JP-2026076934-A - 燃料電池又は電解機器のためのガス分散手段、これを含むセルスタック及び燃料電池システム
Abstract
【課題】燃料及び空気がセル構造体の特定区域にのみ集中することを防止し、均一な反応を用いて、セル、分離板、スタックにおいて熱集中による熱損失を減らすことができるガス分散手段と、これを含む燃料電池及び燃料電池システムを提供する。 【解決手段】第1サイドリム110及び第2サイドリム120にそれぞれ、複数のガス通過口が形成され、ボディー130に、互いに平行な複数のスリットが形成され、ボディーの少なくとも一部にセル構造体の縁が密着する接触板100と、セル構造体が密着する面の反対面に密着し、第1サイドリムに相応する形状の第3サイドリム210にガス引込口とガス通過口が形成され、第2サイドリムに相応する形状の第4サイドリム220にガス排出口とガス通過口が形成され、ボディーには、引込流路、水平流路、単位拡散流路、及び排出流路が形成されるガス流れ板200と、を含む、ガス分散手段である。 【選択図】図1
Inventors
- リュ ボ ヒュン
- パク サン ピル
- ジュン キュ スク
Assignees
- エフシーアイ カンパニー,リミテッド
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20250513
- Priority Date
- 20241024
Claims (14)
- 第1サイドリム及び第2サイドリムにそれぞれ、複数のガス通過口が形成され、ボディーに、前記第1サイドリムから前記第2サイドリムの方向に向けて互いに平行な複数のスリットが形成され、前記ボディーの少なくとも一部にセル構造体の縁が密着する接触板と、 前記接触板の両面のうち、セル構造体が密着する面の反対面に密着し、前記第1サイドリムに相応する形状の第3サイドリムにガス引込口とガス通過口が形成され、前記第2サイドリムに相応する形状の第4サイドリムにガス排出口とガス通過口が形成され、ボディーには、前記ガス引込口と連通する櫛形状の引込流路、水平方向の溝からなる水平流路、垂直方向の溝からなる単位拡散流路、及び前記ガス排出口と連通する櫛形状の排出流路が形成されるガス流れ板と、 を含む、燃料電池又は電解機器のためのガス分散手段。
- 前記接触板のボディーには、 複数のスリットからなる単位スリットが多段に備えられる、 請求項1に記載の燃料電池又は電解機器のためのガス分散手段。
- 前記第1サイドリム及び第2サイドリムに隣接した単位スリットの高さは、前記第1サイドリム及び第2サイドリムに隣接していない他の単位スリットに比べて高く形成される、 請求項2に記載の燃料電池又は電解機器のためのガス分散手段。
- 前記接触板において単位スリット同士の間の境界線上に相応する位置に前記ガス流れ板の単位拡散流路が配置され、単位スリットの上下端部の間の水平線上に相応する位置に前記ガス流れ板の水平流路が配置される、 請求項2に記載の燃料電池又は電解機器のためのガス分散手段。
- 前記ガス流れ板において 単位拡散流路の水平流路と垂直方向の溝は互いに連通しないまま交互に反復配置される、 請求項1に記載の燃料電池又は電解機器のためのガス分散手段。
- 前記ガス分散手段が燃料極側である場合に、 前記接触板の第1サイドリムには、第1燃料通過口と第1空気通過口が形成され、前記接触板の第2サイドリムには、前記第1燃料通過口と対角方向に向かい合う位置に第2燃料通過口が形成され、前記第1空気通過口と対角方向に向かい合う位置に第2空気通過口が形成され、 前記ガス流れ板の第3サイドリムにおいて前記第1燃料通過口及び第1空気通過口に相応する位置にそれぞれ燃料引込口及び第3空気通過口が形成され、前記第2燃料通過口及び第2空気通過口に相応する位置に燃料排出口及び第4空気通過口が形成される、 請求項1から5のいずれか一項に記載の燃料電池又は電解機器のためのガス分散手段。
