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JP-2026076735-A - 波長変換層、表示素子及び波長変換層の製造方法

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Abstract

【課題】光取り出し効率が高められた波長変換層、波長変換層を用いた表示素子、及び波長変換層の製造方法を提供すること。 【解決手段】配位子が配位したカチオンAを含む第1の層と、カチオンBとアニオンXを含む第2の層と、が交互に積層した複合層構造を有するペロブスカイト型結晶構造を呈するナノ結晶プレートと、前記ナノ結晶プレートを支持し前記ナノ結晶プレートからの光を伝搬する媒質と、層外からの光を層内に導光する第1の光結合部と、前記第1の光結合部と異なる位置に配置され前記層内を伝搬する光を前記層外に導光する第2の光結合部と、を有し、前記複合層構造は、3以上5以下の平均積層数を呈し、前記ナノ結晶プレートは、プレート主面の法線が前記第2の光結合部と交差するように配向している波長変換層。 【選択図】 図1

Inventors

  • 大橋 良太
  • 吉正 泰

Assignees

  • キヤノン株式会社

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20241024

Claims (9)

  1. 配位子が配位したカチオンAを含む第1の層と、カチオンBとアニオンXを含む第2の層と、が交互に積層した複合層構造を有するペロブスカイト型結晶構造を呈するナノ結晶プレートと、 前記ナノ結晶プレートを支持し前記ナノ結晶プレートからの光を伝搬する媒質と、 層外からの光を層内に導光する第1の光結合部と、前記第1の光結合部と異なる位置に配置され前記層内を伝搬する光を前記層外に導光する第2の光結合部と、を有し、 前記複合層構造は、3以上5以下の平均積層数を呈し、前記ナノ結晶プレートは、プレート主面の法線が前記第2の光結合部と交差するように配向している波長変換層。
  2. 前記プレート主面は、前記ナノ結晶プレートを直方体を基準構造としてみたとき、前記直方体を構成する面積が1番目と2番目に大きい面のいずれかに該当し、 前記ナノ結晶プレートは、直方体を基準構造としてみたとき、前記法線に沿った方向の層厚zと、層厚方向と交差する2辺の代表プレート長となる2辺の加算平均値である代表プレート長yを有し、平均プレート長yを層厚zで除したアスペクト比AR y/z は、2.0以上10以下である請求項1に記載の波長変換層。
  3. 前記媒質は、2.0以上2.2以下の比誘電率を有する請求項1または2に記載の波長変換層。
  4. 前記媒質は、重合性化合物が重合した硬化物を含む請求項1または2に記載の波長変換層。
  5. 前記第2の光結合部が射出面法線を有し、前記ナノ結晶プレートの法線は前記射出面法線に対して10度以内である前記ナノ結晶プレートの前記ナノ結晶プレートの全体に対する割合が20%以上である請求項1または2に記載の波長変換層。
  6. 請求項1または2に記載の波長変換層と、 前記第1の光結合部と光学的に結合する光源と、 を有する表示素子。
  7. 前記波長変換層は、前記光源から前記第1の光結合部を介して導光される光を長波長側に波長変換する請求項6に記載の表示素子。
  8. 前記光源の発光を制御する駆動回路をさらに有する請求項7に記載の表示素子。
  9. ペロブスカイト型ナノ結晶、重合性化合物、溶媒、及び、前記ペロブスカイト型ナノ結晶に配位する添加剤、を含むインク組成物を用意する工程と、 前記インク組成物を基材上に塗布する工程と、 前記塗布したインク組成物を硬化させる工程と、を有し、 前記硬化後のインク組成物が、配位子が配位したカチオンAを含む第1の層と、カチオンBとアニオンXを含む第2の層と、が交互に積層した複合層構造を有するペロブスカイト型結晶構造を呈するように、前記インク組成物を用意する工程が行われ、 前記硬化後のインク組成物が、層外からの光を層内に導光する第1の光結合部と、前記第1の光結合部と異なる位置に配置され前記層内を伝搬する光を前記層外に導光する第2の光結合部と、を有するように、前記塗布する工程が行われることを特徴とする波長変換層の製造方法。

