JP-2026076830-A - 刃物研磨装置
Abstract
【課題】刃先部の研削角を比較的容易に調整することができる刃物研磨装置を提供する。 【解決手段】回転研磨具11が、円板形状を成し、周面11aで回転刃1の刃先部1aを研磨可能に設けられている。研磨具回転支持部12は、回転研磨具11を支持すると共に、回転研磨具11を回転可能に設けられている。回転刃取付部13は、回転刃1を着脱可能であり、回転刃1を取り付けたとき、回転研磨具11の中心軸に垂直な垂直面が、回転刃1の中心軸に平行、かつ、その垂直面に平行で回転刃1の中心軸を含む面が、回転研磨具11の周面11aを周方向に沿って横切るよう設けられている。回転刃取付部13は、取り付けた回転刃1を回転可能に設けられている。移動機構14が、回転研磨具11の周面11aが、回転刃取付部13に取り付けられた回転刃1の刃先部1aに接するよう、回転刃取付部13を垂直面に沿って2次元的に移動可能である。 【選択図】図1
Inventors
- 志村 英幸
- 國井 厚嘉
- 武山 唯
- ▲高▼畑 興邦
Assignees
- 東洋刃物株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (5)
- 回転刃の周縁の先端から中心軸側に向かってテーパー状に形成された刃先部を研磨するための刃物研磨装置であって、 所定の厚みを有する円板形状を成し、少なくとも周面で前記回転刃の前記刃先部を研磨可能に設けられた回転研磨具と、 前記回転研磨具を支持すると共に、前記回転研磨具をその中心軸を中心として回転させる研磨具回転支持部と、 前記回転刃を着脱可能であり、前記回転刃を取り付けたとき、前記回転研磨具の中心軸に垂直な垂直面が、前記回転刃の中心軸に平行であり、かつ、前記垂直面に平行で前記回転刃の中心軸を含む面が、前記回転研磨具の前記周面を周方向に沿って横切るよう設けられ、取り付けた前記回転刃をその中心軸を中心として回転させる回転刃取付部と、 前記回転研磨具の前記周面が、前記回転刃取付部に取り付けられた前記回転刃の前記刃先部に接するよう、前記回転刃取付部を前記垂直面に沿って2次元的に移動させる移動機構とを、 有することを特徴とする刃物研磨装置。
- 前記移動機構は、前記回転研磨具の前記周面と前記刃先部との接触位置を通る前記垂直面に沿った断面において、前記接触位置での前記周面の接線と前記刃先部の表面との成す角を接触角としたとき、前記接触角が所望の角度になるよう、前記回転刃取付部を移動可能であることを特徴とする請求項1記載の刃物研磨装置。
- 前記接触角は3°乃至15°であることを特徴とする請求項2記載の刃物研磨装置。
- 前記移動機構は、前記回転刃の半径と、前記回転刃の中心軸に垂直な面と前記刃先部の表面との成す角度とに基づいて、前記接触角があらかじめ設定した角度になるよう、自動で前記回転刃取付部を移動可能であることを特徴とする請求項2記載の刃物研磨装置。
- 前記研磨具回転支持部は、前記回転研磨具を鉛直回転させるよう構成されており、 前記回転刃取付部は、前記回転刃を水平回転させるよう構成されており、 前記移動機構は、前記回転刃取付部を前記垂直面に沿って水平方向および鉛直方向に移動させるよう構成されていることを 特徴とする請求項1記載の刃物研磨装置。
Description
本発明は、刃物研磨装置に関する。 従来、回転刃の刃先部を研磨して、カケやバリ等を除去する刃物研磨装置として、台座に設けた研磨機支持台に垂直回転するよう取り付けられた回転砥石と、台座に設けた回転刃支持台とを有し、回転刃支持台に回転刃を水平に載置して水平回転させ、回転砥石の研磨面を回転刃の切刃に当てるよう構成された刈払機用回転刃研磨装置(例えば、特許文献1参照)や、垂直回転するよう取り付けられたグラインダー等の作業工具に対して、水平回転させた回転切断刃を接当作用させて、回転切断刃をバフ仕上げする加工物支持台がある(例えば、特許文献2参照)。 