JP-2026076789-A - 車両用駆動装置
Abstract
【課題】ギヤ機構の振動に起因してケースの外部に放出される音を小さくし易い車両用駆動装置を実現する。 【解決手段】車両用駆動装置が備えるケース90は、回転電機MGが収容された第1収容室E1の少なくとも一部を形成する第1ケース部91と、ギヤ機構15が収容された第2収容室E2の少なくとも一部を形成する第2ケース部92と、第1収容室E1と第2収容室E2との間に配置された中間支持部93と、を備え、中間支持部93は、ロータ軸13を回転自在に支持する第3軸受B3を保持する軸受保持部94と、ギヤ機構15を支持するギヤ支持部95と、第1ケース部91及び第2ケース部92の少なくとも一方に固定される固定部96と、を備え、固定部96は、軸受保持部94及びギヤ支持部95に対して径方向Rの外側R2であって第3軸受B3よりも軸方向第1側L1に配置されている。 【選択図】図2
Inventors
- 松田 慎太郎
- 太田 幸児
- 越田 崇文
Assignees
- 株式会社アイシン
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (4)
- ロータを備えた回転電機と、 車輪に駆動連結される出力部材と、 前記回転電機と前記出力部材との間で駆動力を伝達するギヤ機構と、 前記回転電機及び前記ギヤ機構を収容するケースと、を備え、 前記ケースは、前記回転電機が収容された第1収容室の少なくとも一部を形成する第1ケース部と、前記ギヤ機構が収容された第2収容室の少なくとも一部を形成する第2ケース部と、前記第1収容室と前記第2収容室との間に配置された中間支持部と、を備え、 前記ロータの回転軸心に沿う方向を軸方向とし、前記軸方向の一方側を軸方向第1側とし、前記軸方向の他方側を軸方向第2側とし、前記回転軸心に直交する方向を径方向として、 前記回転軸心上では、前記ギヤ機構は、前記ロータに対して前記軸方向第2側に配置され、 前記ロータと前記ギヤ機構との前記軸方向の間に、前記ロータと一体的に回転するロータ軸を回転自在に支持するロータ軸受が配置され、 前記中間支持部は、前記ロータ軸受を保持する軸受保持部と、前記ギヤ機構を支持するギヤ支持部と、前記第1ケース部及び前記第2ケース部の少なくとも一方に固定される固定部と、を備え、 前記固定部は、前記軸受保持部及び前記ギヤ支持部に対して前記径方向の外側であって前記ロータ軸受よりも前記軸方向第1側に配置されている、車両用駆動装置。
- 前記固定部は、前記回転電機に対して前記径方向の外側であって、前記径方向に沿う径方向視で前記回転電機と重複する位置に配置されている、請求項1に記載の車両用駆動装置。
- 前記中間支持部は、前記第2ケース部から離間しており、 前記固定部は、前記第1ケース部に固定されている、請求項1に記載の車両用駆動装置。
- 前記第1ケース部は、前記回転電機に対して前記径方向の外側において前記軸方向に沿って配置された筒状の第1周壁部を備え、 前記第2ケース部は、前記第1周壁部に対して前記径方向に離間した位置において前記軸方向に沿って配置された筒状の第2周壁部を備え、 前記第1周壁部と前記第2周壁部と前記回転電機とが前記径方向に沿う径方向視で重複するように配置されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用駆動装置。
Description
本発明は、回転電機を備える車両用駆動装置に関する。 回転電機を備える車両用駆動装置が知られている。特開2024-090827号公報(特許文献1)には、回転電機(1)と、互いに噛み合う第1遊星ギヤ(PG1)と第1リングギヤ(RG1)とを備えたギヤ機構と、を収容するケース(9)を備えた車両用駆動装置が開示されている。 特開2024-090827号公報 実施形態に係る車両用駆動装置の骨子図実施形態に係る車両用駆動装置の軸方向に沿う断面図 以下、車両用駆動装置10の実施形態について図面を参照して説明する。 図1は、車両用駆動装置10が搭載された車両8の一例を示す図である。車両用駆動装置10は、回転電機MGを備えている。回転電機MGは、車両8の駆動力源である。車両8の例としては、バッテリ車両(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車両(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)、内燃機関及び回転電機を備えたハイブリッド車両(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車両(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、等が挙げられる。車両8は、三輪車であってもよく四輪車であってもよい。本実施形態では、車両8は四輪のバッテリ車両である。本実施形態では、車両8は一対の車輪(第1車輪W1、第2車輪W2)を備えている。