50の分解斜視図である。図2および図3に示すように、第1の液体吐出ヘッド50は、吐出素子ユニット100と、循環ユニット200と、ヘッド筐体ユニット300と、カバー350とを備える。 図3に示すように、吐出素子ユニット100は、吐出素子基板110と、支持部材102と、電気配線テープ103と、電気コンタクト基板104とを備える。吐出素子基板110には、インクを吐出するための複数の吐出口115(図5を参照)が配列された吐出口列が形成される。吐出素子基板110の詳細については、後で述べる。 支持部材102は、吐出素子基板110を支持してヘッド筐体ユニット300の下部に接着固定される。支持部材102は、吐出素子基板110と接合した状態で、吐出素子基板110を支持する。支持部材102は、例えばアルミナを用いて板状に形成される。アルミナの熱伝導率は高く、アルミナの線膨張係数は低い。これにより、支持部材102に支持される吐出素子基板110に生じる応力を低減することができ、吐出素子基板110内の温度を均一にすることができる。支持部材102には、吐出素子基板110の吐出口115と連通する供給側接続流路421および回収側接続流路422が形成される。 電気配線テープ103は、吐出素子基板110と電気コンタクト基板104とに電気的に接続される。電気コンタクト基板104は、キャリッジ10との電気接点を有している。電気コンタクト基板104は、インクを循環させるための駆動信号および電気エネルギーを、循環ユニットコネクタ105およびポンプ配線(不図示)を介して循環ユニット200の循環ポンプ203に送る。また、電気コンタクト基板104は、インクを吐出するための駆動信号および電気エネルギーを、電気配線テープ103を介して吐出素子基板110に送る。 電気的な接続を行う方法として、異方性導電フィルム(不図示)、ワイヤーボンディング、半田実装等が用いられるが、これに限られるものではない。本実施形態において、吐出素子基板110と電気配線テープ103との電気的な接続は、ワイヤーボンディングを用いて行われる。吐出素子基板110と電気配線テープ103との電気的な接続部は、封止材(図示せず)により封止され、インクによる腐食および外的衝撃から保護される。 循環ユニット200は、液体供給口32と、第1圧力調整機構201と、第2圧力調整機構202(図4を参照)と、循環ポンプ203とを備える。循環ユニット200(液体供給口32、第1圧力調整機構201、第2圧力調整機構202、および循環ポンプ203)は、3種類のインクに対応して3つ設けられる。液体供給口32は、ヘッド筐体ユニット3