JP-2026076730-A - 光学装置
Abstract
【課題】装着動作が容易であり、装着の安定性と装置の小型化との両立を可能とする光学装置を提供する。 【解決手段】光学装置である頭部装着機器100は、光学系と、光学系を保持するフロント部200と、フロント部200の両端に接続された一対のサイドフレーム310とを備え、サイドフレーム310は、ぜんまいバネ340と、一端に連結部350が設けられた変形可能なヒモ330とを有しており、ヒモ330は、ぜんまいバネ340から弾発付勢を受けながら引き出され、連結部350同士で着脱可能とされている。 【選択図】図3
Inventors
- 北上 真梨奈
Assignees
- キヤノン株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (19)
- 光学系と、 前記光学系を保持する保持部と、 前記保持部の両端に接続された一対のフレーム部と、 を備え、 前記フレーム部は、 弾性部材と、 一端に連結部が設けられた変形可能な引張部材と、 を有しており、 前記引張部材は、 前記弾性部材から弾発付勢を受けながら引き出され、前記連結部同士で連結分離可能とされる、 光学装置。
- 前記フレーム部は、 前記引張部材の少なくとも一部を収容するケースを有する、 請求項1に記載の光学装置。
- 前記引張部材は、 引き入れ動作の際には、前記弾性部材からの弾発付勢により自動的に前記ケースに収容される、 請求項2に記載の光学装置。
- 前記引張部材は、 他端が前記ケースに接続され、前記ケースに巻回される、 請求項2に記載の光学装置。
- 前記ケースは、 前記引張部材の引き出し動作及び引き入れ動作と連動して回転可能とされている、 請求項2に記載の光学装置。
- 前記弾性部材は、ぜんまいバネである、 請求項1に記載の光学装置。
- 前記光学系は、第1光学系及び第2光学系を有し、 前記ぜんまいバネの中心軸方向は、前記第1光学系と前記第2光学系とが並んでいる方向と並列する、 請求項6に記載の光学装置。
- 前記フレーム部は、 前記ケースと連動するように係合しており、前記引張部材の引き出し時よりも引き入れ時の方が大きなトルクを持つ一方向フリクション部、 を有する、 請求項2に記載の光学装置。
- 前記一方向フリクション部は、 ワンウェイクラッチ及びロータリーダンパーを有する、 請求項8に記載の光学装置。
- 前記一方向フリクション部は、前記フレーム部において、 前記保持部と前記ケースとの間に配置されている、 請求項8に記載の光学装置。
- 前記連結部同士は、磁着により連結される、 請求項1に記載の光学装置。
- 前記保持部に接続されており、ユーザの顔面の一部と当接する顔面当接部、 を備える、 請求項1に記載の光学装置。
- 前記顔面当接部は、 当接面がユーザの鼻部に対応した形状とされている、 請求項12に記載の光学装置。
- 前記顔面当接部は、 当接面がユーザの両眼部を含む顔面の上部領域に対応して湾曲した形状とされている、 請求項12に記載の光学装置。
- 前記ケースは、 前記弾性部材と接続された第1ケースと、 前記引張部材の少なくとも一部を収容する第2ケースと、 を有しており、 前記第1ケースと前記第2ケースとは、連動して可動するように係合している、 請求項2に記載の光学装置。
- 前記ケースと前記フレーム部との間に配置された第1転動体を備えており、 前記第1転動体は、 前記フレーム部と接触して回転しながら摺動する、 請求項2に記載の光学装置。
- 前記フレーム部と前記引張部材との間に配置された第2転動体を備えており、 前記第2転動体は、 前記フレーム部と接触して回転しながら摺動する、 請求項1に記載の光学装置。
- 前記フレーム部は、 前記保持部に接続される第1フレーム部と、 前記ケース、前記引張部材、及び前記弾性部材を収容する第2フレーム部と、 を有しており、 前記第2フレーム部は、前記第1フレーム部と着脱可能とされている、 請求項2に記載の光学装置。
- 映像を表示する表示素子を備える、 請求項1に記載の光学装置。
Description
本開示は、光学装置に関するものである。 ユーザ(観察者)の頭部に装着する光学機器としては、眼鏡や映像表示装置(ヘッドマウントディスプレイ:HMD)が知られている。HMDを使用することにより、手軽に映像を大画面で見たり立体視したりすることができる。そのため、HMDは、人工現実感(バーチャルリアリティ:VR)及び複合現実感(ミックスドリアリティ:MR)を体験可能な機器として使用されている。 HMDは、ユーザの快適性を向上させるために、小型軽量化が求められている。その一方で、ユーザがHMDを使用中に頭を動かした場合でも、HMDがずれて映像が鮮明に見えなくなってしまうことを防止するため、頭部に安定して装着されることが求められる。眼鏡は生活のあらゆるシーンで用いられ、スポーツ等で頭を激しく動かした場合でも、眼鏡がずれたり、落下したりすることを防止することが要求される。 特許第3576985号公報特許第6966762号公報 第1の実施形態による頭部装着機器をユーザHが頭部に装着している状態を示す斜視図である。第1の実施形態による頭部装着機器のフロント部を示す模式図である。