実開平4-98556号公報実全昭53-90294号公報 本発明に係る刃物研磨装置の、(a)回転研磨具の周面と回転刃の刃先部の表面とが接したとき(接触角ゼロのとき)、(b)回転研磨具の周面と回転刃の刃先部の表面とが接触角θ2で接触したときの、回転研磨具と回転刃との接触位置を通る断面図である。本発明の実施の形態の刃物研磨装置を示す斜視図である。本発明の実施の形態の刃物研磨装置を示す側面図である。本発明の実施の形態の刃物研磨装置を示す平面図である。本発明の実施の形態の刃物研磨装置の、回転刃の刃先部を研磨する実験で使用した(a)刃先部の一部が欠けた欠陥を有する、研磨前の回転刃の一部(半分)を示す平面図、(b)その欠陥がほぼ欠けがない状態まで修正された、研磨後の回転刃の一部(半分)を示す平面図である。本発明の実施の形態の刃物研磨装置の、回転刃の刃先部を研磨する実験の結果を示すテーブルである。 以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。 図2乃至図6は、本発明の実施の形態の刃物研磨装置を示している。 図2乃至図4に示すように、刃物研磨装置10は、回転刃1の刃先部1aを研磨するよう構成されており、回転研磨具11と研磨具回転支持部12と回転刃取付部13と移動機構14とを有している。 回転刃1は、薄い円板状を成し、一方の表面または両方の表面の周縁部に刃先部1aが形成されている。刃先部1aは、回転刃1の周縁の先端が尖るよう、回転刃1の表面の周縁の先端から中心軸側に向かってテーパー状に形成されている。 回転研磨具11は、例えば、バフやグラインダー等から成り、所定の厚みを有する円板形状を成している。回転研磨具11は、少なくとも周面11aで回転刃1の刃先部1aを研磨可能に設けられている。 研磨具回転支持部12は、回転モータ12aと、回転モータ12aから突出し、回転モータ12aにより回転可能に設けられた回転軸部12bとを有している。研磨具回転支持部12は、回転研磨具11の中心に回転軸部12bの先端部が取り付けられている。これにより、研磨具回転支持部12は、回転研磨具11を支持すると共に、回転モータ12aにより、回転軸部12bと共に回転研磨具11をその中心軸を中心として回転させるようになっている。また、研磨具回転支持部12は、回転研磨具11の回転数を制御可能になっている。図2~図4に示す具体的な一例では、研磨具回転支持部12は、回転研磨具11を鉛直回転させるよう設けられている。 回転刃取付部13は、回転モータ13aを有し、回転刃1を着脱可能に設けられている。回転刃取付部13は、回転刃1を取り付けたとき、回転モータ13aにより、回転刃1をその中心軸を中心として回転可能に設けられている。回転刃取付部13は、回転刃1の回転数を制御可能になっている。図2~図4に示す具体的な一例では、回転刃取付部13は、研磨する刃先部1aが上を向いた状態で、回転刃1を水平回転させるよう設けられている。 また、回転刃取付部13は、回転刃1を取り付けたとき、回転研磨具11の中心軸に垂直な所定の垂直面(以下、「基準垂直面」という)が、回転刃1の中心軸に平行であり、かつ、その基準垂直面に平行で回転刃1の中心軸を含む面が、回転研磨具11の周面11aを周方向に沿って横切るよう設けられている。なお、刃物研磨装置10は、回転刃取付部13に回転刃1を取り付けた時点で、そのような回転刃1と回転研磨具11との位置関係になるよう構成されていてもよく、回転刃1を回転刃取付部13に取り付けた後、そのような位置関係になるよう、回転刃取付部13または研磨具回転支持部12を移動可能に構成されていてもよい。 移動機構14は、回転刃取付部13を支持すると共に、回転刃取付部13を基準垂直面に沿って、自動または手動で、2次元的に移動可能に設けられている。これにより、移動機構14は、回転刃取付部13に取り付けられた回転刃1の刃先部1aが、回転研磨具11の周面11aに接するよう、回転刃取付部13を移動可能になっている。