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JP-2026076769-A - 排ガス浄化用触媒

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Abstract

【課題】Pt-Rhの合金化が抑えられた排ガス浄化用触媒を提供する。 【解決手段】ここに開示される排ガス浄化用触媒100は、基材10とコート層20とを備える。コート層20は、基材10側に位置し、Ptを含むPt層22と、表層部側に位置し、Rhを含むRh層23と、Pt層22とRh層23との間に介在し、Al含有酸化物を含む合金化抑制層24と、を備える。 【選択図】図2

Inventors

  • 大関 武尚
  • 尾上 亮太
  • 菅原 康
  • 澤田 和成
  • 山▲崎▼ 祐哉

Assignees

  • 株式会社キャタラー

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20241024

Claims (12)

  1. 内燃機関の排気経路内に配置され、前記内燃機関から排出される排ガスを浄化するための排ガス浄化用触媒であって、 基材と、前記基材に設けられたコート層と、を備え、 前記コート層は、 前記基材側に位置し、触媒金属としてのPtを含むPt層と、 表層部側に位置し、触媒金属としてのRhを含むRh層と、 前記Pt層と前記Rh層との間に介在し、Al含有酸化物を含み、かつPtおよびRhを含まない合金化抑制層と、 を備える、排ガス浄化用触媒。
  2. 前記合金化抑制層は、基材1L当たりのセリアの含有量が、6g/L以下である、 請求項1に記載の排ガス浄化用触媒。
  3. 前記合金化抑制層は、触媒金属(PtおよびRhは除く)を含む、 請求項1または2に記載の排ガス浄化用触媒。
  4. 前記合金化抑制層は、90質量%以上が前記Al含有酸化物で構成されている、 請求項1または2に記載の排ガス浄化用触媒。
  5. 前記Pt層と前記Rh層とが、それぞれ、Al含有酸化物を含む、 請求項1または2に記載の排ガス浄化用触媒。
  6. 前記Pt層における基材1L当たりの前記Al含有酸化物の含有量をC2とし、 前記合金化抑制層における基材1L当たりの前記Al含有酸化物の含有量をC4としたときに、 前記C2と前記C4とが、次の関係:C4<C2;を満たす、 請求項5に記載の排ガス浄化用触媒。
  7. 前記Rh層における基材1L当たりの前記Al含有酸化物の含有量をC3とし、 前記合金化抑制層における基材1L当たりの前記Al含有酸化物の含有量をC4としたときに、 前記C3と前記C4とが、次の関係:C3<C4;を満たす、 請求項5に記載の排ガス浄化用触媒。
  8. 前記Rh層における基材1L当たりのコート量が、前記Pt層における基材1L当たりのコート量よりも少ない、 請求項1または2に記載の排ガス浄化用触媒。
  9. 前記Pt層における基材1L当たりの前記Ptの含有量をX(g/L)とし、前記合金化抑制層における基材1L当たりの前記Al含有酸化物の比表面積をZ(m 2 /L)としたときに、前記Xと前記Zとが、次の式:Z≧745.69X+2138.1;を満たす、 請求項1または2に記載の排ガス浄化用触媒。
  10. 前記Pt層の排ガスの流れ方向のコート長を100%としたときに、前記合金化抑制層の排ガスの流れ方向のコート長が75%以上である、 請求項1または2に記載の排ガス浄化用触媒。
  11. 前記Pt層は、前記排気経路内に配置された際に排ガスの流れ方向の下流側に位置しており、 前記排気経路内に配置された際に前記Pt層よりも排ガスの流れ方向の上流側に位置し、触媒金属としてのPdを含むPd層をさらに備える、 請求項1または2に記載の排ガス浄化用触媒。
  12. 前記合金化抑制層は、排ガスの流れ方向のコート長が前記基材よりも短く、 前記上流側で、前記Rh層と前記Pd層とが厚み方向に接触している、 請求項11に記載の排ガス浄化用触媒。

