JP-2026076847-A - 電動車
Abstract
【課題】外部充電のための専用の降圧回路を設けることなく外部充電を可能とすると共に外部直流電源からの電力供給の開始時に過電流が流れるのを抑制する。 【解決手段】電動車は、充電用コネクタと外部直流電源とが接続されているときに、切替スイッチがオフ状態で外部直流電源からの電力が第2インバータ、モータ、第1インバータを介して蓄電装置に供給されるように第1、第2インバータを制御する。また、充電用コネクタと外部直流電源とが接続されていて且つ蓄電装置の電圧が外部直流電源の許容下限電圧未満の場合、外部直流電源からの電力供給の開始前に、切替スイッチがオフ状態で蓄電装置からの電力を用いてモータおよび第2インバータによる昇圧を伴ってコンデンサがプリチャージされるように第1、第2インバータを制御する。 【選択図】図2
Inventors
- 金 珍雨
Assignees
- トヨタ自動車株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (1)
- 蓄電装置と、3相オープン巻線を有する走行用のモータと、前記蓄電装置が接続された電力ラインに接続されると共に前記3相オープン巻線の一端側に接続された第1インバータと、前記電力ラインのうち前記第1インバータに対して前記蓄電装置とは反対側に接続されると共に前記3相オープン巻線の他端側に接続された第2インバータと、前記電力ラインの前記第1、第2インバータ間に設けられた切替スイッチと、前記電力ラインの前記切替スイッチよりも前記第2インバータ側に接続されたコンデンサと、を備える電動車であって、 前記電力ラインの前記切替スイッチよりも前記第2インバータ側に接続された充電用コネクタと、 前記充電用コネクタと外部直流電源とが接続されているときに、前記切替スイッチがオフ状態で前記外部直流電源からの電力が前記第2インバータ、前記モータ、前記第1インバータを介して前記蓄電装置に供給されるように前記第1、第2インバータを制御する制御装置と、 を備え、 前記制御装置は、前記充電用コネクタと前記外部直流電源とが接続されていて且つ前記蓄電装置の電圧が前記外部直流電源の許容下限電圧未満の場合、前記外部直流電源からの電力供給の開始前に、前記切替スイッチがオフ状態で前記蓄電装置からの電力を用いて前記モータおよび前記第2インバータによる昇圧を伴って前記コンデンサがプリチャージされるように前記第1、第2インバータを制御する、 電動車。
Description
本開示は、電動車に関する。 従来、蓄電装置と、蓄電装置のシステム電圧で作動する補機部品と、システム電圧よりも高い電圧が外部直流電源から印加される直流インレットと、蓄電装置と直流インレットとに接続されて直流インレットからの電力を降圧して蓄電装置に供給する降圧回路を備える電動車が提案されている(例えば、特許文献1参照)。 特開2021-61691号公報 本開示の実施形態の電気自動車と充電スタンドとの概略構成図である。処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。第2プリチャージ制御の様子を示す説明図である。 本開示を実施するための形態(実施形態)について図面を参照しながら説明する。図1は、本開示の実施形態の電気自動車10と充電スタンド80との概略構成図である。実施形態の電気自動車10は、図示するように、バッテリ12(蓄電装置)と、モータ20と、第1、第2インバータ22,24と、電力ライン28(正極側ライン28pおよび負極側ライン28n)と、第1コンデンサ30と、第2コンデンサ32(コンデンサ)と、切替スイッチ34と、システムメインリレーSMRと、充電用コネクタ40と、充電用リレー42と、車両ECU50(制御装置)とを備える。 バッテリ12は、例えば定格電圧が数百V程度のリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成され、電力ライン28に接続されている。モータ20は、3相交流モータとして構成され、ロータコアに永久磁石が埋め込まれたロータと、ステータコアに3相(U相、V相、W相)コイル(3相オープン巻線)が巻回されたステータとを備える。ロータは、駆動輪にデファレンシャルギヤを介して連結された駆動軸に接続されている。第1、第2インバータ22は、それぞれ、複数のスイッチング素子としての6つのトランジスタT11~T16,T21~T26と、6つのトランジスタT11~T16,T21~T26に各々に並列接続された6つのダイオードD11~D16,D21~D26とを備える。トランジスタT11~T16,T21~T26は、例えばMOSFETやIGBTが用いられる。