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JP-2026076676-A - 歩行者保護機能を有する車両

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Abstract

【課題】歩行者の、車両の車体との衝突後の路面との二次的な衝撃を緩和する。 【解決手段】歩行者保護機能を有する車両は、フロントフェンダをアッパーフレームに対して固定する固定部材と、フロントフェンダに対して車体の車幅方向の外向きの力を作用させて固定部材による固定を解除する解除押出機構と、フロントフェンダの後側を持ち上げる持上機構と、車両と歩行者との衝突を予測または検出するセンサと、制御部と、を有する。制御部は、センサにより衝突が予測または検出される場合に解除押出機構および持上機構を作動させる。フロントフェンダは、後側が持ち上がる姿勢で車幅方向の外側へ後開きになる。 【選択図】図18

Inventors

  • 長澤 勇

Assignees

  • 株式会社SUBARU

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20241024

Claims (5)

  1. 車両のフードの側方に位置し、車体側面に設けられるフロントフェンダと、 前記フロントフェンダの上縁内側において前記車体の前後方向に沿って設けられる前記車体のアッパーフレームと、 前記フロントフェンダを前記アッパーフレームに対して固定する固定部材と、 前記フロントフェンダに対して前記車体の車幅方向の外向きの力を作用させて、前記固定部材による固定を解除する解除押出機構と、 前記フロントフェンダの後側を持ち上げる持上機構と、 前記車両と歩行者との衝突を予測または検出するセンサと、 前記センサが接続される制御部と、 を有し、 前記制御部は、 前記センサにより歩行者と前記車体との衝突が予測または検出される場合に、前記解除押出機構および前記持上機構を作動させて、前記フロントフェンダを、前記フロントフェンダの後側が持ち上がる後上がりの姿勢において車幅方向の外側へ後開きにさせる、 歩行者保護機能を有する車両。
  2. 前記フロントフェンダは、前記車両のホイールハウスの上側部分と、前記ホイールハウスの後側部分とを有し、 前記フロントフェンダの前記上側部分は、前記固定部材により前記アッパーフレームに対して、前記車体の車幅方向への力により分離可能に固定され、 前記フロントフェンダの前記上側部分の前縁は、前記ホイールハウスの前側において前記車両のバンパーフェイスに対して、または前記バンパーフェイスが固定される前記車体の構造部材に対して固定され、 前記フロントフェンダの前記後側部分は、前記ホイールハウスの後側にある前記車体のAピラーの下部に対して、または前記Aピラーの下部に固定される前記車体のフロントサイドパネルに対して、前記車体の上方向へ持ち上げられることにより分離可能に固定される、 請求項1記載の、歩行者保護機能を有する車両。
  3. 前記解除押出機構は、 前記アッパーフレームに対して、前記車体の前後方向に沿う回転軸の周囲で回転可能に軸支される軸部材と、 前記軸部材から前記軸部材の半径方向へ突出し、前記軸部材が回転することにより前記フロントフェンダの前記上側部分に対して前記フロントフェンダの内面に当たる押出部材と、 を有し、 前記軸部材を回転駆動する回転駆動機構を有し、 前記回転駆動機構は、 前記軸部材および前記押出部材を回転駆動することにより、前記押出部材により前記フロントフェンダの前記上側部分を内側から外向きに押して、前記固定部材による前記フロントフェンダと前記アッパーフレームとの固定を解除する、 請求項2記載の、歩行者保護機能を有する車両。
  4. 前記押出部材は、前記車体において前記車体の上下方向に沿う姿勢に保持され、 前記固定部材は、前記フロントフェンダの前記上側部分を前記押出部材に固定することにより、前記フロントフェンダを前記アッパーフレームに固定する、 請求項3記載の、歩行者保護機能を有する車両。
  5. 前記回転駆動機構は、 前記軸部材の軸方向前端に連結されるユニバーサルジョイントまたは弾性部材を有し、 前記ユニバーサルジョイントまたは弾性部材を通じて前記軸部材を回転駆動し、 前記持上機構は、 前記軸部材の軸方向後端に取り付けられるピニオンギアと、 前記ピニオンギアと噛み合わさり、前記ピニオンギアが回転することにより、前記軸部材の軸方向後端を上へ押し上げるラックギアと、を有する、 請求項3または4記載の、歩行者保護機能を有する車両。

