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JP-2026076879-A - 建物

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Abstract

【課題】室内空間に面する天井面及び外周壁面に統一感を持たせつつ、室内空間内の揮発性有機化合物の濃度を抑制することが可能な建物を提供する。 【解決手段】本開示に係る建物100は、区画部材によって他の空間R2,R3,OTと区画された室内空間R1を備えた建物100であって、室内空間R1の天井材CL及び建物100の外周壁WL1を構成する区画部材は、空洞部sp1,sp3と、空洞部sp1,sp3を挟んで対向する2つの仕切り部材(第1仕切り部材wo1,c1及び第2仕切り部材wo2,c2)とを有し、2つの仕切り部材のうちの空洞部sp1,sp3よりも室内空間R1側の仕切り部材(第1仕切り部材wo1,c1)が空洞部内に露出する面を通じて揮発性有機化合物の吸着又は分解が可能であり、室内空間R1側の仕切り部材における室内空間R1側の面に透湿度が1000[g/m 2 24h]未満の仕上げ材wf,cfが配置されることを特徴とする。 【選択図】図1

Inventors

  • 吉田 和史
  • 上野 彩
  • 築山 祐子

Assignees

  • 旭化成ホームズ株式会社

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20241024

Claims (4)

  1. 区画部材によって他の空間と区画された室内空間を備えた建物であって、 前記区画部材のうち、室内空間の天井を含む天井材及び建物の外周壁を構成する区画部材は、空洞部と、該空洞部を挟んで対向する2つの仕切り部材とを有し、前記2つの仕切り部材のうちの前記空洞部よりも前記室内空間側の仕切り部材が前記空洞部内に露出する面を通じて揮発性有機化合物の吸着又は分解が可能であり、前記室内空間側の仕切り部材における前記室内空間側の面に透湿度が1000[g/m 2 24h]未満の仕上げ材が配置されている、建物。
  2. 前記区画部材のうち、前記室内空間と該室内空間に隣接する隣接室内空間とを区画する間仕切壁は、揮発性有機化合物を吸着又は分解する機能を有しておらず、前記間仕切壁の上端部が前記天井材の下面で終端する天井勝ちの構成とされている、請求項1に記載の建物。
  3. 前記天井材と前記外周壁を構成する前記区画部材における前記室内空間側の面には、同柄及び同材質の仕上げ材が配置されている、請求項1又は2に記載の建物。
  4. 前記区画部材のうち、前記室内空間と該室内空間に隣接する隣接室内空間とを区画する間仕切壁における前記室内空間側の面には、前記天井材及び前記外周壁と同柄及び同材質の仕上げ材が配置されている、請求項3に記載の建物。

