JP-2026076659-A - ステータの固定構造及び電動ポンプ
Abstract
【課題】ステータの組付性を改善する。 【解決手段】ステータ21の固定構造は、ステータ21と、ステータ21を収容するハウジング本体部41と、を備える。ステータ21は、円環状のステータコア22と、ステータコア22に取り付けられたインシュレータ24と、インシュレータ24を介してステータコア22に巻き回されたコイル23と、を有する。ハウジング本体部41及びインシュレータ24は、軸方向において互いに対向する第1底面43b及びフランジ部24aの裏面24bをそれぞれ有する。ハウジング本体部41は、第1底面43bから突出する突起Pを有し、インシュレータ24は、裏面24bに開口し突起Pが挿通される穴Hを有する。ステータ21のインシュレータ24は、穴Hに挿通された状態でカシメられた突起Pにより、ハウジング本体部41に固定される。 【選択図】図1
Inventors
- 加藤 史恭
- 大森 裕介
- 安藤 勧
- 渡仲 佑太
Assignees
- カヤバ株式会社
- 株式会社 五十嵐電機製作所
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (7)
- ステータと、 前記ステータを収容するハウジングと、を備え、 前記ステータは、円環状のステータコアと、前記ステータコアに取り付けられたインシュレータと、前記インシュレータを介して前記ステータコアに巻き回されたコイルと、を有し、 前記ハウジング及び前記インシュレータは、軸方向において互いに対向する第1対向面及び第2対向面をそれぞれ有し、 前記ハウジングは、前記第1対向面から突出する突起を有し、 前記インシュレータは、前記第2対向面に開口し前記突起が挿通される穴を有し、 前記ステータの前記インシュレータは、前記穴に挿通された状態でカシメられた前記突起により、前記ハウジングに固定される、 ことを特徴とするステータの固定構造。
- 請求項1に記載のステータの固定構造であって、 前記ハウジングは、前記ステータコアが当接して軸方向に位置決めされる段部を有する、 ことを特徴とするステータの固定構造。
- 請求項2に記載のステータの固定構造であって、 前記インシュレータは、周方向に沿って溝状に延びる変形部を前記穴よりも径方向内側に有する、 ことを特徴とするステータの固定構造。
- 請求項1に記載のステータの固定構造であって、 前記ハウジングの前記第1対向面と前記インシュレータの前記第2対向面とは、互いに当接することで前記ハウジングに対して前記ステータが軸方向に位置決めされる位置決め部を構成する、 ことを特徴とするステータの固定構造。
- 請求項1に記載のステータの固定構造であって、 前記インシュレータは、前記第2対向面を有するフランジ部を有し、 前記フランジ部は、カシメられた前記突起と前記ハウジングとにより挟み込まれる、 ことを特徴とするステータの固定構造。
- 請求項1に記載のステータの固定構造であって、 前記突起が前記穴に挿通された状態でカシメられている固定箇所を複数有し、 前記突起は、少なくとも2つ以上の前記固定箇所において、カシメられて変形した部分により前記穴の内面に当接する、 ことを特徴とするステータの固定構造。
- 請求項1から6いずれか1項に記載のステータの固定構造を備える電動ポンプであって、 液体を吐出するポンプ部と、 駆動シャフトを回転させて前記ポンプ部を駆動させるモータ部と、を備え、 前記モータ部は、前記ステータを有し、 前記ハウジングは、前記ポンプ部及び前記モータ部を収容する、 ことを特徴とする電動ポンプ。
Description
本発明はステータの固定構造及び電動ポンプに関する。 特許文献1には、ポンプハウジングの内周面にステータ部の外周面を焼嵌めによって固定した電動オイルポンプが開示されている。特許文献2には、ポンププレートからポンプハウジングを通して挿入されたボルトをインシュレータに埋設されたナットにねじ止めすることにより、ステータを固定した電動オイルポンプ装置が開示されている。 特開2016-53309号公報特開2013-160079号公報 本発明の実施形態に係る電動ポンプの概略構成図である。本発明の実施形態に係る電動ポンプをカバーが外された状態で示す上面図である。本発明の実施形態に係る電動ポンプの要部を示す図である。突起がカシメられる前の状態を示す図である。インシュレータの第1変形例を示す図である。インシュレータの第2変形例を示す図である。ステータの軸方向の位置決めの変形例を示す図である。ステータの径方向の位置決めの変形例を示す図である。 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る電動ポンプ100について説明する。 電動ポンプ100は、車両に搭載され、車両に搭載された走行モータを冷却するための冷却液(液体)を吐出するポンプや、車両に搭載されたギヤを潤滑するための油(液体)を吐出するポンプとして用いられる。