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JP-2026076836-A - 導電フィルムおよびそれを用いたヒータ

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Abstract

【課題】保護層を形成する材料の使用効率を適正化すると共に、配線に対する保護性能を担保する。 【解決手段】導電フィルム1は、上方に向かって開口する溝部5を有する絶縁体2と、溝部5に埋設された導電体12を有する配線10と、導電体10の上面側に積層された保護層17と、を備えている。配線10の上面と保護層17の上面17aとの間の上下方向における長さ(寸法D2)は、絶縁体12の最上面と保護層17の上面17aとの間の上下方向における長さ(寸法D1)より大きい。 【選択図】図2

Inventors

  • 山田 博文

Assignees

  • パナソニックIPマネジメント株式会社

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20241024

Claims (6)

  1. 上方に向かって開口する溝部を有する絶縁体と、 前記溝部に埋設された導電体を有する配線と、 前記導電体の上面側に積層された保護層と、を備え、 前記配線の上面と前記保護層の上面との間の上下方向における長さは、前記絶縁体の最上面と前記保護層の上面との間の上下方向における長さより大きい、導電フィルム。
  2. 請求項1に記載の導電フィルムにおいて、 前記保護層は、有機材料を含む、導電フィルム。
  3. 請求項1または2に記載の導電フィルムにおいて、 前記導電体の上面には、下方に向かって窪んだ窪み部が形成されている、導電フィルム。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の導電フィルムにおいて、 前記溝部は、第一溝部および第二溝部を有し、 前記配線は、第一配線および第二配線を有し、 前記第一配線は、前記第一溝部に埋設された第一導電体を有し、 前記第二配線は、前記第二溝部に埋設された第二導電体を有し、 前記第一導電体の上面には、下方に向かって窪んだ第一窪み部が形成されており、 前記第二導電体の上面には、下方に向かって窪んだ第二窪み部が形成されており、 前記第二溝部の溝幅は、第一溝部の溝幅よりも大きく、 前記絶縁体の上面から前記第二窪み部の最深部までの深さは、前記絶縁体の上面から前記第一窪み部の最深部までの深さよりも大きい、導電フィルム。
  5. 請求項1~3のいずれか1項に記載の導電フィルムにおいて、 前記溝部は、第一溝部および第二溝部を有し、 前記配線は、第一配線および第二配線を有し、 前記第一配線は、前記第一溝部に埋設された第一導電体を有し、 前記第二配線は、前記第二溝部に埋設された第二導電体を有し、 前記第一導電体の上面には、下方に向かって窪んだ第一窪み部が形成されており、 前記第二導電体の上面には、下方に向かって窪んだ第二窪み部が形成されており、 前記第二溝部の溝幅は、第一溝部の溝幅よりも大きく、 前記保護層は、上面視で第一溝部と重なる第一保護層および上面視で第二溝部と重なる第二保護層を有し、 前記第一保護層の上面と前記第一溝部の下面との上下方向における距離は、前記第一溝部の深さと等しく、 前記第二保護層の上面と前記第二溝部の下面との上下方向における距離は、前記第二溝部の深さと等しい、導電フィルム。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の導電フィルムを用いた、ヒータ。

