JP-2026076818-A - 測距装置、測距方法およびプログラム
Abstract
【課題】フレームレートを低下させることなく、測距精度を向上させる。 【解決手段】測距装置は、複数の発光素子を有する発光部と、複数の受光素子を有する受光部と、前記複数の発光素子を個別に発光させて所定の走査範囲に光を投光する測距動作を行う制御手段と、前記測距動作において前記発光部で発光された光が物体に投光され、当該物体から反射した光を前記受光部が受光するまでの時間に基づいて前記物体までの距離を求める計測手段と、を有し、前記計測手段は、所定のフレームレートで前記物体までの距離情報を含む測距結果を作成し、前記制御手段は、1フレームにおける前記測距動作の回数が増加しないように、前のフレームでの測距動作において前記計測手段により得られた測距結果に基づいて、次のフレームでの測距動作の回数を決定する。 【選択図】図1
Inventors
- 花坂 剛史
- 福田 浩一
- 岡本 康平
- 若嶋 駿一
Assignees
- キヤノン株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (20)
- 複数の発光素子を有する発光部と、 複数の受光素子を有する受光部と、 前記複数の発光素子を個別に発光させて所定の走査範囲に光を投光する測距動作を行う制御手段と、 前記測距動作において前記発光部で発光された光が物体に投光され、当該物体から反射した光を前記受光部が受光するまでの時間に基づいて前記物体までの距離を求める計測手段と、を有し、 前記計測手段は、所定のフレームレートで前記物体までの距離情報を含む測距結果を作成し、 前記制御手段は、1フレームにおける前記測距動作の回数が増加しないように、前のフレームでの測距動作において前記計測手段により得られた測距結果に基づいて、次のフレームでの測距動作の回数を決定することを特徴とする測距装置。
- 前記制御手段は、前記前のフレームにおいて前記測距動作を複数回行って前記計測手段により得られた測距結果に基づいて、前記次のフレームでの測距動作の回数を決定し、 前記次のフレームでの測距動作の回数はゼロを含むことを特徴とする請求項1に記載の測距装置。
- 前記制御手段は、前記前のフレームでの測距動作において前記計測手段により得られた測距結果に基づいて前記所定の走査範囲に含まれる物体の状態を判定し、前記物体の状態に応じて前記次のフレームでの測距動作の回数を決定することを特徴とする請求項1に記載の測距装置。
- 前記物体の状態は、前記物体の反射率および/または前記物体までの距離であり、 前記制御手段は、第1の反射率および/または第1の距離の物体に対する前記測距動作の回数を増加し、前記第1の反射率の物体に対する前記測距動作の回数を増加した分だけ前記第1の反射率より高い第2の反射率および/または前記第1の距離より近い第2の距離の物体に対する前記測距動作の回数を減少させることを特徴とする請求項3に記載の測距装置。
- 前記計測手段は、1フレームの測距結果として、前記受光素子が前記物体からの反射光を受光するまでの光の飛行時間と、前記受光素子が前記物体からの反射光を受光した頻度であるカウント値との関係を示すヒストグラムを作成し、 前記受光素子ごとのヒストグラムに基づいて、1フレームにおける前記複数の受光素子の前記カウント値であるカウントマップと、前記物体までの距離に対応する距離マップとを作成することを特徴とする請求項1に記載の測距装置。
- 前記制御手段は、前記前のフレームで得られた前記距離マップおよび/または前記カウントマップに基づいて、前記次のフレームでの前記測距動作の回数を決定することを特徴とする請求項5に記載の測距装置。
- 前記発光部は、前記複数の発光素子が互いに直交する行方向と列方向に二次元状に配列され、 前記測距動作は、1行の発光素子を同時に発光させると共に、前記1行の発光素子を前記列方向に順次に発光させる動作を含むことを特徴とする請求項6に記載の測距装置。
- 前記制御手段は、前記次のフレームでの前記1行あたりの発光素子の発光回数を、前記前のフレームでの前記1行あたりの発光素子の発光回数とカウント値とに基づいて決定することを特徴とする請求項7に記載の測距装置。
- 前記制御手段は、前記前のフレームでのi行目(iは自然数)の発光素子の発光回数と、前記前のフレームでのi行目の発光素子のカウント値の合計とからi行目の発光素子の1回の発光における推定受光確率を算出し、前記推定受光確率に基づいて前記次のフレームでのi行目の発光素子の発光回数を決定することを特徴とする請求項8に記載の測距装置。