トランジスタT11~T16,T21~T26は、正極側ライン28pおよび負極側ライン28nに対してソース側およびシンク側となるように2個ずつペアで配置されている。トランジスタT11~T16の対となる2つのトランジスタの接続点の各々は、モータ20の3相コイルの一端側の各々に接続され、トランジスタT21~T26の対となる2つのトランジスタの接続点の各々は、モータ20の3相コイルの他端側の各々に接続されている。以下、トランジスタT11~T13,T21~T23を「上アーム」、トランジスタT14~T16,T24~T26を「下アーム」という場合がある。第1、第2コンデンサ30,32は、それぞれ、電力ライン28の第1、第2インバータ22,24付近に接続されている。実施形態では、電力ライン28に、図1の左側から、バッテリ12、第1コンデンサ30、第1インバータ22、第2インバータ24、第2コンデンサ32の順に接続されている。切替スイッチ34は、正極側ライン28pの第1、第2インバータ22,24間に設けられている。切替スイッチ34は、例えば半導体スイッチや絶縁型スイッチ(リレー)が用いられる。 システムメインリレーSMRは、電力ライン28のバッテリ12と第1コンデンサ30との間に設けられている。具体的には、システムメインリレーSMRは、正極側ライン28pに設けられた正極側リレーSMRBと、負極側ライン28nに設けられた負極側リレーSMRGと、負極側リレーSMRGをバイパスするようにプリチャージリレーSMRPおよび抵抗素子Rが互いに直列接続されたプリチャージ回路とを備える。充電用コネクタ40は、電力ライン28の第2インバータ24よりも第2コンデンサ32側に接続され、充電スタンド80のスタンドコネクタ82と接続可能に構成されている。充電用リレー42は、電力ライン28の第2インバータ24および第2コンデンサ32と充電用コネクタ40との間に設けられている。 車両ECU50は、マイクロコンピュータや各種駆動回路、各種ロジックICを備える。車両ECU50には、各種センサからの信号が入力されている。例えば、車両ECU50には、電圧センサ12vからのバッテリ12の電圧Vb、電流センサ12iからのバッテリ12の電流Ib、回転位置センサ20aからのモータ20のロータの回転位置θm、電流センサ20u,20v,20wからのモータ20の各相の相電流Iu,Iv,Iw、電圧センサ30v,32Vからの第1、第2コンデンサ30,32の電圧VH,VLが入力されている。車両ECU50からは、各種制御信号が出力されている。例えば、車両ECU50からは、第1、第2インバータ22,24のトランジスタT11~T16,T21~T26、切替スイッチ34、システムメインリレーSMR(正極側リレーSMRB、負極側リレーSMRG、プリチャージリレーSMRP)、充電用リレー42への制御信号が出力されている。車両ECU50は、バッテリ12の電流Ibの積算値に基づいてバッテリ12の蓄電割合SOCを演算したり、モータ20のロータの回転位置θmに基づいてモータ20の電気角θeや回転数Nmを演算したりしている。車両ECU50は、充電スタンド80のスタンドECU86と通信可能である。 充電スタンド80は、スタンドコネクタ82と、電力供給装置84と、スタンドECU86とを備える。スタンドコネクタ82は、電気自動車10の充電用コネクタ40と接続可能に構成されている。電力供給装置84は、電力系統などからの交流電力を直流電力に変換し且つ電圧や電流を調整してスタンドコネクタ82側に供給可能に構成されている。スタンドECU86は、車両ECU50と同様に、マイクロコンピュータや、各種駆動回路、各種ロジックICを備える。スタンドECU86には、各種センサからの信号が入力されている。スタンドECU86からは、電力供給装置84への制御信号が出力されている。スタンドECU86は、上述したように、車両ECU50と通信可能である。 実施形態の電気自動車10では、車両ECU50は、充電用コネクタ40とスタンドコネクタ82とが接続されている状態で、充電スタンド80からの電力を用いたバッテリ12の充電である外部充電の開始指示が行なわれると、図2の処理ルーチンを実行する。なお、本ルーチンの開始時において、第1、第2インバータ22,24はシャットダウン状態(トランジスタT11~T16,T21~T26の全てがオフ状態)であり、切替スイッチ34、正極側リレーSMRB、負極側リレーSMRG、プリチャージリレーSMRP、充電用リレー42は、何れもオフ状態である。 本ルーチンが実行されると、車両ECU50は、最初に、第1プリチャージ制御を実行する(ステップS100)。第1プリチャージ制御では、切替スイッチ34をオン状態としてから、正極側リレーSMRBとプリチャージリレーSMRPとをオン状態とする。