JP-2026076880-A - 天井ボード施工補助具、及び天井ボードの施工方法
Abstract
【課題】野縁への天井ボードの取り付け作業性を向上させることができる、新たな天井ボード施工補助具、及び天井ボードの施工方法を提供する。 【解決手段】本開示に係る天井ボード施工補助具10は、建物の天井3の野縁50に固定された第1天井ボード61に取り付ける天井ボード施工補助具10であって、第1天井ボード61を野縁50に固定する締結部材12の頭部に係止されることで第1天井ボード61に装着される係止部15と、第1天井ボード61の端部に隣接して配置された第2天井ボード62を下方から支持する天井ボード保持部18とを備え、係止部15は、締結部材12の頭部が上下方向に通過可能な第一の穴部11aと、頭部が上下方向に通過不能かつ締結部材12の軸部が通過可能な第二の穴部11bとが面内でつながった係止穴11を有することを特徴とする。 【選択図】図2A
Inventors
- 紀伊國 将太
Assignees
- 旭化成ホームズ株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (15)
- 建物の天井の野縁に固定された第1天井ボードに取り付ける天井ボード施工補助具であって、 前記第1天井ボードを前記野縁に固定する締結部材の頭部に係止されることで前記第1天井ボードに装着される係止部と、 前記第1天井ボードの端部に隣接して配置された第2天井ボードを下方から支持する天井ボード保持部と を備え、 前記係止部は、 前記締結部材の前記頭部が上下方向に通過可能な第一の穴部と、前記頭部が上下方向に通過不能かつ前記締結部材の軸部が通過可能な第二の穴部とが面内でつながった係止穴、又は、 前記頭部が上下方向に通過不能かつ前記締結部材の軸部が通過可能な係止長穴であって、前記係止長穴の一端が平面視において前記係止部の内側で終端すると共に他端が平面視において前記係止部の外縁部まで延在する、該係止長穴 を有する、天井ボード施工補助具。
- 前記第二の穴部は、前記係止穴において前記第一の穴部よりも前記天井ボード保持部に近い側に配置されている、請求項1に記載の天井ボード施工補助具。
- 前記係止穴は、前記係止部と前記天井ボード保持部とを結ぶ方向に複数並んで配置されている、請求項1又は2に記載の天井ボード施工補助具。
- 前記天井ボード保持部における第2天井ボードを支持する面と、前記係止部における前記第1天井ボードに当接する面とが略平行となるように形成されている、請求項1又は2に記載の天井ボード施工補助具。
- 前記天井ボード保持部における前記係止部とは反対側の縁部は、前記係止部とは反対側に向かって中央部が張り出す平面視で凸形状を有する、請求項1又は2に記載の天井ボード施工補助具。
- 建物の天井の野縁に対して上方から掛け止めされる掛止部と、 前記掛止部を前記野縁に設置したときに、 前記掛止部の下部から水平方向に前記野縁から離隔する方向に延びる掛止基部と、 前記野縁の下面よりも下方に位置し、前記掛止基部に対して平行に延びると共に前記掛止基部に対して移動可能に装着される天井ボード載置部と を備え、 前記天井ボード載置部は、前記掛止部を前記野縁に設置したとき、前記掛止基部から前記野縁を越えて延在する使用位置と、前記掛止基部から前記野縁とは反対側に延びる退避位置との間で前記掛止基部に対して相対移動可能である、天井ボード施工補助具。
- 前記掛止部は、前記野縁を上方から覆う天板と、該天板の一端部から前記野縁の一の側面に沿って下方に延びると共に前記掛止基部に連なる長垂下片と、前記天板の他端部から前記野縁の他の側面に沿って下方に延びる、前記長垂下片よりも上下方向の長さが短い短垂下片とを有する、請求項6に記載の天井ボード施工補助具。
- 前記短垂下片は、下方に向かって前記野縁の前記他の側面に近づく方向に延びている、請求項7に記載の天井ボード施工補助具。
- 前記野縁は、前記一の側面に開口部又は凹所を有し、 前記長垂下片は、前記開口部又は凹所に係合する爪部を有する、請求項7又は8に記載の天井ボード施工補助具。
- 前記野縁は、上面に開口部又は凹所を有し、 前記天板は、前記開口部又は凹所に係合する爪部を有する、請求項7又は8に記載の天井ボード施工補助具。
- 前記天板の上部に磁石が配置されている、請求項7又は8に記載の天井ボード施工補助具。
- 天井ボードの施工方法であって、 請求項6に記載の天井ボード施工補助具の前記掛止部を上方から前記野縁に掛け止めることと、 前記天井ボード載置部を前記退避位置へと移動させることと、 前記天井ボードの端部を下方から前記野縁に押し当てることと、 前記天井ボード載置部を前記使用位置へと移動させて前記天井ボードの前記端部を下方から支持することと を含む、施工方法。
