JP-2026076664-A - 吸収性物品及び体液検知方法
Abstract
【課題】金属製の導電性部材を介して安定した通電を確保することで、尿もれを確実に検出することが可能な吸収性物品及び体液検知方法を提供する。 【解決手段】本開示は、液透過性の肌側面シート21と、液不透過性の非肌側面シート23と、肌側面シート21と非肌側面シート23との間に配置された吸収体22と、を備える軽失禁パッド2であって、軽失禁パッド2内に、軽失禁パッド2の幅方向における中央線を挟んで、幅方向において相互に離間して、一方の側に少なくとも1つの導電性部材24cを備えるとともに他方の側に少なくとも1つの導電性部材24cを備え、導電性部材24cは、電解質水溶液内で連続通電可能である。 【選択図】図2
Inventors
- 葭葉 椋子
- 高橋 桂子
- 黒須 一博
Assignees
- 日本製紙クレシア株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (9)
- 液透過性の肌側面シートと、液不透過性の非肌側面シートと、前記肌側面シートと前記非肌側面シートとの間に配置された吸収体と、を備える吸収性物品であって、 前記吸収性物品内に、前記吸収性物品の幅方向における中央線を挟んで、前記幅方向において相互に離間して、一方の側に少なくとも1つの導電性部材を備えるとともに他方の側に少なくとも1つの導電性部材を備え、 前記導電性部材は、電解質水溶液内で連続通電可能である ことを特徴とする吸収性物品。
- 前記一方の側の導電性部材のうちの少なくとも1つと前記他方の側の導電性部材のうちの少なくとも1つとの間隔は、10mm以上かつ50mm未満である ことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記導電性部材は、糸状の部材である ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
- 前記糸状の部材は、金属のみで構成される ことを特徴とする請求項3に記載の吸収性物品。
- 前記糸状の部材は、金属でめっきされている ことを特徴とする請求項4に記載の吸収性物品。
- 前記糸状の部材は、鉄を主成分とした合金である ことを特徴とする請求項4に記載の吸収性物品。
- 前記糸状の部材は、前記吸収性物品の長手方向と平行に、略直線状に配置されている ことを特徴とする請求項3に記載の吸収性物品。
- 前記一方の側の導電性部材及び前記他方の側の導電性部材へと供給される電流は、1mA以下である ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
- 液透過性の肌側面シートと、液不透過性の非肌側面シートと、前記肌側面シートと前記非肌側面シートとの間に配置された吸収体と、を備える吸収性物品における体液検知方法であって、 前記吸収体と前記非肌側面シートとの間に、前記吸収性物品の幅方向における中央線を挟んで、前記幅方向において相互に離間して、一方の側に少なくとも1つの導電性部材を配置するとともに他方の側に少なくとも1つの導電性部材を配置し、 前記一方の側の導電性部材と前記他方の側の導電性部材との間における通電の程度の時系列での変化に基づいて体液を検知する ことを特徴とする体液検知方法。
Description
本開示は、尿等の体液を検知する仕組みを備える吸収性物品、及び吸収性物品における体液検知方法に関する。 特許文献1には、センサー付き着用物品が開示されている。このセンサー付き着用物品は、着用物品を構成する複数のシートの内の一枚のシートに、排尿を検知する排尿センサーが取り付けられているセンサー付き着用物品であって、排尿センサーは、樹脂フィルムにより形成される印刷基材と、印刷基材の表面に塗布された導電性インクによる、センサー素子を形成する複数の印刷電極と、これら複数の印刷電極を接続する導線部と、導線部が接続される端子部とを含んで構成されている。印刷基材は、通気領域として機能する通気開口部を有している。排尿センサーは、尿とりパッドの裏面シートの表面に印刷電極を密着させており、また、粘着剤が塗布された被覆シートにより覆われて、尿とりパッドの裏面シートに貼付けられている。 特開2017-189348号公報 実施形態における体液検知装置の全体構成の概略を模式的に示す図である。図1の体液検知装置の軽失禁パッドであって本発明の実施形態に係る軽失禁パッドの、図1(A)中のI-I矢視断面図である。実施形態に係る軽失禁パッドの導電部の形成態様を模式的に示す平面図である。実施形態に係る軽失禁パッドの導電性部材同士の間隔を説明する平面図である。図1のコネクタの側面図であって、(A)は閉止状態を、(B)は開放状態をそれぞれ示す。開放状態のコネクタの斜視図である。コネクタの端子部の平面図である。図7のVIII-VIII矢視断面図である。図7のIX部分の拡大図である。実施形態に係る軽失禁パッドの長手方向における端部に図5のコネクタが取り付けられた状態を模式的に示す平面図である。