電動ポンプ100は、機器を駆動するための作動流体(液体)を吐出する流体圧供給源として用いられてもよく、車両以外の産業機械に搭載されてもよい。 図1に示すように、電動ポンプ100は、液体を吐出するポンプ部10と、駆動シャフト1を回転させてポンプ部10を駆動させるモータ部20と、モータ部20を制御する制御部30と、ポンプ部10、モータ部20、及び制御部30を収容するハウジング40と、を備える。電動ポンプ100では、図1中上側から、制御部30、モータ部20、及びポンプ部10がこの順番で配置される。以下では、駆動シャフト1の軸方向、径方向、周方向を単に「軸方向」、「径方向」、「周方向」とも称す。 ポンプ部10は内接ギヤポンプであり、駆動シャフト1が挿通されて連結されるインナーロータ12と、インナーロータ12の外側に設けられたアウターロータ13と、を有する。インナーロータ12とアウターロータ13は、ハウジング40のハウジング本体部41に収容され、互いに偏心して設けられてハウジング40のポンプカバー56により覆われる。インナーロータ12の中心は駆動シャフト1と重なるように同軸に設けられ、アウターロータ13の中心は駆動シャフト1からずらして設けられる。インナーロータ12は外歯(図示省略)を複数有し、アウターロータ13は外歯と摺接する内歯(図示省略)を複数有する。外歯と内歯とは歯数が異なり、インナーロータ12の隣り合う外歯とアウターロータ13の内歯によって、ポンプ室14が区画される。ポンプ室14は、ポンプ部10に複数形成される。 モータ部20は、環状のステータ21と、ステータ21の径方向内側に配置されるモータロータ25と、を有する。モータ部20は電動モータであり、駆動シャフト1は、電動モータとしてのモータ部20の回転軸を兼ねる。駆動シャフト1の軸方向、径方向、周方向は、後述するステータ21の固定構造における軸方向、径方向、周方向にそれぞれ対応する。 ステータ21は、モータロータ25を取り囲むように設置される円環状のステータコア22と、ステータコア22に巻き回されるコイル23と、を有する。ステータコア22は、複数の電磁鋼板が積層されることにより構成される。ステータコア22には、コイル23として、三相の駆動電流に対応するU相コイル、V相コイル及びW相コイルが形成され、コイル23から延びるコイル配線の末端は、制御部30に接続される。 モータロータ25は、駆動シャフト1の外周面に連結され駆動シャフト1とともに回転するロータコア26と、ロータコア26に設けられる複数の永久磁石(図示省略)と、を有し、駆動シャフト1に圧入される。モータロータ25は、駆動シャフト1の先端部1aで圧入荷重を受けながら、駆動シャフト1の基端部1b側(図1中上側)から圧入することで、圧入端としての駆動シャフト1の鍔部1cまで圧入される。 制御部30は、電子部品31と、電子部品31が実装されモータ部20のコイル23が接続される基板32と、基板32の熱を放熱する放熱部33と、を有し、ステータ21に供給される電流を制御してモータ部20を駆動させる。 ハウジング40は、金属材料(例えば、アルミ合金や鉄鋼材料)により形成され開口部42を有するハウジング本体部41と、開口部42を覆うカバー51と、ポンプ部10を覆うポンプカバー56と、を有する。 ハウジング本体部41は、モータ部20が収容されるモータ収容凹部43と、駆動シャフト1が挿通される挿通孔44と、挿通孔44と軸方向に連続して形成されオイルシール65が収容されるオイルシール収容凹部46と、ポンプ部10が収容されるポンプ収容凹部47と、を有する。 モータ収容凹部43は、開口部42が形成された第1収容凹部43aと、第1収容凹部43aの第1底面43bから開口部42とは反対側(図1中下側)に向かって軸方向に延びて環状空間を形成する第2収容凹部43cと、を有する。第2収容凹部43cの内周面には、ステータコア22の外周面がインロー嵌合により当接し、これにより、ステータコア22の径方向の位置決めを通じて、ステータ21が径方向に位置決めされる。 挿通孔44とオイルシール収容凹部46とは、第2収容凹部43cの第2底面43dの中央から軸方向に沿って突出する筒状部43eに形成され、ポンプ収容凹部47は、軸方向において第2底面43dよりも開口部42とは反対側(図1中下側)の部分のハウジング本体部41に形成される。 挿通孔44は、軸方向に延びて開口部42側(図1中上側)でオイルシール収容凹部46と連通し、開口部42とは反対側(図1中下側)でポンプ収容凹部47と連通する。オイルシール収容凹部46は、挿通孔44よりも大径に形成され、筒状部43eの先端面に開口する。ポンプ収容凹部47は、インナーロータ12及びアウターロータ13を収容し、ポンプ収容凹部47の中心は、挿通孔44の中心からずらして形成される。 カバー51は、締結部材(図示省略)によりハウジング本体部41に固定され、制御部30を収容する。ポンプカバー56は、締結部材(図示省略)によりハウジング本体部41に固定され、ポンプ収容凹部47を覆う。ポンプカバー56には、駆動シャフト1の先端部1aを収容するシャフト収容部56aが形成され、シャフト収容部56aに収容された先端部1aは、ポンプカバー56に接触しないように設けられる。 