車両用駆動装置10は、回転電機MGを収容するケース90を備えている。 回転電機MGは、車輪(第1車輪W1、第2車輪W2)の駆動力源として機能する。回転電機MGは、電力の供給を受けて動力を発生するモータ(電動機)としての機能と、動力の供給を受けて電力を発生するジェネレータ(発電機)としての機能とを有している。具体的には、回転電機MGは、バッテリやキャパシタ等の蓄電装置(図示を省略)と電気的に接続されている。そして、回転電機MGは、蓄電装置に蓄えられた電力により力行して駆動力を発生する。また、回転電機MGは、車輪(第1車輪W1、第2車輪W2)の側から伝達される駆動力により発電を行って蓄電装置を充電する。本実施形態では、回転電機MGはインナロータ型の回転電機である。 図2は車両用駆動装置10の一例を示す断面図である。回転電機MGは、ロータ12を備えている。回転電機MGは、ステータ11を備えている。ここで、ロータ12の回転軸心である回転軸心A1に沿う方向を「軸方向L」とする。軸方向Lの一方側を軸方向第1側L1とし、軸方向Lの他方側を軸方向第2側L2とする。回転軸心A1に直交する方向を「径方向R」とする。径方向Rにおいて、回転軸心A1の側を内側R1とし、その反対側を外側R2とする。回転軸心A1を周回する方向を「周方向C」とする。 車両用駆動装置10は、ロータ12と一体的に回転するロータ軸13を備えている。ロータ軸13は、筒状に形成されている。車両用駆動装置10は、ロータ軸13を回転自在に支持する第2軸受B2及び第3軸受B3を備えている。 回転電機MGのステータ11は、円筒状のステータコア11aを備えている。ステータコア11aは、ケース90に固定されている。ステータ11は、ステータコイル11bを備えている。ステータコイル11bは、ステータコア11aに対して軸方向Lの両側に突出したコイルエンド部が形成されるように、ステータコア11aに巻装されている。本実施形態では、回転電機MGは回転界磁型の回転電機である。 回転電機MGのロータ12は、円筒状のロータコア12aを備えている。ロータコア12aは、ステータコア11aに対して回転自在に支持されている。本実施形態では、ロータコア12aは、ロータ軸13と一体的に回転するように連結されている。本実施形態では、ロータ軸13は、ロータコア12aに対して径方向Rの内側R1を軸方向Lに貫通するように配置されている。ロータコア12aには、永久磁石が設けられている。 車両用駆動装置10は、出力部材を備えている。出力部材は、車輪(第1車輪W1、第2車輪W2)に駆動連結されている。「出力部材」の例としては、後述する第1傘歯車62、第2傘歯車63、それらのスプライン係合部63d、第1ドライブシャフトDS1、第2ドライブシャフトDS2、連結軸17、等が挙げられる。本実施形態では、スプライン係合部63dが出力部材である。 ここで、「駆動連結」とは、2つの回転要素が駆動力を伝達可能に連結された状態を指し、当該2つの回転要素が一体的に回転するように連結された状態、或いは当該2つの回転要素が1つ又は2つ以上の伝動部材を介して駆動力を伝達可能に連結された状態を含む。このような伝動部材としては、回転を同速で又は変速して伝達する各種の部材、例えば、軸、歯車機構、ベルト、チェーン等が含まれる。尚、伝動部材として、回転及び駆動力を選択的に伝達する係合装置、例えば、摩擦係合装置、噛み合い式係合装置等が含まれていても良い。ただし、遊星歯車機構の回転要素について「駆動連結」という場合には、当該遊星歯車機構の他の回転要素を介することなく駆動連結されている状態を指すものとする。 また、「一体的に回転」とは、分離可能か分離不可能かは問わず一体的に回転することをいう。即ち、一体的に回転する複数の部材は同一部材から一体的に形成されていてもよいし、別部材によって構成されて溶接やスプライン結合等によって一体化されていてもよい。 車両用駆動装置10は、回転電機MGと出力部材との間で駆動力を伝達するギヤ機構15を備えている。回転軸心A1上では、ギヤ機構15がロータ12に対して軸方向第2側L2に配置されている。ロータ12とギヤ機構15との前記軸方向Lの間には、ロータ12と一体的に回転するロータ軸13を回転自在に支持する第3軸受B3が配置されている。第3軸受B3は、「ロータ軸受」に相当する。 ギヤ機構15の例としては、減速機30、差動歯車装置40、2段または3段以上の多段変速機、歯車を有する無段変速機、等が挙げられる。本実施形態では、ギヤ機構15は減速機30及び差動歯車装置40の両方である。減速機30は、ロータ12の回転を減速して出力部材の側に伝達する。差動歯車装置40は、回転電機MGの側から伝達される駆動力を一対の出力部材に分配する。なお、ギヤ機構15が、減速機30及び差動歯車装置40の一方であってもよい。 車両用駆動装置10は、一対の出力部材の一方と一体的に回転するように連結された連結軸17を備えている。本実施形態では、ロータ12と一対の出力部材と連結軸17とが、回転軸心A1上に配置されている。本実施形態では、減速機30は、回転軸心A1上に配置されている。 