- 天井ボードの施工方法であって、 請求項1に記載の天井ボード施工補助具の前記係止部を、既に野縁に固定されている第1天井ボードを固定するための締結部材の頭部に係止することと、 請求項6に記載の天井ボード施工補助具を他の野縁に掛け止めることと、 請求項1に記載の天井ボード施工補助具の前記天井ボード保持部の上に、第2天井ボードの端部を配置することと、 請求項6に記載の天井ボード施工補助具の前記天井ボード載置部を退避位置へと移動させることと、 前記第2天井ボードの端部を下方から前記他の野縁に押し当てることと、 前記天井ボード載置部を使用位置へと移動させて前記第2天井ボードの前記端部を下方から支持することと を含む、施工方法。
- 天井ボードの施工方法であって、 請求項1に記載の天井ボード施工補助具の前記係止部を、既に野縁に固定されている第1天井ボードを固定するための、完全に締結されていない締結部材の頭部に係止することと、 請求項1に記載の天井ボード施工補助具の前記天井ボード保持部の上に、第2天井ボードの端部を配置することと、 前記第2天井ボードの端部を下方から前記他の野縁に押し当てることと、 請求項1に記載の天井ボード施工補助具を外すことと、 前記完全に締結されていない締結部材を完全に締結することと を含む、施工方法。
- 天井ボードの施工方法であって、 請求項1に記載の天井ボード施工補助具の前記係止部を、既に野縁に固定されている第1天井ボードを固定するための、完全に締結されていない締結部材の頭部に係止することと、 請求項6に記載の天井ボード施工補助具を他の野縁に掛け止めることと、 請求項1に記載の天井ボード施工補助具の前記天井ボード保持部の上に、第2天井ボードの端部を配置することと、 請求項6に記載の天井ボード施工補助具の前記天井ボード載置部を退避位置へと移動させることと、 前記第2天井ボードの端部を下方から前記他の野縁に押し当てることと、 前記天井ボード載置部を使用位置へと移動させて前記第2天井ボードの前記端部を下方から支持することと、 請求項1に記載の天井ボード施工補助具を外すことと、 前記完全に締結されていない締結部材を完全に締結することと を含む、施工方法。
Description
本開示は、天井ボード施工補助具、及び天井ボードの施工方法に関する。 従来、作業者が一人で天井ボードを釘やビス等で天井の野縁に取り付ける場合、天井ボードを作業者の頭で支えたり、床から延びる長い棒を用いて天井ボードを支えながら作業を行っていた。しかし、これらの手法では作業者の体勢が不安定になったり作業者が体力を消耗し易いため、作業性の改善が求められていた。 このような問題に対して、例えば特許文献1及び2には、天井ボードの一端を掛け止めすることができる天井ボード施工補助具が開示されている。作業者は、これらの天井ボード施工補助具を既に取り付けられている天井ボード又は天井の野縁に取り付け、天井ボード施工補助具で取り付けようとする天井ボードの一端を支持しながら他端を野縁にビス等で固定することができる。 特許第4074864号公報特開2019- 19565号公報 本開示の一実施形態に係る第1及び第2天井ボード施工補助具を用いて施工される天井構造を示す正面断面図である。本開示の一実施形態に係る第2天井ボード施工補助具の構成を示す平面図である。本開示の一実施形態に係る第2天井ボード施工補助具の構成を示す正面図である。本開示の一実施形態に係る第2天井ボード施工補助具の構成を示す斜視図である。本開示の一実施形態に係る第2天井ボード施工補助具の変形例を示す平面図である。本開示の一実施形態に係る第1天井ボード施工補助具の構成を示す平面図である。本開示の一実施形態に係る第1天井ボード施工補助具の構成を示す正面図である。本開示の一実施形態に係る第1天井ボード施工補助具の構成を示す斜視図である。本開示の一実施形態に係る第1天井ボード施工補助具(退避位置)の構成を示す正面図である。本開示の一実施形態に係る第1天井ボード施工補助具(変形例)の構成を示す平面図である。本開示の一実施形態に係る第1天井ボード施工補助具(変形例)の構成を示す正面図である。本開示の一実施形態に係る天井ボードの施工方法(前半)の実施手順を示すフローチャートである。本開示の一実施形態に係る天井ボードの施工方法(前半)により施工される天井ボードの施工例を示す図である。本開示の一実施形態に係る天井ボードの施工方法(後半)の実施手順を示すフローチャートである。本開示の一実施形態に係る天井ボードの施工方法(後半)により施工される天井ボードの施工例を示す図である。 