JP-2026076710-A - 電池、及び電池の製造方法
Abstract
【課題】金属容器と電極体とが電気的に絶縁されており、かつ金属容器と電極体との間で熱伝導が効率的に行われる電池が提供される。 【解決手段】本開示の固体電池は、固体電解質を含む電極体と、前記電極体を収容する金属容器と、前記電極体及び前記金属容器を電気的に絶縁する絶縁体と、前記電極体及び前記金属容器を電気的に絶縁し、かつ前記絶縁体よりも高い熱伝導率を有する熱伝導性絶縁体と、を備える。前記絶縁体は、前記金属容器の前記電極体と対向する対向面の一部に配置されている。前記熱伝導性絶縁体は、前記対向面のうち、前記絶縁体が配置されていない部位に配置されている。 【選択図】図2
Inventors
- 各務 僚
- 長瀬 浩
- 石川 真也
- 柿下 健一
- 尾瀬 徳洋
Assignees
- トヨタ自動車株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (12)
- 固体電解質を含む電極体と、 前記電極体を収容する金属容器と、 前記電極体及び前記金属容器を電気的に絶縁する絶縁体と、 前記電極体及び前記金属容器を電気的に絶縁し、かつ前記絶縁体よりも高い熱伝導率を有する熱伝導性絶縁体と、 を備え、 前記絶縁体が、前記金属容器の前記電極体と対向する対向面の一部に配置されており、 前記熱伝導性絶縁体が、前記対向面のうち、前記絶縁体が配置されていない部位に配置されている、電池。
- 前記熱伝導性絶縁体が、前記金属容器と接触している、請求項1に記載の電池。
- 前記熱伝導性絶縁体が、1.5W/(m・K)以上の熱伝導率を有する、請求項1に記載の電池。
- 前記電極体が、直方体状であり、 前記絶縁体が、前記電極体の2つの主面に配置されており、 前記絶縁体が、フィラーを含んでいない、請求項1に記載の電池。
- 前記熱伝導性絶縁体の厚みが、前記絶縁体の厚み及び前記金属容器の壁厚の各々よりも厚い、請求項4に記載の電池。
- 前記熱伝導性絶縁体が、熱伝導フィラーを含む、請求項1に記載の電池。
- 前記熱伝導性絶縁体が、前記電極体上に電極体側から順に積層された第1層と、前記第1層上に積層された第2層と、を含み、 前記熱伝導性絶縁体の厚み方向に沿って切断された前記熱伝導性絶縁体の断面において、第1割合が、第2割合よりも高く、 前記第1割合が、前記第2層の断面積に対する前記第2層中の前記熱伝導フィラーの総断面積の割合を示し、 前記第2割合が、前記第1層の断面積に対する前記第1層中の前記熱伝導フィラーの総断面積の割合を示す、請求項6に記載の電池。
- 前記電極体が、少なくとも1つの単位電極体を含み、 前記単位電極体が、第1集電体と、第1活物質層と、前記固体電解質を含む固体電解質層と、第2活物質層と、第2集電体と、を備える、請求項1に記載の電池。
- 前記電極体が、前記第1集電体、前記第1活物質層、前記固体電解質層、前記第2活物質層及び前記第2集電体が、積層方向に沿ってこの順に積層されており、 前記熱伝導性絶縁体が、前記電極体の積層端面に接触して配置されており、 前記積層端面が、前記第1集電体の端面、前記第1活物質層の端面、前記固体電解質層の端面、前記第2活物質層の端面及び前記第2集電体の端面を含む、請求項8に記載の電池。
- 前記電極体の積層端面が、凹凸形状を有し、 前記凹凸形状が、前記第1集電体の端面、前記第1活物質層の端面、前記固体電解質層の端面、前記第2活物質層の端面及び前記第2集電体の端面が同一平面上にないことによって形成されている、請求項9に記載の電池。
- 前記第1集電体、前記第1活物質層、前記固体電解質層、前記第2活物質層及び前記第2集電体が、積層方向に沿ってこの順に積層されており、 前記積層方向に直交する方向において、前記絶縁体の長さが、前記電極体の長さよりも長い、請求項8に記載の電池。