駆動シャフト1は、大径部2と、大径部2よりも小径に形成される小径部3と、を有する。小径部3は、先端部1a側(図1中下側)に形成され、大径部2は、基端部1b側(図1中上側)に形成される。基端部1bには、磁石67が制御部30の電子部品31及び基板32と接触しないように設けられ、磁石67による磁気の変化は、制御部30により検出され、駆動シャフト1の回転角度及び回転数の演算に用いられる。鍔部1cは、オイルシール65よりも基端部1b側(図1中上側)の部分の大径部2に形成される。 大径部2の外周面には、オイルシール65と、複数のブッシュ60が摺接する。複数のブッシュ60は、挿通孔44の内周面と大径部2の外周面との間に設けられ、駆動シャフト1をハウジング本体部41に対して回転自在に支持する。なお、ブッシュ60は一つのみ設けられてもよい。また、ブッシュ60に代えて、ベアリング(例えば、ボールベアリング)により、駆動シャフト1を回転自在に支持してもよい。ベアリングは、軸方向における鍔部1cとモータロータ25との間に設けることができる。小径部3は、インナーロータ12の挿通孔12aに挿通される。小径部3は、二面幅を形成する平面部3aを有し、平面部3aは、挿通孔12aに面接触する。 このように構成された電動ポンプ100では、制御部30の制御のもと、モータ部20のモータロータ25が駆動シャフト1と一体回転し、これにより、駆動シャフト1の回転トルクがインナーロータ12に伝達されてポンプ部10が駆動される。ポンプ部10では、インナーロータ12の外歯がアウターロータ13の内歯に摺接しながら、インナーロータ12及びアウターロータ13が回転し、これに伴い、ポンプ室14が拡張及び収縮を繰り返す。ポンプ室14が拡張する拡張領域(吸込領域)では、ポンプカバー56に形成される吸込ポート(図示省略)を通じて液体が吸入され、ポンプ室14が収縮する収縮領域(吐出領域)では、ポンプカバー56に形成される吐出ポート(図示省略)を通じて液体が外部に吐出される。 図1,2に示すように、ステータ21は、ステータコア22とコイル23とを絶縁するインシュレータ24をさらに有する。インシュレータ24は筒状の形状を有し、樹脂により形成される。インシュレータ24は、軸方向からステータコア22に装着され、コイル23は、インシュレータ24が装着された状態のステータコア22に巻き回されることで、インシュレータ24を介してステータコア22に巻き回される。コイル23は、径方向内側に向かって延びるステータコア22の複数のティースに巻き回される。 図1~3に示すように、インシュレータ24は、ハウジング本体部41の開口部42側(図1中上側)にフランジ部24aを有する。フランジ部24aは、軸方向において、ハウジング本体部41の第1収容凹部43aの第1底面43bと対向する裏面24bを有する。従って、ハウジング本体部41及びインシュレータ24は、軸方向において互いに対向する第1対向面としての第1底面43b及び第2対向面としての裏面24bをそれぞれ有する。 ハウジング本体部41は、第1底面43bから突出する突起Pを有する。図4に示すように、突起Pは、カシメられていない状態で円柱状に形成され、第1底面43bから軸方向に沿って突出する。カシメられる前の突起Pの先端面には、円錐状の窪みDが形成され、窪みDの周辺部は、カシメにより塑性変形して穴Hの固定面H3に押し付けられる。カシメは例えば、治具を介して窪みDの周辺部を外側に向かって押し広げるように加圧変形させるカシメ機により行うことができる。 インシュレータ24は、フランジ部24aの裏面24bに開口し突起Pが挿通される穴Hを有する。穴Hは、フランジ部24aに設けられた円柱状のボス24cに形成され、固定面H3のほか、裏面24bに開口する小径部H1と、小径部H1よりも内径が大きい大径部H2と、を有する。小径部H1は、突起Pの挿通穴として形成され、大径部H2は、ボス24cの先端面に開口する。固定面H3は、穴Hの内面に形成された段部であり、小径部H1及び大径部H2のそれぞれの内面に連なる。大径部H2と突起Pとの間には、カシメにより変形する部分の突起Pを収容するスペースが形成される。 図3に示すように、インシュレータ24は、穴Hに挿通された状態でカシメられた突起Pにより、ハウジング本体部41に固定される。突起Pにおける窪みDの周辺部は、カシメにより変形された状態で固定面H3に押し付けられ、これにより、インシュレータ24が第1底面43bに押し付けられた状態になってハウジング本体部41に固定される。第1底面43bは加工面となっており、第1底面43bを加工面とすることで、インシュレータ24との密着性が高められる。 図1に示すように、ハウジング本体部41は、ステータコア22が当接して軸方向に位置決めされる段部48をさらに有する。段部48は、第2収容凹部43cの内周面に周方向に沿って形成され、段部48にはステータコア22の外周端部が当接する。段部48は、第2収容凹部43cの内周面に一周に亘って形成され、ステータコア22を段部48で位置決めすることで、ス