以下、図面を参照して、本開示をより具体的に説明する。 図1は、本開示の一実施形態に係る天井ボード施工補助具10,20Aによって施工される天井ボード(第1天井ボード61等)を含む建物の天井構造1の構成を示す正面図である。建物の天井構造1は、建物の住居部構造体をなす架構を構成する梁部材2と、梁部材2に固定され、梁部材2から垂下する防振吊り部材5と、防振吊り部材5の下端部に取り付けられる野縁受け6と、野縁受け6の下面に固定され、略一定間隔で配列される野縁50と、野縁50の下面に固定される第1天井ボード61等とを備えている。なお、図1では、建物は天井勝ちの構成を有するものとして記載しているが、壁勝ちの構成であってもよい。 なお、本明細書、特許請求の範囲及び図面において、建物の天井構造1の上下方向とは、図1の上下方向を基準とし、床支持部材8が配置される側を上方、第1天井ボード61等が配置される側を下方とする。 本実施形態に係る天井構造1を採用する建物は、鉄骨造の軸組みを有し、複数の階層を有する鋼構造建物である。本実施形態では、建物は複数の階層として2層を有するものとして説明しているが、3層以上の構成としてもよい。 建物は、地盤に固定された図示しない鉄筋コンクリート造の基礎構造体と、柱部材や梁部材2などの部材で構成された躯体構造としての架構を有し基礎構造体に固定された住居部構造体と、で構成されている。なお、架構を構成する部材は、規格化(標準化)されたものであり、予め工場にて製造された後に建築現場に搬入されて組み立てられる。このように、本実施形態に係る建物は、工業化建物、プレハブ建物、システム建物等への適用が好ましい。 基礎構造体は、架構の下方に位置し、架構を支持している。具体的に、基礎構造体は、鉄筋コンクリート造の布基礎であり、フーチング部と、基礎梁としての立ち上がり部とを備える。また、基礎構造体の立ち上がり部の上端部には、架構の柱部材の柱脚を固定するための柱脚固定部が設けられ、アンカーボルトが立ち上がり部の上面から突出している。 本実施形態の住居部構造体は、複数の柱部材及び柱部材間に架設された複数の梁部材2から構成される鉄骨造の架構と、この架構の外周部に配置される外周壁と、階層間を上階屋内空間と下階屋内空間とに隔てる仕切体と、を備えている。なお、架構は、必ずしも鉄骨造でなくてもよい。 外周壁は、外装部材と、断熱部材と、内装部材と、を含んでいる。外装部材は、例えば、軽量気泡コンクリート(以下、「ALC等」と記載する。「ALC」とは「autoclaved light weight concrete」の略である。)のパネルにより構成することができ、架構の周囲にALCパネルを複数連接させることにより、外周壁の外層を形成することができる。断熱部材は、例えば、フェノールフォーム、ポリスチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡樹脂系の材料で形成することができ、上述の外装部材により形成された外層の内面に沿って連接することにより、外周壁の断熱層を形成することができる。更に、内装部材は、例えば、石膏ボードを用いることができ、断熱層の内側に連接することにより、外周壁の内層を形成することができる。 仕切体は、図1に示す床支持部材8、及び天井3を含んでいる。ここで、「仕切体」とは、上階屋内空間と下階屋内空間とを仕切るものであり、架構を除く、下階屋内空間の天面から上階屋内空間の床面までの間に位置する部材の集合体を意味するものである。従って、仕切体は、上述した床支持部材8や天井3に加えて、例えば、床支持部材8上に積層された、上階屋内空間の床面を構成するフローリング等の床内装部材などを含む概念である。そして、本実施形態の仕切体は、上階屋内空間としての2階の屋内空間と、下階屋内空間としての1階の屋内空間とを仕切るものである。 床支持部材8は、例えば、ALCパネルにより構成することができる。床支持部材8は、梁部材2上に架設され、梁部材2により直接的又は間接的に支持される。 天井3は、下階屋内空間の天井面を構成する天井ボード(第1天井ボード61等)と、天井ボードの上方に設けられ、天井ボードを上方から支持する野縁50とを備えている。 野縁50は、水平方向(図1の左右方向)に延び架構を構成する梁部材2から垂下する防振吊り部材5により吊り下げ支持された野縁受け6に取り付けられており、略水平方向、且つ図1の紙面に垂直な方向に延びている。野縁50は、本実施形態では、ロの字型の断面形状を有する角型鋼により形成されており、野縁50の配列方向(図1の左右方向)に略所定間隔毎に配置されている。