JP-2026076838-A - 路面判定装置
Abstract
【課題】波状路の判定の精度の向上を図る。 【解決手段】エンジンの運転を伴って走行する第1走行モードと、エンジンの運転を停止してモータからの動力で走行する第2走行モードとを切替ながら走行可能なハイブリッド自動車に用いられ、走行中の路面が波状路であるか否かを判定する路面判定装置であって、第2走行モードで走行しているときには、第1走行モードにおいて波状路を判定するための第1条件と、エンジンのノッキングを検出するノックセンサからの信号に基づいて波状路を判定するための第2条件と、を用いて、走行中の路面が波状路であるか否かを判定する。 【選択図】図2
Inventors
- 山口 達也
Assignees
- トヨタ自動車株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (1)
- エンジンの運転を伴って走行する第1走行モードと、前記エンジンの運転を停止してモータからの動力で走行する第2走行モードとを切替ながら走行可能なハイブリッド自動車に用いられ、走行中の路面が波状路であるか否かを判定する路面判定装置であって、 前記第2走行モードで走行しているときには、前記第1走行モードにおいて波状路を判定するための第1条件と、前記エンジンのノッキングを検出するノックセンサからの信号に基づいて波状路を判定するための第2条件と、を用いて、走行中の路面が波状路であるか否かを判定する 路面判定装置。
Description
本開示は、路面判定装置に関する。 従来、この種の路面判定装置としては、エンジンとモータとを備えるハイブリッド自動車に用いられ、走行中の路面が波状路であるか否かを判定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、モータの回転変動の変動幅や変動周期から共振を生じるような波状路を走行している否かを判定している。 特開2021-88247号公報 本開示の実施形態の路面判定装置を搭載するハイブリッド自動車の構成の概略を示す構成図である。HVECUにより実行される判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。ノック信号の時間変化の一例を示す説明図である。 本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本開示の実施形態の路面判定装置を搭載するハイブリッド自動車の構成の概略を示す構成図である。実施形態のハイブリッド自動車20は、図1に示すように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1、MG2と、インバータ41、42と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUという)70とを備える。ここで、路面判定装置としては、HVECU70を挙げることができる。 エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22は、HVECU70によって運転制御されている。 プラネタリギヤ30は、シングルピニオンタイプの遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪39a、39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト23が接続されている。 モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。インバータ41、42は、モータMG1、MG2の駆動に用いられると共に電力ライン54を介してバッテリ50に接続されている。モータMG1、MG2は、HVECU70によって、インバータ41、42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。 バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、上述したように、電力ライン54を介してインバータ41、42に接続されている。このバッテリ50は、HVECU70により管理されている。 HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。HVECU70には、エンジン22のクランクシャフト23の回転位置を検出する図示しないクランクポジションセンサからのクランク角θcr、エンジン22の振動を検出するノックセンサ22kからのノック信号Ks、モータMG1、MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置センサ40a、40bからのモータMG1、MG2の回転子の回転位置θm1、θm2、バッテリ50の端子間に取り付けられた図示しない電圧センサからのバッテリ50の電圧Vbや、バッテリ50の出力端子に取り付けられた図示しない電流センサからのバッテリ50の電流Ib、バッテリ50に取り付けられた図示しない温度センサからのバッテリ50の温度Tb、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号やアクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、車速センサ88からの車速Vが入力ポートを介して入力されている。HVECU70からは、エンジン22を運転制御するための種々の制御信号やインバータ41、42の図示しない複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号が出力ポートを介して出力されている。HVECU70は、クランクポジションセンサからのクランク角θcrに基づいて、クランクシャフト23の回転数、即ち、エンジン22の回転数Neを演算したり、回転位置センサ40a、40bからのモータMG1、MG2の回転子の回転位置θm1、θm2に基づいてモータMG1、MG2の回転数Nm1、Nm2を演算したり、電流センサからのバッテリ50の電流Ibの積算値に基づいてバッテリ50の蓄電割合SOCを演算したりする。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。 こうして構成された実施形態のハイブリッド自動車20では、エンジン22の運転を伴って走行するハイブリッド走行モード(HV走行モード、第1走行モード)とエンジン22の運転停止を伴って走行する電動走行モード(EV走行モード、第2走行モード)とを切替ながら走行する。 