- 前記制御手段は、前記前のフレームでのi行目の発光素子の発光回数に比例し、前記前のフレームでのi行目の発光素子のカウント値の合計に反比例するように、前記次のフレームでのi行目の発光素子の発光回数を決定することを特徴とする請求項9に記載の測距装置。
- 前記制御手段は、前記次のフレームでのi行目の発光素子の発光回数を、前記前のフレームでのi行目の測距結果の平均値の二乗に比例するように決定することを特徴とする請求項7に記載の測距装置。
- 前記制御手段は、前記発光素子が発光する行を順不同に制御することを特徴とする請求項7に記載の測距装置。
- 前記発光素子の発光回数は、下限値および/または上限値が設けられることを特徴とする請求項7に記載の測距装置。
- 前記所定の走査範囲を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により生成された画像から所定の物体を検出する検出手段と、を有し、 前記制御手段は、前記測距動作において、前記発光素子で発光された光が前記所定の物体に投光されるように前記発光部を制御することを特徴とする請求項1に記載の測距装置。
- 前記制御手段は、前記発光素子の発光回数に代えて前記発光素子を発光させるパルス幅を制御することを特徴とする請求項7に記載の測距装置。
- 前記発光部で発光された光は、像側テレセントリックレンズを介して前記物体に投光され、前記受光部は、前記物体から反射した光を前記像側テレセントリックレンズを介して受光することを特徴とする請求項1に記載の測距装置。
- 前記発光部で発光された光を前記像側テレセントリックレンズに導くと共に、前記物体から反射した光を前記受光部に導くビームスプリッタを有することを特徴とする請求項16に記載の測距装置。
- 前記発光部は前記像側テレセントリックレンズに平行光を入射し、前記像側テレセントリックレンズは、前記像側テレセントリックレンズに入射する平行光を平行光として出射することを特徴とする請求項16に記載の測距装置。
- 複数の発光素子を有する発光部と、複数の受光素子を有する受光部と、を備える測距装置によって実行される測距方法であって、 前記複数の発光素子を個別に発光させて所定の走査範囲に光を投光する測距動作を行う制御ステップと、 前記測距動作において前記発光部で発光された光が物体に投光され、当該物体から反射した光を前記受光部が受光するまでの時間に基づいて前記物体までの距離を求める計測ステップと、を有し、 前記計測ステップでは、所定のフレームレートで前記物体までの距離情報を含む測距結果を作成し、 前記制御ステップでは、1フレームにおける前記測距動作の回数が増加しないように、前のフレームでの測距動作において前記計測ステップで得られた測距結果に基づいて、次のフレームでの測距動作の回数を決定することを特徴とする測距方法。
- コンピュータを、請求項1から18のいずれか1項に記載された測距装置として機能させるためのプログラム。
Description
本発明は、距離を計測する技術に関する。 光を投光して物体からの反射光を受光するまでの光の飛行時間TOF(Time-Of-Flight)を計測することで、物体までの距離を計測する、TOF方式の測距方法が知られている。TOF方式では、受光素子が反射光を受光した頻度と飛行時間TOFに関するヒストグラムを作成し、ヒストグラムから求められた尤もらしい飛行時間TOFから距離を算出する。測距結果はヒストグラムの形状に依存するので、物体からの反射光のうち光源由来の反射光が多いほど測距精度が向上する一方、物体の反射率が低い場合や物体までの距離が遠い場合のように物体からの反射光が少ない場合は測距精度が低下する可能性がある。 特許文献1には、受光量が閾値を下回る場合、光走査速度を低下させて受光量を増加させ、測距精度を向上させる方法が記載されている。 特開2012-63236号公報 実施形態1に係る測距装置の構成を例示するブロック図。実施形態1~3に係る光源ユニットの構成を例示する模式図。実施形態1~3に係る受光素子アレイの構成を例示する模式図。実施形態1~3に係る投光光の状態を例示する図。実施形態1~3に係る物体に投光光が投光された状態を例示する図。実施形態1の変形例に係る測距動作を説明する図。実施形態2に係る測距装置の構成を例示するブロック図。実施形態3に係る測距動作を説明する図。 以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。 以下では、本実施形態の測距装置が、所定の走査範囲に光を投光してから所定の走査範囲に含まれる1つまたは複数の物体で反射した光を受光するまでの光の飛行時間TOF(Time-Of-Flight)に基づいて物体までの距離情報を求める例を説明する。 