ロータ12は、差動歯車装置40に対して軸方向第1側L1に配置されている。本実施形態では、ロータ12、減速機30、及び差動歯車装置40は、記載の順に軸方向第1側L1から軸方向第2側L2に向けて配置されている。本実施形態では、回転電機MG、減速機30、出力部材の回転軸が同軸である。なお、回転電機MG、減速機30、出力部材の回転軸が異なる場合に、減速機30及び差動歯車装置40の一方がロータ12と径方向Rに沿う径方向視で重複していてもよい。 減速機30は、遊星歯車機構を用いて構成されている。減速機30が備える遊星歯車機構は、サンギヤSGを備えている。サンギヤSGは、ロータ12と一体的に回転するように連結されている。本実施形態では、サンギヤSGは、溶接によりロータ軸13と一体的に回転するように連結されている。 減速機30が備える遊星歯車機構はキャリヤCRを備えている。キャリヤCRは、第1遊星ギヤPG1及び第2遊星ギヤPG2を回転自在に支持するように構成されている。第1遊星ギヤPG1と第2遊星ギヤPG2とは、互いに一体的に回転するように連結されている。 減速機30が備える遊星歯車機構は、第1リングギヤRG1を備えている。第1リングギヤRG1は、ケース90に固定されている。第1遊星ギヤPG1は、サンギヤSGと第1リングギヤRG1とに噛み合っている。遊星歯車機構は、第2リングギヤRG2を備えている。第2遊星ギヤPG2は、第2リングギヤRG2に噛み合っている。第2遊星ギヤPG2は、第1遊星ギヤPG1よりも小径に形成されている。第2リングギヤRG2は、後述の差動歯車装置40の入力要素に回転を伝達する。本実施形態では、減速機30がロータ12の回転を減速して差動歯車装置40に伝達する。 差動歯車装置40は、差動ケース50と、当該差動ケース50に収容された差動歯車機構60と、を備えている。本実施形態では、差動歯車装置40は、傘歯車式の差動歯車装置である。本実施形態では、減速機30及び差動歯車装置40の両方がケース90に収容されている。 差動ケース50は、出力部材の回転軸心を中心として回転するように構成されている。差動ケース50は、第2リングギヤRG2と一体的に回転する。差動ケース50は、差動歯車装置40の入力要素である。差動ケース50は、軸方向Lに2つに分割された構造を有している。本実施形態では、出力部材の回転軸心は回転軸心A1と同軸である。 差動ケース50は、第1部材51及び第2部材52を備えている。第1部材51及び第2部材52は、互いに軸方向Lに接合されるように構成されている。本実施形態では、第1部材51は、差動歯車機構60を軸方向第1側L1から覆うように形成されている。第2部材52は、差動歯車機構60を軸方向第2側L2から覆うように形成されている。 差動ケース50は、リングギヤ固定部53を備えている。リングギヤ固定部53は、第2リングギヤRG2と固定されている。本実施形態では、リングギヤ固定部53は、溶接により第2リングギヤRG2に固定されている。リングギヤ固定部53は、第1部材51から径方向Rの外側R2に向けて突出するように形成されている。 差動歯車機構60は、支持軸部材61と、複数の第1傘歯車62と、一対の第2傘歯車63と、を備えている。支持軸部材61は、差動ケース50に固定されている。支持軸部材61は、差動ケース50と一体的に回転する。支持軸部材61は、差動ケース50の第1部材51と第2部材52とに軸方向Lの両側から挟まれた状態で固定されている。 複数の第1傘歯車62のそれぞれは、その軸心を中心として回転(自転)自在、かつ、出力部材の回転軸心を中心として回転(公転)自在に構成されている。差動ケース50は、複数の第1傘歯車62と、一対の第2傘歯車63と、を内部に収容している。 一対の第2傘歯車63の一方は、連結軸17を介して軸方向第1側L1の車輪である第1車輪W1に駆動連結されている。一対の第2傘歯車63の他方は、軸方向第2側L2の車輪である第2車輪W2に駆動連結された第2ドライブシャフトDS2と一体的に回転するように連結されている。一対の第2傘歯車63は、それぞれ、第1傘歯車62に噛み合うギヤ部と、連結軸17又は第2ドライブシャフトDS2に連結されるスプライン係合部63dとを備えている。 第1傘歯車62は、減速機30及び中空筒状のロータ軸13の径方向Rの内側R1を通って軸方向Lに沿って延在する連結軸17に連結されている。連結軸17は、軸方向第1側L1の車輪である第1車輪W1に駆動連結された第1ドライブシャフトDS1と一体的に回転するように連結されている。 車両用駆動装置10は、回転電機MG及びギヤ機構15を収容するケース90を備えている。ケース90は、第1ケース部91と第2ケース部92とを備えている。第1ケース部91は、軸方向第2側L2に開口する有底筒状に形成されている。第2ケース部92は、軸方向第1側L1に開口する有底筒状に形成されている。本実施形態では、第1ケース部91及び第2ケース部92はそれぞれ円筒状であるが、多角形筒状であってもよい。 本実施形態では、第1ケース部91と第2ケース部92