- 燃料極側に備えられる請求項1に記載のガス分散手段と、 空気極側に備えられる請求項1に記載のガス分散手段、 前記燃料極側に備えられるガス分散手段の接触板に燃料極が密着し、前記空気極側に備えられるガス分散手段の接触板に空気極が密着するセル構造体、 前記燃料極側に備えられるガス分散手段と前記空気極側に備えられるガス分散手段との間に配置されてガスの漏れを防ぐシーラント、 前記燃料極側に備えられるガス分散手段又は前記空気極側に備えられるガス分散手段に備えられるガス流れ板の外部露出面を密閉する区分板と、を含むセルパッケージが複数で重なる、 燃料電池又は電解機器のセルスタック。
- 前記接触板のボディーには、 複数のスリットからなる単位スリットが多段に備えられる、 請求項7に記載の燃料電池又は電解機器のセルスタック。
- 前記第1サイドリム及び第2サイドリムに隣接した単位スリットの高さは、前記第1サイドリム及び第2サイドリムに隣接していない他の単位スリットに比べて高く形成される、 請求項8に記載の燃料電池又は電解機器のセルスタック。
- 前記接触板において単位スリット同士の間の境界線上に相応する位置に前記ガス流れ板の単位拡散流路が配置され、単位スリットの上下端部の間の水平線上に相応する位置に前記ガス流れ板の水平流路が配置される、 請求項8に記載の燃料電池又は電解機器のセルスタック。
- 前記ガス流れ板において 単位拡散流路の水平流路と垂直方向の溝は互いに連通しないまま交互に反復配置される、 請求項7に記載の燃料電池又は電解機器のセルスタック。
- 前記ガス分散手段が燃料極側である場合に、 前記接触板の第1サイドリムには、第1燃料通過口と第1空気通過口が形成され、前記接触板の第2サイドリムには、前記第1燃料通過口と対角方向に向かい合う位置に第2燃料通過口が形成され、前記第1空気通過口と対角方向に向かい合う位置に第2空気通過口が形成され、 前記ガス流れ板の第3サイドリムにおいて前記第1燃料通過口及び第1空気通過口に相応する位置にそれぞれ燃料引込口及び第3空気通過口が形成され、前記第2燃料通過口及び第2空気通過口に相応する位置に燃料排出口及び第4空気通過口が形成される、 請求項7に記載の燃料電池又は電解機器のセルスタック。
- 燃料ガスは、前記燃料極側に備えられるガス分散手段の燃料引込口に注入された後、前記燃料極側に備えられるガス分散手段の対角方向に位置しているガス排出口から排出され、空気ガスは、前記空気極側に備えられるガス分散手段のガス引込口に注入された後、前記空気極側に備えられるガス分散手段の対角方向に位置しているガス排出口から排出される、 請求項7に記載の燃料電池又は電解機器のセルスタック。
- 請求項7から13のいずれか一項に記載の燃料電池又は電解機器のセルスタックを含む燃料電池システム。
Description
燃料電池又は電解機器のためのガス分散手段、これを含むセルスタック及び燃料電池システムに関し、より詳細には、セル全体にガスの流れを均一に分散させることにより、ガスがセル構造体の特定区域にのみ集中することを防止し、均一な電気化学反応によってセル構造体と分離板における熱集中を避け、これによって損傷を減らすことができるガス分散手段とこれを含むセルスタック及び燃料電池システムに関する。 固体酸化物燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell,SOFC)は、固体セラミックを電解質として用いて700℃~1000℃の高い温度で運転される燃料電池で、他のタイプの燃料電池に比べて発電効率がより高く、高品質の配列を活用できるというメリットがある。 通常、固体酸化物燃料電池は、複数のセルパッケージが積層されたセルスタックを使用し、各セルパッケージは、電解質を基準に両側面にそれぞれ空気極と燃料極が配置される。 セルパッケージの空気極と燃料極にそれぞれ酸素と水素が供給されると、空気極では酸素の還元反応によって酸素イオンが生成され、生成された酸素イオンが電解質膜を経由して燃料極に移動する。 燃料極では、空気極から移動してきた酸素イオンと燃料極に供給された水素とが反応して水が生成される。このとき、燃料極で生成された電子が空気極に移動する過程で外部回路に電子が流れるが、このような電子の流れを用いて電気が生産される。 