Description

本開示は、室内空間内の揮発性有機化合物の濃度を抑制可能な建物に関する。 シックハウス対策に係る改正建築基準法の施行により、内装仕上げに使用する建築材料について、ホルムアルデヒドの放散速度を管理することが義務付けられている。これに対して、建物の施工業者は、例えばJIS規格の等級(例:F☆☆☆☆(Fフォースター))で管理された建築資材を用いて内装仕上げを行うことで、ホルムアルデヒドの放散速度の管理を行っている。 また、特許文献1には、室内空間に放散されたホルムアルデヒドを捕捉することが可能な内装用建材及び建築物の内装構造が開示されている。このような内装構造を採用することで、建材の組み立て等にホルムアルデヒド系接着剤を使用した場合にも放散したホルムアルデヒドを捕捉して室内のホルムアルデヒド濃度の上昇を抑制することができる。 特許第4213365号公報 本開示の一実施形態に係る建物の概略構成を示す正面断面図である。本開示の一実施形態に係る建物の外周壁の空洞部部分の平面断面図である。 以下、図面を参照して、本開示をより具体的に説明する。 図1は、本開示の一実施形態に係る建物100の概略構成を示す正面断面図である。まず、建物100の全体構成について説明する。図1に示す建物100は、鉄骨造の軸組みを有する2階建ての工業化住宅である。 なお、本願明細書、及び特許請求の範囲に記載の「揮発性有機化合物」は、JIS A 1901:2015において対象化学物質とされている建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物を含むものとする。 建物100は、地盤GLに固定された鉄筋コンクリート造の基礎構造1と、柱部材や梁部材などの軸組部材で構成された軸組架構等を有し、基礎構造1に固定された上部構造体2と、で構成されている。なお、軸組架構を構成する軸組部材は、規格化(標準化)されたものであり、予め工場にて製造された後に建築現場に搬入されて組み立てられる。 基礎構造1は、軸組架構の下方に位置し、軸組架構を支持している。具体的に、基礎構造1は、鉄筋コンクリート造の外周基礎梁10及びフーチング12を備えている。基礎構造1は、地盤GLに埋設されており、フーチング12の底面に当接して配置される杭体をさらに備えていてもよい。また、外周基礎梁10の上端部には、露出型固定柱脚工法により軸組架構の柱部材の柱脚を固定するための柱脚固定部が設けられ、アンカーボルトが外周基礎梁10の上面から突出している。基礎構造1は、上部構造体2の軸組架構からの鉛直荷重を地盤GLに分散して伝達する機能に加えて、上部構造体2における外装部材や床部材を支持する機能を有している。 外周基礎梁10は、鉄筋コンクリート造であり、上部構造体2の下方に位置し、上部構造体2を支持している。また、外周基礎梁10の下方には、外周基礎梁10と一体で形成された、建物100の荷重を地盤GLに伝える鉄筋コンクリート造のフーチング12が設けられている。 上部構造体2は、複数の柱部材及び柱部材間に架設された複数の梁部材から構成される軸組架構と、この軸組架構の外周部に配置される外周壁WL1と、階間に位置し階層間を上階屋内空間と下階屋内空間とに隔てる天井材CLと、室内空間R1と隣接する他の空間R2としての隣接室内空間とを区画する間仕切壁WL2と、を備えている。 外周壁WL1は、外装部材と、断熱部材と、内装部材と、を含んでいる。外装部材は、例えば、軽量気泡コンクリート(以下、「ALC」と記載する。「ALC」とは「autoclaved light weight concrete」の略である。)のパネルにより構成することができ、軸組架構の周囲にALCパネルを複数連接させることにより、外周壁WL1の外層(図1の例では第2仕切り部材wo2の外装パネルwp)を形成することができる。断熱部材は、図1の例では例えば第2仕切り部材wo2を構成する断熱材hwであり、例えば、フェノールフォーム、ポリスチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡樹脂系の材料で形成することができる。内装部材は、図1の例では、外周壁WL1を構成する第1仕切り部材wo1であり、例えば、揮発性有機化合物の低減効果を有する機能性建材や、石膏ボードの外面に有機化合物の低減効果を有する機能性シートを貼り付けた部材で形成することができる。 外周壁WL1は、後述する室内空間R1と他の空間OT(建物100の外周壁WL1の外側の空間)とを区画する区画部材である。外周壁WL1は、図1に示すように、室内空間R1に面する第1仕切り部材wo1と、他の空間OTに面する第2仕切り部材wo2と、第1仕切り部材wo1と第2仕切り部材wo2により形成された空間である空洞部sp1とを備えている。第1仕切り部材wo1及び第2仕切り部材wo2は、空洞部sp1を挟んで対向して設けられている。 なお、外周壁WL1の第1仕切り部材wo1は、区画部材のうち空洞部sp1よりも室内空間R1側にある部分を指す概念である。同様に、第2仕切り部材wo2は、区画部材のうち空洞部sp1よりも室内空間R1側とは反対側にある部分を指す概念である。従って、本実施形態では、外周壁WL1は、2つの仕切り部材(第1仕切り部材wo1及び第2仕切り部材wo2)と空洞部sp1により構成されている。 図1に示すように、本実施形態に係る建物100は、室内空間R1を備えている。室内空間R1は、区画部材によって他の空間R2,R3及びOTと区画されている。他の空間R2は、室内空間R1と隣接する室内空間であり、区画部材である間仕切壁WL2によって室内空間R1と区画されている。また、他の空間R3は、室内空間R1の上方に設けられた室内空間であり、区画部材である天井材CLによって室内空間R1と区画されている。また、他の空間OTは上述の通り建物100の外部の空間であり、区画部材である外周壁WL1によって室内空間R1と区画されている。 