JP-2026076809-A - 車両用シート
Abstract
【課題】 個人差を吸収して適切にサポート機能を発揮することが可能な車両用シートの一例を開示する。 【解決手段】 制御部8は、舵角センサ34により検出された操舵角が予め決められた値を超え、かつ、圧力センサ6が検出した値が基準値Po未満となったときに、接触圧力を上昇させるように押圧機構7を作動させる操舵補助制御が実行可能である。基準値Poとは、状態検出部35が検出した運転操作状態が予め決められた状態となった時に、圧力センサ6が検出した圧力である。これにより、当該車両用シートでは、基準値Poに基づいて押圧機構(7)が制御されるので、個人差を吸収して適切にサポート機能を発揮することが可能となり得る。 【選択図】 図2
Inventors
- 澤平 想
- ▲高▼面 啓
- 土屋 貴裕
Assignees
- トヨタ紡織株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (5)
- 車両を運転する者が運転操作時に着座する車両用シートにおいて、 シートバックのうち運転者の肩胛骨に対応する部位に配置された圧力センサと、 前記シートバックのうち運転者の肩胛骨に対応する部位に配置された押圧機構であって、当該部位と運転者との接触圧力を変更することが可能な押圧機構と、 運転者の運転操作状態を直接的又は間接的に検出する状態検出部と、 前記圧力センサが検出した値が記憶される記憶部と、 車両の操舵角を直接的又は間接的に検出する舵角センサからの信号が入力されるセンサ入力部と、 前記押圧機構の作動を制御する制御部とを備え、 前記制御部は、前記状態検出部が検出した運転操作状態が予め決められた状態となった時に、前記圧力センサが検出した値を前記記憶部に記憶させ、 前記記憶部に記憶されている値を基準値としたとき、 前記制御部は、前記舵角センサにより検出された操舵角が予め決められた値を超え、かつ、前記圧力センサが検出した値が前記基準値未満となったときに、前記接触圧力を上昇させるように当該押圧機構を作動させる操舵補助制御が実行可能である車両用シート。
- 前記状態検出部は、少なくともアクセルの操作量を示す信号が入力される入力部を有しており、 さらに、前記制御部は、前記アクセルが操作されて停止状態の車両が前進した時に、前記「運転操作状態が予め決められた状態となった時」とみなす請求項1に記載の車両用シート。
- 車両を運転する者が運転操作時に着座する車両用シートにおいて、 シートバックのうち運転者の肩胛骨に対応する部位に配置された圧力センサと、 前記シートバックのうち運転者の肩胛骨に対応する部位に配置された押圧機構であって、当該部位と運転者との接触圧力を変更することが可能な押圧機構と、 前記圧力センサが検出した値が記憶される記憶部と、 車両の操舵角を直接的又は間接的に検出する舵角センサからの信号が入力されるセンサ入力部と、 前記押圧機構の作動を制御する制御部と、 利用者により操作される操作部とを備え、 前記制御部は、前記操作部が操作された時に、前記圧力センサが検出した値を前記記憶部に記憶させ、 前記記憶部に記憶されている値を基準値としたとき、 前記制御部は、前記舵角センサにより検出された操舵角が予め決められた値を超え、かつ、前記圧力センサが検出した値が前記基準値未満となったときに、前記接触圧力を上昇させるように当該押圧機構を作動させる操舵補助制御が実行可能である車両用シート。
- 前記操舵補助制御の実行時には、前記制御部は、前記圧力センサが検出した値が前記基準値に維持されるように前記押圧機構を作動させる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用シート。
- 前記押圧機構は、静電アクチュエータを有して構成されている請求項4に記載の車両用シート。
Description
本開示は、車両の運転者が利用する車両用シートに関する。 例えば、特許文献1に記載の発明では、運転者が環状のステアリングを回転操作したとき、当該運転者とシートバックとが大きく離間することを抑制すべく、ステアリング操作に応じて、シートバックの上部の向きを変更する。 特開2017-81460号公報 第1実施形態に係る車両用シートを示す図である。第1実施形態に係る車両用シートの制御系ブロック図である。圧力センサ及び押圧機構等を示す構造図である。圧力センサ及び押圧機構等を示す構造図である。操舵補助制御等の作動を示すフローチャートである。第2実施形態に係る車両用シートの制御系ブロック図である。 以下の「発明の実施形態」は、本開示の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されない。 本実施形態は、車両の運転席に搭載されるシート(以下、車両用シートという。)に本開示に係る車両用シートが適用された例である。各図に付された方向を示す矢印及び斜線等は、各図相互の関係及び部材又は部位の形状等を理解し易くするために記載されたものである。 したがって、当該車両用シートは、各図に付された方向に限定されない。各図に示された方向は、本実施形態に係る車両用シートが車両に組み付けられた状態における方向である。