- 周壁の一部に開放部を有する金属角筒体と、前記開放部を塞ぐための金属蓋と、固体電解質を含む電極体と、前記金属角筒体及び前記電極体を電気的に絶縁する絶縁体の材料と、前記金属角筒体及び前記電極体を電気的に絶縁し、かつ前記絶縁体よりも高い熱伝導率を有する熱伝導性絶縁体の材料と、を準備することと、 前記絶縁体の材料を用いて、前記金属角筒体の前記周壁の内面の一部に、前記絶縁体を形成することと、 前記熱伝導性絶縁体の材料を用いて、前記金属角筒体の前記内面のうち、前記絶縁体が配置されていない部位に、熱伝導性絶縁体を形成することと、 前記絶縁体及び前記熱伝導性絶縁体が形成された前記金属角筒体に引張力を加えて、前記開放部を広げ、前記電極体を、広げられた前記開放部を通過させて前記金属角筒体の内部に配置することと、 前記絶縁体の材料又は前記熱伝導性絶縁体の材料を用いて、前記金属蓋の前記電極体と対向する面に、前記絶縁体又は前記熱伝導性絶縁体を形成することと、 前記絶縁体及び前記熱伝導性絶縁体の一方が形成された前記金属蓋を前記金属角筒体に固定して、前記開放部を前記金属蓋で塞ぐことと、 を含む、電池の製造方法。
Description
本開示は、電池、及び電池の製造方法に関する。 安全性に優れるリチウムイオン二次電池として、固体電池が知られている。 特許文献1は、全固体電池セル(以下、「電池」ともいう)を開示している。当該電池は、電極積層体(以下、「電極体」ともいう)が外装材に封入されてなる。前記電極体は、端部から延出する集電タブを備える。前記集電タブは、前記電池の端部から導出する端子に接続している。前記外装材の内部に、前記電極体と前記外装材とに接するように、第1伝熱材が配置されている。具体的に、外装材と電極体とは物理的に接触しており、第1伝熱材は、外装材の底面に沿って、面状に配置されている。特許文献1は、外装材の材質を開示していない。 特開2020-113496号公報 図1は、第1実施形態に係る電池の斜視図である。図2は、図1のII-II線断面図である。図3は、図1のIII-III線断面図である。図4は、図1のIV-IV線断面図である。図5は、図1の第1実施形態の電極体のII-II線断面図である。図6は、図1の第1実施形態の電極体のIV-IV線断面図である。図7は、第1実施形態に係る電池の製造方法を説明するための図である。図8は、第2実施形態に係る電池の断面図である。 本開示において、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を意味する。本開示に段階的に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。本開示において、2以上の好ましい態様の組み合わせは、より好ましい態様である。本開示において、「工程」との用語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であっても、その工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。 本開示において、電池の構造は、正極/固体電解質層/負極の積層構造を有する。電池には、電解質として固体電解質を用いたいわゆる全固体電池が含まれ、固体電解質は電解質全量に対して10質量%未満の電解液を含んでもよい。なお、固体電解質は、無機系固体電解質とポリマー電解質を含む複合固体電解質であってもよい。 以下、図面を参照して、本開示の電池及び電池の製造方法の実施形態について説明する。図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。 (1)第1実施形態 (1.1)電池 第1実施形態の電池1Aは、固体電池である。電池1Aは、図1に示すように、電極体10と、金属容器20と、絶縁体31(図2参照)と、熱伝導性絶縁体32A(図2参照)と、2つの負極端子41と、2つの正極端子42と、を備える。電極体10は、直方体状物である。 第1実施形態では、電極体10の主面S10Aの長手方向をX軸方向と規定する。電極体10の主面S10Aの短手方向をY軸方向と規定する。電極体10の厚み方向をZ軸方向と規定する。X軸、Y軸及びZ軸の各々は、互いに直交する。X軸方向は、軸方向の一例である。なお、これらの向きは、本開示の電池の使用時の向きを限定するものではない。 2つの負極端子41、電極体10及び2つの正極端子42は、X軸正方向に沿ってこの順に配置されている。