JP-2026076833-A - 雌端子
Abstract
【課題】少ない部品点数および組付工数で、接点ばね部からの接圧付与ばねの離脱を抑制または阻止できる、雌端子を開示する。 【解決手段】雌端子10が、筒状導体部16を有する本体部18と、筒状導体部16に組み付けられる接点形成金具20とを備え、接点形成金具20は、前方組付部36と後方組付部38と前方組付部36に保持される一対の接点ばね部42とを有し、各接点ばね部42には、各接点ばね部42を相互に接近する方向に付勢する接圧付与ばね102が組み付けられており、接点形成金具20の後方組付部38には接圧付与ばね102の離脱を阻止する離脱阻止片44が突設されており、離脱阻止片44は、組付前の接点形成金具20において、接圧付与ばね102の接点ばね部42への組み付けを許容し、接点形成金具20の組付状態では、離脱阻止片44が筒状導体部16の軸方向の投影で接圧付与ばね102に重なる離脱阻止位置Sに配置されている。 【選択図】図5
Inventors
- 逢澤 勝彦
- 井田 恭平
- 兼松 佑多
- 塚本 有哉
- 西島 誠道
- 西尾 修也
- 杉浦 朋典
Assignees
- 株式会社オートネットワーク技術研究所
- 住友電装株式会社
- 住友電気工業株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (5)
- 第1金属板によって構成されて、他部材に導通接続される接続部と、中空の筒状導体部と、を有する本体部と、 前記第1金属板よりも板厚が薄い第2金属板によって構成されて、前記筒状導体部に導通可能に組み付けられている接点形成金具と、を備え、 前記筒状導体部は、一端に開口する雄端子挿入口と、他端に開口する後方開口部とを有し、 前記接点形成金具は、前記筒状導体部の前記雄端子挿入口側の壁部の内面に組み付けられる前方組付部と、前記筒状導体部の前記後方開口部側の壁部の内面に組み付けられる後方組付部と、前記前方組付部に片持ち梁状に保持されて前記後方開口部に向かって突出し、雄端子挿入隙間を隔てて対向配置された一対の接点ばね部と、を有し、 一対の前記接点ばね部の突出端部には、一対の前記接点ばね部を相互に接近する方向に付勢する接圧付与ばねが組み付けられており、 前記接点形成金具の前記後方組付部には、前記接圧付与ばねに当接して前記接圧付与ばねの前記接点ばね部からの離脱を阻止する離脱阻止片が一体的に突設されており、 前記離脱阻止片は、前記筒状導体部への組付前の前記接点形成金具において、前記接圧付与ばねの前記接点ばね部への組み付けを許容し、前記接点形成金具の前記筒状導体部への組付状態では、前記離脱阻止片が前記筒状導体部の軸方向の投影で前記接圧付与ばねに重なる離脱阻止位置に配置されている、雌端子。
- 前記後方組付部の一対の対向壁部が、前記軸方向の端面に開口する一対の切欠部を有し、一対の前記切欠部のそれぞれの底部に一対の前記離脱阻止片が一体的に突設されており、各前記離脱阻止片は、先端側が基端側に対して前記後方組付部の内方側に屈曲する先端折曲部を有しており、 前記離脱阻止位置に配置された各前記離脱阻止片は、前記先端折曲部が前記軸方向に直交する方向で広がって前記接圧付与ばねに前記軸方向で対向している、請求項1に記載の雌端子。
- 前記筒状導体部の前記後方開口部には、前記接点形成金具の組付時に、前記離脱阻止片に摺接して前記離脱阻止片の前記離脱阻止位置への変位を誘導する誘導部が設けられている、請求項1または請求項2に記載の雌端子。
- 前記接圧付与ばねが、矩形平板状の連結板部と、前記連結板部の両側縁部から相互に接近する方向に突出する矩形平板状の一対の挟持板部を有しており、 各前記挟持板部の長さ方向中間部分に屈曲部分が設けられて各前記挟持板部の突出先端部分は前記屈曲部分から相互に離隔する方向に延び出しており、 一対の前記接点ばね部の突出先端部分には、一対の屈曲部が設けられており、各前記屈曲部の凸状円弧内面によって雄端子への接点が形成され、各前記屈曲部の凹状円弧外面に対して、前記接圧付与ばねの前記屈曲部分が嵌合されるようになっている、請求項1または請求項2に記載の雌端子。
