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JP-2026076783-A - 積層体

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Abstract

【課題】積層体からプラスチックを分離する際の時間および手間を削減可能な積層体を提供する。 【解決手段】積層体(10)は、第1表面(2a)と第2表面(2b)とを有する蒸着層(2)を備える。積層体(10)は、さらに、蒸着層(2)の第1表面(2a)側に位置するプラスチック硬層(1)と、蒸着層(2)の第2表面(2b)側に位置するプラスチック柔層(4)とを備える。積層体(10)は、下記(1)または(2)のいずれか一方の要件を具備する。 (1)プラスチック柔層(4)は、80℃における収縮率が2%以上50%以下である歪み性を有する。 (2)蒸着層(2)の第1表面(2a)側に位置し、プラスチック硬層(1)を介して蒸着層(2)と向かい合うプラスチック歪層(3)をさらに備える。 【選択図】図1

Inventors

  • 櫻井 理貴
  • 名取 智基
  • 佐々木 由佳
  • 小田切 俊

Assignees

  • 株式会社フジシールインターナショナル

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20241024

Claims (5)

  1. 蒸着層を備えた積層体であって、 前記蒸着層は、第1表面と、前記第1表面と反対側の第2表面とを備え、 前記積層体は、さらに、 前記蒸着層の前記第1表面側に位置し、80℃における貯蔵弾性率が1000MPa以上5000MPa以下であるプラスチック硬層と、 前記蒸着層の前記第2表面側に位置し、80℃における貯蔵弾性率が30MPa以上700MPa以下であるプラスチック柔層と、を備え、 下記(1)または(2)のいずれか一方の要件を具備する、積層体。 (1)前記プラスチック柔層は、80℃における収縮率が2%以上50%以下である歪み性を有する。 (2)前記蒸着層の前記第1表面側に位置し、前記プラスチック硬層を介して前記蒸着層と向かい合う、80℃における収縮率が2%以上50%以下であるプラスチック歪層をさらに備える。
  2. 前記プラスチック硬層は、前記蒸着層に接している、請求項1に記載の積層体。
  3. 前記プラスチック柔層は、シーラント層である、請求項1に記載の積層体。
  4. 前記プラスチック歪層と前記プラスチック柔層との間の最短距離が30μm以下である、請求項1に記載の積層体。
  5. 前記プラスチック歪層の80℃における貯蔵弾性率が30MPa以上700MPa以下である、請求項1に記載の積層体。