Description

本発明は、排ガス用浄化触媒に関する。 車両エンジン等の内燃機関から排出される排ガスには、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)等の有害成分が含まれる。従来、これらの有害成分を酸化または還元反応によって除去するために、排ガス浄化用触媒が利用されている。一般的な排ガス浄化用触媒は、基材と、触媒金属を含む触媒層と、を備えている(例えば、特許文献1-3参照)。 例えば特許文献1には、基材の上に設けられ、触媒金属としてのPt(白金)を含むPt層と、Pt層の上に積層され、触媒金属としてのRh(ロジウム)を含むRh層と、を有する排ガス浄化用触媒が開示されている。特許文献1には、PtとRhとを別々の層に含むことで、触媒活性の低下を抑制しうる旨が記載されている。 特開2020-157262号公報特開2006-346661号公報国際公開第2015/076403号 図1は、一実施形態に係る排ガス浄化用触媒を模式的に示す斜視図である。図2は、図1の排ガス浄化用触媒を筒軸方向に切断した部分断面図である。図3は、実施例1における各層のコート長を模式的に示す分解図である。図4は、合金化抑制層のコート厚みとNOx浄化性能との関係を示すグラフである。図5は、合金化抑制層のコート長とNOx浄化性能との関係を示すグラフである。図6は、Pt層のPt含有量を変化させたときの、合金化抑制層のコート量とNOx浄化性能との関係を示すグラフである。図7は、Pt層のPt含有量と合金化抑制層のAl含有酸化物の比表面積との関係を示すグラフである。 以下、図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄(例えば一般的な排ガス浄化用触媒の製造方法等)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。また、以下の図面において、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は省略または簡略化することがある。各図における寸法関係(長さ、幅、厚み等)は、実際の寸法関係を必ずしも反映するものではない。また、本明細書において範囲を示す「A~B」(A,Bは任意の数値)の表記は、A以上B以下の意と共に、「Aより大きい(Aを超える)」および、「Bより小さい(B未満)」の意を包含する。 ≪排ガス浄化用触媒100≫ 図1は、排ガス浄化用触媒100の模式図である。図2は、排ガス浄化用触媒100を筒軸方向Xに沿って切断した部分断面図である。排ガス浄化用触媒100は、内燃機関の排気経路内に配置されて、内燃機関から排出される排ガスを浄化するものである。排ガス浄化用触媒100は、種々の内燃機関、特に車両エンジンの排気系(排気管)に配置することができる。 図1に示すように、排ガス浄化用触媒100は、基材10と、基材10に設けられたコート層20(図2参照)と、を備える。なお、図1等において、符号Fは、排ガス浄化用触媒100が排気経路内に配置された際の排ガスの流れ方向を示す。符号Xは、基材10の筒軸方向を示す。符号X1は、排ガスの流れ方向Fにおける上流側(フロント側)を示し、符号X2は排ガスの流れ方向Fにおける下流側(リア側)を示す。 <基材10> 基材10は、排ガス浄化用触媒100の骨格を構成するものである。基材10としては、従来この種の用途に用いられる種々の素材および形態のものを採用することができる。例えば、素材としては、高耐熱性を有すること等から、コージェライト、チタン酸アルミニウム、炭化ケイ素等のセラミックスが好適である。あるいは、合金(ステンレス鋼等)製の基材を使用することができる。形態に関し、基材10は、ここでは筒軸方向X(排ガスの流れ方向F)に沿って規則的に配列された複数のセル12と、複数のセル12を区画するリブ壁14と、を有するハニカム構造を有している。セル12は、排ガスの通路として機能する貫通孔である。リブ壁14は、各セル12を仕切る隔壁である。セル12の断面形状は、ここでは四角形状である。ただし、セル12の断面形状は、その他の形状(例えば、円形、三角形、六角形等)であってもよい。 基材10の外形は、ここでは円筒形状であるが、基材10の外形は、その他の形状(例えば、楕円筒形、多角筒形等)であってもよい。また、基材10は、ここではハニカム形状であるが、基材10は、フォーム形状、ペレット形状等であってもよい。基材10の筒軸方向Xの全長L(図2参照)は、典型的には10~500mmであり、例えば50~300mmである。基材10の体積は、典型的には、概ね0.1~10Lであり、例えば0.5~5Lである。なお、本明細書において、基材10の体積とは、基材10の純容積に加えて、セル12等の内部空隙の容積を含めた嵩容積(見かけの体積)をいう。 図1に示す基材10は、セル12の上流側X1の開口および下流側X2の開口が閉塞されていない、所謂、ストレートフロー型の基材である。ただし、基材10は、多数のセル12の上流側X1の開口および下流側X2の開口が交互に閉塞され、排ガスが、第1のセル(入側セル)からリブ壁を通過して、隣接する第2のセル(出側セル)に流れる、所謂、ウォールフロー型(ウォールスルー型ともいう)の基材であってもよい。 <コート層20> 図2に示すように、コート層20は、基材10(詳しくは、リブ壁14)の上に設けられている。コート層20は、ここでは筒軸方向Xと直交する厚み方向Tに、相互に構成の異なる複数の層が積層された複層構造を有する。厚み方向Tにおいて、コート層20は、基材10側に位置し、触媒金属としてのPtを含むPt層22と、コート層20の表層部側に位置し、触媒金属としてのRhを含むRh層23と、Pt層22とRh層23との間に介在する合金化抑制層24と、を備えている。