Description

本願は、歩行者保護機能を有する車両を主に開示する。 車両では、歩行者保護のために、フードの上に歩行者エアバッグを展開するものがある。歩行者は、フードの上に展開してる歩行者エアバッグにより車体と衝突する際の衝撃が緩和され得る。 しかしながら、フードの上に歩行者エアバッグを展開していても、歩行者を必ずしも良好に保護できるとは限らない。 たとえば、歩行者は、フードや歩行者エアバッグの上から車体の左側または右側へ脱落し、路面に落ちる可能性がある。歩行者には、路面に落ちることによる二次的な衝撃が作用し得る。 特に、車両が交差点などを左折中または右折中に歩行者と衝突する場合、歩行者は、フードの上から脱落して路面へ落ちる可能性が生じ得ると考えられる。 特開2009-023492号公報特開2006-182328号公報特開2010-208484号公報 車両と歩行者との第一の衝突形態の説明図である。図1の車両と歩行者との第二の衝突形態と、第三の衝突形態との説明図である。図2の第二の衝突形態における歩行者の二次的な衝撃の構成図である。本発明の実施形態に係る車両についての、車体の右前部分の模式的な側面図である。図4の車両の車体の右前部分から右側のフロントフェンダを取り外した状態の模式的な説明図である。フロントフェンダの上側部分に設けられる前リブと、車体の骨格部材であるアッパーフレームのアッパーステーとの分解断面図である。図6の前リブとアッパーステーとの固定状態の説明図である。フロントフェンダの後側部分に設けられる下係止部材と、車体の骨格部材であるAピラーの下部に設けられる受部材との分解断面図である。図8の下係止部材と受部材との固定状態の説明図である。本発明の実施形態に係る車両の歩行者保護装置の一例の構成図である。歩行者保護装置の解除押出機構と、フロントフェンダの上側部分に設けられる後リブとの分解図である。図11の歩行者保護装置の押出プレートと後リブとの固定状態の説明図である。軸部材が回転して、歩行者保護装置の押出プレートと後リブとが分離した状態の説明図である。歩行者保護装置の持上機構の説明図である。歩行者保護装置の解除押出機構と持上機構とが作動した状態の模式的な説明図である。歩行者保護装置の制御部が実行する歩行者保護制御のフローチャートである。本発明の実施形態に係る歩行者保護装置を有する車両と歩行者との第三の衝突形態の説明図である。本発明の実施形態に係る歩行者保護装置を有する車両と歩行者との第二の衝突形態の説明図である。変形例に係る歩行者保護装置の解除押出機構および持上機構の模式的な説明図である。 以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。 実施形態では、概要を説明した後に、車両のフロントフェンダについての車体の骨格構造への固定例、車両の歩行者保護装置の構成例、歩行者保護装置の解除押出機構および回転駆動機構の構成例とフロントフェンダとの固定例、歩行者保護装置の持上機構の構成例、歩行者保護装置の制御例、本実施形態での衝突類型の説明、効果、および変形例を順番に説明する。 なお、以下の実施形態の説明および図面は、本願が開示する発明の一例であり、本願が開示する発明を限定するものではない。 (概説) 車両は、歩行者と衝突する可能性がある。歩行者は、車両と衝突することにより、車体のフードの上に乗ることがある。歩行者は、その後に、フードの上から脱落して路面に落下する可能性がある。 また、歩行者は、車体の前面角部と衝突した後、車体の側面に設けられるフロントフェンダと当たる可能性がある。この場合、歩行者は、回転しながらフロントフェンダにより強く押し倒される可能性もある。 路面へ落ちたり倒れ込んだりすることにより、歩行者には、路面から二次的な衝撃を受ける可能性がある。 