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JP-2026076759-A - 抵抗測定装置および抵抗測定方法

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Abstract

【課題】ステータコイルの絶縁抵抗測定後の絶縁性の低下を抑制することができる抵抗測定装置を提供すること。 【解決手段】本発明に係る抵抗測定装置は、磁性体であるステータコアに巻装されたステータコイルの絶縁抵抗を測定する抵抗測定装置であって、測定対象部位の電気抵抗を測定する抵抗測定部と、前記抵抗測定部と配線を介して接続され、前記ステータコイルの導体と接触させるための電極と、を備え、前記電極は中空構造を有し、前記中空構造の内部に樹脂を注入、および前記中空構造の内部から前記樹脂を吐出させる孔が設けられている。 【選択図】図1

Inventors

  • 中野 由紀子
  • 澁谷 剛
  • 牛房 友希

Assignees

  • トヨタ自動車株式会社

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20241024

Claims (5)

  1. 磁性体であるステータコアに巻装されたステータコイルの絶縁抵抗を測定する抵抗測定装置であって、 測定対象部位の電気抵抗を測定する抵抗測定部と、 前記抵抗測定部と配線を介して接続され、前記ステータコイルの導体と接触させるための電極と、 を備え、 前記電極は中空構造を有し、前記中空構造の内部に樹脂を注入、および前記中空構造の内部から前記樹脂を吐出させる孔が設けられている、 抵抗測定装置。
  2. 前記電極は、少なくとも前記電極の前記孔に前記樹脂の付着を防止する表面処理が施されている、 請求項1に記載の抵抗測定装置。
  3. 前記表面処理は、フッ素コート処理である、 請求項2に記載の抵抗測定装置。
  4. 前記樹脂は、ワニスおよびシリコンシールのうちいずれかである、 請求項1に記載の抵抗測定装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の抵抗測定装置によって絶縁抵抗を測定する方法であって、 前記ステータコイルの皮膜を切り裂いて導体を露出させる工程と、 露出した前記導体に前記電極を接触させて絶縁抵抗を測定する工程と、 前記絶縁抵抗の測定後に、前記ステータコイルにおける前記皮膜が切り裂かれた箇所に前記電極の前記孔から前記樹脂を注入する工程と、 を含む抵抗測定方法。