- 前記一対の接点ばね部は、それぞれの突出端面に相互に接近する方向に屈曲するテーパ部が設けられており、 前記接圧付与ばねの各前記挟持板部の突出先端部分が前記テーパ部に当接することで、各前記接圧付与ばねの前記屈曲部分が、前記屈曲部の前記凹状円弧外面に案内されるようになっている、請求項4に記載の雌端子。
Description
本開示は、雌端子に関する。 特許文献1には、第1金属板によって構成されて他部材に導通接続される接続部と中空の筒状導体部とを有する本体部と、第1金属板よりも薄肉の第2金属板によって構成されて筒状導体部に導通可能に組み付けられた接点形成金具と、接点形成金具の接点ばね部に組み付けられて接圧を付与する接圧付与ばねと、を備えた雌端子が開示されている。本体部と接点形成金具を別部品として構成したことから、板厚寸法の大きな本体部において通電容量を確保しつつ、本体部よりも薄肉の接点形成金具の接点ばね部により雄端子への追従性を確保でき、雌端子の大型化を抑制しつつ大電流化への対応が可能となる。しかも、接点ばね部には接点ばね部の雄端子への接触圧力を付与するクリップばね等の接圧付与ばねが組み付けられていることから、接点ばね部を薄肉の第2金属板によって形成しても十分に大きな接圧を確保することができる。 特開2024-105976号公報 図1は、実施形態1に係る雌端子を雄端子との嵌合状態で示す斜視図である。図2は、図1に示された雌端子における要部を拡大して示す平面図である。図3は、図2におけるIII-III断面図である。図4は、図1に示された雌端子を雄端子との嵌合前の状態で示す正面側からの斜視図である。図5は、図4に示された雌端子を示す背面側からの斜視図である。図6は、図4に示された雌端子における縦断面図であって、図3に対応する図である。図7は、図4に示された雌端子を分解状態で示す背面側からの斜視図である。図8は、図7に示された雌端子の分解状態から本体部に対して接点形成金具および接圧付与ばねを組み付ける途中の工程を背面側から示す斜視図である。図9は、図8に示された組付途中の工程における平面図である。 <本開示の実施形態の説明> 最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。 本開示の雌端子は、 (1)第1金属板によって構成されて、他部材に導通接続される接続部と、中空の筒状導体部と、を有する本体部と、前記第1金属板よりも板厚が薄い第2金属板によって構成されて、前記筒状導体部に導通可能に組み付けられている接点形成金具と、を備え、前記筒状導体部は、一端に開口する雄端子挿入口と、他端に開口する後方開口部とを有し、前記接点形成金具は、前記筒状導体部の前記雄端子挿入口側の壁部の内面に組み付けられる前方組付部と、前記筒状導体部の前記後方開口部側の壁部の内面に組み付けられる後方組付部と、前記前方組付部に片持ち梁状に保持されて前記後方開口部に向かって突出し、雄端子挿入隙間を隔てて対向配置された一対の接点ばね部と、を有し、一対の前記接点ばね部の突出端部には、一対の前記接点ばね部を相互に接近する方向に付勢する接圧付与ばねが組み付けられており、前記接点形成金具の前記後方組付部には、前記接圧付与ばねに当接して前記接圧付与ばねの前記接点ばね部からの離脱を阻止する離脱阻止片が一体的に突設されており、前記離脱阻止片は、前記筒状導体部への組付前の前記接点形成金具において、前記接圧付与ばねの前記接点ばね部への組み付けを許容し、前記接点形成金具の前記筒状導体部への組付状態では、前記離脱阻止片が前記筒状導体部の軸方向の投影で前記接圧付与ばねに重なる離脱阻止位置に配置されている、ものである。 本開示によれば、厚肉の本体部と薄肉の接点形成金具からなり、接点形成金具の一対の接点ばね部に接圧付与ばねが組み付けられてなる雌端子において、接点形成金具の後方組付部に、接圧付与ばねに当接して接圧付与ばねの接点ばね部からの離脱を阻止する離脱阻止片が一体的に突設されている。