JP-2026076824-A - 基準電圧源回路
Abstract
【課題】ベース電流誤差の影響を受けることがない基準電圧を出力可能とする。 【解決手段】第3のバイポーラトランジスタ3のコレクタ電流I C3 には、第1の抵抗器11の電流が供給される一方、第3のバイポーラトランジスタ3のベースには、第2のカレントミラー回路102の出力段Oc2-1から供給される電流が供給されてベース電流の補償が行われ、第3のバイポーラトランジスタ3のベース・エミッタ間電圧V BE3 は、ベース電流誤差の影響を受けることがない電圧となり、その結果、出力端子31にもベース電流誤差の影響を受けることがない基準電圧が得られるものとなっている。 【選択図】図2
Inventors
- 小金 伴弘
Assignees
- 日清紡マイクロデバイス株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (4)
- 正規化エミッタ面積比が1:mに設定され、ベースが相互に接続されたた第1のNPNバイポーラトランジスタと第2のNPNバイポーラトランジスタとを有し、 前記第1のNPNバイポーラトランジスタのコレクタが、第1のカレントミラー回路の第1の入力段に接続され、 前記第2のNPNバイポーラトランジスタのコレクタが、前記第1のカレントミラー回路の第1の出力段に接続され、 コレクタとベースが相互に接続された第3のNPNバイポーラトランジスタのエミッタが接地される一方、前記第3のNPNバイポーラトランジスタのコレクタが、第1の抵抗器を介して前記第1のNPNバイポーラトランジスタのエミッタに接続されると共に、前記第1の抵抗器及び第2の抵抗器を介して前記第2のNPNバイポーラトランジスタのエミッタに接続され、 前記第2のNPNバイポーラトランジスタのコレクタが、第1の電圧・電流変換回路の第1の入力段に接続され、前記第1の電圧・電流変換回路の第1の出力段が前記第2のNPNバイポーラトランジスタのベースに接続され、 前記第1のカレントミラー回路の第2の出力段が、エミッタが接地された第4のNPNバイポーラトランジスタのコレクタに接続され、 前記第1の電圧・電流変換回路の第2の出力段が、前記第4のNPNバイポーラトランジスタのコレクタに接続され、 前記第4のNPNバイポーラトランジスタのコレクタが、第2の電圧・電流変換回路の入力段に接続され、 前記第2の電圧・電流変換回路の第1の出力段が、前記第4のNPNバイポーラトランジスタのベースに接続され、 前記第2の電圧・電流変換回路の第2の出力段が、第2のカレントミラー回路の入力段に接続され、 前記第2のカレントミラー回路の出力段が、前記第3のNPNバイポーラトランジスタのベースに接続され、 前記第2のNPNバイポーラトランジスタのエミッタに基準電圧を出力可能としてなることを特徴とする基準電圧源回路。
- 前記第1及び第2のカレントミラー回路、並びに、前記第1及び第2の電圧・電流変換回路は、MOSトランジスタを用いてなることを特徴とする請求項1記載の基準電圧源回路。
- 前記第1の電圧・電流変換回路は、当該第1の電圧・電流変換回路の第1の出力段に生ずる電流に比例した電流が、当該第1の電圧・電流変換回路の第2の出力段に生ずるよう構成されてなることを特徴とする請求項2記載の基準電圧源回路。
- 前記第2の電圧・電流変換回路は、当該第2の電圧・電流変換回路の第1の出力段に生ずる電流に比例した電流が、当該第2の電圧・電流変換回路の第2の出力段に生ずるよう構成されてなることを特徴とする請求項3記載の基準電圧源回路。
Description
本発明は、アナログ回路において用いられる基準電圧の供給を可能とした基準電圧源回路に係り、特に、出力電圧特性の向上等を図ったものに関する。 基準電圧源回路は、各種のアナログ回路などにおいて必要とされる基準電圧を生成、供給する回路として用いられていることは、良く知られている通りである。 例えば、図4には、従来の基準電圧源回路の一回路構成例が示されており、以下、同図を参照しつつ、従来回路について説明する。 この基準電圧源回路は、いわゆるバンドギャップ・リファレンス回路を基本としてなるもので、ベースが出力端子Voutpに共通接続された第1及び第2のトランジスタQ1p,Q2pと、この第1及び第2のトランジスタQ1p,Q2pに対する能動負荷となるカレントミラー回路を構成する第3及び第4のトランジスタQ3p,Q4pとを主たる構成要素として構成されてなるものである。 なお、第1及び第2のトランジスタQ1p,Q2pには、NPNバイポーラトランジスタが、また、第3及び第4のトランジスタQ3p,Q4pには、PNPバイポーラトランジスタが、それぞれ用いられている。 かかる従来回路の動作について、以下説明する。 まず、NPNバイポーラトランジスタにおいては、次述する関係式が成立することは、良く知られている通りである。 