本検証試験の結果を示す図である。 以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。下記の実施形態では、本発明に係る吸収性物品(具体的には、軽失禁パッド2)が図1に示す体液検知装置1へと組み込まれている。また、下記の実施形態では、本発明に係る体液検知方法が図1に示す体液検知装置1の吸収性物品(具体的には、軽失禁パッド2)における体液の検知に適用されている。なお、各図は、各構成部材の寸法の相互の大小関係や形状を規定するものではない。 以下の説明では、次のように定義する。軽失禁パッド2の着用とは、体液の吸収前後を問わず、軽失禁パッド2を身体(具体的には、下半身、下腹部)に装着した状態をいう。軽失禁パッド2は、衣服の内部で身体に装着するものであるが、少なくとも一部が外部に露出するように身体に装着してもよい。長手方向とは、軽失禁パッド2を着用したときに着用者の股間部を介して身体の前後に亘る方向であり、各図中のX軸方向である。幅方向とは、長手方向に対して直交する方向であり、各図中のY軸方向である。厚み方向とは、長手方向及び幅方向に対して直交する方向であって、各構成部材が積層される方向であり、各図中のZ軸方向である。平面とは、各図中のX軸及びY軸に沿うX-Y面である。長手側面とは、長手方向に沿う側面であり、各図中のX軸及びZ軸に沿うX-Z面である。長手断面とは、長手方向に沿う断面であり、各図中のX軸及びZ軸に沿うX-Z断面である。幅側面とは、幅方向に沿う側面であり、各図中のY軸及びZ軸に沿うY-Z面である。肌側とは、軽失禁パッド2を着用したときに着用者の肌に当接する表面や肌を臨む表面の側であり、各図中のZ軸の矢印の向きの側である。非肌側とは、軽失禁パッド2を着用したときに着用者の衣服に接触する表面や衣服を臨む表面の側であり、各図中のZ軸の矢印の向きと反対の側である。体液とは、尿、血液、軟便中の水分などの体内から体外へと排出された液体をいう。 (体液検知装置) 図1は、本発明に係る吸収性物品の具体的な構成態様の一例としての、実施形態に係る軽失禁パッド2を含む体液検知装置1の全体構成の概略を模式的に示す図である。 なお、本発明の適用対象は軽失禁パッドに限定されるものではなく、本発明は種々の吸収性物品に適用され得る。本発明が適用され得る吸収性物品としては、ベビー用又は成人用を問わず吸収性を備える種々の物品が挙げられ、例えば、軽失禁パッドのほかに、尿吸収パッド、パンツ型紙おむつ、テープ止め紙おむつなどが挙げられる。アウターとしての例えば紙おむつとインナーとしての軽失禁パッドとが組み合わされてもよい。また、本発明が適用され得る吸収性物品は、布製のアウターに吸収体が一体化された吸収性物品(吸水ショーツなど)であってもよい。 実施形態における体液検知装置1は、体液(具体的には例えば、軽度の尿もれに伴う比較的少量の排尿)を検知して上記体液の検知に関係するデータを外部端末へと送信するための仕組みである。体液検知装置1は、軽失禁パッド(吸収性物品)2と、軽失禁パッド2に対して着脱可能な体液検知デバイス100とを備える。体液検知デバイス100は、コネクタ3と、発信機9と、を有する。コネクタ3と発信機9とはコネクタハーネス10を介して電気的に接続される。 (軽失禁パッド) 図2は、軽失禁パッド2の、図1(A)中のI-I矢視断面図である。図3は、実施形態に係る軽失禁パッドの導電部の形成態様を模式的に示す平面図である。なお、図2では分かり易さを考慮して一部の構成部材を厚み方向において相互に離間させて図示しているが、各構成部材は厚み方向において基本的には相互に密接する。ただし、構成部材同士の間に部分的に隙間を有するようにしてもよい。 図2及び図3に示すように、本実施形態に係る軽失禁パッド(吸収性物品)2は、液透過性の肌側面シート21と、液不透過性の非肌側面シート23と、肌側面シート21と非肌側面シート23との間に配置された吸収体22と、尿もれを検出する検出部24と、を備える。検出部24は、軽失禁パッド2内に、軽失禁パッド2の幅方向における中央線を挟んで、幅方向において相互に離間して、一方の側に少なくとも1つの導電性部材24cを備えるとともに他方の側に少なくとも1つの導電性部材24cを備える。更に、本実施形態の軽失禁パッド2は、吸収体22と非肌側面シート23との間に配置されるキャリアシート26と、吸収体22と肌側面シート21との間に配置されるセカンドシート27とを備える。軽失禁パッド2は、肌側面シート21と非肌側面シート23との間に吸収体22が挟まれている構造となる。体液は、肌側面シート21を通して吸収体22に吸収及び保持される。なお、軽失禁パッド2は、左右の立体ギャザーを備えてもよい。以下の説明において、幅方向における中央線を挟んだ一方の側を単に「一方の側」といい、幅方向における中央線を挟んだ他方の側を単に「他方の側」という。 