Description

本発明は、波長変換層、表示素子及び波長変換層の製造方法に関する。 画像を表示する表示素子において、広い色純度に対応した色再現性と、高い発光効率を実現する手法として、半値幅の狭い発光を示す量子ドットを用いた技術がある。励起光として紫外光や青色光を用いて、量子ドットを備えた波長変換層で色変換を行うことで、色再現性と高い発光効率を両立した表示素子を実現できる。励起光の光源としては、発光ダイオード(LED)や、有機発光ダイオード(OLED)などを用いることができる。特に、赤色と緑色で発光する量子ドットからなる波長変換層を、黒色バンク隔壁から構成されるサブピクセルにパターニングし、励起光により画素単位で色変換を行う構成が提案されている。この構成では、サブピクセルのサイズは、EVF(Electric ViewFinder)等に用いられる小型表示素子の場合は数μmピッチ、大型の高解像度テレビでは数十μmピッチとなる。例えば特許文献1では、ペロブスカイト構造の量子ドット、ナノ結晶、ナノシートを色変換材料として用いている。 米国特許第11227980号明細書 アレイ状表示素子の平面図(a)、表示素子の平面図(b)、表示素子の断面図(c)である。緑色表示素子の断面図(a)、緑色表示素子の別の実施形態の断面図(b)、緑色表示素子の複合層構造を有するペロブスカイト型結晶構造の模式図(c)である。 以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を用いて詳細に説明するが本発明はそれに限定されない。 (表示素子) 本発明の実施形態に係る表示素子10について、図1(a)~(c)を用いて説明する。 図1(a)は、本実施形態に係る表示素子(画素)10の複数が2次元状に配列された構成を示す平面図である。表示素子(画素)の配置は図1(a)のようなアレイ状以外にも用途に応じて適宜配置を変えることができる。図1(b)は、図1(a)のうちの1つの表示素子(画素)10を拡大した平面図である。表示素子10は緑色サブ画素領域11、赤色サブ画素領域12、青色サブ画素領域13、を有する。図1(c)は、図1(b)のA-A’で切断した断面図である。なお、本実施形態において、各画素領域のx軸方向の順番は特に限定されない。また、図1(a)のようにx軸方向に各サブ画素領域が並んだ構成以外にも、3つのサブ画素領域が三角形の各頂点に配置されるような構成でもよい。 なお、本願明細書において、緑色、赤色、青色は、それぞれ、波長帯域として、少なくとも、515nm以上545nm以下、615nm以上645nm以下、445nm以上475nm以下のそれぞれの帯域に極大値を有するものとして扱う。より好ましくは、緑色、赤色、青色は、その極大値をとる波長が、528nm以上532nm以下、628nm以上632nm以下、458nm以上462nm以下、のそれぞれの帯域内にあるものが採用される。 表示素子10は、第1の波長の光L1(励起色、一次光)を発する光源14と、光源14からの一次光を受けて第2の波長の光L2(緑色、二次光(以下「波長変換光」とも呼ぶ。))を発するナノ結晶プレートを含有する波長変換層15とが積層されている。波長変換層15の層厚は、数μmから10μmが採用される。波長変換層15は、第1の波長の光L1をかかる層厚の伝搬経路で全吸収するために、ナノ結晶プレートを、2~30wt%の濃度で含有する。 励起光L1が紫外光の場合、第3の波長の光L3(赤色、二次光)を発するナノ結晶プレートを含有する波長変換層16と、第4の波長の光L4(青色、二次光)を発するナノ結晶プレートを含有する波長変換層17と、によって、緑、赤、青を発光する画素が構成される。 波長変換層15、16、17は、ナノ結晶プレートからの光を伝播する媒質と第1の光結合部20-1と第2の光結合部20-2と、を有し、隔壁18を介して設けられている。 <複合層構造を有するペロブスカイト型結晶構造> ナノ結晶プレート19は、図2(c)に示すように、配位子が配位したカチオンAを含む第1の層19-1と、カチオンBとアニオンXを含む第2の層19-2と、を有する。ナノ結晶プレート19は、第1の層19-1と第2の層19-2と、が交互に積層した複合層構造19-Cを有するペロブスカイト型結晶構造を呈する。 <第1の光結合部> 波長変換層15は、ナノ結晶プレート19を支持しナノ結晶プレート19からの光を伝搬する媒質15-Mと、層外からの光L1を層内に導光する第1の光結合部20-1を備える。 <第2の光結合部> 波長変換層15は、第1の光結合部と異なる位置に配置され層内を伝搬する光L1を層外に光L2として導光する第2の光結合部20-2を備える。 複合層構造19-Cは、3以上5以下の平均積層数を呈し、ナノ結晶プレート19は、ナノ結晶プレート19のプレート主面21の法線22(以下、「DNPL」とも称す。)が、第2の光結合部20-2と交差するように配向している。 励起光L1が青色光の場合、第2の波長の光L2(緑色、二次光)を発するナノ結晶プレートを含有する波長変換層15と、第3の波長の光L3(赤色、二次光)を発するナノ結晶プレートを含有する波長変換層16と、励起光L1が波長変換層17を透過して、青色サブ画素領域13から青色光が出る構成となり、緑、赤、青を発光する画素が構成される。この場合、波長変換層17は波長変換のためのナノ結晶プレートを含有しなくてもよい。 (第1の表示素子アレイ) 波長変換層(緑色)15は、ABX3のペロブスカイト構造単位が二次元に連接して延在した層構造を有し、前記層構造が層厚方向に積層されており、前記ナノ結晶プレートの無機層の層数が3~5であるナノ結晶プレートを含む。さらに、前記ナノ結晶プレートは、プレートの法線が前記第2の光結合部と交差するように配向していている波長変換層である。以上のナノ結晶プレートはナノ結晶プレートとも呼ばれる。以下、ペロブスカイト型ナノ結晶プレートについて説明する。 (表示素子) 本発明の実施形態に係る表示素子は、上記波長変換層と、上記第1の光結合部と光学的に結合する光源を有する場合が好ましい。 また、本発明の実施形態に係る表示素子は、上記波長変換層が、前記光源から第1の光結合部を介して導光される光を長波長側に波長変換する場合が好ましく、上記光源の発光を制御する駆動回路を更に有する場合がより好ましい。 (ペロブスカイト型ナノ結晶プレートの構造) バルクのペロブスカイト型の結晶構造は式ABX3(Aは陽イオン、Bは金属、Xはハロゲン)で記述できる。寸法が一方向に限定されているペロブスカイト型ナノ結晶プレートの場合は、L2[ABX3]n-1BX4で記述できる。(L:配位子、n:金属ハロゲン化物八面体層の数)。ここで、n-1の項はバルク単位胞に換算したナノ結晶プレートの厚さを表し、n=2は完全なABX3ペロブスカイト単位胞に対応し、n=1の場合は、構造内にカチオン種(A)は含まれない。このように、ナノ結晶プレートの結晶構造の表記は厳密にはABX3ではないが、ここでのナノ結晶プレートの結晶構造はペロブスカイト型の結晶構造を意味するABX3として表し、ペロブスカイト型ナノ結晶プレートと呼ぶ。以降、層数はnのことを表す。また層厚方向は、層の積層方向を意味する。ここで、ナノ結晶プレートは、直方体を基準構造としてみたとき、かかる直方体を構成する6面のうち面積が1番目と2番目に大きい対向する2面のいずれかに該当する主面を有する。ナノ結晶プレートは、プレート主面の法線が前記第2の光結合部と交差するように配向している。ナノ結晶プレートは、直方体を基準構造としてみたとき、プレート主面の法線に沿った方向に層厚zを有する。