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JP-2026076874-A - フタロシアニン系色素、着色樹脂組成物、カラーフィルタ、表示装置、及び固体撮像素子

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Abstract

【課題】溶媒に対する溶解性の高い新たなフタロシアニン系色素を提供する。 【解決手段】式(I-A)及び式(I-B)の化合物からなるフタロシアニン系色素。 [M a 及びM b は、異なる2価の金属原子;A 1a ~A 8a 及びA 1b ~A 8b のうち、それぞれ少なくとも4つは特定のアリールオキシ基、他の置換基はF又はClである。] 【選択図】なし

Inventors

  • 原 尚史
  • 濱木 裕史

Assignees

  • 住友化学株式会社

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20241024

Claims (10)

  1. 式(I-A)で表される化合物及び式(I-B)で表される化合物からなるフタロシアニン系色素。 [式(I-A)、及び式(I-B)中、 M a 及びM b は、互いに独立に、2価の金属原子を表し、M a とM b とは異なる金属原子を表す。 X 1a ~X 8a 及びX 1b ~X 8b は、互いに独立に、フッ素原子、又は塩素原子である。 A 1a ~A 8a は、互いに独立に、フッ素原子、塩素原子、又は式(II-A)で表される基を表す。 A 1b ~A 8b は、互いに独立に、フッ素原子、塩素原子、又は式(II-B)で表される基を表す。 但し、A 1a ~A 8a のうち、少なくとも4つは式(II-A)で表される基を表し、A 1b ~A 8b のうち、少なくとも4つは式(II-B)で表される基を表す。] [式(II-A)、及び式(II-B)中、 B 1a ~B 5a 、及びB 1b ~B 5b は、互いに独立に、水素原子、炭素数1~10の炭化水素基、COR x 基、CO 2 R x 基、OR x 基、NHR x 基、又はNR x 2 基を表す。 R x は、炭素数1~10の炭化水素基を表し、R x が複数ある場合、それらは同一でも異なっていてもよい。 *は、結合手を表す。]
  2. M a が亜鉛原子であり、M b が亜鉛原子以外の2価の金属原子である、請求項1に記載のフタロシアニン系色素。
  3. M a が亜鉛原子であり、M b が銅原子である、請求項1に記載のフタロシアニン系色素。
  4. B 1a ~B 5a の少なくとも1つがCO 2 R x 基であり、B 1b ~B 5b の少なくとも1つがCO 2 R x 基である、請求項1に記載のフタロシアニン系色素。
  5. X 1a ~X 8a 及びX 1b ~X 8b は、フッ素原子であり、A 1a ~A 8a は、互いに独立に、フッ素原子又は式(II-A)で表される基であり、A 1b ~A 8b は、互いに独立に、フッ素原子又は式(II-B)で表される基である、請求項1に記載のフタロシアニン系色素。
  6. 着色剤、及びアルカリ可溶性樹脂を含み、 前記着色剤が、請求項1~5のいずれかに記載のフタロシアニン系色素を含有する着色樹脂組成物。
  7. さらに、重合性化合物及び重合開始剤を含有する請求項6に記載の着色樹脂組成物。
  8. 請求項6に記載の着色樹脂組成物から形成されるカラーフィルタ。
  9. 請求項8に記載のカラーフィルタを含む表示装置。
  10. 請求項8に記載のカラーフィルタを含む固体撮像素子。