ただし、コート層20は、本発明の効果を顕著に阻害しない範囲内で、Pt層22、Rh層23、および合金化抑制層24以外の層をさらに含んでいてもよい。 本実施形態において、Pt層22は、排ガスの流れ方向Fの下流側X2に位置している。コート層20は、Pt層22よりも排ガスの流れ方向Fの上流側X1に位置し、触媒金属としてのPdを含むPd層21をさらに備えている。Pd層21、Pt層22、およびRh層23は、触媒金属を含む触媒層である。排ガス浄化用触媒100は、これらPd層21、Pt層22、およびRh層23を備えることにより、三元触媒として機能しうる。排ガス浄化用触媒100に供給された排ガスは、触媒層の流路内(詳しくは、セル12内)を流動(通過)している間に、各触媒層と接触して有害成分が浄化される。 Pt層22よりも上流側X1にPd層21を設けることで、ここに開示される技術の効果を高いレベルで発揮できる。例えば、内燃機関の制御によって変動する様々な排ガス条件(例えば広いA/F領域)において高い排ガス浄化性能を実現できる。また、Pd層21によって緩和された(例えばストイキ雰囲気に近い)排ガス条件においてPt層22が優れた触媒活性を発揮できる。ただし、Pd層21は必須ではなく、他の実施形態において省略することもできる。 Pd層21、Pt層22、およびRh層23の各触媒層では、主体をなす(質量基準で最も高い割合を占める)触媒金属の種類が相互に異なっていることが好ましい。これらの各触媒層は、主体をなす触媒金属の他に、排ガスの浄化にあたり酸化触媒および/または還元触媒として機能しうることが知られている他の種類の触媒金属を含んでもよい。例えば、主体をなす貴金属以外の種類の貴金属や、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)の鉄族に属する金属、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)等を含んでもよい。 図2に示すように、Pd層21は、ここでは基材10の表面上に設けられている。Pt層22は、ここでは基材10の表面上に設けられている。Pd層21および/またはPt層22は、その一部がリブ壁14の内部にまで浸透していてもよい。合金化抑制層24は、ここではPt層22および一部のPd層21の表面上に設けられている。Rh層23は、ここでは合金化抑制層24および一部のPd層21の表面上に設けられている。 本実施形態において、合金化抑制層24は、排ガスの流れ方向Fのコート長L4が基材10よりも短く、筒軸方向Xの上流側X1で、Pd層21とRh層23とが、厚み方向Tに接触している。すなわち、筒軸方向Xの上流側X1の端部では、Pd層21とRh層23との間に合金化抑制層24は介在していない。筒軸方向Xの上流側X1の端部では、Pd層21とRh層23が、2層構造を構成している。一方で、筒軸方向Xの下流側X2の端部では、Pt層22と合金化抑制層24とRh層23とが、3層構造を構成している。 なお、図2では、Pd層21、Pt層22、Rh層23、および合金化抑制層24が略同じ厚みで図示されているが、Pd層21、Pt層22、Rh層23、および合金化抑制層24は、相互に異なる厚みであってもよい。また、コート厚みは筒軸方向Xに均一でなくてもよい。以下の説明において「コート厚み」とは、各層において最も薄い部分の厚みをいうものとする。 コート層20の全体のコート量は、基材10の種類や排ガス浄化用触媒100の用途等に応じて適宜決定することができ、特に限定されないが、基材1L当たり、例えば150~600g/Lであり、好ましくは200~500g/L、より好ましくは300~450g/Lである。以下、コート層20を構成する、Pd層21、Pt層22、Rh層23、および合金化抑制層24のそれぞれについて、順に説明する。 <Pd層21> Pd層21は、触媒金属としてのパラジウム(Pd)を必須として含む触媒層である。Pdは、特に酸化触媒としての活性が高く、COやHCの浄化性能に優れる。また、Pd層21を上流側X1に配置することで、リーン状態の排ガスを酸化反応によって好適にストイキ状態に整え、Pt層22に供給することができる。Pd層21は、酸素吸蔵能(Oxygen Storage Capacity:OSC)を有しない非OSC材を含むことが好ましく、非OSC材に加えて、酸素吸蔵能を有する酸素吸蔵材(OSC材)をさらに含むことがより好ましい。 Pd層21の触媒金属は、Pdを主体とする(50質量%以上を占める。以下同じ。)ことが好ましく、PdがPd層21の触媒金属全体の80質量%以上を占めることが好ましく、90質量%以上を占めることがより好ましく、実質的にPdからなる(Pd層21の触媒金属全体の95質量%以上がPdである)ことが特に好ましい。Pd層21は、触媒金属としてPd以外の金属種をさらに含んでもよい。Pd層21は、触媒金属として還元触媒(例えばRh)を含まない(基材1L当たりの還元触媒の含有量が0.1g/L未満である)ことが好ましい。これにより、触媒金属の合金化をより良く抑制できる。 Pd層21における基材1L当たりの触媒金属(典型的にはPd)の含有量は、例えば排ガス量や排ガス浄化用触媒100の用途等に応じて適宜決定することができ、特に限定されないが、例えば0.5g/L以上、好ましくは1.0g/L以上、より好ましくは2.0g/L以上であるとよい。これにより、上記した効果をより高いレベルで発揮できる。一方、Pd層21における基材1L当たりの触媒金属(典型的にはPd)の含有量は、触媒金属のシンタリングを抑制する観点等から、例えば5.0g/L以下、好ましくは4.0g/L以下、より好ましくは3.0g/L以下であるとよい。 また上述の通り、Pd層21の作用は、Pt層22の機能を好適に発揮させる上で重要であることから、いくつかの実施形態において、Pt層22における基材1L当たりのPtの含有量R