第1の実施形態による頭部装着機器の装着部の内部構造を示す斜視図である。図3(a)において装着部の回転軸の中心に沿った断面Cによる断面図である。図3(a)において装着部の回転軸の中心に沿った断面Dによる断面図である。第2の実施形態による頭部装着機器を背面側から見た斜視図である。第2の実施形態による頭部装着機器のサブフレームの内部構造を分解した状態を示す斜視図である。ユーザが第2の実施形態による頭部装着機器を頭部に装着している状態を背面側から見た斜視図である。 -本開示における光学装置の基本的構成- 具体的に実施形態を開示するにあたり、本開示における光学装置の基本的構成について説明する。 本開示の光学装置は、光学系と、光学系を保持する保持部と、保持部の両端に接続された一対のフレーム部と、を備えている。フレーム部は、弾性部材と、一端に連結部が設けられた変形可能な引張部材と、を有している。引張部材は、弾性部材から弾発付勢を受けながら引き出され、連結部同士で連結分離可能とされている。引張部材は例えばヒモ状部材であり、使用しない時には巻回等してまとめて収容しておくことができる。引張部材は変形自在であるため、ユーザは引張部材を弾性部材から弾発付勢を受けながら適宜の長さに高い自由度をもって引き出し、ユーザの様々なヘアスタイルに対応して後頭部で容易に連結することができる。また、引き出し時には引張部材が弾性部材から適宜の弾発付勢を受けているため、光学系を保持する保持部がある程度の重さを有していても、装着の位置ずれを生ぜしめることなくユーザの頭部にフィットした安定な使用が可能となる。このように、本開示では、簡易な構成でユーザの利便性に優れた小型の光学装置が実現する。 -諸実施形態の具体的説明- 以下、本開示の諸実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の諸実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。諸実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられても良い。更に、図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。各実施形態に示す寸法や構造の詳細は、本文及び図中に示す限りではない。 (第1の実施形態) 図1は、第1の実施形態による頭部装着機器100をユーザHが頭部に装着している状態を示す斜視図である。 光学装置である頭部装着機器100は、光学系の保持部であるフロント部200と、頭部装着機器100をユーザHの頭部に装着するための装着部300とを備えている。 ユーザHは、頭部装着機器100を装着した状態でフロント部200を覗き込んで使用する。装着部300は、眼鏡のツルのようにフロント部200からユーザHの耳後方までの長い形状になっており、フロント部200の両サイドにそれぞれ独立した一対の構成とされている。ユーザHは、前方からフロント部200を覗きつつ頭部装着機器100を装着することが可能である。 図2は、頭部装着機器100のフロント部200を示す模式図であり、(a)が正面図、(b)が背面図である。 フロント部200の前面には、カメラ210L,210Rが設けられている。カメラ210L,210Rの夫々は、現実空間を撮像する撮像部である。カメラ210Lとカメラ210Rとの組み合わせをステレオカメラとし、カメラ210L,210Rによって得られた現実空間映像に基づいて頭部装着機器100の位置及び姿勢を検出することもできる。フロント部200の背面にはプリズム220L,220Rが設けられている。プリズム220L,220Rは、ユーザHの眼に表示素子(不図示)の映像を投影する光学系(第1光学系及び第2光学系;いずれも接眼光学系)である。例えば、プリズム220L,220Rの夫々は、屈折率が1より大きいガラスまたはプラスチックのような光学媒質で満たされた透明体によって構成され、偏心反射曲面を用いた光路の折り畳みによって薄型化されている。フロント部200の内部には表示素子(不図示)が配置され、表示素子に表示された映像がプリズム220L,220Rを通過してユーザHの眼に投影(導光)される。カメラ210L,210Rによって得られた現実空間映像を表示素子に表示することにより、ユーザHは眼前の現実空間を視認することができる。 フロント部200は、前後方向については薄型であり、横長の形状を有する。フロント部200の長手方向の両端には、装着部300との接続部230L,230Rが設けられており、接続部230L,230Rの夫々は、後述するサイドフレーム310と回動可能に接続されている。フロント部200の背面にはユーザHの顔面の一部と当接する顔面当接部であり、ここでは鼻部に対応した形状とされた鼻パッド240が設けられている。ユーザHは、鼻表面に鼻パッド240を当接させてフロント部200を支持することができる。 図3は、頭部装着機器100の装着部300の内部構造を示す斜視図であり、(a)が内部構造を透視した状態を、(b)が内部構造を分解した状態をそれぞれ示す。図3では、サイドフレーム310において、フロント部200側、ユーザHが頭部装着機器100を装着した際にはユーザHの顔側に面する側面314を不図示とした状態を示している。 