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JP-2026076736-A - 充電状態推定方法

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Abstract

【課題】充電池の充電状態(SOC)を推定するに先だって分極解消を確実に行わせるための待機時間(レスト時間)を確実に把握し、より短時間で充電状態を推定することが可能な充電状態推定方法を提供する。 【解決手段】実施形態の充電状態推定方法は、バッテリに対する充放電の終了から所定時間が経過したかに基づいて前記バッテリの分極が解消したか否かを判断し、前記分極が解消されたと判断した場合に前記バッテリの開回路電圧に基づいて前記バッテリの充電状態を推定する充電状態推定方法であって、前記所定時間は、充放電終了後の前記バッテリの開回路電圧と端子電圧との差が所定の閾値以下になるまでの時間であり、前記所定の閾値は、前記バッテリの充電状態が所定割合変化した際の前記開回路電圧の変化量の最小値とした。 【選択図】図3

Inventors

  • 大森 晃平

Assignees

  • ダイハツ工業株式会社

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20241024

Claims (3)

  1. バッテリに対する充放電の終了から所定時間が経過したかに基づいて前記バッテリの分極が解消したか否かを判断し、前記分極が解消されたと判断した場合に前記バッテリの開回路電圧に基づいて前記バッテリの充電状態を推定する充電状態推定方法であって、 前記所定時間は、充放電終了後の前記バッテリの開回路電圧と端子電圧との差が所定の閾値以下になるまでの時間であり、 前記所定の閾値は、前記バッテリの充電状態が所定割合変化した際の前記開回路電圧の変化量の最小値とした、 充電状態推定方法。
  2. 前記閾値を所定の充電状態に応じて可変とするとともに、 前記充電状態の誤差範囲を設定し、前記誤差範囲に対応する前記閾値のうち、最小の値を用いる、 請求項1に記載の充電状態推定方法。
  3. 前記バッテリの温度、充電状態、Cレート等の充電状態に影響を与えるパラメータを変化させて評価試験を行った結果に基づいて、前記所定の閾値の候補となる値を格納したテーブルを予め作成し、前記パラメータを参照して、前記閾値を決定する、 請求項1に記載の充電状態推定方法。