なお、本実施形態の測距装置および測距方法は、例えば、LiDAR(Light Detection And Ranging)、デジタルカメラなどの撮像装置、カメラ機能を有する電子機器(スマートフォン、ゲーム機、タブレット端末、医療機器など)、自動車などの車両、ロボットなどの移動体に適用可能である。 [実施形態1] まず、第1の実施形態について説明する。 <装置構成> 図1は、本実施形態に係る測距装置の構成を例示するブロック図である。 本実施形態の測距装置100は、投光ユニット110、計測ユニット120、像側テレセントリックレンズ130、メイン制御部140およびビームスプリッタ150を含む。 投光ユニット110は、発光部111と光学素子112を含む光源ユニット113と、光源制御部114と、を含む。発光部111は、図2で後述する複数の発光素子211が二次元状に配列された発光素子アレイ210を含む。光学素子112は、図2で後述するコリメータレンズアレイ220とマイクロレンズアレイ230とを含む。 光源制御部114は、発光素子アレイ210の駆動を制御する。光源制御部114は、複数の発光素子211を個別に駆動したり、特定のエリアごとに駆動したりする。光源制御部114は、プロセッサおよびメモリを含んでもよく、メモリに格納されているプログラムを光源制御部114のプロセッサが実行することにより発光素子アレイ210の駆動を制御してもよい。また、光源制御部114は、メイン制御部140の指示に応じて発光素子アレイ210の駆動を制御してもよい。 計測ユニット120は、受光部121、TDC(Time-to-Digital Convertor)アレイ部122、信号処理部123および計測制御部124を含む。受光部121は、図3で後述する受光素子アレイ310を含む。受光素子アレイ310は、二次元状に配列された複数の受光素子311を含み、各受光素子311は、複数のサブ受光素子312を含む。 TDCアレイ部122は、サブ受光素子312の受光検出信号に基づいて光の飛行時間TOFを計測する。信号処理部123は、TDCアレイ部122で計測される飛行時間TOFの計測結果に基づいて受光素子ごとのヒストグラムを作成する。また、信号処理部123は、ヒストグラムに基づいて、1フレームにおける複数の受光素子のカウント値であるカウントマップと、物体までの距離に対応する距離マップとを含む測距結果を作成する。このように、信号処理部123は、所定のフレームレート(例えば、10~30fps)で測距結果を作成する。 計測制御部124は、受光部121、TDCアレイ部122および信号処理部123の動作を制御する。また、計測制御部124は、プロセッサおよびメモリを含んでもよく、メモリに格納されているプログラムを計測制御部124のプロセッサが実行することにより受光部121、TDCアレイ部122および信号処理部123の動作を制御してもよい。また、信号処理部123の処理を、信号処理部123に代えて計測制御部124のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。 メイン制御部140は、例えばCPUなどのプロセッサと、RAMやROMなどのメモリとを含み、例えば、メモリに格納されているプログラムをプロセッサで実行することにより測距装置100の全体の動作を制御する。また、本実施形態の光源制御部114、信号処理部123あるいは計測制御部124による処理を、メイン制御部140がメモリに格納されているプログラムをプロセッサで実行することにより実現してもよい。 本実施形態の測距装置100の動作の概要は以下の通りである。 光源ユニット113は、複数の発光素子211が一定の周期で光を瞬時に発するパルス発光を行う。パルス発光されたパルス光は、像側テレセントリックレンズ130を通過して前方の空間に向けて投光される。複数の発光素子211のそれぞれから発光されたパルス光は、所定の走査範囲(以下、画角)における異なる領域に投光される。投光された光のうち、所定の走査範囲内に存在する物体から反射した光の一部が、像側テレセントリックレンズ130を通過して受光部121により受光される。そして、発光素子211により発光されたパルス光が受光部121により受光されるまでの時間が飛行時間TOFであり、飛行時間TOFをTDCアレイ部122により計測する。ただし、1回の計測では、環境光等のノイズ光やダークカウントによるノイズ成分を除外できないこと、並びに、TDCアレイ部122の計測回路がノイズの影響等を受けることにより測距結果に大きな誤差が発生する可能性がある。そのため、発光から受光までの時間の計測(測距動作)を繰り返し行い、信号処理部123により飛行時間TOFの計測結果に基づいてヒストグラムを作成し、ノイズ成分の除去や計測結果の平均化等を行う。