IC=m×Is×exp(VBE/VT)・・・式1a IC=βnIB・・・式1b IC+IB=IE・・・式1c ここで、ICはコレクタ電流、mは正規化エミッタ面積比、Isは飽和電流、VBEはベース・エミッタ間電圧、βnはベース電流増幅率、IBはベース電流、IEはエミッタ電流である。 また、VTは熱電圧であり、ボルツマン定数k、絶対温度T、電気素量qを用いて、VT=k×T/qと求められるものである。 次いで、上述のNPNバイポーラトランジスタのベース電流増幅率βn及びPNPバイポーラトラジスタのベース電流増幅率βpは十分大きいと仮定すると、式1b、式1cからIB≒0、及び、IC≒IEが成立する。 このとき、PNPバイポーラトランジスタである第3及び第4のトランジスタQ3p,Q4pの正規化エミッタ面積比を等しく設定することで、NPNバイポーラトランジスタである第1のトランジスタQ1pのコレクタ電流IC1pと同じくNPNバイポーラトランジスタである第2のトランジスタQ2pのコレクタ電流IC2pが等しくなる。 また、第1及び第2のトランジスタQ1p,Q2pのコレクタ電流に必要なベース電流は、第5のトランジスタQ5pのエミッタから供給されるものとなっている。 したがって、第1のトランジスタQ1pと第2のトランジスタQ2pの正規化エミッタ面積比を、χ:1(但し、χは1より大きい自然数)とし、また、第1のトランジスタQ1pのベース・エミッタ間電圧をVBE1p、第2のトランジスタQ2pのベース・エミッタ間電圧をVBE2pとすると、第2の抵抗器R2pに流れる電流IPTATpは、先の式1aを用いて下記する式2のように表すことができる。 IPTATp=(VBE2p-VBE1p)/R2p={VT・ln(IC2p/Is)-VT・ln(IC1p/χIs)}/R2p=(VT/R2p)・ln(χ)・・・式2 しかして、第1の抵抗器R1pには、式2で表された電流IPTATpの2倍の電流が流れるため、出力端子VOUTpに発生する電圧は、下記する式3のように表される。 VOUTp=VBE1p+{1+(2R1p/R2p)}VT・ln(χ)・・・式3 ところで、NPNバイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧は、負の温度特性を有することが知られている(例えば、非特許文献1参照)。 したがって、上述の式3において、第1項のVBE1pの負の温度特性を、第2項の熱電圧VTの正の温度特性で打ち消すことで、出力電圧VOUTpを温度に不感な電圧とすることができる。 かかる従来回路は、NPNバイポーラトランジスタのベース電流増幅率βn及びPNPバイポーラトランジスタのベース電流増幅率βpが十分大きいことを仮定したものである。 半導体製造工程にあって、バイポーラプロセスの場合、ベース電流増幅率は100~200程度であるので、上述の仮定は成立するものであった。 A. PAUL BROKAW, “A Simple Three-Terminal IC Bandgap Reference”, (米), DECEMBER. 1974, IEEE Journal of Solid-State Circuits, vol. 6, no. 9, pp.388?393Michiel A.P. Pertijs, Johan H. Huijsing, "Precision Temperature Sensors in CMOS Technology", (米), Springer, 2006 本発明の実施の形態における基準電圧源回路の基本回路構成例を示す回路図である。図1に示された基本回路のより具体的な回路構成例を示す回路図である。本発明の実施の形態における基準電圧源回路の温度変化に対する出力電圧変化特性を示す特性線図である。従来の基準電圧源回路の回路構成例を示す回路図である。従来回路の温度変化に対する出力電圧変化特性を示す特性線図である。 以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図3を参照しつつ説明する。 なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。 最初に、本発明の実施の形態における基準電圧源回路の基本回路構成例について、図1を参照しつつ説明する。 本発明の実施の形態における基準電圧源回路は、第1及び第2のカレントミラー回路(図1においては、それぞれ「CM1」、「CM2」と表記)101,102と、第1及び第2の電圧・電流変換回路(図1においては、それぞれ「VI1」、「VI2」と表記)103,104と、第1乃至第4のバイポーラトランジスタ(図1においては、それぞれ「Q1」、「Q2」、「Q3」、「Q4」と表記)1~4とを主たる構成要素として構成されたものとなっている。 ここで、本発明の実施の形態において、第1乃至第4のバイポーラトランジスタ1~4には、NPNバイポーラトランジスタが用いられている。 以下、この基本回路構成例の回路構成について具体的に説明する。 