また、ナノ結晶プレートは、プレート主面の法線と交差する方向に2辺を有し、かかる2辺のうちの一方の長さlと他方の長さwを有する。長さlと長さwの加算平均値であるyは、ナノ結晶プレートを直方体とみなしたときプレート長の代表値となる。すなわち、加算平均値であるyは、ナノ結晶プレートのプレート長を代表する代表プレート長y、平均プレート長yと換言される。ナノ結晶プレートは、平均プレート長を層厚zで除したアスペクト比ARy/zを有する。 [ペロブスカイト型構造のAサイト(カチオンA)] Aサイトは、1価のカチオンが採用される。Aサイト(カチオンA)に採用される1価のカチオンは、アンモニウムカチオン(NH4 +)、及び炭素数6以下のアルキルアンモニウムカチオン、ホルムアミジニウムカチオン(HC(NH2)2 +)、グアニジニウムカチオン(C(NH2)3 +)、イミダゾリウムカチオン、ピリジニウムカチオン、ピロリジニウムカチオン等の含窒素有機化合物カチオンが挙げられ、リチウムカチオン(Li+)、ナトリウムカチオン(Na+)、カリウムカチオン(K+)、ルビジウムカチオン(Rb+)、及びセシウムカチオン(Cs+)等のアルカリ金属カチオンが挙げられる。 これらのAサイトに採用される1価のカチオンは、イオン径が小さく結晶格子内に入る大きさであるため、ペロブスカイト化合物が、安定な3次元結晶を形成することができる。 炭素数6以下のアルキルアンモニウムカチオンの好ましい例としては、メチルアンモニウムカチオン(CH3NH3 +)、エチルアンモニウムカチオン(C2H5NH3 +)、プロピルアンモニウムカチオン(C3H7NH3 +)等が挙げられる。 高い発光効率を得るという観点では、メチルアンモニウムカチオン、ホルムアミジニウムカチオン又はセシウムカチオンの少なくともいずれかをAサイトとすることが好ましく、色変化抑制の観点からは、セシウムカチオンをAサイトとすることがより好ましい。これらのAサイトに採用される1価のカチオンは2種以上を併用してもよい。 Aサイトがセシウムカチオンである場合、ナノ粒子合成時の原料としては、セシウム塩が挙げられる。かかるセシウム塩は、塩化セシウム、臭化セシウム、よう化セシウム、水酸化セシウム、炭酸セシウム、炭酸水素セシウム、重炭酸セシウム、ぎ酸セシウム、酢酸セシウム、プロピオン酸セシウム、ピバル酸セシウム、シュウ酸セシウムが適宜採用される。これらのセシウム塩の候補の中から、合成方法に応じて適切なものを使用できる。 Aサイトがその他のアルカリ金属カチオンである場合は、上述のセシウム化合物のセシウム元素を、その他のアルカリ金属カチオン元素に置き換えた塩等を原料として用いることができる。 Aサイトがメチルアンモニウムカチオン等の含窒素有機化合物カチオンである場合は、例えば、メチルアミン等の塩以外の中性化合物を原料として使用することができる。これらの原料は2種以上を併用してもよい。 [ペロブスカイト型結晶構造Bサイト(カチオンB)] ペロブスカイト型結晶構造のBサイト(カチオンB)は、2価の遷移金属カチオン又は2価の典型金属カチオンを含む2価のカチオンが採用される。 2価の遷移金属カチオンは、スカンジウムカチオン(Sc2+)、チタンカチオン(Ti2+)、バナジウムカチオン(V2+)、クロムカチオン(Cr2+)、マンガンカチオン(Mn2+)、鉄カチオン(Fe2+)、コバルトカチオン(Co2+)、ニッケルカチオン(Ni2+)、銅カチオン(Cu2+)、パラジウムカチオン(Pd2+)、ユウロピウムカチオン(Eu2+)、イッテルビウムカチオン(Yb2+)が採用される。 2価の典型金属カチオンは、マグネシウムカチオン(Mg2+)、カルシウムカチオン(Ca2+)、ストロンチウムカチオン(Sr2+)、バリウムカチオン(Ba2+)、亜鉛カチオン(Zn2+)、カドミウムカチオン(Cd2+