Description

本発明は、回転電機のステータの抵抗測定装置および抵抗測定方法に関する。 ステータコイル部品の絶縁コーティングをプローブの先端の電極等によって切り裂いて、プローブとステータコイルとの間の絶縁抵抗を測定する技術が知られている。特許文献1には、絶縁コーティングを刀キズ状に切り込み、コイルのコネクタ端子とステータコアとの間に絶縁抵抗計を接続して絶縁抵抗値を計測し、その計測結果に基づいて絶縁性の判断を行う技術が開示されている。 特開2001-289921号公報 本発明の一実施形態に係る抵抗測定装置の構成を示す図である。本発明の一実施形態に係るステータの構成を示す斜視図である。図2に示すステータのIII-III線断面図である。図2に示すステータコイルの構造を説明するための図である。本発明の一実施形態に係る抵抗測定方法を説明するための図である。 以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として実施形態の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、以下の実施形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む。)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。 さらに、以下の実施形態において、その構成要素は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。同様に、以下の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数等(個数、数値、量、範囲等を含む。)についても同様である。 [実施形態] <抵抗測定装置1の構成> 図1は、本発明の一実施形態に係る抵抗測定装置1の構成を示す図である。抵抗測定装置1は、抵抗測定部2、および電極3に接続されたプローブ4を備える。抵抗測定部2およびプローブ4は、配線2aを介して接続される。抵抗測定部2は、制御回路5、指示計6および直流電圧発生回路7を備え、クリップ8が接続される。抵抗測定部2は、測定対象部位の電気抵抗を測定する。本実施形態では、抵抗測定装置1は、後に図2等を用いて説明するステータコイル20の導体22aを測定対象部位として、絶縁抵抗を測定する。 また、プローブ4にはスイッチ9が設けられ、プローブ4の先端から突出させて設けている電極3を、スプリング3aにより突出させるように構成される。なお、図示された例において、スイッチ9はプローブ4に設けられることとしているが、プローブ4以外の構成部に設けられてもよい。 絶縁抵抗の測定にあたって、例えば電極3の先端部分32を用いて、絶縁抵抗測定の対象物であるステータコイル20の皮膜23aを切り裂いて、導体22aを露出させる。そして、露出した導体22aに電極3を接触させて、ステータコイル20の絶縁抵抗を測定する。このとき、クリップ8は図示しないアースに接続され、プローブ4に設けられたスイッチ9が押下される。 そして、電極3の先端部分32を、被測定物であるステータコイル20の導体22aに押圧する動作で、スプリング3aに抗して電極3を後退させて、電極3の端子3bをスイッチの端子9aと接続して、制御回路5に情報を伝達する。さらに、抵抗測定部2に設けられている指示計6に情報を表示することによって、ステータコイル20の絶縁抵抗を測定する。 本実施形態では、電極3は、樹脂を注入または吐出させる孔31が設けられた中空構造を有する。電極3には、孔31の他に先端部分32に図示しない別の孔が設けられる。絶縁抵抗測定前に、電極3の中空構造の内部には樹脂が注入されている。中空構造の内部の樹脂は、電極3の先端部分32の孔から吐出される。また、樹脂の吐出は先端部分32の孔に限らず、側面等の孔31から吐出されてもよい。さらに、孔31は一つに限らず、複数設けられてもよい。 電極3の先端部分32から吐出された樹脂は、露出している導体22aを覆うようにステータコイル20に注入される。樹脂は、例えばワニスおよびシリコンシール等であってもよいが、これらに限らず、絶縁性を有する樹脂であればよい。ステータコイル20に注入された樹脂は、露出した導体22aと接触し、ステータコイル20の絶縁性を回復させることができる。本実施形態に係る抵抗測定装置1によれば、抵抗測定の直後に電極3から直接樹脂をステータコイル20に注入することができるため、ステータコイル20の絶縁性を即時に回復させることができる。 また、電極3は、少なくとも孔31に樹脂の付着を防止する表面処理が施されている。表面処理は、例えば、フッ素コート処理等であるが、これに限らず、樹脂の付着を防止することができる様々な処理である。そのため、電極3から抜け残った樹脂の除去が容易に行われる。 なお、本実施形態に係る抵抗測定装置1は、図1に示す構成に限らず、様々な構成を採用し得る。 <ステータ100の構成> ここで、本実施形態に係る抵抗測定装置1を用いて絶縁抵抗を測定するステータコイル20を含んだステータ100の構成について図2~図4を用いて説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るステータ100の構成を示す斜視図である。図3は、図2に示すステータ100のIII-III線断面図である。