第1及び第2のバイポーラトランジスタ1,2は、ベースが相互に接続される一方、第1のバイポーラトランジスタ1のコレクタは、第1のカレントミラー回路101の入力段Ic1-1に、第2のバイポーラトランジスタ2のコレクタは、第1のカレントミラー回路101の第1の出力段Oc1-1及び第1の電圧・電流変換回路103の入力段Iv1-1に、それぞれ接続されている。 そして、第1の電圧・電流変換回路103の第1の出力段Ov1-1は、第1及び第2のバイポーラトランジスタ1,2のベースに接続されている。 また、第1のカレントミラー回路101の第2の出力段Oc1-2と第1の電圧・電流変換回路103の第2の出力段Ov1-2は、共に第2の電圧・電流変換回路104の入力段Iv2-1及び第4のバイポーラトランジスタ4のコレクタに接続されている。 そして、第4のバイポーラトランジスタ4のベースは、第2の電圧・電流変換回路104の第1の出力段Ov2-1に接続される一方、第2の電圧・電流変換回路104の第2の出力段Ov2-2は、第2のカレントミラー回路102の入力段Ic2-1に接続されている。また、第4のバイポーラトランジスタ4のエミッタは、グランドに接続されている。 そして、第2のカレントミラー回路102の出力段Oc2-1は、第3のバイポーラトランジスタ3のベース及びコレクタに接続されている。 第3のバイポーラトランジスタ3は、エミッタがグランドに接続される一方、コレクタが第1の抵抗器11を介して第1のバイポーラトランジスタ1のエミッタに接続されると共に、第1及び第2の抵抗器11,12を介して第2のバイポーラトランジスタ2のエミッタに接続されるようになっている。 そして、第2のバイポーラトランジスタ2のエミッタは、出力端子31に接続されており、後述するように基準電圧が得られるようになっている。 かかる構成において、第1の電圧・電流変換回路103は、MOSトランジスタで構成されるため(詳細は後述)、この第1の電圧・電流変換回路103の第1の入力段Iv1-1には、直流電流が発生することはない。その一方、第1及び第2のバイポーラトランジスタ1,2のベースに接続された第1の電圧・電流変換回路103の第1の出力段Ov1-1には、第1及び第2のバイポーラトランジスタ1,2の各々のベース電流IB1とIB2の和に等しい電流のみが発生する。 そして、第1の電圧・電流変換回路103の第2の出力段Ov1-2には、第1の出力段Ov1-1における電流、すなわち、ベース電流IB1とIB2の和に比例した電流が発生する。 また、第2の電圧・電流変換回路104も、MOSトランジスタで構成されるため(詳細は後述)、その入力段Iv2-1に直流電流は発生しない。 また、第1のカレントミラー回路101の第2の出力段Oc1-2に発生する電流は、入力段Ic1-1に発生する電流に比例するものとなっている。これにより、第1のカレントミラー回路101の第2の出力段Oc1-2に発生する電流と、第1の電圧・電流変換回路103の第2の出力段Ov1-2に発生する電流の和が、第4のバイポーラトランジスタ4のコレクタにそのまま流れることとなる。 さらに、第2の電圧・電流変換回路104の第2の出力段Ov2-2に発生する電流は、出力段Ov2-1に発生する電流に比例し、この電流は、MOSトランジスタで構成される(詳細は後述)第2のカレントミラー回路102の入力段Ic2-1に供給される。 一方、第3のバイポーラトランジスタ3のコレクタ及びベースには、第1の抵抗器11の電流と、第2のカレントミラー回路102の出力段Oc2-1に発生する電流の和が供給される。 しかして、第3のバイポーラトランジスタ3のコレクタ電流IC3には、第1の抵抗器11の電流が供給され、その一方で、ベース電流は第2のカレントミラー回路102の出力段Oc2-1から供給される電流で補われるため、第3のバイポーラトランジスタ3のベース・エミッタ間電圧VBE3は、ベース電流誤差の影響を受けることがない電圧となる。 図2には、図1に示された基準電圧源回路の具体回路構成例が示されており、以下、同図を参照しつつ、この具体回路構成例について説明する。 なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。 まず、第1のカレントミラー回路101は、第1乃至第3のMOSトランジスタ(図2においては、それぞれ「Mp1」、「Mp2」、「Mp3」と表記)21~23を有して構成されたものとなっている。 また、第1の電圧・電流変換回路103は、第4及び第5のMOSトランジスタ(図2においては、それぞれ「Mp4」、「Mp5」と表記)24,25を有して構成されたものとなっている。 また、第2のカレントミラー回路102は、第6及び第7のMOSトランジスタ(図2においては、それぞれ「Mp6」、「Mp7」と表記)26,27を有して構成されたものとなっている。 さらに、第2の電圧・電流変換回路104は、第8のMOSトランジスタ(図2においては「Mn1」と表記)28を有して構成されたものとなっている。 なお、本発明の実施の形態においては、第1乃至第7のMOSトランジスタ21~27に、PチャネルMOSFET(Metal Oxide Semiconducto