これにより、バッテリ12、正極側ライン28p(正極側リレーSMRBを含む)、第1、第2コンデンサ30,32、負極側ライン28n(プリチャージ回路を含む)、バッテリ12の経路で、第1、第2コンデンサ30,32への突入電流が抑制されつつ、第1、第2コンデンサ30,32が並列にプリチャージされる。第1プリチャージ制御は、例えば、バッテリ12の電圧Vbと第1、第2コンデンサ30,32の電圧VH,VLとが略等しくなった(ズレが閾値以下になった)ときに終了される。 続いて、電圧電流調整制御を実行する(ステップS110)。電圧電流調整制御では、切替スイッチ34をオフ状態とし、負極側リレーSMRGをオン状態とすると共にプリチャージリレーSMRPをオフ状態とし、第1、第2コンデンサの電圧VH,VLが略等しくなり且つモータ20の各相の相電流Iu,Iv,Iwがそれぞれ略値0になるように第1、第2インバータ22,24を制御する。電圧電流調整制御は、例えば、第1、第2コンデンサの電圧VH,VLが略等しくなり(ズレが閾値以下になり)且つモータ20の各相の相電流Iu,Iv,Iwがそれぞれ略値0になった(絶対値が閾値以下になった)ときに終了される。このとき、切替スイッチ34がオフ状態でかつ正極側リレーSMRBおよび負極側リレーSMRGがオン状態となっている。 そして、バッテリ12の電圧Vb(コンデンサ32の電圧VL)と充電スタンド80の許容下限電圧Vsminとを比較する(ステップS120)。電圧Vbが許容下限電圧Vsmin以上の場合、外部充電制御を実行して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。外部充電制御では、充電用リレー42をオン状態とし、スタンドECU86に要求電力を逐次送信して電力供給装置84から車両に要求電力を供給させると共に、電力供給装置84からの電力が第2インバータ24、モータ20、第1インバータ22を介してバッテリ12に供給されるように第1、第2インバータ22,24を制御する。要求電力は、例えばバッテリ12の蓄電割合SOCに基づいて設定される。このようにして、外部充電のための専用の降圧回路を設けることなく、外部充電を行なうことができる。外部充電制御は、例えば、バッテリ12の蓄電割合SOCが閾値Sref以上に至ったときや外部充電の開始指示から所定時間が経過したときに終了される。外部充電制御を終了すると、第1、第2インバータ22,24、切替スイッチ34、正極側リレーSMRB、負極側リレーSMRG、プリチャージリレーSMRP、充電用リレー42を本ルーチンの開始時の状態に戻す。 ステップS120で電圧Vbが許容下限電圧Vsmin未満の場合、第2プリチャージ制御を実行し(ステップS130)、その後に外部充電制御を実行して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。図3は、第2プリチャージ制御の様子を示す説明図である。図3では、モータ20および第1、第2インバータ22,24について、V相の電流だけを図示したが、U相、W相も同様も同様である。図示するように、第2プリチャージ制御では、第1インバータ22の上アーム(トランジスタT11~T13)をオン状態とし且つ下アーム(トランジスタT14~T16)をオフ状態とし、第2インバータ24をスイッチング駆動する。これにより、バッテリ12からの電力を用いてモータ20および第2インバータ24による昇圧を伴って第2コンデンサ32がプリチャージされる。第2プリチャージ制御は、例えば、コンデンサ32の電圧VLが許容下限電圧Vsmin以上に至ったときに終了される。 上述の第1プリチャージ制御では、第2コンデンサ32の電圧VLをバッテリ12の電圧Vb1よりも高くすることができない。このため、電圧Vb(電圧VL)が許容下限電圧Vsmin未満の場合、例えば、電圧Vbが400V程度で且つ許容下限電圧Vsminが800V程度の場合において、外部充電制御の開始前(充電スタンド80からの電力供給の開始前)に第2プリチャージ制御を実行しないときには、充電スタンド80からの電力供給の開始時の電圧VLと許容下限電圧Vsminとの電圧差が比較的大きく充電用コネクタ40、第2コンデンサ32、充電用コネクタ40の経路で過電流が流れる可能性がある。これに対して、実施形態では、外部充電制御の開始前に第2プリチャージ制御を実行することにより、充電スタンド80からの電力供給の開始時の電圧VLと許容下限電圧Vsminとの電圧差を低減し、充電用コネクタ40、第2コンデンサ32、充電用コネクタ40の経路で過電流が流れるのを抑制することができる。 上述した実施形態では、バッテリ12と走行用のモータ20と第1、第2インバータ22,24と第1、第2コンデンサ30,32と切替スイッチ34とシステムメインリレーSMRと充電用コネクタ40と充電用リレー42とを