図4は、図2に示すステータコイル20の構造を説明するための図である。 図2および図3に示すように、本実施形態に係るステータ100は、磁性体であるステータコア10の内部で2つのステータコイル20が継手パイプ30によって連結される。このように構成されたステータ100は、図示しないロータと組み合わされることによって、例えば電動機、発電機、電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)およびハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)等の車両に搭載される回転電機として用いられる。 回転電機は、ステータ100に含まれるステータコイル20に電流が流れることにより発生した回転磁界とロータとの間に働く電磁的作用により、回転軸Cを中心に回転する。以下では、回転軸Cの方向を軸方向として説明する。 ステータコア10は、略円筒状の電磁鋼板が複数積層されることによって構成されたものであってもよい。このとき、それぞれの電磁鋼板は、略同一形状を有し、打ち抜き加工等によりそれぞれ形成することができる。ステータコア10は、周方向に沿って延びる環状のヨーク11と、ヨーク11の内周面より径方向内側へ突出する複数のティース12と、を含む。複数のティース12は、周方向に互いに間隔をおいて配置され、周方向に隣接するティース12間にスロットが形成されている。 ステータコイル20は、三相のステータコイル20を含んでもよい。ステータコイル20は、ティース12間のスロットを通って各ティース12に装着されている。ステータコイル20は、周方向位置が互いに異なるスロットを通ってステータコア10の軸方向の端面よりも突出したコイルエンド21同士が周方向に曲げ加工されて接合されている。 図2に示すように、ステータコイル20の絶縁抵抗が抵抗測定装置1によって測定される。抵抗測定装置1は、抵抗測定部2と配線2aを介して接続される2つの電極3によって当該ステータコイル20の絶縁抵抗を測定する。より具体的には、ステータコア10の内部で継手パイプ30によって連結された2つのステータコイル20それぞれのコイルエンド21において、ステータコイル20の導体22aに抵抗測定装置1の電極3の先端部分32が接触している。 図4に示すように、ステータコイル20は、コイル圧入部22および絶縁部23を含む。ステータコイル20は、導体22aの外周が皮膜23aで覆われて構成される。皮膜23aは、絶縁性を有する材料で構成される。コイル圧入部22は、ステータコイル20の両端にて皮膜23aが剥離されることによって、導体22aが露出する。コイル圧入部22の先端は、継手パイプ30に圧入しやすいようにテーパー形状となっている。また、絶縁部23は、絶縁性を有する材料で構成される皮膜23aが導体22aの外周を覆うように構成される。 <抵抗測定方法> 図5は、本発明の一実施形態に係る抵抗測定方法を説明するための図である。抵抗測定装置1の電極3の中空構造の内部には、予め電極3の孔31から樹脂が注入される(S101)。 例えば電極3の先端部分32を用いて、ステータコイル20の皮膜23aを切り裂いて、導体22aを露出させる(S102)。露出した導体22aに電極3を接触させて、ステータコイル20の絶縁抵抗を測定する(S103)。絶縁抵抗を測定すると、露出した導体22aを覆うように、例えば電極3の先端部分32から樹脂を注入する(S104)。 すべてのステータコイル20の絶縁抵抗の測定が完了すると(S105のYES)、測定を完了する。絶縁抵抗の測定を行っていないステータコイル20がある場合(S105のNO)、残りのステータコイル20の絶縁抵抗を測定する。 残りのステータコイル20の絶縁抵抗の測定にあたっては、ステップS102である、ステータコイル20の導体22aの露出工程から行ってもよい。また、予め全てのステータコイル20の導体22aの露出を行ったうえで、ステップS103である、絶縁抵抗の測定工程から行ってもよい。 これらのステップによって、本発明の一態様に係る抵抗測定方法が実施される。ただし、本発明の一態様に係る抵抗測定方法は、測定条件や測定環境等に応じて、他のステップを適宜含んでもよい。 <本実施形態に係る抵抗測定装置1の効果> 本実施形態に係る抵抗測定装置1では、電極3の先端部分32に中空構造の内部から樹脂をステータコイル20に吐出させる孔が設けられ、ステータコイル20の絶縁抵抗測定後にステータコイル20の導体22aが露出した部分に樹脂が注入される。注入された樹脂は、絶縁性を有することから、ステータコイル20の絶縁性を回復させることができる。そのため、本実施形態に係る抵抗測定装置1によれば、ステータコイル20の絶縁抵抗測定後の絶縁性の低下を抑制することができる。 そして、少なくとも電極3の孔31を含む表面に、樹脂の付着を防止する表面処理が施されている。そのため、電極3から抜け残った樹脂の除去が容易に行われる。 したがって、本実施形態に係る抵抗測定装置1によれば、絶縁抵抗測定後、即座に絶縁性の回復処理が行われ、絶縁抵抗の測定に関する工程の効率化およびステータ100の信頼性向上が実現される。 以上、本発明を上記の実施形態に即して説明したが、本発明は上記の実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。