Description

本発明の実施形態は、充電状態推定方法に関する。 従来、時間経過によって分極解消を判定し、電池のSOC(State Of Charge)の変化に対してOCV(Open Circuit Voltage)の変化が大きい領域ではOCVに基づきSOCを推定することが提案されている。 特開2015-118060号公報 図1は、実施形態の充電状態推定システムの概要構成図である。図2は、三元系(NMC系)電池のSOC-OCV曲線の一例を示す図である。図3は、実施形態の原理説明図である。図4は、放電時の車載バッテリの端子電圧の説明図である。図5は、閾値テーブル群の説明図である。図6は、閾値テーブルの説明図である。図7は、実施形態のSOC推定処理の処理フローチャートである。図8は、放電時における実効的な分極解消時間と閾値との関係を説明する図である。図9は、充電時における実効的な分極解消時間と閾値との関係を説明する図である。 以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。 図1は、実施形態の充電状態推定システムの概要構成図である。 実施形態の充電状態推定システム10は、車両に搭載されており、車両状態取得部11と、分極判定部12と、電流検出部13と、電圧検出部14と、充電容量推定部15と、を備えている。 この場合において、車両には、エンジンEN、発電機GN、車載充電器CHG、バッテリ監視IC_BSが搭載されており、エンジンENにより発電機GNが駆動されると、発電機GNの供給電力により車載充電器CHGが車載バッテリBTの充電を行う様になっている。このとき、バッテリ監視IC_BSは、車載バッテリBTの電圧、電流及び温度を監視している。そして、バッテリ監視IC_BSは、得られた温度を温度データとして、充電容量推定部15に出力している。 車両状態取得部11は、他ECU20からCAN(Controller Area Network)を介して車両状態を取得して、車両状態データSTを出力する。 分極判定部12は、車両状態データSTに基づいて車両がレスト状態にある場合に、レスト状態の継続時間をカウントし、レスト状態が所定時間以上継続したか否か、すなわち、車載バッテリBTの分極状態が実効的に解消しているか否かを判定し、分極判定データPOを充電容量推定部15に出力する。 電流検出部13は、車載バッテリBTに流れる電流(充電/放電電流)Iを検出する電流センサSCの出力に基づいて、電流検出データDIを充電容量推定部15に出力する。 電圧検出部14は、車載バッテリBTの電圧Vを検出する電圧センサSVの出力に基づいて、電圧検出データDVを充電容量推定部15に出力する。 充電容量推定部15は、車載バッテリBTのSOCを推定して車載バッテリBTを管理しているECUに推定したSOCを出力する。 充電容量推定部15は、第1推定部15-1と、第2推定部15-2と、を備えている。 第1推定部15-1は、SOC-OCV推定により車載バッテリBTのSOCを推定する。 SOC-OCV推定は、SOCとOCV(Open Circuit Voltage)との関係が、充電池の状態、より詳細には、劣化状態、温度状態、Cレート(充放電レート)にほとんど影響されないことを利用している。 ここで、OCVは、無負荷状態で長時間放置した場合の電池電圧のことであり、OCVに到るまでの時間は、電池の使用履歴に影響される。 図2は、三元系(NMC系)電池のSOC-OCV曲線の一例を示す図である。 電池のSOC-OCV曲線は、電池の構成が同じであれば、常に同様の曲線を描くこととなっている。 したがって、OCVが測定できれば、SOCを正確に推定することができるのである。 第2推定部15-2は、クーロンカウント推定により車載バッテリBTのSOCを推定する。 クーロンカウント推定は、車載バッテリBTに流入した電流と、車載バッテリBTから流出した電流をカウントすることで、車載バッテリBTのSOCを推定する。 しかしながら、クーロンカウント推定では、SOCの初期値を推定することはできないので、SOC-OCV推定により推定された車載バッテリBTのSOCをSOC基準値として用い、この基準値に対して、車載バッテリBTに流入した電流と、車載バッテリBTから流出した電流をカウントすることで、車載バッテリBTのSOCを推定することとなる。 ここで、実施形態の充電状態推定システム10の概要動作を説明する。 車両状態取得部11は、他ECU20から車両状態を取得して、車両状態データSTを分極判定部12に出力する。 分極判定部12は、車両状態データSTに基づいて車両のレスト状態が所定時間以上継続したか否か、すなわち、車載バッテリBTの分極状態が実効的に解消しているか否かを判定し、分極判定データPOを充電容量推定部15に出力する。 充電容量推定部15は、分極判定データPOに基づいて、車載バッテリBTの分極状態が実効的に解消している場合には、電圧検出部14により出力された電圧検出データDVがOCVであるとして、第1推定部15-1によるSOC-OCV推定を行い、車載バッテリBTのSOCを推定する。 また、充電容量推定部15は、分極判定データPOに基づいて、車載バッテリBTの分極状態が解消していない場合には、第2推定部15-2は、前回の第1推定部15-1により推定されたSOCを基準値として、電流検出部13が出力した電流検出データDIOCVに基づいて、車載バッテリBTに流入した電流と、車載バッテリBTから流出した電流をカウントするクーロンカウント推定を行うことで、車載バッテリBTのSOCを推定する。 ここで、車載バッテリBTの分極状態が実効的に解消しているか否かを判定するためのレスト状態の継続時間の閾値(分極解消時間閾値)としての所定時間の設定方法について詳細に説明する。 