フレーム部(テンプル部)であるサイドフレーム310は、接続部230L,230Rと回動可能に接続されるヒンジ部315と、固定部である回転軸311とを備えており、回転軸311には弾性部材であるぜんまいバネ340の中央側の端部が固定されている。ぜんまいバネ340としては、定荷重バネや定トルクバネ等が好適に用いられる。ぜんまいバネ340に代わって、つるまきバネや板バネ等を用いる場合も考えられる。 ぜんまいバネ340の外周側の端部はケース320に固定され、ケース320は回転軸311と嵌合し、回転可能に配置されている。このとき、ぜんまいバネ340の中心軸方向は、フロント部200におけるプリズム220L,220Rの並んでいる方向、ユーザHが装着した態様で換言すれば、ユーザHの両眼を通過する方向と並列して略平行に配置されている。また、ぜんまいバネ340の巻回された状態における側面と、ケース320の側面とが並列して略平行とされている。これらの構成により、装着部300全体の薄型化が可能となる。 変形可能な引張部材であるヒモ330は、一端がケース320に固定された状態でケース320の周囲に巻き付けて配置されている。ヒモ330は、伸縮しないものでも、伸縮するゴムヒモのようなものでも良い。ヒモ330の他端は、サイドフレーム310に設けられた開口部313を通過して外側に延出し、連結部であるつまみ350と接続されている。つまみ350は、開口部313よりも大きい外形のストッパーとされており、つまみ350を把持して外側へ引っ張ると、ヒモ330が引き出されることでケース320が第1回転方向Aに回転する。つまみ350の把持を離すと、ぜんまいバネ340の弾性力によりケース320が第1回転方向Aとは逆の第2回転方向Bに回転して自動的にヒモ330を巻き取り、つまみ350が開口部313に接触することでケース320の回転を停止する構成とされている。 一対のサイドフレーム310におけるつまみ350同士は、互いに連結分離可能とされている。本実施形態では、つまみ350はマグネット360を備え、接続部230L,230Rに接続され、同様の構成を有する他方の装着部300から引き出されたつまみ350と磁着により連結可能に構成されている。ユーザHが鼻パッド240を鼻部に当接した状態で、ヒモ330を引き出し、後頭部でつまみ350を連結する。このとき、ぜんまいバネ340によってヒモ330を引き込む力が働き、ユーザHの頭部に巻き付いて頭部装着機器100を固定することが可能となる。つまみ350同士の連結がマグネット360を使った磁力であることにより、ユーザHにとって視認ができない後頭部側における連結も、つまみ350同士を正確に突き合わせずとも、つまみ350を近寄せるだけで互いに引き合って磁着する利点がある。 一対のつまみ350は、マグネット360で磁力により相互に連結する構成に代えて、当該つまみ350同士が更に互いに機械的に係合して固定される構成としても良い。この構成によれば、つまみ350同士の確実な連結が得られ、特に装着の安定性が向上する。 また、一対のつまみ350は、マグネット360で磁力により相互に連結する構成に加え、マグネット360で磁着した当該つまみ350同士が更に互いに機械的に係合して固定されるように構成しても良い。この構成によれば、装着時には先ずつまみ350を近寄せるだけでマグネット360同士が互いに引き合って磁着し、その状態から適宜つまみ350同士を係合させることで両者を容易に固定することができる。これにより、つまみ350同士の確実な連結が容易に得られ、特に装着の安定性が向上する。 ユーザHがヒモ330を引き出す作業をする際の一時的な安定性の確保や、頭部装着機器100を頭部に巻き付けて固定する程度の安定性が必要でないときのために、サイドフレーム310は耳掛け形状312を有していても良い。また、対向する一対の装着部300はユーザHを中心に反転した構成になっている。 装着部300は、一方向フリクション部370を備えていても良い。一方向フリクション部370は、ケース320と連動するように係合しており、ヒモ330の引き出し時よりも引き入れ時の方が大きなトルクを有する。一方向フリクション部370は、例えばワンウェイクラッチと一般的な一方向タイプのロータリーダンパーとを有して構成されている。一方向フリクション部370とケース320とは、例えば歯車のような機構を介して回転が相互に伝達される構成で配置されている。本実施形態では、ヒモ330の引き出し時にケース320が第1回転方向Aに回転する場合には、ワンウェイクラッチの伝達が解除されロータリーダンパーのトルクがかからない状態で回転する。ヒモ330の引き入れ時に第2回転方向Bに自動的に回転する場合には、ワンウェイクラッチの伝達が働きロータリーダンパーのダンピングトルクがかかる状態で回転する。このような構成にすることで、ユーザHが相互に連結されたつまみ350の連結を解除して手を離したときに、ぜんまいバネ340がケース320を第2回転方向Bに回転させようとする力を小さくすることが可能となる。これにより、つまみ350が開口部313に当接するときに発生する音や衝撃が、ユーザHに与える不快感を低減させることができる。 一方向フリクション部370は、ヒンジ部315とケース32