Description

本開示は、積層体に関する。 近年、プラスチックフィルムを原料とするパッケージ等のプラスチック製品が海洋にゴミとして廃棄または投棄されることによる環境汚染が問題となっていることを背景に、プラスチック製品からプラスチックフィルムをリサイクルする技術開発が注目されている。 たとえば特許文献1には、印刷物またはラミネートされた積層体などから効率的かつ簡便に、積層体を構成したプラスチック基材をリサイクル基材として得ることを目的とするリサイクル基材製造方法が記載されている。特許文献1に記載のリサイクル基材製造方法は、プラスチック基材1とプラスチック基材2との間に、脱離層(A)および接着剤層(C)を有する積層体を塩基性水溶液に浸漬する工程を含む。特許文献1に記載のリサイクル基材製造方法において、脱離層(A)は、酸化アルミニウムおよび/もしくはシリカからなる蒸着層、または、アルミニウムおよびバインダー樹脂を含有する層であり、接着剤層(C)は、エーテル系ウレタン接着剤および/またはエステル系ウレタン接着剤により形成される層であり、塩基性水溶液は、塩基性化合物を塩基性水溶液全体の0.5~10質量%含み、かつ浸漬時の塩基性水溶液の水温は30~120℃である。 また、特許文献2には、包装材として必要な基材密着性に優れ、かつ、パッケージ外側の印刷層だけでなく内側の印刷層の除去が可能で、包装材を構成する2種両方の基材の脱離性に優れ、プラスチックリサイクルに適した包装材及びリサイクル基材製造方法が記載されている。特許文献2に記載の包装材は、第1の基材と、第1の基材を脱離させて第1の基材を分離回収しリサイクルするための第1の脱離層と、第2の基材と、第2の基材を脱離させて第2の基材を分離回収しリサイクルするための第2の脱離層と、を備えている。第1の脱離層は、第1の脱離層形成組成物(A)から形成され、第2の脱離層は、第2の脱離層形成組成物(B)から形成されている。第1の脱離層形成組成物(A)が、樹脂(a)と溶剤とを含み、樹脂(a)の酸価が、15mgKOH/g以上であり、第2の脱離層形成組成物(B)は、アルミニウム、酸化アルミニウムおよびシリカからなる群より選ばれる無機物質を少なくとも一種含み、かつ、無機物質は、第2の脱離層形成組成物(B)総量の10重量%以上である。また、特許文献2に記載のリサイクル基材製造方法は、上記の包装材を塩基性水溶液に浸漬する工程を含み、塩基性水溶液は、塩基性化合物を塩基性水溶液全体の0.5~10質量%含み、かつ浸漬時の塩基性水溶液の水温は30~120℃である。 特開2020-175620号公報特開2021-098295号公報 実施形態1の積層体の一例の模式的な断面図である。実施形態1の積層体の推測される作用効果のメカニズムについて説明するための模式的な断面図である。実施形態1の積層体の推測される作用効果のメカニズムについて説明するための模式的な断面図である。実施形態2の積層体の一例の模式的な断面図である。実施形態3の積層体の一例の模式的な断面図である。実施形態4の積層体の一例の模式的な断面図である。実施形態5の積層体の一例の模式的な断面図である。 以下、実施形態について説明する。なお、実施形態の説明に用いられる図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。 [実施形態1] 図1に、実施形態1の積層体の一例の模式的な断面図を示す。図1に示す積層体10は、蒸着層2を備えている。蒸着層2は、第1表面2aと、第1表面2aと反対側の第2表面2bとを備えている。積層体10は、蒸着層2の第1表面2a側に位置し、80℃における貯蔵弾性率が1000MPa以上5000MPa以下であるプラスチック硬層1と、蒸着層2の第2表面2b側に位置し、80℃における貯蔵弾性率が30MPa以上700MPa以下であるプラスチック柔層4とを備えている。積層体10は、蒸着層2の第1表面2a側に位置し、プラスチック硬層1を介して蒸着層2と向かい合う80℃における収縮率が2%以上50%以下であるプラスチック歪層3を有する。 なお、実施形態1の積層体10において、プラスチック硬層1は蒸着層2に接していてもよく、プラスチック硬層1と蒸着層2との間以外のすべての層間にはこれらの層間を接着するための接着剤(図示せず)が位置していてもよい。また、実施形態1の積層体10は、プラスチック硬層1とプラスチック歪層3との間の第2のプラスチック硬層等の他のプラスチック層または印刷層等を含んでいてもよい。第2のプラスチック硬層についての説明は、以下のプラスチック硬層1の説明と同様である。 <プラスチック硬層> プラスチック硬層1は、80℃における貯蔵弾性率が1000MPa以上5000MPa以下であるプラスチック層である。プラスチック硬層1としては、たとえば二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂(以下、「二軸延伸PET」ということもある。)フィルム等からなる層を用いることができる。プラスチック硬層1の80℃における貯蔵弾性率がMD(Machine Direction)方向とTD(Transverse Direction)方向とで異なる場合には、プラスチック硬層1のMD方向の80℃における貯蔵弾性率とプラスチック硬層1のTD方向の80℃における貯蔵弾性率のうち小さい方の値を、プラスチック硬層1の80℃における貯蔵弾性率とする。プラスチック硬層1のMD方向の80℃における貯蔵弾性率は、以下のようにして測定される。まず、プラスチック硬層1の形成に用いられる硬プラスチック樹脂フィルムのTD方向を短辺方向とし、MD方向を長辺方向として、硬プラスチック樹脂フィルムを幅(短辺)10mm×長さ(長辺)50mmに切り出した試料を作製する。次に、当該試料を25℃の雰囲気下で以下の装置のチャック部に取付ける。次に、装置のチャック部に当該試料を取り付けた状態で当該雰囲気を25℃から150℃まで昇温させる。