JP-2026076898-A - 燃焼装置
Abstract
【課題】燃焼装置における燃焼ファンのモータが過度の電流によって高温となることを抑制しつつ、使用者の利便性や快適性を確保する。 【解決手段】筐体内に配置された燃焼ファンの駆動によってバーナに燃焼用の気体を供給し、燃焼ファンのモータに流れる電流に基づく制限条件が成立すると、燃焼ファンの能力を制限するための能力制限処理を実行する。また、筐体の内部温度に影響を及ぼす関連温度(外気温度)を温度センサで検出する。そして、関連温度が高くなるのに伴って、制限条件の成立難易度を下げるように調節する。このような燃焼装置では、燃焼ファンのモータの温度が、流れる電流だけでなく、筐体の内部温度にも依存し、筐体の内部温度は関連温度の影響を受けるため、関連温度が高くなるのに伴って制限条件が成立し易く調節することにより、モータが高温になることを抑制しながら、不要な能力制限処理を省略して使用者の利便性や快適性を確保できる。 【選択図】図2
Inventors
- 森 健太郎
Assignees
- リンナイ株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20241024
Claims (6)
- 筐体内に配置された燃焼ファンの駆動によってバーナに燃焼用の気体を供給し、流動する液体を該バーナでの燃焼によって加熱する燃焼装置において、 前記燃焼ファンのモータに流れる電流に基づく制限条件が成立すると、該燃焼ファンの能力を制限するための能力制限処理を実行する能力制限手段と、 前記筐体の内部温度に影響を及ぼす関連温度を検出する温度センサと、 前記温度センサで検出される前記関連温度が高くなるのに伴って、前記制限条件の成立難易度を下げる調節手段と を備えることを特徴とする燃焼装置。
- 請求項1に記載の燃焼装置において、 前記温度センサは、前記関連温度として前記筐体が設置された環境の外気温度を検出する外気温度センサである ことを特徴とする燃焼装置。
- 請求項1または請求項2に記載の燃焼装置において、 前記液体が循環する循環回路と、 前記循環回路内の前記液体を所定方向に送る循環ポンプと、 前記循環回路に設けられ、前記バーナでの燃焼で生じた燃焼排気との熱交換によって前記液体を加熱する熱交換器と を備え、 前記温度センサは、前記関連温度として前記熱交換器から流出した前記液体の温度を検出する往き温度センサ、および前記関連温度として前記熱交換器に流入する前記液体の温度を検出する戻り温度センサである ことを特徴とする燃焼装置。
- 請求項1または請求項2に記載の燃焼装置において、 前記温度センサは、前記関連温度として前記筐体内に外部から流入した空気の温度を検出する給気温度センサである ことを特徴とする燃焼装置。
- 請求項1または請求項2に記載の燃焼装置において、 前記能力制限手段は、前記燃焼ファンの前記モータに流れる電流の値が上限値に達したことを前記制限条件として、前記能力制限処理を実行し、 前記調節手段は、 前記関連温度が所定の閾値温度未満であると、前記燃焼ファンの前記モータに流れる電流の値が前記上限値に達したことを無効とするのに対し、 前記関連温度が前記閾値温度以上であると、前記燃焼ファンの前記モータに流れる電流の値が前記上限値に達したことを有効とする ことを特徴とする燃焼装置。
- 請求項1または請求項2に記載の燃焼装置において、 前記能力制限手段は、前記燃焼ファンの前記モータに流れる電流の値が上限値に達したことを前記制限条件として、前記能力制限処理を実行し、 前記調節手段は、前記関連温度が高くなるのに伴って、前記上限値を小さくする ことを特徴とする燃焼装置。
Description
本発明は、筐体内に配置された燃焼ファンの駆動によってバーナに燃焼用の気体を供給し、流動する液体をバーナでの燃焼によって加熱する燃焼装置に関する。 内蔵のバーナで燃焼を行う燃焼装置は、暖房機や給湯器などの熱源として、流動する液体(水や熱媒など)を加熱するために広く使用されている。また、燃焼装置では、筐体内に配置された燃焼ファンの駆動によって、燃焼用の気体(空気、あるいは燃料ガスと空気との混合ガス)をバーナに供給するものが知られている。 こうした燃焼装置では、燃焼ファンのモータに過度の電流が流れることにより、モータが高温になって損傷してしまうことがある。そこで、燃焼ファンのモータに流れる電流の値が上限値に達すると、燃焼ファンの能力(回転数、あるいは燃焼装置としての最大燃焼能力)を制限することで、モータの温度上昇を抑制することが提案されている(例えば、特許文献1)。 特開2018-188963号公報 燃焼装置の適用例として暖房給湯装置1の構成を例示した説明図である。燃焼ファン5の制御のためにコントローラ40が実行する本実施例のファン制御処理のフローチャートである。コントローラ40が実行する第1変形例のファン制御処理のフローチャートである。コントローラ40が実行する第2変形例のファン制御処理のフローチャートである。コントローラ40が実行する第3変形例のファン制御処理のフローチャートである。 