斜線が付された図は、常に断面図を示すものではない。 少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位は、「1つの」等の断りがされた場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。本開示に示された車両用シートは、少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位等の構成要素、並びに図示された構造部位のうち少なくとも1つを備える。 (第1実施形態) <1.車両用シートの概要> 車両用シート1は、図1に示されるように、シートクッション3及びシートバック5等を少なくとも備える。シートクッション3は着席者の臀部を支持するための部位である。シートバック5は着席者の背部を支持するための部位である。 シートバック5のうち運転者の肩胛骨に対応する部位には、圧力センサ6及び押圧機構7等は配置されている。具体的には、右側の肩胛骨に対応する部位には、第1圧力センサ6A及び第1押圧機構7A等は配置されている。左側の肩胛骨に対応する部位には、第2圧力センサ6B及び第2押圧機構7B等は配置されている。 以下、圧力センサ6とは、第1圧力センサ6A及び第2圧力センサ6Bの総称、又は任意の圧力センサを意図する。同様に、押圧機構7とは、第1押圧機構7A及び第2押圧機構7Bの総称、又は任意の押圧機構を意図する。 そして、圧力センサ6は、シートバック5のうち運転者の肩胛骨に対応する部位(以下、対象部位という。)に発生する面圧を検出する。押圧機構7は、当該対象部位と運転者との接触圧力を変更するための機構である。 本実施形態に係る押圧機構7は、静電アクチュエータや圧電素子等の電気式アクチュエータにて構成されている。なお、圧力センサ6及び押圧機構7は、図3に示されるように、表皮5Aとバックパッド5Bとの間に配置されている。 具体的には、バックパッド5Bには、表皮部5A側から後方側に陥没した凹部5Cが設けられている。当該凹部5Cには、押圧機構7が収納されている。そして、圧力センサ6は、表皮5Aと押圧機構7との間に配置されている。 押圧機構7の作動は、図2に示されるように、制御部8により制御される。制御部8には、圧力センサ6の検出信号が入力されている。制御部8は、当該検出信号を利用してソフトウェアに従って押圧機構7の作動を制御する。 なお、制御部8は、ROM、RAM及びCPU等を有する電子制御方式のコントローラである。上記のソフトウェアは、ROM等の不揮発性記憶部(図示せず。)に予め記憶されている。 制御部8には、記憶部9が設けられている。記憶部9は、圧力センサ6により検出された値を記憶する。なお、当該記憶部9は、書き換え可能な不揮発性記憶装置にて構成されている。このため、記憶部9への電源供給が停止した状態であっても、当該記憶部9は、記憶した値(以下、基準値Poという。)を保持する。 制御部8には入力部10が設けられている。入力部10は、車両側から発信された信号が入力されるインターフェイスである。当該入力部10には、車両に設けられた各種センサ31、32、34及びスタートスイッチ33から発信された信号が入力されている。 アクセルセンサ31は、アクセルペダル等の車両加速操作器の操作量を検出する。なお、本実施形態では、車両走行用駆動源として内燃機関を想定している。このため、アクセルセンサ31は、アクセルペダルの操作量又はスロットルバルブの操作量を示す信号を発信する。 車速センサ32は、車両の速度を検出する。なお、本実施形態に係る制御部8は、車両が前進しているときの速度を利用する。スタートスイッチ33は、利用者により手動操作されるスイッチであって、車両に搭載された電装部品への電力供給を開始するためのスイッチである。 舵角センサ34は、車両の操舵角を直接的又は間接的に検出する。なお、本実施形態に係る舵角センサ34は、ステアリングホィール(図示せず。)の操作角度を検出する。そそして、本実施形態では、アクセルセンサ31、車速センサ32及びスタートスイッチ33等により、状態検出部35が構成されている。 状態検出部35は、運転者の運転操作状態を直接的又は間接的に検出するための検出部である。具体的には、当該状態検出部35は、運転者が車両用シート1に着席したときの運転姿勢(ドライビングポジション)が、基準となる運転姿勢となっているか否かを間接的に検出するための検出部である。 そして、本実施形態では、「基準となる運転姿勢」となっているときに圧力センサ6が検出した値が記憶部9に記憶される。換言すれば、基準値Poは、「基準となる運転姿勢」となっているときに圧力センサ6が検出した値(以下、検出圧力という。)である。 このため、制御部8は、状態検出部35が検出した運転操作状態が予め決められた状態となった時に、検出圧力を記憶部9に記憶させる。具体的には、制御部8は、アクセルが操作されて停止状態の車両が前進した時に、「運転操作状態が予め決められた状態となった時」とみなして、その時の検出圧力を記憶部9に記憶させる。 <2.