また、野縁50の配列方向端部には、下階屋内空間の壁部9に際野縁が固定されている。なお、野縁50には、ロの字型のほか、H型、L型、I型、コの字型等の各種鋼材を用いることができる。また、野縁50は、鋼鉄材の他、木材等を用いて構成してもよい。野縁50に用いる部材は、JIS A 6517 建築用鋼製下地材(壁・天井)に準拠した部材であることが好ましい。 野縁50の下面には、図1に示すように、第1天井ボード61等が設けられている。第1天井ボード61は、例えば石膏ボード等により形成されている。また、第1天井ボード61として、例えば透湿性建材等を設けるようにしてもよい。 野縁受け6を支持する防振吊り部材5は、防振ゴムを備えており、上階屋内空間の床面からの衝撃が梁部材2を通じて天井3に伝達されるのを抑制する機能を有している。 本実施形態の架構では、図示しない基礎構造体の上に複数の柱部材が立設され、柱部材の間に複数の梁部材2が固定されている。 図2Aから図2Cは、本開示の一実施形態に係る天井ボード施工補助具10(第2天井ボード施工補助具)の構成を示す図である。天井ボード施工補助具10は、既に建物の天井3の野縁50に固定されている第1天井ボード61に取り付ける天井ボード施工補助具10であって、第1天井ボード61を野縁50に固定する締結部材12(図2B及び図8参照)の頭部に係止されることで第1天井ボード61に装着される係止部15と、第1天井ボード61の端部に隣接して配置された第2天井ボード62を下方から支持する天井ボード保持部18とを備えている。 なお、本明細書、特許請求の範囲及び図面において、図2Aの左方向が天井ボード施工補助具10の前方、図2Aの右方向が天井ボード施工補助具10の後方とする。また、図2Aの上下方向が天井ボード施工補助具10の左右方向とする。また、図2Aの紙面に垂直方向(図2Bの上下方向)を天井ボード施工補助具10の上下方向とする。 係止部15は、図2A及び図2Bに示すように、係止部15と天井ボード保持部18とを結ぶ方向(前後方向)を長手方向とする平面視で略矩形形状を有する平板状の部位である。係止部15における天井ボード保持部18の反対側(後側)の端部には、平面視で半円形状を有するR端面13が形成されている。係止部15には、図2Aに示すように、係止部15と天井ボード保持部18とを結ぶ前後方向に係止穴11が複数並んで配置されている。図2Aに示す例では、係止穴11が2つ並んで配置されているが、3つ以上配置されていてもよい。 係止穴11は、第1天井ボード61を野縁50に固定するビス等の締結部材12の頭部が上下方向に通過可能な第一の穴部11aと、頭部が上下方向に通過不能な第二の穴部11bとが面内で接続部11cによりつながった鍵状の形状を有する穴である。すなわち、締結部材12の頭部の直径は、第一の穴部11aの直径よりも小さく、第二の穴部11bの直径よりも大きく、第一の穴部11aは大径穴部であり、第二の穴部11bは小径穴部である。また、締結部材12の軸部は、第一の穴部11a、第二の穴部11b及び接続部11cを通過することができる。作業者は、第1天井ボード61を野縁50に固定している締結部材12を反時計回りに少し回転させて緩めた後、図2Aにおいて、締結部材12の頭部を第一の穴部11aを通して紙面に垂直方向奥側から手前側に通過させる。次に、天井ボード施工補助具10を後方(図2Aの右側)に移動させて締結部材12の頭部を第二の穴部11bの方向に移動させ、締結部材12が第二の穴部11b内にある状態で締結部材12を時計回りに締め込むことで天井ボード施工補助具10を第1天井ボード61に装着することができる(図7のステップS201及び図8参照)。 天井ボード保持部18は、係止部15の前端部から前方に向かって左右方向幅が拡幅する拡幅部16を有し、係止部15とは反対側の縁部17(前端部)は、係止部15とは反対側の前方に向かって左右方向中央部が張り出す平面視で凸形状を有している。図2Aの例では、天井ボード保持部18における係止部15とは反対側の縁部17は、平面視で略円弧形状をなしている。 上述のように、天井ボード保持部18が左右方向に拡幅していることによって、図8に示すように天井ボード施工補助具10の係止部15を第1天井ボード61に装着したとき、第1天井ボード61に隣接配置される第2天井ボード62をより広い面積で安定して支持することができる。また、天井ボード保持部18における係止部15とは反対側の縁部17が前方(図2Aの左側)に向かって左右方向中央部が張り出す凸形状(図示する例では略円弧形状)を有することによって、天井ボード保持部18と野縁50の間の空間に前方(図2Bの左方向)から第2天井ボード62を挿入する際に、第2天井ボード