Description

本発明は、フタロシアニン系色素、該色素を含む着色樹脂組成物、該着色樹脂組成物から形成されるカラーフィルタ、並びに、該カラーフィルタを含む表示装置及び固体撮像素子に関するものである。 液晶表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置及びプラズマディスプレイ等の表示装置やCCDやCMOSセンサなどの固体撮像素子に使用されるカラーフィルタは、着色樹脂組成物から製造される。かかる着色樹脂組成物に含まれる色素として、フタロシアニン化合物が知られている。 一方、特許文献1には、フタロシアニン骨格の4,5位の少なくとも一方にエーテルアリール基あるいはチオエーテルアリール基を有するフタロシアニン化合物をスルホン化した化合物が開示されており、該化合物は、アルコール性溶媒に対して溶解性に優れていることが記載されている。 特開平5-78364号公報 <<フタロシアニン系色素(I)>> 本発明のフタロシアニン系色素(以下、フタロシアニン系色素(I))は、式(I-A)で表される化合物(以下、化合物(I-A)という場合がある)、及び式(I-B)で表される化合物(以下、化合物(I-B)という場合がある)からなることを特徴とする。 化合物(I-A)や化合物(I-B)をそれぞれ単独で用いた場合、溶剤(特に、カラーフィルタ用途でよく使用されるプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)に対する溶解性が悪くなる場合があった。また、化合物(I-A)や化合物(I-B)をそれぞれ単独で用いた場合、いったん溶剤に溶解させることができたとしても、時間が経過するとともに析出物が生じる場合があり、得られるカラーフィルタの透過率低下の要因となることがあった。さらに、化合物(I-A)や化合物(I-B)をそれぞれ単独で用いた場合、カラーフィルタの製造工程で実施されるポストベーク等の高温処理において、凝集が生じ、異物が発生する場合があった。 一方、中心金属の異なる化合物(I-A)と化合物(I-B)とからなるフタロシアニン系色素とすることで、該色素に含まれる化合物の凝集を抑制でき、溶剤(特に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)に対する溶解性が高められる。また、該色素を溶解させた溶液(特に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液)を一定期間保存した場合であっても、析出物の発生を抑制できる、すなわち溶液の保存安定性を高めることができる。さらに、中心金属の異なる化合物(I-A)と化合物(I-B)とからなるフタロシアニン系色素とすることで、高温処理における凝集が抑制され、得られるカラーフィルタ中での異物の発生を抑制できる。化合物(I-A)と化合物(I-B)の両方を含むことで、溶解性、溶液保存安定性などが高まり、また異物発生を抑制できるのは、化合物(I-A)及び化合物(I-B)の一方が規則正しく集積するのを、他方が阻害するためであると推察される。 [式(I-A)、及び式(I-B)中、 Ma及びMbは、互いに独立に、2価の金属原子を表し、MaとMbとは異なる金属原子を表す。 X1a~X8a及びX1b~X8bは、互いに独立に、フッ素原子、又は塩素原子である。 A1a~A8aは、互いに独立に、フッ素原子、塩素原子、又は式(II-A)で表される基を表す。 A1b~A8bは、互いに独立に、フッ素原子、塩素原子、又は式(II-B)で表される基を表す。 但し、A1a~A8aのうち、少なくとも4つは式(II-A)で表される基を表し、A1b~A8bのうち、少なくとも4つは式(II-B)で表される基を表す。] [式(II-A)、及び式(II-B)中、 B1a~B5a、及びB1b~B5bは、互いに独立に、水素原子、炭素数1~10の炭化水素基、CORx基、CO2Rx基、ORx基、NHRx基、又はNRx 2基を表す。 Rxは、炭素数1~10の炭化水素基を表し、Rxが複数ある場合、それらは同一でも異なっていてもよい。 *は、結合手を表す。] 以下、式(I-A)及び式(I-B)の部分構造を挙げて本発明をより具体的に説明する。 Ma及びMbで表される2価の金属原子としては、具体的に、Mg、Mo、Mn、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Pt、Cu、Zn、Si、Sn、Pb等が挙げられ、なかでもCu、Ni、又はZnが好ましい。 特に、MaがZnであり、MbがZn以外の2価の金属原子であることが好ましい。これにより、上述の溶解度向上効果、保存安定性向上効果、異物抑制効果を損なうことなく、着色剤の着色力を高めることができる。 また、MaがZnであり、MbがCuであることが特に好ましい。これにより、溶解度がより高められ、また緑色カラーフィルタとした際の分光特性が高められる傾向にある。 X1a~X8a及びX1b~X8bは、フッ素原子が好ましい。 A1a~A8aは、互いに独立に、フッ素原子又は式(II-A)で表される基であることが好ましい。 A1b~A8bは、互いに独立に、フッ素原子又は式(II-B)で表される基であることが好ましい。 B1a~B5a、B1b~B5b、及びRxで表される炭素数1~10の炭化水素基は、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基、及びこれらを組み合わせた基のいずれであってもよく、該脂肪族炭化水素基は、飽和又は不飽和であってもよく、鎖状又は環状(脂環式炭化水素基)であってもよい。 飽和鎖状炭化水素基(アルキル基)としては、メチル基、エチル基、n-プロピル基、n-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基、n-ヘプチル基、n-オクチル基、n-ノニル基、n-デシル基等の直鎖状アルキル基;イソプロピル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、イソペンチル基、tert-アミル基、1,3-ジメチルブチル基、2-エチルブチル基、2-エチルヘキシル基等の分枝鎖状アルキル基;が挙げられる。 