図1は、燃焼装置の適用例として暖房給湯装置1の構成を例示した説明図である。図示されるように本実施例の暖房給湯装置1は、ハウジング2で覆われた内部に、燃料ガスと燃焼用空気との混合ガスを燃焼させるバーナ3を内蔵した燃焼ユニット4を搭載している。燃焼ユニット4には、燃焼ファン5が接続されており、燃焼ファン5を回転駆動するためのモータ5aを備えている。モータ5aに通電して燃焼ファン5を回転させることで混合ガスが燃焼ユニット4に送り込まれてバーナ3に供給される。尚、本実施例のハウジング2は、本発明の「筐体」に相当している。また、本実施例の混合ガスは、本発明の「燃焼用の気体」に相当している。 燃焼ファン5の吸入側には、燃焼用空気を供給する空気供給路7と、燃料ガスを供給するガス供給路8とを合流させる合流部6が設けられている。ガス供給路8には、ガス供給路8を開閉する開閉弁9や、上流側から圧送される燃料ガスの圧力を大気圧に下げるゼロガバナ10が設けられている。合流部6には、図示しない調節弁が内蔵されており、燃焼ファン5に流入する燃焼用空気と燃料ガスとの比率を調節することが可能になっている。モータ5aに通電して燃焼ファン5を回転させると、空気供給路7を介してハウジング2内の空気と、ガス供給路8のゼロガバナ10よりも下流側の燃料ガスとが合流部6で調節された比率で燃焼ファン5に吸い込まれ、混合ガスが燃焼ユニット4に送り込まれる。 燃焼ユニット4では、内蔵のバーナ3で混合ガスの燃焼が行われる。図示した例では、バーナ3から下方に向かって混合ガスが噴出するのに伴い、下向きに炎が形成されると共に、燃焼排気が下方へと送られる。燃焼ファン5のモータ5aおよび開閉弁9は、暖房給湯装置1の全体の動作を制御するコントローラ40と電気的に接続されている。コントローラ40は、開閉弁9の開閉を制御すると共に、必要とされる加熱量(以下、要求熱量)に応じてモータ5aへの通電による燃焼ファン5の回転数を変更することで、バーナ3での燃焼量を制御する。 また、燃焼ユニット4には、高電圧の放電によってバーナ3に火花を飛ばす点火プラグ11や、バーナ3の火炎(着火)を検知するフレームロッド12や、燃焼ユニット4から燃焼ファン5への逆流を阻止する逆止弁13が設けられている。点火プラグ11およびフレームロッド12は、コントローラ40と電気的に接続されている。 バーナ3の下方には、第1熱交換器15が設けられており、第1熱交換器15の下方には、第2熱交換器16が設けられている。バーナ3での燃焼によって生じた燃焼排気は、下方へと送られ、第1熱交換器15および第2熱交換器16を順に通過する。このとき、第1熱交換器15では、燃焼排気から顕熱を回収し、第2熱交換器16では、燃焼排気から潜熱を回収する。尚、本実施例の第1熱交換器15および第2熱交換器16は、本発明の「熱交換器」に相当している。 そして、第1熱交換器15および第2熱交換器16を通過した燃焼排気は、排気ダクト17を通って、ハウジング2の上部に突出した排気口18から排出される。排気ダクト17における排気口18の近傍には、排出される燃焼排気の温度(以下、排気温度)を検出する排気温度センサ17aが設けられている。また、図示した例では、ハウジング2の上部に給気口19が設けられており、ハウジング2内の上部に形成された給気通路19aと接続されている。給気口19から給気通路19aを介してハウジング2内に取り込まれた空気が、空気供給路7を通って合流部6に供給され、図1に示した給気通路19aは、下流側の端部が燃焼ファン5の近傍に位置している。この給気通路19aにおける下流側の端部の近傍には、給気口19を通って外部から流入した空気の温度(以下、給気温度)を検出する給気温度センサ2aが設けられている。さらに、ハウジング2の下部には、ハウジング2が設置された環境の外気温度を検出する外気温度センサ2bが設けられている。尚、排気温度センサ17a、給気温度センサ2a、および外気温度センサ2bは、コントローラ40と電気的に接続されている。 第1熱交換器15は、上流側が第2熱交換器16の下流側と接続されている。また、第1熱交換器15の下流側は、暖房端末としてのパネルラジエータ20の上流側と往き通路21を介して接続されており、第2熱交換器16の上流側は、パネルラジエータ20の下流側と戻り通路22を介して接続されている。戻り通路22には、熱媒を第2熱交換器16に向けて送る循環ポンプ23や、第2熱交換器16に流入する熱媒の温度(以下、戻り温度)を検出する戻り温度センサ24が設けられている。循環ポンプ23および戻り温度センサ24は、コントローラ40と電気的に接続されている。 循環ポンプ23の作動によって第2熱交換器16に送られた熱媒は、第2熱交換器16でバーナ3の燃焼排気から回収した潜熱によって予備加熱された後、第1熱交換器15へと送られる。第1熱交換器15では、バーナ3の燃焼排気から回収した顕熱によって熱媒が加熱され、高温になった熱媒が往き通路21を通ってパネルラジエータ20に供給される。