そして、動的粘弾性法により25℃から150℃までの粘弾性-温度曲線を描き、80℃での貯蔵弾性率を読み取ることにより、プラスチック硬層1のMD方向の80℃における貯蔵弾性率を測定する。プラスチック硬層1のTD方向の80℃における貯蔵弾性率は、上記硬プラスチック樹脂フィルムのMD方向を短片方向とし、TD方向を長辺方向として、幅(短辺)10mm×長さ(長辺)50mmに切り出した試料を作製すること以外は、プラスチック硬層1のMD方向の80℃における貯蔵弾性率と同様に測定する。なお、プラスチック硬層1の厚さは、たとえば4μm以上25μmとすることができる。 実施形態1において、80℃における貯蔵弾性率の測定に用いられる条件を以下に示す。 装置:DMS6100(エスアイアイ・ナノテクノロジー(株)製) 測定モード:引張モード チャック間距離:10mm 周波数:正弦波1Hz 歪振幅:10μm 最小張力:50mN 張力ゲイン:1.5 力振幅初期値:50mN 温度範囲:25℃~150℃ 昇温速度:2℃/分 測定雰囲気:空気 測定厚み:硬プラスチック樹脂フィルムの厚さ <プラスチック柔層> プラスチック柔層4は、80℃における貯蔵弾性率が30MPa以上700MPa以下であるプラスチック層である。プラスチック柔層4の80℃における貯蔵弾性率がMD方向とTD方向とで異なる場合には、プラスチック柔層4のMD方向の80℃における貯蔵弾性率とプラスチック柔層4のTD方向の80℃における貯蔵弾性率のうち大きい方の値を、プラスチック柔層4の80℃における貯蔵弾性率とする。プラスチック柔層4としては、たとえばポリブチレンテレフタレート樹脂(以下、「PBT」ということもある)フィルム、ポリオレフィン樹脂(以下、「PO」ということもある。)フィルム、ポリエチレンテレフタレート樹脂(以下、「PET」ということもある。)フィルム、ナイロンフィルム等からなる層を用いることができる。より具体的には、プラスチック柔層4として、無延伸PETフィルム、無延伸PBTフィルム、無延伸POフィルム、一軸延伸PETフィルム、一軸延伸PBTフィルム、一軸延伸POフィルム、二軸延伸PBTフィルム、二軸延伸POフィルム、二軸延伸ナイロンフィルムが挙げられる。プラスチック柔層4の80℃における貯蔵弾性率は、プラスチック硬層1の形成に用いられる硬プラスチック樹脂フィルムの代わりにプラスチック柔層4の形成に用いられる柔プラスチック樹脂フィルムを用いること以外は、プラスチック硬層1の80℃における貯蔵弾性率と同一の方法および同一の条件により測定される。プラスチック柔層4は、シーラント層であってもよい。プラスチック柔層4がシーラント層である場合には、プラスチック柔層4同士を熱融着させることによって積層体10をパウチ等の包装体に形成することができる。プラスチック柔層4がシーラント層である場合には、プラスチック柔層4としてPOフィルムを用いることが好ましく、特に直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(以下、「LLDPE」ということもある。)を用いることが好適である。プラスチック柔層4がシーラント層である場合の積層体10は、後述するプラスチック分離のメカニズムにより、他の層と比較して厚い層であるシーラント層の分離が容易となる点で、リサイクル性に特に優れたものとすることができる。プラスチック柔層4の厚さは、たとえば50μm以上200μm以下とすることができる。 なお、後述するプラスチック歪層3がプラスチック柔層の特性を有することがあるが、プラスチック柔層4がシーラント層の場合には、プラスチック柔層4は、ヒートシールによる寸法安定性やシール密着性の観点から、プラスチック歪層の特性(80℃における収縮率が2%以上50%以下)を有さないことが好ましい。 <プラスチック歪層> プラスチック歪層3は、80℃における収縮率が2%以上50%以下であるプラスチック層である。プラスチック歪層3の80℃における収縮率がMD方向とTD方向とで異なる場合には、プラスチック歪層3のMD方向の80℃における収縮率とプラスチック歪層3のTD方向の80℃における収縮率のうち大きい方の値を、プラスチック歪層3の80℃における収縮率とする。積層体10からプラスチックを分離する際の時間をより効率的に削減する観点と、積層体10の品質安定性の観点との両観点をバランスよく満たす点からは、プラスチック歪層3の80℃における収縮率は、2%以上10%以下であることがより好ましく、3%以上6%以下であることがさらに好ましい。プラスチック歪層3としては、たとえば無延伸PETフィルム、無延伸ポリブチレンテレフタレート樹脂フィルム、無延伸ポリオレフィン樹脂フィルム、一軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂(以下、「一軸延伸PET」ということもある。)フィルム、一軸延伸ポリブチレンテレフタレート樹脂フィルム、または一軸延伸ポリオレフィン樹脂フィルム等からなる層を用いることができる。プラスチック歪層3の80℃における収縮率は、以下のようにして測定される。まず、プラスチック歪層3の形成に用いられる歪プラスチック樹脂フィルムをMD方向×TD方向が50mm×50mmとなるように切り出した試料を作製する。次に、当該試料を80℃の温水浴中に10秒間浸漬させる。次に、当該試料の当該温水浴中への浸漬前のTD方向長さと当該温水浴中への浸漬後のTD方向長さとから下記の(式A)により算出される。プラスチック歪層3のMD方向の80℃における収縮率もTD方向と同様に測定・算出する。プラスチック歪層3のMD方向の80℃における収縮率とプラスチック歪層3のTD方向の80℃における収縮率のうち大きい方の値を、プラスチック歪層3の80℃における収縮率とする。なお、プラスチック歪層3の厚さは、たとえば10μm以