2つの負極端子41及び2つの正極端子42は、電極体10と電気的に接続されている。絶縁体31及び熱伝導性絶縁体32Aは、図2に示すように、電極体10と金属容器20との間に配置されている。換言すると、絶縁体31及び熱伝導性絶縁体32Aは、電極体10及と金属容器20とを電気的に絶縁するように電極体10を覆っている。電極体10は、絶縁体31及び熱伝導性絶縁体32Aは、金属容器20、2つの負極端子41及び2つの正極端子42によって封止されている。 (1.1.1)電極体 電極体10は、電池1Aの発電要素として機能する。 電極体10は、直方体状物である。電極体10は、図2に示すように、主面S10A、主面S10B、積層端面S10C、積層端面S10D、積層端面S10E(図3参照)、積層端面S10F(図3参照)を有する。積層端面S10C,S10D,S10E,S10Fは、電極体10の側面を構成している。主面S10Aは、Z軸方向において、主面S10Bと対向している。積層端面S10Cは、Y軸方向において、積層端面S10Dに対向している。積層端面S10Eは、X軸方向において、積層端面S10Fに対向している。主面S10Aは、積層端面S10C~S10Fと連続して接続されている。主面S10Bは、積層端面S10C~S10Fと連続して接続されている。 電極体10の詳細については、後述する。 (1.1.2)金属容器 金属容器20は、電極体10を収容する。 金属容器20は、直方体状物である。金属容器20は、図2に示すように、金属角筒体21と、一対の蓋22と、電気絶縁体23と、を有する。金属角筒体21は、一対の開口R21を有する。蓋22は、金属角筒体21の開口R21を塞いでいる。一対の蓋22は、公知の方法(例えば、溶接、及び金属角筒体21と蓋22との機械的締結等)で金属角筒体21に固定されている。電気絶縁体23は、負極端子41及び正極端子42と、蓋22との間に介在している。 (1.1.2.1)金属角筒体 金属角筒体21は、図3及び図4に示すように、中空部を有する。中空部は、X軸方向に沿って延びている。一対の開口R21は、X軸方向において中空部を介して連通している。 金属角筒体21は、図2に示すように、壁部R21Aと、壁部R21Bと、壁部R21Cと、壁部R21Dと、を有する。壁部R21Aは、電極体10の主面S10Aと対向する。壁部R21Bは、電極体10の主面S10Bと対向する。壁部R21Cは、電極体10の積層端面S10Cと対向する。壁部R21Dは、電極体10の積層端面S10Dと対向する。壁部R21Aは、壁部R21C,R21Dと連続して接続されている。壁部R21Bは、壁部R21C,R21Dと連続して接続されている。 金属角筒体21の電極体10側の内面は、金属容器20と電極体10との間で熱伝導をより効率的に行うために、複数の凸部を有してよい。複数の凸部は、規則的に配置されていてもよいし、不規則的に配置されていてもよい。 金属角筒体21は、図2に示すように、開放部R211を有する金属角筒体211と、金属蓋212と、を有する。開放部R211は、壁部R21C(すなわち、周壁の一部)に形成されている。金属蓋212は、公知の方法(例えば、溶接、及び金属角筒体21と金属蓋212との機械的締結等)により金属角筒体211に固定されており、かつ開放部R211を塞いでいる。後述するように開放部R211を広げるために、金属角筒体211の壁厚L211(図2参照)は、薄い(例えば、0.3mm)である。冷却装置と熱的に接続しやすくするために、金属角筒体211の金属角筒体21の壁2110の外面は、平面である。 金属角筒体及び金属蓋の材質は、金属(例えば、アルミニウム、銅、ステンレス(SUS)及びニッケル等)である。金属角筒体の材質と金属蓋の材質とは、同一であってよいし、異なっていてよい。 (1.1.2.2)蓋 蓋22は、板状物である。一対の蓋22は、図3に示すように、2つの貫通孔R22を有する。一方の蓋22の2つの貫通孔R22の各々から、負極端子41は露出している。他方の蓋22の2つの貫通孔R22の各々から、正極端子42は露出している。蓋の材質は、金属(例えば、アルミニウム、銅、ステンレス(SUS)、及びニッケル等)である。 (1.1.2.3)電気絶縁体 電気絶縁体23は、負極端子41及び正極端子42と蓋22との電気的な接触を防止する。電気絶縁体23の形状は、負極端子41及び正極端子42の各々と蓋22との間に介在する形状であれば特に限定されない。電気絶縁体の材質は、公知の樹脂(熱可塑性樹脂、及び熱硬化性樹脂等)であってよい。熱可塑性樹脂は、エラストマーであってよい。 (1.1.3)絶縁体 絶縁体31は、電極体10と金属容器20とを電気的に絶縁する。 第1実施形態では、絶縁体31は、フィルム状物である。絶縁体31は、金属容器20の電極体10と対向する対向面S21A~S21Dの一部に配置されている。第1実施形態では、絶縁体31は、金属角筒体21の電極体10の主面S10Aと対向する対向面S21Aに配置されている。絶縁体31は、金属角筒体21の電極体10の主面S10Bと対向する対向面S21Bに配置されている。 絶縁体31は、長方形状である。第1実施形態では、絶縁体31は、電極体10の主面S10A,S10Bの全体と、積層端面S10C,S10DのZ軸方向の縁部位とに、接触して配置されている。絶縁体31のY軸方向の長さL31A(図2参照)は、電極体10のY軸方向の長さL10A(図2参照)よりも長い。絶縁体31のX軸方向の長さL31B(図4参照)は、電極体10のX軸方向の長さL10B(図4参照)よりも長い。絶縁体31の厚みは、特に限定されるものではなく、電池1Aのサイズ及び用途等に応じて適宜選択される。 絶縁体31は、電極体10及び金属容器20と接触している。 絶縁体31は、電極体10の積層端面S10E及び積層端面S10Fに配置されていてもよいし、配置されていなくてもよい。 第1実施形態では、絶縁体31は、フィラーを含んでいない。絶縁体31は、公知の樹脂(例えば、熱可塑性樹脂、及び熱硬化性樹脂等)からなってよい。熱可塑性樹脂は、エラストマーであってよい。絶縁体31は、必要に応じて、配合剤を更に含んでもよい。配合剤としては、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維、無機粉末等の充填材、熱安定剤、酸化防止剤、顔料、耐候剤、難燃剤、可塑剤、分散剤、滑剤、離型剤、及び帯電防止剤等が挙げられる。 (1.1.4)熱伝導性絶縁体 熱伝導性絶縁体32Aは、電極体10と金属容器20とを電気的に絶縁する。熱伝導性絶縁体32Aは、絶縁体31よりも高い熱伝導率を有する。 第1実施形態では、熱伝導性絶縁体32Aは、フィルム状物である。熱伝導性絶縁体32Aは、金属容器20の電極体10と対向する対向面S21A~S21Dのうち、絶縁体31が配置されていない部位に配置されている。第1実施形態では、熱伝導性絶縁体32Aは、金属角筒体21の電極体10の積層端面S10Cと対向する対向面S21Cに配置されている。熱伝導性絶縁体32Aは、金属角筒体21の電極体10の積層端面S10Dと対向する対向面S21Dに配置されている。 熱伝導性絶縁体32Aは、長方形状である。第1実施形態では、熱伝導性絶縁体32Aは、電極体10の積層端面S10Cの絶縁体31が配置されていない部位の全体、及び電極体10の積層端面S10Dの絶縁体31が配置されていない部位の全体に接触して配置されている。第1実施形態では、熱伝導性絶縁体32Aは、電極体10及び金属容器20と接触している。 第1実施形態では、熱伝導性絶縁体32Aの厚みL32(図2参照)は、絶縁体31の厚みL31(図2参照)及び金属容器20の壁厚L20(図2参照)の各々よりも厚い。 熱伝導性絶縁体32Aは、1.5W/(m・K)以上の熱伝導率を有することが好ましい。熱伝導性絶縁体32Aの熱伝導率は、2.0W/(m・K)以上であってよく、5.0W/(m・K)以下であってよく、3.0W/(m・K)以下であってよい。 熱伝導性絶縁体32Aは、1つの層で構成されている。熱伝導性絶縁体32Aは、絶縁体31よりも高い熱伝導性を有すれば、公知の樹脂(例えば、熱可塑性樹脂、及び熱硬化性樹脂等)を含んでよいし、公知の樹脂からなってよい。熱可塑性樹脂は、エラストマーであってよい。 熱伝導性絶縁体32Aは、熱伝導フィラーを含んでよいし、熱伝導フィラーを含んでいなくてもよい。熱伝導性絶縁体32Aは、熱伝導フィラーを含むことが好まし