アルキル基の炭素数は、好ましくは1~8であり、より好ましくは1~4であり、さらに好ましくはメチル基又はエチル基である。 不飽和鎖状炭化水素基としては、エテニル基、プロペニル基(例えば、1-プロペニル基、2-プロペニル基)、ブテニル基(例えば、1-ブテニル基、3-ブテニル基)等のアルケニル基;エチニル基、プロピニル基(例えば、1-プロピニル基、2-プロピニル基)、ブチニル基(例えば、1-ブチニル基、3-ブチニル基)等のアルキニル基;等が挙げられる。 不飽和鎖状炭化水素基の炭素数は、好ましくは2~10であり、より好ましくは2~8であり、さらに好ましくは2~4である。 飽和脂環式炭化水素基としては、シクロプロピル基、1-メチルシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル、2-メチルシクロヘキシル基等のシクロアルキル基が挙げられる。 不飽和脂環式炭化水素基としては、シクロヘキセニル基(例えば、シクロヘキサ-1-エン-1-イル基、シクロヘキサ-2-エン-1-イル基、シクロヘキサ-3-エン-1-イル基)、シクロヘプテニル基、シクロオクテニル基等のシクロアルケニル基等が挙げられる。 脂環式炭化水素基としては、ノルボルニル基、アダマンチル基、ビシクロ[2.2.2]オクチル基等の多環式の飽和脂環式炭化水素基;ノルボルネニル基等の多環式の不飽和脂環式炭化水素基;等も挙げられる。 脂環式炭化水素基の炭素数は、好ましくは3~10であり、より好ましくは4~8である。 芳香族炭化水素基としては、フェニル基、o-トリル基、m-トリル基、p-トリル基、2,4-ジメチルフェニル基、2,6-ジメチルフェニル基、2,4,6-トリメチルフェニル基、4-ビニルフェニル基、o-tert-ブチルフェニル基、m-tert-ブチルフェニル基、p-tert-ブチルフェニル基、1-ナフチル基、2-ナフチル基、テトラリンから水素原子を1つ除いた基等が挙げられる。 芳香族炭化水素基の炭素数は、好ましくは6~10である。 B1a~B5a、B1b~B5b、及びRxで表される炭化水素基は、炭素数の合計が10以下である限り、上記に挙げた炭化水素基を組合せた基であってもよく、該炭化水素基を組合せた基としては、例えば、アラルキル基、脂環式炭化水素基が結合したアルキル基等が挙げられる。 アラルキル基としては、例えば、ベンジル基、(2-メチルフェニル)メチル基、(3-メチルフェニル)メチル基、(4-メチルフェニル)メチル基、(2-エチルフェニル)メチル基、(3-エチルフェニル)メチル基、(4-エチルフェニル)メチル基、(3,5-ジメチルフェニル)メチル基、1-フェニルエチル基、1-メチル-1-フェニルエチル基等が挙げられる。アラルキル基の炭素数は、好ましくは7~10である。 脂環式炭化水素基が結合したアルキル基としては、例えば、シクロプロピルメチル基、シクロプロピルエチル基、シクロブチルメチル基、シクロヘキシルメチル基、シクロヘキシルエチル基等が挙げられる。脂環式炭化水素基が結合したアルキル基の炭素数は、4~10であることが好ましい。 B1a~B5a及びB1b~B5bで表される炭素数1~10の炭化水素基としては、炭素数1~10のアルキル基であることが好ましく、より好ましくは炭素数1~8のアルキル基、さらに好ましくは炭素数1~4のアルキル基である。 CORx基におけるRxとしては、炭素数1~10のアルキル基であることが好ましく、より好ましくは炭素数1~8のアルキル基、さらに好ましくは炭素数1~4のアルキル基である。 CO2Rx基におけるRxとしては、炭素数1~10のアルキル基であることが好ましく、より好ましくは炭素数1~4のアルキル基、さらに好ましくはメチル基またはエチル基、特に好ましくはエチル基である。 ORx基におけるRxとしては、炭素数1~10のアルキル基又は炭素数6~10の芳香族炭化水素基が好ましく、より好ましくは炭素数1~10のアルキル基、さらに好ましくは炭素数1~4のアルキル基である。 NHRx基におけるRxとしては、炭素数1~10のアルキル基又は炭素数6~10の芳香族炭化水素基が好ましく、より好ましくは炭素数1~10のアルキル基、さらに好ましくは炭素数1~4のアルキル基である。 NRx 2基におけるRxとしては、炭素数1~10のアルキル基又は炭素数6~10の芳香族炭化水素基が好ましく、より好ましくは炭素数1~10のアルキル基、さらに好ましくは炭素数1~4のアルキル基である。なお2つのRxは同一であっても異なってもよい。 溶剤(特に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)に対する溶解性をより高める観点から、B1a~B5aの少なくとも1つ及び/又はB1b~B5bの少なくとも1つは、CORx基、CO2Rx基、ORx基、NHRx基、及びNRx 2基からなる群から選択される少なくとも1種の基(以下、極性基という場合がある)であることが好ましく、B1a~B5aの少なくとも1つ及びB1b~B5bの少なくとも1つは極性基であることがより好ましい。前記極性基中でも、CO2Rx基が好ましい。なおB1a~B5aの2つ以上が極性基を有する場合、それらは同一であっても異なっていてもよく、B1b~B5bの2つ以上が極性基を有する場合、それらは同一であっても異なっていてもよい。 B1a~B5aのうち、好ましくは1つ以上、より好ましくは1~3つ、さらに好ましくは1つが前記極性基であることが好ましい。極性基の位置は特に限定されないが、少なくともB2a又はB3aが極性基であることが好ましく、少なくともB3aが極性基であることがより好ましい。 B1b~B5bのうち、好ましくは1つ以上、より好ましくは1~3つ、さらに好ましくは1つが前記極性基であることが