これらの衝突形態に対応するために、車体のフロントフェンダは、車体の骨格構造に対して外側へ後開きにとなるように離脱可能に固定する。解除押出機構は、フロントフェンダと車体の骨格部材であるアッパーフレームとの固定部材による固定を解除する。持上機構は、車体の骨格部材との固定が解除されるフロントフェンダを、後上がりの姿勢にする。これにより、フロントフェンダは、後上がりの姿勢において、外側へ後開きとなる。 フロントフェンダが後上がりの姿勢で後開きになることにより、車両は、フードの上から脱落する際の歩行者の路面からの二次的な衝撃を緩和したり、フロントフェンダと当たって倒れることによる歩行者の路面からの二次的な衝撃を緩和したりすることが期待できる。 以下、本実施形態を、図面を参照しつつ説明する。 (車両と歩行者との衝突類型の説明) まず、車両1と歩行者との衝突類型について説明する。 図1から図3には、車両1と歩行者との3つの衝突形態を説明する図である。図1は、車両1と歩行者との第一の衝突形態の説明図である。図2は、図1の車両1と歩行者との第二の衝突形態と、第三の衝突形態との説明図である。図3は、図2の第二の衝突形態における歩行者の二次的な衝撃の構成図である。 図1の第一の衝突形態において、車両1の車体2は、直進している。歩行者は、直進する車両1の車幅方向の中央部に衝突する。 この場合、歩行者は、車両1と衝突した後、車両1の車体2のフード4の上に乗る。また、フード4の上に歩行者エアバッグ5が展開している場合、歩行者は、歩行者エアバッグ5により車体2との衝突の衝撃を吸収され得る。また、車体2の前面には、歩行者との衝突により撓んで衝撃を吸収可能なバンパーフェイス7が設けられる。これにより、車体2のフード4の上に、または歩行者エアバッグ5の上に留まるように車両1と衝突した歩行者は、車体2との一次衝突による衝撃が緩和され得る。歩行者は、車両1との一次衝突の衝撃から保護されることが期待できる。 図2に実線で示す第二の衝突形態において、車両1は、右側へ操舵している。車両1は、たとえば交差点を右折する場合に、右側へ操舵する。歩行者は、右側へ操舵されている車両1の車幅方向の中央部より左側寄りの位置に衝突する。 この場合、歩行者は、車両1と衝突した後、車両1の車体2のフード4の上に乗る。しかしながら、第二の衝突形態では、歩行者は、その後に、右側へ操舵されている車体2の左側へ落ちる。歩行者は、フード4の上に留まることができない。このような事態は、交差点の横断歩道を歩く歩行者と、右折する車両1とが衝突する場合に、生じ得る。このような第二の衝突形態は、車両1のドライバが歩行者を避けようと切り増し操舵をすることにより、生じやすくなると考えられる。 なお、車両1が左側へ操舵して交差点を左折する場合においても、歩行者は、左側へ操舵されている車両1の車幅方向の中央部より右側寄りの位置に衝突した後、左側へ操舵されている車体2の右側へ落ち得る可能性がある。 また、第二の衝突形態では、図3に示すように、車体2のフード4の上に乗った歩行者は、フード4や歩行者エアバッグ5の上で跳ね上がってから、その跳ね上がった高さ位置から路面90へ落下する可能性がある。この際、フード4の上で跳ね上がった歩行者は、その跳ね上がりの勢いにより上体や頭部が下がり、その姿勢のままで、跳ね上がった高さの位置から路面90へ落下する可能性もある。上体や頭部が下がった姿勢で、フード4より上へ跳ね上がった高さ位置から路面90へ落下する場合、歩行者には、フード4の上から滑り落ちる場合と比べて強い二次的な衝撃が路面90から作用する可能性がある。 図2に破線で示す第三の衝突形態において、車両1は、右側へ操舵している。車両1は、たとえば交差点を右折する場合に、右側へ操舵する。歩行者は、右側へ操舵されている車両1の車幅方向の左端の前角部分に衝突する。 この場合、歩行者は、車両1の前角部分と衝突した後、車両1の車体2のフード4の上に乗ることなく、路面90へ倒れる。