Description

本開示は、導電フィルムおよびそれを用いたヒータに関するものである。 従来、導電フィルムに関し、例えば特許文献1に開示された技術が知られている。 具体的に、特許文献1には、タッチパネル用の導電フィルムが開示されている。導電フィルムは、透明絶縁基板と、透明絶縁基板上に形成された配線(金属細線)と、透明絶縁基板上に形成され、配線の表面の少なくとも一部を覆う保護層と、を備えている。配線は、透明絶縁基板とは反対側に向けられた先端面と、先端面の縁部から透明絶縁基板まで延びる側面と、を有すると共に、先端面の線幅より小さい線幅を有する幅狭部分を含む。保護層は、配線の50%以上の高さで配線の側面を覆いかつ1nm~5μmの厚みで配線の先端面を覆っている。 特開2016-184361号公報 図1は、本開示の実施形態に係る導電フィルム(ヒータ)を、自動車のフロントガラス全面に設けた形態を概略的に示した正面図、および導電フィルムの構成を部分的に拡大して示した平面図である。図2は、図1のII-II線断面図である。図3は、変形例1に係る導電フィルムの断面構成を部分的に拡大した図である。図4は、変形例2に係る導電フィルムの断面構成を部分的に拡大した図である。図5は、参考の実施形態に係る導電フィルムの断面構成を部分的に拡大した図である。 以下、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。 図1は、本開示の実施形態に係る導電フィルム1を示している。図1に示した導電フィルム1は、例えば自動車のフロントガラスFGに配置可能なヒータ101として用いられる。図1に示した導電フィルム1(ヒータ101)は、例えば、自動車100におけるフロントガラスFGの全面に配置される。具体的に、導電フィルム1(ヒータ101)は、例えばOCAのような接着剤(図示せず)を介してフロントガラスFGに貼り付けられる。 なお、本開示の実施形態に係る導電フィルム1は、図1に例示したヒータの用途に限られず、タッチセンサ、液晶表示装置、有機エレクトロルミネッセンス表示装置(OLED)、マイクロLED表示装置、太陽電池装置、ヒータ装置、アンテナ装置、電磁波遮蔽シートなどの様々な技術分野に広く適用することが可能である。 以下の説明では、図2に示した後述の第一絶縁体3が位置する側(図2の紙面下側)を導電フィルム1の「下側」とし、後述の第二絶縁体4が位置する側(図2の紙面上側)を導電フィルム1の「上側」として、導電フィルム1を構成する各要素の位置関係を定めるものとする。なお、このような位置関係は、導電フィルム1を搭載した機器または装置における実際の上下方向とは無関係である。 (絶縁体) 図1および図2に示すように、導電フィルム1は、絶縁体2を備えている。絶縁体2は、透明性を有している。 なお、導電フィルム1は、透明性を有していなくてもよい。例えば、導電フィルム1を図示しない筐体に貼り付けるときに、外観上、当該筐体と導電フィルム1との見分けがつかないようにする場合がある。このような場合、導電フィルム1は、上記筐体の色と同じ色を有していてもよい。また、導電フィルム1が透明性を有していない場合には、配線10の線見えについても抑制される。 絶縁体2は、シート状に形成されている。絶縁体2の厚みは、例えば25μm以上200μm以下である。 図2に示すように、絶縁体2は、第一絶縁体3および第二絶縁体4を有している。 第一絶縁体3は、透明性を有する樹脂材からなる。透明性を有する樹脂材としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PC(ポリカーボネート)、COP(シクロオレフィンポリマー)、COC(シクロオレフィンコポリマー)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂)、PI(ポリイミド)のような樹脂材を挙げることができる。なお、第一絶縁体3は、透明性を有していなくてもよい。 第二絶縁体4は、第一絶縁体3の上面3a側に積層される。第二絶縁体4は、絶縁性および透過性を有する樹脂材料からなる。第二絶縁体4の厚みは、後述する溝部5の深さ(図2に示した寸法GD)よりも大きい。なお、第二絶縁体4は、透明性を有していなくてもよい。 (溝部) 図2に示すように、絶縁体2の上面(第二絶縁体4の上面4a)には、溝部5が設けられている。溝部5は、第二絶縁体4の上面4aから第二絶縁体4の厚み方向に向かって凹陥した有底状を有している。溝部5の深さ(寸法GD)は、例えば0.2μm以上5.0μm以下に設定される。 なお、この実施形態に係る導電フィルム1には、複数の溝部5が設けられている。各溝部5の溝幅は、互いに同じ大きさであってもよく、または互いに異なる大きさであってもよい。 溝部5は、下面5aおよび溝側面5bを有する。ここで、「溝側面5b」とは、絶縁体2の、溝部5を形成する面のうち、絶縁体2の上面(第二絶縁体4の上面4a)と非平行な面である。 溝側面5bは、溝部5の下面5aから上方(溝部5の開口側)に向かって広がるテーパー状に形成されている。具体的に、溝側面5bは、絶縁体2の厚み方向において、溝部5の下面5aから上方(溝部5の開口側)に向かって図2の紙面左側または紙面右側に傾斜している。これにより、この実施形態では、溝部5の開口における溝幅寸法GW1が、溝部5の下面5aにおける幅寸法GW2よりも大きくなっている。 溝部5の溝幅寸法GW1は、例えば0.5μm以上20μm以下である。図2に示した溝部5のアスペクト比(溝部5における深さの寸法GDを溝幅寸法GW1により除した値)は、例えば0.1以上である。 (配線) 図1および図2に示すように、導電フィルム1は、配線10を備える。具体的に、この実施形態に係る導電フィルム1は、複数の配線10を備えている(図1参照)。