第1熱交換器15の下流側に接続された往き通路21には、第1熱交換器15から流出した熱媒の温度(以下、往き温度)を検出する往き温度センサ25が設けられており、往き温度センサ25は、コントローラ40と電気的に接続されている。コントローラ40は、暖房運転における熱媒の目標温度や、往き温度センサ25の検出温度や、戻り温度センサ24の検出温度などに基づいて要求熱量(必要とされる加熱量)を判断し、バーナ3の燃焼制御を行うようになっている。 パネルラジエータ20は、金属製パネル内を蛇行するパイプ20aや、パイプ20aを開閉する開閉弁20bを備えており、開閉弁20bの開弁で熱媒がパイプ20aを通過しながら放熱することで周囲を暖める。パネルラジエータ20を通過した熱媒は、戻り通路22を通って循環ポンプ23まで戻り、再び第2熱交換器16へと送られて循環する。本実施例の循環ポンプ23は、一定の回転数を維持して熱媒を送るようになっている。尚、本実施例の暖房給湯装置1では、熱媒として温水を用いているが、熱媒は温水に限られず、エチレングリコールなどの不凍液やシリコンオイルなどを用いてもよい。また、本実施例の熱媒は、本発明の「液体」に相当している。 また、往き通路21の往き温度センサ25よりも下流側から分岐した分岐通路27が、戻り通路22の循環ポンプ23よりも上流側に接続されており、この分岐通路27には、給湯熱交換器28が設けられている。さらに、分岐通路27と戻り通路22との接続部分には、三方弁29が設けられており、三方弁29は、コントローラ40と電気的に接続されている。この三方弁29によって、第1熱交換器15から流出する熱媒を、パネルラジエータ20(暖房端末)を通るルート(以下、外部循環回路)に循環させるか、給湯熱交換器28を通るルート(以下、内部循環回路)に循環させるかを切り換えることが可能となっている。尚、本実施例の外部循環回路および内部循環回路の何れも、本発明の「循環回路」に相当している。以下では、外部循環回路と内部循環回路とを特に区別する必要がない場合には、単に「循環回路」と称することがある。 給湯熱交換器28は、液-液熱交換器であり、給水通路30および出湯通路31が接続されている。給水通路30を通って給湯熱交換器28に供給される上水は、給湯熱交換器28で熱媒との熱交換によって加熱され、湯となって出湯通路31に流出する。給水通路30には、暖房給湯装置1に流入する上水の流量を検出する水量センサ32や、上水の流量を調節する水量サーボ33や、上水の温度を検出する給水温度センサ34が設けられている。出湯通路31には、給湯熱交換器28から流出した直後の湯の温度を検出する熱交出湯温度センサ35が設けられている。これら水量センサ32、水量サーボ33、給水温度センサ34、熱交出湯温度センサ35は、コントローラ40と電気的に接続されている。 また、本実施例の暖房給湯装置1では、給水通路30の給水温度センサ34よりも下流側と、出湯通路31の熱交出湯温度センサ35よりも下流側とが、バイパス通路36で接続されている。暖房給湯装置1に流入した上水は、一部が給湯熱交換器28に供給されることなくバイパス通路36を通過可能であり、残りが給湯熱交換器28に供給される。そして、給湯熱交換器28で加熱された湯は、バイパス通路36を通った上水と混合されて暖房給湯装置1から流出する。バイパス通路36と出湯通路31との接続部分には、バイパスサーボ37が設けられており、バイパスサーボ37は、コントローラ40と電気的に接続されている。給湯熱交換器28で加熱された湯と、バイパス通路36を通った上水との混合比は、バイパスサーボ37によって変更することが可能である。 出湯通路31のバイパスサーボ37よりも下流側には、暖房給湯装置1から流出する湯の温度を検出する出湯温度センサ38が設けられており、出湯温度センサ38は、コントローラ40と電気的に接続されている。上述のように給水通路30の上水の一部が給湯熱交換器28を通らずにバイパス通路36を通って出湯通路31に合流すると、当然ながら出湯温度センサ38の検出温度は、熱交出湯温度センサ35の検出温度よりも低くなり、バイパスサーボ37で混合比を調節することで、暖房給湯装置1から流出する湯の温度変動を抑制することができる。また、コントローラ40は、給湯運転における熱媒の目標温度や、往き温度センサ25の検出温度や、戻り温度センサ24の検出温度に加えて、出湯温度センサ38の検出温度や、給水温度センサ34の検出温度や、水量センサ32の検出流量や、バイパスサーボ37の混合比などに基づいて要求熱量(必要とされる加熱量)を判断し、バーナ3の燃焼制御を行うようになっている。 さらに、コントローラ40には、給湯用リモコン41や暖房用リモコン42が電気的に接続されている。使用者は、給湯用リモコン41を操作することで、内部循環回路に熱媒を循環させる給湯運転のON状態とOFF状態とを切り換えたり、給湯温度を設定したりすることが可能である。また、使用者は、暖房用リモコン42を操作することで、外部循環回路に熱媒を循環させる暖房運転の開始や停止を指示したり、暖房温度を設定したりすることが可能である。そして、コントローラ40は、給湯用リモコン41で設定された給湯温度