押圧機構の制御> <2.1 制御の概要> 制御部8は、押圧機構7の制御として、操舵補助制御が実行可能である。操舵補助制御とは、舵角センサ34により検出された操舵角が予め決められた値を超え、かつ、検出圧力が基準値Po未満となったときに、対象部位と運転者との接触圧力(以下、単に「接触圧力」という。)を上昇させるように押圧機構7を作動させる制御である。 なお、本実施形態に係る操舵角についての「予め決められた値(以下、基準操舵角という。)」は、0度である。そして、制御部8は、操舵補助制御の実行時には、検出圧力が基準値Poに維持されるように押圧機構7を作動させる。 具体的には、制御部8は、操舵角が0より大きくなり、かつ、検出圧力が基準値Po未満となったときには、押圧機構7の押圧部を前方側に変位させる(図4参照)。そして、押圧機構7の押圧部が前方側に変位している状態において、検出圧力が基準値Poを超えた場合には、制御部8は、当該押圧部を当該状態により後方側に変位させる。 なお、検出圧力が基準値Po以上の場合には、上記押圧部は初期位置にある。初期位置とは、押圧部の変位量が0となる位置である。換言すれば、検出圧力が基準値Po以上の場合には、制御部8は、運転者の運転操作状態が予め決められた状態、つまり「基準となる運転姿勢」になっていると判断する。 <2.1 制御の詳細(図5参照)> 図3は、操舵補助制御等の作動を示すフローチャートである。当該操舵補助制御等は、スタートスイッチ33が投入されたときに、制御部8にて実行される。制御部8は、スタートスイッチ33が投入されると、アクセルが操作されて停止状態の車両が前進し始めたか否かを判断する(S1)。 アクセルが操作されて停止状態の車両が前進し始めたと判断された場合には(S1:YES)、制御部8は、その判断をした時に検出された検出圧力を記憶部9に記憶させる(S3)。 検出圧力が記憶部9に記憶されると、制御部8は、操舵角が基準操舵角を超えたか否かを判断する(S5)。操舵角が基準操舵角を超えたと判断された場合には(S5:YES)、制御部8は、検出圧力は基準値Po未満となったか否かを判断する(S7)。 検出圧力が基準値Po未満となったと判断された場合には(S7:YES)、制御部8は、操舵補助制御を実行する(S9)。そして、制御部8は、スタートスイッチ33が遮断された場合に(S11:YES)、本制御を停止させる。 <3.本実施形態に係る車両用シートの特徴> 本実施形態に係る車両用シート1は、操舵角が基準操舵角を超え、かつ、検出圧力が基準値Po未満となったときに、接触圧力を上昇させるように押圧機構7を作動させる。これにより、当該車両用シート1では、基準値Poに基づいて押圧機構7が制御されるので、個人差を吸収して適切にサポート機能を発揮することが可能となり得る。 すなわち、基準値Poは、当該車両用シート1に着座する運転者の体格等に応じて変化する値である。そして、当該車両用シート1では、当該基準値Poを利用して押圧機構7の作動を制御する。 つまり、制御部8は、基準値Poが決定されたときの運転操作状態(ドライビングポジション)となる接触圧力となるように押圧機構7を制御するので、当該運転者に適したサポート機能を発揮することが可能となり得る。 押圧機構7は、静電アクチュエータ等の電気式アクチュエータにて構成されているので、押圧機構7を検出圧力の変化に機敏に対応させて制御することが可能である。延いては、適切にサポート機能を発揮することが可能となり得る。 (第2実施形態) 上述の実施形態では、状態検出部35を利用して制御部8が自動的に基準値Poとすべき検出圧力を決定する構成であった。これに対して、本実施形態では、利用者が基準値Poとすべき検出圧力を決定する構成である。 具体的には、本実施形態に係る車両用シート1では、図6に示されるように、操作スイッチ11が設けられている。操作スイッチ11は、利用者により操作される操作部の一例である。当該操作スイッチ11の信号は、制御部8に入力されている。 なお、「利用者」とは、運転者に加えて、運転者以外の者(例えば、助手席に乗車している者や第三者等)も含まれる。つまり、操作スイッチ11を操作可能な者であれば、誰であってもよい。 そして、制御部8は、操作スイッチ11が操作された時に、圧力センサ6が検出した検出圧力を記憶部9に記憶させる。つまり、本実施形態では、操作スイッチ11が操作された時の検出圧力が基準値Poとなる。 なお、上述の実施形態と同一の構成要件等は、上述の実施形態と同一の符号が付されている。このため、本実施形態では、重複する説明は省略されている。 (その他の実施形態) 上述の第1実施形態では、アクセルセンサ31、車速センサ32及びスタートスイッチ33により状態検出部35が構成されていた。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、上記に加えて、シフトレバー又はシフトスイッチのポジションを検出するセンサ、及びパーキングブレーキの状態を検出するセンサも含めて状態検出部35が構成されていてもよい。 つまり、アクセルセンサ31、車速センサ32及びスタートスイッチ33により、車両が停止状態の車両が前進し始めたときであって、シフトレバー又はシフト