配線10は、細線状に形成されている。配線10の線幅は、例えば0.5μm以上20μm以下である。 配線10は、直線状に形成されている。配線10は、図1に示したX方向およびY方向に対して斜め方向に延びている。複数の配線10は、互いに間隔をあけて配置されている。 なお、配線10は、直線状に限られない。例えば、図示しないが、配線10は、曲線状に形成されていてもよい。また、複数の配線10は、直線状に形成された配線10と、曲線状に形成された配線10と、を有していてもよい。さらに、配線10は、図1に示したX方向およびY方向に延びていてもよい。 導電フィルム1は、複数のセル11を備えている。セル11は、複数の配線10により閉塞状に形成されている。この実施形態のセルは、ひし形状を有している。なお、セル11の形状は、ひし形状に限られず、他の多角形状(三角形、正方形など)または円形状であってもよい。 (導電体) 図2に示すように、配線10は、導電体12を有する。導電体12は、溝部5に埋設されている。導電体12は、例えば、溝部5内に設けられた密着層13およびシード層14に対して積層される。 密着層13は、溝部5に対するシード層14の密着性を担保するための要素である。密着層13は、例えば、Ti、Ni、Al、V、W、Ta、Si、Cr、Ag、Mo、Cu、およびZnからなる群より選ばれる少なくとも1種以上の金属を含む金属窒化物または金属酸化物により構成される金属層である。密着層13は、1層もしくは組成の異なる複数の層を積層した積層体であってもよい。密着層13は、例えば蒸着またはスパッタリングにより、溝部5において、下面5aおよび溝側面5bに対して薄膜状に積層される。 シード層14は、密着層13に対して導電体12を結合させる機能を有する。具体的に、シード層14は、例えば導電体12を形成するための電気めっき処理の際において、この実施形態では銅(Cu)などを含む後述する導電体12を密着層13に積層させるためのカソードとして機能する。シード層14は、例えば、蒸着、スパッタリングにより密着層13に対して薄膜状に積層される。 導電体12は、銅(Cu)などの導電金属からなる。導電体12は、電気めっき処理、無電解めっき、真空蒸着などにより形成される。電気めっき処理を行ったときに、導電体12およびシード層14が一体に形成される。これにより、導電体12とシード層14との界面が判別できない状態となる場合がある。なお、配線10の主成分は銅(Cu)が適しているが、銅以外の金属(例えば、銀、金、ニッケル、アルミ)が含まれていてもよい。 (黒化層) 図2に示すように、配線10は、黒化層15を含む。黒化層15は、絶縁体2の上面(第二絶縁体4の上面4a)から見たときに配線10が視認されないようにするための機能を有する。なお、後述するように、導電フィルム1としての視認性に特に影響しない場合には、導電フィルム1の使用状態に応じて、黒化層15を適宜省略してもよい。 黒化層15は、導電体12の上面に積層される。配線10の電気抵抗を抑制するといった観点から、黒化層15の厚みは、例えば3nm以上50nm以下であることが好ましい。 (窪み部) 図2に示すように、導電体12の上面には、下方に向かって窪んだ窪み部16が形成されている。窪み部16は、湾曲状に形成されている。具体的に、この実施形態の窪み部16は、溝部5における溝側面5bから溝幅方向中央に向かうにつれて、第二絶縁体4の上面4a(最上面)から下方(溝部5の下面5a側)に向かって湾曲している。窪み部16の最深部16aは、溝部5の溝幅方向中央に位置する。 本開示の実施形態では、窪み部16により、導電体12の上面側に積層された後述の保護層17(後述の第一保護層18)の厚みを、絶縁体2の最上面側(第二絶縁体4の上面4a側)に積層された保護層17(後述の第二保護層19)の厚みよりも大きくすることが可能となる。その結果、保護層17の、配線10に対する保護性能を高めることができる。 (保護層) 図2に示すように、導電フィルム1は、保護層17を備える。保護層17は、第二絶縁体4の上面4a側および導電体12の上面側に積層される。なお、この実施形態において、保護層17の上面17aと溝部5の下面5aとの上下方向における距離は、溝部5の深さ(寸法GD)よりも大きい。 保護層17は、保護層17を形成するための有機材料(後述)を第二絶縁体4の上面4aおよび配線10の上面(黒化層15の上側)に塗布すると共に、塗布後の有機材料を硬化させることにより形成される。なお、保護層17を製造する過程において、有機材料の塗布量および粘度などを適宜設定することにより、保護層17の厚みを調整することが可能である。 保護層17は、有機材料を含む。この有機材料は、溶媒に溶解した状態で存在する溶液タイプであってもよい。なお、上記有機材料は、後述する例示の樹脂が粒子状となって分散したエマルションタイプであってもよい。 上記有機材料としては、例えば、シリコーン樹脂、ビニルエステル樹脂、ポリイミド樹脂を挙げることができる。また、上記有機材料の他の例としては、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂、ポリカーボネート樹脂、フェノキシ樹脂、テルペン樹脂等が挙げることができる。これらの樹脂は、1種単独で用いてもよく、あるいは2種以上の混合物であってもよい。 上記有機材料が架橋剤を含有する場合において、好ましくは、有機材料は、架橋剤と反応する架橋性基を有する。ここで、上記の架橋剤としては、例えば、オキサゾリン系架橋剤、カルボジイミド系架橋剤、エポキシ系架橋剤、イソシアネート系架橋剤、メラミン系架橋剤、カルボジイミド系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤を挙げることができる。 なお、以下において、説明の便宜上