図2~図4に示す具体的な一例では、移動機構14は、回転刃取付部13を基準垂直面に沿って、水平方向および鉛直方向にスライド移動させるよう構成されている。 また、移動機構14は、回転研磨具11の周面11aが回転刃1の刃先部1aに接したときの接触角(基準垂直面に平行で、回転研磨具11の周面11aと回転刃1の刃先部1aとの接触位置を通る断面において、その接触位置での回転研磨具11の周面11aの接線と回転刃1の刃先部1aの表面との成す角)が、所望の角度になるよう、回転刃取付部13を移動可能になっている。図2~図4に示す具体的な一例では、移動機構14は、回転研磨具11の中心軸よりも下方で、回転研磨具11の周面11aと回転刃1の刃先部1aとが接触するよう、回転刃取付部13を移動可能になっている。また、移動機構14は、図1および(1)式~(5)式に示す原理に基づいて、接触角が3°乃至15°の間の、あらかじめ設定した角度になるよう、自動で回転刃取付部13を移動可能になっている。 なお、移動機構14は、研磨具回転支持部12により回転研磨具11を回転させ、回転刃取付部13により回転刃1を回転させている間(研磨中)、接触角が一定の角度を維持するよう設けられていてもよい。また、移動機構14は、研磨中であっても、回転刃1の研磨状況に応じて、回転刃取付部13を移動させて、回転刃1の刃先部1aが回転研磨具11の周面11aに接触する位置を自動的に調整可能に設けられていてもよい。 図2~図4に示す具体的な一例では、刃物研磨装置10は、研磨具回転支持部12により回転研磨具11を100~2000rpmで回転させ、回転刃取付部13により回転刃1を50~500rpmで回転させるよう構成されている。また、刃物研磨装置10は、研磨具回転支持部12による回転研磨具11の回転方向が、研磨する回転刃1の刃先部1aの表面側からその反対面側に向かう方向になるよう構成されている。 次に、作用について説明する。 刃物研磨装置10は、以下のようにして、刃先部1aを研磨することができる。すなわち、まず、回転刃取付部13に回転刃1を取り付け、研磨具回転支持部12により回転研磨具11を回転させ、回転刃取付部13により回転刃1を回転させる。次に、移動機構14により回転刃取付部13を移動させ、回転研磨具11の周面11aに、回転刃1の刃先部1aを接触させる。このとき、基準垂直面が回転刃1の中心軸に平行であり、かつ、その基準垂直面に平行で回転刃1の中心軸を含む面が、回転研磨具11の周面11aを周方向に沿って横切るよう、回転刃取付部13が設けられているため、回転刃1の周縁に沿った刃先部1aのうち、最も回転研磨具11に近い部分を、回転研磨具11の周面11aに接触させることができる。こうして、回転研磨具11の周面11aで、回転刃1の刃先部1aを研磨することができ、刃先部1aのカケやバリ等を除去することができる。 刃物研磨装置10は、移動機構14により、基準垂直面に沿って、回転刃取付部13を2次元的に移動させることができるため、回転刃1が回転研磨具11の周面11aに接触する位置を容易に調整することができる。これにより、回転研磨具11の周面11aと回転刃1の刃先部1aとの接触角を容易に変えることができ、刃先部1aの研削角を比較的容易に調整することができる。また、これにより、接触角または接触角に近い、所望の研削角を得ることができる。 なお、刃物研磨装置10は、回転研磨具11および回転刃1を回転させた後、回転刃1の刃先部1aを回転研磨具11の周面11aに接触させてもよく、回転刃1の刃先部1aを回転研磨具11の周面11aに接触させた後、回転研磨具11や回転刃1を回転させてもよい。また、刃物研磨装置10は、基準垂直面が回転刃1の中心軸に平行であればよく、回転研磨具11が鉛直回転で回転刃1が水平回転の場合に限らず、回転研磨具11が水平回転で回転刃1が鉛直回転であったり、回転研磨具11および回転刃1が共に鉛直回転であったり、傾斜面内での回転であったりしてもよい。