また、歩行者は、車両1の前角部分と半身などで衝突することにより、衝突の際に腰や上体が回されてしまう可能性がある。また、歩行者は、車両1の前角部分と衝突した後に、さらに車両1の側面にあるフロントフェンダ6と当たる可能性もある。フロントフェンダ6は、回転している歩行者を強く押し倒す可能性がある。回転しながら強く押し倒された歩行者は、路面90との二次的な衝撃が強く作用する可能性がある。このような第三の衝突形態は、車両1のドライバが歩行者を避けようと切り増し操舵をすることにより、生じやすくなると考えられる。 なお、車両1が左側へ操舵して交差点を左折する場合においても、歩行者は、左側へ操舵されている車両1の車幅方向の中央部より右側寄りの位置に衝突した後、左側へ操舵されている車体2の右側へ落ち得る可能性がある。 このように第二の衝突形態や第三の衝突形態などの場合、歩行者には、車体2との衝突による一次的な衝撃に加えて、路面90からの二次的な衝撃が強く且つ累積的に作用する可能性がある。 車両1には、車体2との衝突後に路面90へ落ちたり倒れ込んだりする歩行者への、路面90による二次的な衝撃を緩和可能にすることが潜在的に求められていると考えられる。 (車両のフロントフェンダについての車体の骨格構造への固定例) 図4は、本発明の実施形態に係る車両1についての、車体2の右前部分の模式的な側面図である。なお、図4のフード4の上には、歩行者エアバッグ5が展開している。 図5は、図4の車両1の車体2の右前部分から右側のフロントフェンダ6を取り外した状態の模式的な説明図である。なお、車体2の左前部分と左側のフロントフェンダ6とも、図5と同様である。 図5において、フロントフェンダ6は、その内側となる内面33により示されている。 なお、以下の説明において、前後左右上下は、図4に示す車体2を基準に使用する。 本実施形態では、第二の衝突形態や第三の衝突形態などの場合において歩行者保護のために、フロントフェンダ6を、車体2の骨格構造に対して離脱可能に固定する。 フロントフェンダ6は、車両1のフード4の左側となる車体2の左側面またはフード4の右側となる車体2の右側面に設けられ、車体2の外表面を構成する。 また、フロントフェンダ6は、その下側に、タイヤ10を収容するためのホイールハウス9が設けられる。このため、フロントフェンダ6は、車両1のホイールハウス9の上側となる上側部分32と、ホイールハウス9の後側となる後側部分31と、を有する。これにより、フロントフェンダ6は、ホイールハウス9の周囲の車体表面を構成する。また、フロントフェンダ6の前側の車体表面は、車体2の前面において車幅方向に延在するバンパーフェイス7により構成される。バンパーフェイス7の上側には、左右のヘッドライト8が配置される。車体2の前部の表面は、フード4、左右のフロントフェンダ6、バンパーフェイス7、左右のヘッドライト8により構成される。 このような形状のフロントフェンダ6は、一般的に、アッパーフレーム12、Aピラー11の下部、ラジエタフレーム13などの車体2の骨格部材に対して、複数の固定点により固定される。アッパーフレーム12、Aピラー11の下部、および、ラジエタフレーム13の内側には、車体2のフロントサイドパネル15が接合される。フロントサイドパネル15により、車体2の前部の骨格構造は補剛される。なお、フロントサイドパネル15は、アッパーフレーム12と一体的に形成されることがある。フロントフェンダ6は、フロントサイドパネル15に固定されてもよい。 アッパーフレーム12は、フード4の車幅方向の両側において、車体2の前後方向に延在する。アッパーフレーム12は、フロントフェンダ6の上縁内側において、車体2の前後方向に沿って延在するように設けられる。 Aピラー11は、車体2の車室の左右の前角部分におい