まずは、実施形態の所定時間の設定方法の原理を説明する。 図3は、実施形態の原理説明図である。 図3(A)は、車載バッテリの初期状態におけるSOC-OCV曲線である。 また、図3(B)は、図3(A)の状態において、SOCが1%変化した場合のOCV変化量ΔOCVを示す図である。 図4は、放電時の車載バッテリの端子電圧の説明図である。 図4において、縦軸は、車載バッテリBTの端子電圧(V)であり、横軸は、放電終了からの経過時間(s)である。 放電終了(時間=0)から車載バッテリBTの分極が収まり、平衡状態に到れば、端子電圧はOCVとなるはずである。 しかしながら、図4に示すように、車載バッテリBTの端子電圧は徐々に下がり続けているものの、端子電圧は、OCVに到らないこととなっている。 基本的に、車載バッテリBTの電圧が厳密な意味でOCVに到るには、非常に長いレスト時間が必要である。 しかしながら、実務的には、徐々に端子電圧の変化量は少なくなるので、車載バッテリBTのSOC-OCV曲線において、SOCの時間的な変化量がn%以下(例えば、n=1)となった場合を車載バッテリBTがOCVに到達したとみなしても問題はない。 すなわち、SOC変化量=n%のときの、OCV変化量ΔVが設計上の許容値(例えば、最小値ΔVmin)以下となった場合に、当該OCV変化量ΔVを閾値として、SOC変化量=n%の時の端子電圧とOCVとの差電圧がOCV変化量ΔV以下となった時刻を分極解消時刻と判定し、分極解消時刻までの時間、すなわち、レスト時間の所定時間(閾値)として設定して処理するようにすればよい。 この場合において、nの値は、SOCの推定値に対する許容誤差範囲として設定される。すなわち、SOCの推定値の許容誤差を1%とした場合には、n=1と設定される。 ところで、分極解消時間は、車載バッテリBTの温度、SOC、Cレート(充放電レート)、充放電時間及びSOH(State of Health:電池初期状態のSOC/電池劣化状態のSOC)等多くのパラメータに依存していることが知られている。 したがって、分極解消時刻までの時間、ひいては、レスト時間を直接的に求めることは困難である。 そこで、本実施形態においては、端子電圧の時間的変化の傾き、すなわち、単位時間当たりの端子電圧の変化を監視し、この電圧変化がより零に近づき、所定の閾値よりも小さくなった時点で分極が解消し、端子電圧がOCVに到ったとみなして処理を行う様にしている。 上述した様に、分極解消時間は多くのパラメータに依存しているが、これらのうち、特に分極解消時間に影響を与えるのは、温度T、SOC及びCレートであると考えられる。 そこで、本実施形態においては、温度T、SOC及びCレートをパラメータとして、予め分極が解消したと見なした時点の車載バッテリBTの端子電圧の単位時間当たりの電圧差を閾値THとする閾値テーブルを予め用意し、これに基づいて、分極解消に到ったか否かを判断するようにしているのである。 ここで、閾値テーブルの作成について説明する。 具体的には、例えば、温度T、SOC及びCレートをそれぞれ一定値としたまま、放電あるいは充電を行う評価試験を行って、図3(B)に示すように、SOCが予め定めたn%(図3(B)の例では、1%)変化したときの、OCV変化量ΔVをSOC=0%~SOC=100%の範囲で求め、得られたOCV変化量ΔVが最も小さくなったときのOCV変化量ΔV(=OCV変化量ΔVの最小値)を閾値THとする。 そして、例えば、Cレートを固定したまま温度Tと、SOCとをパラメータとして閾値THを求めて当該Cレートにおける閾値テーブルとする。 そして、この閾値テーブルをCレート毎に複数作成し、閾値テーブル群とする。 数学的には、OCV-SOC曲線を微分して得られるOCV-SOC曲線の傾きがより小さくなった時に相当するOCV変化量ΔVを閾値THとして設定する。 このとき、OCV変化量ΔVは、SOC推定における分極由来の誤差に相当する。 したがって、分極由来の誤差をn%以下(上述の例では、1%)とすることができる。 ここで、閾値テーブル群及び閾値テーブルについて説明する。 図5は、閾値テーブル群の説明図である。 閾値テーブル群TBGは、放電時用閾値テーブル群と、充電時用閾値テーブル群と、の二つが設けられているが、図5では、放電時用閾値テーブル群を示すものとする。 閾値テーブル群TBGは、例えば、放電時Cレート=0.5C、1.0C、1.5C、……、3.0Cの6個の閾値テーブルTB1~TB6を備えて構成されている。 図6は、閾値テーブルの説明図である。 図6においては、閾値テーブルとしてCレート=0.5Cの場合の閾値テーブルTB1を例として説明する。 閾値テーブルTB1は、放電レート=0.5Cで放電を行わせた場合に、温度T=-30~120℃まで、10℃単位で温度を変化させ、各々の温度において、それぞれSOCを0、10、……、90、100において、それぞれ放電終了時刻から車載バッテリBTと同一仕様のバッテリの端子電圧の単位時間毎のOCV変化量ΔVが最も小さくなったときの値(=単位時間毎のOCV変化量ΔVの最小値)を閾値TH11~TH111(温度-30℃)、TH21~TH211(温度-20℃)、……、閾値TH161~TH1611(温度120℃)として、温度T及びSOCに対応づけて格納している。 したがって、車載バッテリBTの温度、SOC及び放電レートであるCレートが定まれば、一意に閾値THを求めることができる様になっている。 次に実施形態の動作を説明する。 図7は、実施形態のSOC推定処理の処理フローチャートである。 図7の処理フローチャートは、いわゆる割り込み処理を行うものであり、所定時間毎に繰