次に、こうして構成された実施形態のハイブリッド自動車20の動作、特に、走行中の路面が波状路であるか否かを判定する際の動作について説明する。図2は、HVECUにより実行される判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。本ルーチンは、ハイブリッド自動車20がEV走行モードまたはHV走行モードで走行中に所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。 本ルーチンが実行されると、HVECU70のCPUは、ハイブリッド自動車20がEV走行モードで走行中であるか否かを判定する(S100)。ハイブリッド自動車20がEV走行モードで走行中でないとき、即ち、HV走行モードで走行しているときには、モータMG2の回転数Nm2に基づく回転数条件(第1条件)が成立しているか否かを判定する(S110)。波状路を走行しているときには、路面の凹凸によって駆動輪39a、39bや従動輪が跳ねることで、モータMG2に回転変動が生じるため、モータMG2の回転数Nm2の変動から波状路を走行しているか否かを判定することができる。HVECU70のCPUは、波状路を走行しているときの回転数Nm2の変動を考慮して、回転数Nm2に対して所定帯域BWrefの信号を通過させるバンドパスフィルタによる信号処理を施し、施した後の信号の大きさが所定値Nm2refを超えた時間が所定時間tref以上継続しているときに、回転数条件が成立していると判定する。所定帯域BWrefは、路面が波状路であるときの回転数Nm2の変動の周波数の範囲として、予め実験や解析、機械学習などにより定めた帯域である。所定値Nm2refは、路面が波状路であるときの回転数Nm2に対してバンドパスフィルタによる信号処理を施した後の信号の大きさの下限値として、予め実験や解析、機械学習などにより定めた値である。所定時間trefは、路面が波状路であるときの振動の継続時間の下限値として、予め実験や解析、機械学習などにより定めた時間である。 HVECU70のCPUは、S110で回転数条件が成立していないときには、路面が波状路ではないと判定して(S140)、本ルーチンを終了する。HVECU70のCPUは、S110で回転数条件が成立しているときには、路面が波状路であると判定して(S150)、本ルーチンを終了する。こうした判定により、HVECU70のCPUは、HV走行モードで走行しているときに、路面が波状路であるか否かを適正に判定できる。 HVECU70のCPUは、S100でハイブリッド自動車20がEV走行モードで走行しているときには、S110と同様の処理で、回転数条件が成立しているか否かを判定する(S120)。HVECU70のCPUは、回転数条件が成立しているときには、路面が波状路であると判定して(S150)、本ルーチンを終了する。 HVECU70のCPUは、S120で回転数条件が成立していないときには、続いて、ノックセンサ22kからのノック信号Ksに基づくノックセンサ条件(第2条件)が成立しているか否かを判定する(S130)。図3は、ノック信号の時間変化の一例を示す説明図である。波状路を走行しているときには、路面の凹凸によって駆動輪39a、39bや従動輪が跳ねることでエンジン22に振動が発生するため、エンジン22が運転停止しているEV走行モードでは、図3の細い実線に示すノックセンサ22kからのノック信号Ksが、路面の凹凸を反映した変動を示す。そのため、HVECU70のCPUは、ノック信号Ksから波状路を走行しているか否かを判定することができる。HVECU70のCPUは、波状路を走行しているときのノック信号Ksの変動を考慮して、ノック信号Ksに対して所定帯域BWksrefの信号を通過させるバンドパスフィルタによる信号処理を施し、施した後の信号(図3における太い実線)の大きさが所定値Ksrefを超えた時間が所定時間tksref以上継続しているときに、ノックセンサ条件が成立していると判定する。所定帯域BWksrefは、路面が波状路であるときのノック信号Ksの変動の周波数の範囲として、予め実験や解析、機械学習などにより定めた帯域である。所定値Ksrefは、路面が波状路であるときのノック信号Ksに対してバンドパスフィルタによる信号処理を施した後の信号の大きさの下限値として、予め実験や解析、機械学習などにより定めた値である。所定時間tksrefは、路面が波状路であるときの振動の継続時間の下限値として、予め実験や解析、機械学習などにより定めた時間である。 HVECU70のCPUは、S130でノックセンサ条件が成立していないときには、路面が波状路ではないと判定して(S140)、本ルーチンを終了する。HVECU70のCPUは、S130でノックセンサ条件が成立しているときには、路面が波状路であると判定して(S150)、本ルーチンを終了する。このように、HVECU70のCPUは、EV走行モードで走行しているときに、回転数条件と、ノックセンサ条件とを用いて、路面が波状路であるか否かを判定することにより、波状路の判定の精度の向上を図ることができる。また、通常エンジン22に取り付けられているノックセンサ22kを用いて路面が波状路であるか否かを判定するから、ハイブリッド自動車20の部品の個数の増加を抑制できる。 以上説明した本実施形態のハイブリッド自動車20によれば、EV走行モードで走行しているときには、HV走行モードにおいて波状路を判定するための回転数条件と、エンジン22のノッキングを検出するノックセンサ22kからのノック信号Ksに基づいて波状路を判定するためのノックセンサ条件と、を用いて、走行中の路面が波状路であるか否かを判定することにより、波状路の判定の精度の向上を図ることができる。 上述した実施形態では、HVECU70のCPUは、EV走行モードで走行しているときには、S120で回転数条件が成立しているとき、または、S130でノックセンサ条件が成立しているときには路面が波状路であると判定し、S120で回転数条件が成立していないとき、且つ、S130でノックセンサ条件が成立していないときには路面が波状路でないと判定してもよい。しかし、HVECU70のCPUは、S120で回転数条件が成立しており、且つ、S130でノックセンサ条件が成立しているときには路面が波状路であると判定し、S120で回転数条件が成立していないとき、または、S130でノックセンサ条件が成立していないときには路面が波状路でないと判定してもよい。 上述した実施形態では、HVECU70のCPUは、回転数Nm2に対して所定帯域BWrefの信号を通過させるバンドパスフィルタによる信号処理を施し、施した後の信号の大きさが所定値Nm2refを超えた時間が所定時間tref以上継続しているときに、回転数条件が成立していると判定している。しかし