本実施形態において、外周壁WL1の第1仕切り部材wo1には、例えば、揮発性有機化合物の低減効果を有する機能性建材を用いることができる。第1仕切り部材wo1に用いる機能性建材には、例えば、ヒドラジド化合物を配合することでホルムアルデヒド等のアルデヒド類やその他の揮発性有機化合物の捕捉性能を高めた建材や、吉野石膏株式会社製のタイガーハイクリンボード(登録商標)等を用いることができる。また、上記以外の揮発性有機化合物の吸着性又は分解性を備えた他の建材を用いてもよい。また、第1仕切り部材wo1には、例えば、石膏ボードの少なくとも外面(空洞部sp1側の面)に揮発性有機化合物の吸着性又は分解性を備えたシート状部材を貼り付けることで、外面側で揮発性有機化合物の吸着性又は分解性を確保したものを用いてもよい。すなわち、第1仕切り部材wo1には、外面(空洞部sp1側の面)を通じた揮発性有機化合物の吸着又は分解が可能な機能性建材等の部材を用いることができる。 なお、第1仕切り部材wo1に加えて、空洞部sp1を挟んで第1仕切り部材wo1と対向する第2仕切り部材wo2にも機能性建材等を用いてもよい。第2仕切り部材wo2に機能性建材等を用いる場合、第2仕切り部材wo2の空洞部sp1側から揮発性有機化合物の吸着又は分解が可能であるように構成することが好ましい。 本実施形態において、第1仕切り部材wo1の室内空間R1側には、透湿性が良くない仕上げ材wfが設けられている。このような仕上げ材wfを設けることにより、第1仕切り部材wo1は、室内空間R1側の面を通じた揮発性有機化合物を吸着又は分解する機能が発揮されない。また、後述するように、第1仕切り部材wo1の隙間を通じて室内空間R1と空洞部sp1との間で空気が流通することによって、室内空間R1内の揮発性有機化合物は、第1仕切り部材wo1の空洞部sp1側から吸着又は分解される。 なお、第1仕切り部材wo1の隙間とは、例えば、スイッチやコンセント、照明器具設置により生じる石膏ボード面の隙間や、第1仕切り部材wo1を複数の矩形形状の機能性建材で構成している場合における、機能性建材同士の隙間などである。なお、第1仕切り部材wo1の隙間に加えて、第1仕切り部材wo1に内壁用のガラリ等の通気口を設けて室内空間R1と空洞部sp1との間の空気の流通を促進してもよい。 仕上げ材wfに用いる材料として、透湿度が1000[g/m224h]未満の材料を用いている。通気性の良くない(透湿度が低い)仕上げ材wfの例としてはビニールクロス等が挙げられる。ここでいう透湿度は、防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)(JIS Z 0208)に定められる測定方法を用いて測定された値である。 一般的に、部屋の壁に用いることができる透湿度が高い仕上げ材は、通気性の良くない仕上げ材に比べて、色、材質、柄が限定されている。出願人が調査した限りでは、透湿度が高い仕上げ材(透湿度が1000[g/m224h]以上)は、トキワ産業株式会社製のコットン不織布(製品名:コットンソフィーナ(登録商標))、株式会社サンゲツ製の通気性壁紙(塩化ビニル製)、シンコール株式会社製の通気性壁紙(塩化ビニル製)、ルノン株式会社製の通気性壁紙(塩化ビニル製)、株式会社キョクソー製の織物(製品名:ノイエローブ(登録商標))に限られている。また、上述のように機械的強度等の観点から透湿度が高い仕上げ材は居住者が直接触れない天井材CLにしか用いることができない。従って、室内空間R1内の外周壁WL1と天井材CLに用いる仕上げ材wf,cfを統一したり、異なる色を意図して組み合わせて用いたりすることが難しい場合があった。本実施形態では、外周壁WL1を構成する第1仕切り部材wo1の室内空間R1側の面に配置する仕上げ材wfと、天井材CLを構成する第1仕切り部材c1の室内空間R1側の面に配置する仕上げ材cfを共に透湿度が1000[g/m224h]未満の仕上げ材で構成している。従って、外周壁WL1の仕上げ材wfと、天井材CLの仕上げ材cfとを同柄及び/又は同材質で統一したり、同色で統一したり、異なる色を意図して組み合わせて用いたりし易くすることができる。 本実施形態において、第2仕切り部材wo2には、上述の第1仕切り部材wo1と同一の揮発性有機化合物の低減効果を有する部材を用いている。しかし、この態様には限定されず、第2仕切り部材wo2に揮発性有機化合物の低減効果を有していない部材を用いてもよい。 空洞部sp1は、対向して配置された第1仕切り部材wo1と第2仕切り部材wo2によって形成された空間であり、本実施形態では空気の流通経路を構成している。外周壁WL1の第1仕切り部材wo1には、室内空間R1と空洞部sp1とを連通する隙間(図示せず)が設けられている。本実施形態では、外周壁WL1の空洞部sp1は、図1に示すように、上端部において後述する天井材CLの空洞部sp3と連通している。図1における、外周壁WL1の空洞部sp1と天井材CLの空洞部sp3との境界部に描いた白抜き矢印は、空洞部sp1,sp3間を空気が流通可能であることを示している。 本実施形態において、空洞部sp1は、平面視において、室内空間R1の周囲を連続的に囲んでいる。すなわち、空洞部sp1は、平面視において室内空間R1の周りを途切れることなく取り囲んでいる。図2は、本実施形態に係る建物100の平面視における、第1仕切り部材wo1及び第2仕切り部材wo2を支持する下地材bmの配置を示している。例えば図2のように、下地材bmが空洞部sp1の幅方向に広がらないように配置することで、平面視において空洞部sp1が室内空間R1の周囲を連続的に囲むようにすることができる。これによって、空洞部sp1内の空気の流通を促進することができる。 なお、図2において、外周壁WL1の第1仕切り部材wo1及び第2仕切り部材wo2を支持する下