このようにして求められ飛行時間TOFを以下の式1に代入することにより、物体までの距離Lを高精度に求めることができる。 (式1) L=TOF×c/2 式1において、cは光速度である。 <光源ユニットの構成> 図2は、本実施形態に係る投光ユニット110に含まれる光源ユニット113の構成を例示する模式図である。 発光素子アレイ210は、発光素子211として垂直共振器面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting LASER(VCSEL))が基板上に二次元状に配列されている。 発光素子211は、垂直共振器面発光レーザに限定にする意図ではないが、一次元状または二次元状に集積可能であることが望ましい。発光素子211としては、例えば、端面発光型レーザ、LED(発光ダイオード)が適用できる。発光素子アレイ210は、発光素子211として端面発光型レーザを用いる場合は、基板上で一次元状に配列したレーザーバー、あるいは、レーザーバーを積層して二次元状に配列したレーザーバースタックを用いることもできる。また、発光素子アレイ210は、発光素子211として発光ダイオード(LED)を用いる場合には、基板上に発光ダイオードを二次元状に配列した構成で用いることができる。 本実施形態の測距装置100は、環境光の影響を抑制するために、発光素子211が発する光の波長を近赤外帯域とすることが望ましいが、これに限定される意図ではなく、環境光の影響を抑制できれば、他の帯域の光であってもよい。 垂直共振器面発光レーザは、端面発光型レーザや面発光レーザに使用されている材料を用いて半導体プロセスにより作成される。近赤外帯域の波長の光を放出する構成にする場合の主な材料は、GaAs系の半導体材料を用いることができる。この場合、垂直共振器面発光レーザを構成するDBR(分布反射型)反射鏡をなす誘電体多層膜は、屈折率の異なる材料からなる2つの薄膜を交互に周期的に積層して(GaAs/AlGaAs)構成することができる。発光させる光の波長を、化合物半導体の元素組み合わせや、組成を調整することで変更することができる。 垂直共振器面発光レーザには、活性層に電流とホールを注入するための電極が設けられており、光源制御部114により注入タイミングを制御することで、任意のパルス光や、変調光を放出することが可能である。光源制御部114は、例えば、発光素子211としての垂直共振器面発光レーザを個別に駆動したり、垂直共振器面発光レーザが二次元状に配列されたVCSELアレイの行方向や列方向、特定のエリアごとに駆動したりすることが可能である。 発光素子211としての垂直共振器面発光レーザから放出される光は、垂直共振器面発光レーザの開口部における回折現象により発散光となる。このため、発散光の発散角を制御したり、平行光へ変化させたりするために、コリメータレンズ221が二次元状に配列されたコリメータレンズアレイ220が(発光素子アレイ210と後述のマイクロレンズアレイ230との間に)配置される。本実施形態では、コリメータレンズアレイ220を構成するコリメータレンズ221は、発光素子211とそれぞれ1対1に対応するように配置される。コリメータレンズアレイ220によりコリメートされたVCSELアレイからの出射光は例えば、VCSELアレイ基板に垂直な方向の平行光として変換される。なお、開口径などにより、垂直共振器面発光レーザからの放射角が小さい場合などには、コリメータレンズ221は省略した構成としてもよい。マイクロレンズアレイ230は、二次元状に配列された複数のマイクロレンズ231を含む。発光素子211が発した光は、マイクロレンズ231で所定の発光径となって像側テレセントリックレンズ130を介して投光される。 <受光素子の構成> 図3は、本実施形態に係る受光素子アレイ310の構成を例示する模式図である。 受光素子アレイ310は、二次元状に配列された複数の受光素子311を含む。また、各受光素子311は、二次元状に配列された複数のサブ受光素子312を含む。複数のサブ受光素子はそれぞれ個別に駆動可能である。 なお、図3の例では、受光素子311は互いに直交する水平方向(行方向)および垂直方向(列方向)にそれぞれ3個ずつの3×3のサブ受光素子が配列されているが、水平方向および垂直方向に任意の数のm×n(m、nは自然数)のサブ受光素子312が配列されていてもよい。 <投光と受光の関係> 図4は、発光素子211により発光された光が像側テレセントリックレンズ130を通過した後の投光光の状態を例示する図である。 マイクロレンズ231と像側テレセントリックレンズ130は、レンズに入射する平行光が平行光としてレンズから出射するアフォーカル系の光学系である。アフォーカル系では、物体と像