そして、離脱阻止片は、筒状導体部への組付前の接点形成金具においては、接圧付与ばねの接点ばね部への組み付けを許容するものであるが、接点形成金具の筒状導体部への組付状態では、離脱阻止片が筒状導体部の軸方向の投影で接圧付与ばねに重なる離脱阻止位置に配置されている。これにより、接点形成金具の後方組付部に一体的に突設された離脱阻止片を用いて、接圧付与ばねの接点ばね部からの離脱を阻止する構造を設けることができ、別体のリテーナを筒状本体部に組み付けていた従来構造に比して、少ない部品点数および組付工数で、接点ばね部からの接圧付与ばねの離脱を抑制または阻止できる、雌端子を提供することができる。 なお、接点形成金具の後方組付部に設けられ離脱阻止片は、接点形成金具の一対の接点ばね部に接圧付与ばねを組み付けた後、接点形成金具を筒状導体部へ組み付ける前に、離脱阻止位置に配置されてもよいし、接点形成金具の筒状導体部への組付動作と同時に離脱阻止位置に配置されるようにしてもよい。 (2)上記(1)において、前記後方組付部の一対の対向壁部が、前記軸方向の端面に開口する一対の切欠部を有し、一対の前記切欠部のそれぞれの底部に一対の前記離脱阻止片が一体的に突設されており、各前記離脱阻止片は、先端側が基端側に対して前記後方組付部の内方側に屈曲する先端折曲部を有しており、前記離脱阻止位置に配置された各前記離脱阻止片は、前記先端折曲部が前記軸方向に直交する方向で広がって前記接圧付与ばねに前記軸方向で対向している、ことが好ましい。接点形成金具の後方組付部の一対の対向壁部に設けられた切欠部の底部から離脱阻止片が一体的に突設されていることから、後方組付部の剛性を確保しつつ、一対の離脱阻止片の接圧付与ばねの装着を許容する位置(以下、適時装着許容位置という)から離脱阻止位置への変位を容易に行うことができる。しかも、各離脱阻止片の先端折曲部が軸方向に直交する方向で広がって接圧付与ばねに軸方向で対向していることから、離脱阻止片の離脱阻止性能を確実に確保しつつ、離脱阻止片の剛性の向上を図ることができる。 (3)上記(1)または(2)において、前記筒状導体部の前記後方開口部には、前記接点形成金具の組付時に、前記離脱阻止片に摺接して前記離脱阻止片の前記離脱阻止位置への変位を誘導する誘導部が設けられている、ことが好ましい。筒状導体部の後方開口部に設けられた誘導部によって、接点形成金具の組付時に誘導部に摺接する離脱阻止片の離脱阻止位置への変位を誘導することができる。これにより、接点形成金具の筒状導体部への組付動作と同時に、離脱阻止片を離脱阻止位置に配置させることができ、一層の組付作業性の向上を図ることができる。 (4)上記(1)から(3)のいずれか1つにおいて、前記接圧付与ばねが、矩形平板状の連結板部と、前記連結板部の両側縁部から相互に接近する方向に突出する矩形平板状の一対の挟持板部を有しており、各前記挟持板部の長さ方向中間部分に屈曲部分が設けられて各前記挟持板部の突出先端部分は前記屈曲部分から相互に離隔する方向に延び出しており、一対の前記接点ばね部の突出先端部分には、一対の屈曲部が設けられており、各前記屈曲部の凸状円弧内面によって雄端子への接点が形成され、各前記屈曲部の凹状円弧外面に対して、前記接圧付与ばねの前記屈曲部分が嵌合されるようになっている、ことが好ましい。 各接点ばね部の突出先端部分に設けられた屈曲部により、屈曲部(接点ばね部)の内面側となる凸状円弧内面によって雄端子への接点が形成され、屈曲部(接点ばね部)の外面側となる凹状円弧外面に対して、接圧付与ばねの各挟持板部の屈曲部分が嵌合されることにより、接点ばね部の接点に対して接圧付与ばねの付勢力を確実に及ぼすことができ、接圧の向上による導通安定性の確保が実現できる。さらに、挟持板部の屈曲部分を接点ばね部の凹状円弧外面に嵌合することで、相互の調心効果により、接点ばね部からの接圧付与ばねの離脱を有利に抑制できる。 (5)上記(4)において、前記一対の接点ばね部は、それぞれの突出端面に相互に接近する方向に屈曲するテーパ部が設けられており、前記接圧付与ばねの各前記挟持板部の突出先端部分が前記テーパ部に当接することで、各前記接圧付与ばねの前記屈曲部分が、前記屈曲部の前記凹状円弧外面に案内されるようになっている、ことが好ましい。一対の接点ばね部の突出端面に設けられたテーパ部により、各接圧付与ばねの屈曲部分を、各接点ばね部の屈曲部の凹状円弧外面に案内できることから、接点ばね部に対する接圧付与ばねの組付作業性を有利に向上できる。 <本開示の実施形態の詳細> 本開示の雌端子の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 <実施形態1> 以下、本開示の実施形態1の雌端子10について、図1から図9を用いて説明する。この雌端子10は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車に設けられるものであり、雌端子10に対して相手方の端子となる雄端子12が挿入されて接触することで、これら雌端子10と雄端子12とが導通接続される。雌端子10の配置場所は限定されるものではないが、例えばモータ側の部材に設けられるとともに、雄端子12はバッテリ側の部材に設けられ、これら雌端子10と雄端子12とが導通接続されることで、バッテリとモータとが電気的に接続されるようになっている。なお、雌端子10は任意の向きで配置することができるが、以下では、上方とは図3中の上方、下方とは図3中の下方、前方とは図2中の左方、後方とは図2中の右方、左方とは図2中の上方、右方とは図2中の下方として説明する。また、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材については符号を省略する場合がある。 <雌端子10> 雌端子10は、第1金属板によって構成されて、他部材(例えば、モータ側の部材であるバスバー等)に導通接続される接続部14と、中空の筒状導体部16とを有する本体部18を備えている。また、雌端子10は、第1金属板よりも板厚が薄い第2金属板によって構成されて、筒状導体部16に導通可能に組み付けられる接点形成金具20を備えている。なお、図1や図4等では、分かり易さのために、筒状導体部16内部の接点形成金具20を破線で示しているが、同様に筒状導体部16内部に設けられる後述する接圧付与ばねとしてのクリップばね102の図示は省略している。 <雄端子12> 実施形態1の雄端子12は平タブであり、例えば前後方向に直交する方向に広がる矩形断面を有している。この雄端子12は上記矩形断面で前後方向に延びており、雄端子12の基端部分(前方部分)が、図示しないボルトにより、例えばバッテリ側の部材であるバスバー等に固定されるようになっている。雄端子12は前方から後方に向かって筒状導体部16に挿入されることから、前方から後方に向かう方向が雄端子12の挿入方向である。 <本体部18> 本体部18は、前端側に筒状導体部16を有しているとともに、後端部に接続部14を有している。本体部18は、所定の厚さ寸法を有する1枚の金属平板(第1金属板)にプレス加工を施すことで形成されている。すなわち、本体部18において筒状導体部16と接続部14とが一体的に形成されている。本体部18を構成する第1金属板の材質としては、導電性に優れる金属であることが好ましく、例えば純銅が採用される。本体部18の前端側に設けられる筒状導体部16は、雄端子12が挿入可能なように前後方向に延びる筒形状として構成されており、雄端子12の形状に合わせて矩形筒形状とされている。すなわち、筒状導体部16は前後方向両側に開口しており、一端(前端)に開口して雄端子12が挿入される雄端子挿入口としての前方開口部22と、他端(後端)に開口する後方開口部24とを備えている。したがって、筒状導体部16の軸方向とは前後方向である。また、筒状導体部16は、上方の壁部である上壁部26、下方の壁部である下壁部28、左右両側の壁部である一対の側壁部としての左壁部30および右壁部32を備えている。そして、これら上壁