また、本実施形態に係る体液検知方法は、液透過性の肌側面シート21と、液不透過性の非肌側面シート23と、肌側面シート21と非肌側面シート23との間に配置された吸収体22と、を備える軽失禁パッド2における体液検知方法である。本実施形態に係る体液検知方法は、吸収体22と非肌側面シート23との間に、軽失禁パッド2の幅方向における中央線を挟んで、幅方向において相互に離間させて、一方の側に少なくとも1つの導電性部材24cを配置するとともに他方の側に少なくとも1つの導電性部材24cを配置する。本実施形態に係る体液検知方法では、一方の側の導電性部材24cと他方の側の導電性部材24cとの間における通電の程度の時系列での変化に基づいて体液を検知する。 (肌側面シート) 肌側面シート21は、吸収体22へと向けて体液を速やかに通過させる液透過性のシート状部材であり、吸収体22を挟んで、非肌側面シート23に対向して配置される。肌側面シート21は、液透過性を有するものであれば、特定の構成や構造には限定されない。肌側面シート21の平面視の形状は、特定の形状に限定されるものではなく、漏れがないように体液を吸収体22へと誘導するために必要とされる、吸収体22の肌側面の一部又は全部を覆う形状であればよい。肌側面シート21は、軽失禁パッド2を着用したときに相対的に着用者の肌側に位置して軽失禁パッド2の肌側面を構成する。 肌側面シート21用の基材は、液透過性を実現し得るものであれば、特定の材質には限定されない。肌側面シート21用の基材として、例えば、ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)との複合繊維、又は、ポリエチレン(PE)とポリエステルとの複合繊維が用いられて公知の方法で加工することによって得られる不織布が挙げられる。上記における公知の方法として、例えば、エアスルー法、サーマルボンド法、スパンレース法、及びスパンボンド法などが挙げられる。 (セカンドシート) 本実施形態では、吸収体22と肌側面シート21との間にセカンドシート27を配置している。セカンドシート27を配置することで、クッション性が増し、フィット性と着用感が向上するとともに、肌側面シート21を透過してきた体液を吸収体22全体にほぼ均一に拡散させることができ、排尿検知能力が向上する。 セカンドシート27の基材は、例えば、体液の透過速度が肌側面シート21より速く、体液を吸収体22へ素早く拡散する嵩高な不織布である。該不織布としてはエアスルー不織布、スパンボンド不織布等が好ましい。セカンドシート27の形状は、特に制限はないが、好ましい実施形態では、吸収体22の表面を完全に覆うことができる形状である。 セカンドシート27の基材は特に制限されないが、体液の透過速度が肌側面シート21より速く、体液を吸収体22へ素早く拡散するものが好ましく、例えば、親水性不織布、特に、エアスルー不織布が好ましい。セカンドシート27の厚さは、0.1mm以上であることが好ましい。また、セカンドシート27の坪量は、10g/m2以上60g/m2以下であることが好ましい。セカンドシート27の厚さが0.1mm未満、又はセカンドシート27の坪量が10g/m2未満若しくは60g/m2よりも大きいと、吸収体22の平面方向への液体の拡散が十分に行われず、排尿検知能力が低下する。なお、セカンドシート27の坪量の上記範囲の下限値は、15g/m2以上であることがより好ましい。また、セカンドシート27の坪量の上記範囲の上限値は、40g/m2以下であることがより好ましい。 なお、セカンドシート27に対する肌側面シート21の目付の比率(以下、単に「目付の比率」という。)は、50%以上130%以下であることが好ましい。目付の比率を50%以上130%以下とすることにより、肌側面シート21からセカンドシート27に液体が透過する際の液拡散性や液透過性が良化され、排尿検知能力が向上するとともに、セカンドシート27から肌側面シート21へ液戻りし難くなる。なお、目付の比率の上記範囲の上限値は、100%以下であることがより好ましい。 肌側面シート21とセカンドシート27とは、熱融着エンボス(熱で融着させることによるエンボス加工)で接着されることが好ましい。なお、熱融着エンボスは、非連続であることが好ましく、エンボス間の距離が2mm以上10mm以下であることが好ましい。エンボス間の距離を上記数値範囲内にすることにより、良好な液拡散性と肌触り(柔らかさ)を維持しつつ、確実に接合固定することができる。なお、エンボス間の距離の上記範囲の下限値は、4mm以上であることがより好ましい。また、エンボス間の距離の上記範囲の上限値は、8mm以下であることがより好ましい。 (吸収体) 図2に示すように、吸収体22は、肌側面シート21と非肌側面シート23との間に配設され、体液を吸収及び保持する。吸収体22は、特定の構成や構造には限定されないものの、例えば、フラッフパルプと高吸収性ポリマー(以下、「SAP」という場合がある。)とを混合して形成されてよい。吸収体22の平面視の形状は、特定の形状には限定されないものの、例えば、長