固体酸化物燃料電池のセルパッケージは、空気極、燃料極、及び電解質を含むセル構造体と、セル構造体の空気極又は燃料極に酸素ガス(又は、空気)又は水素ガスをガイドする分離板と、セル構造体と分離板との間を密閉させる密封材と、生産された電気を外部に送電するための集電体などの部材を含む。 ここで、セルパッケージの分離板は、少なくとも一面に微細流路が形成されることもある。分離板の微細流路は、反応ガスである水素及び酸素がセル構造体の各反応面に均一に供給されるように誘導する役割を担当する。 仮に、分離板に形成された微細流路の流れが円滑でなく、ガスが燃料極又は空気極のいずれかの特定区域に集中すると、その特定部位でのみ反応が発生する。そのため、いずれかの区域に発熱が集中すると、長期運転に不利であり、全体的な電気生産効率は低下せざるを得ない。 特に、従来頻繁に使用される分離板は、微細流路が単純に一字状に形成されるため、分離板の入口の圧力が中間部を通って出口まで均一に維持されない傾向がある。このため、流体の流入した領域と流入していない領域で反応の相違によってセル構造体に温度差が発生し、結局として分離板とスタックにおいても温度差が発生してしまう。そして、このような温度偏差による熱の閉じ込めによって上記の部材が損傷するだけでなく、反応速度の区域別バラツキによってセルパッケージ又はセルスタックにおいて最善の効率を奏することも不可能になる。 従来の分離板が持つ形状的限界を克服するために、韓国公開特許第10-2010-0051257号(以下、「特許文献1」)が提案されたことがある。特許文献1は、ジグザグ構造が反復されるパターンの燃料電池分離板を開示している。 しかしながら、微細流路がジグザグ構造で形成されると、ガスがセル構造体に供給される過程で複数回方向を変えなければならず、方向が転換される地点で流れに対する抵抗が大きくなる。このため、所々に圧力損失が発生してしまい、入口側に比べて出口側に向かうほど流体の流れは遅くなることがあった。このような流体の不均一な流れは結局、発電効率を最高に高める上で妨げとなる。 韓国公開特許公報第10-2010-0051257号(2010.05.17) 本発明の一実施例に係るガス分散手段の燃料極側(又は、空気極側)の構成図である。本発明の一実施例に係るガス分散手段を含んでなるセルパッケージの構成図である。本発明の一実施例に係るガス分散手段を構成するガス流れ板及び接触板の細部構成図である。本発明の一実施例に係るガス分散手段のガス分散原理を説明するための細部構成図である。本発明の他の実施例に係るガス分散手段における接触板の構成図である。本発明の一実施例に係るセルパッケージの切開図である。 以下、本発明のいくつかの実施例を図面を用いて詳細に説明する。ただし、これは、本発明をいずれかの特定の実施例に対して限定しようとするものではなく、本発明の技術的思想を含むあらゆる変形(transformations)、均等物(equivalents)、及び代替物(substitutions)は本発明の範囲に含まれるものと理解されるべきである。 本明細書において、単数の表現は、文脈において特に断らない限り、複数の表現を含む。 本明細書において、ある一構成があるサブ構成を「備える(have)」又は「含む(comprise)」と記載している場合に、特に断らない限り、他の(other)構成を除外するのではなく、他の構成をさらに含んでよいことを意味する。 図1は、本発明の一実施例に係るガス分散手段の燃料極側(又は、空気極側)の構成図である。 一実施例に係るガス分散手段は、接触板100とガス流れ板200を含む。一実施例のガス分散手段は、セル構造体300の燃料極に密着する燃料極側ガス分散手段とセル構造体300の空気極に密着する空気極側ガス分散手段のいずれかを指す。 図2は、図1の実施例に係るガス分散手段を含んでなるセルパッケージの構成図である。 図2に示すように、一実施例のセルパッケージ10は、燃料極側ガス分散手段、セル構造体300、シーラント400、空気極側ガス分散手段、及び区分板500,500'を含んでなる。 図2に示すように、燃料極側ガス分散手段と空気極側ガス分散手段は、各ガス分散手段のガス引込211,211'とガス排出口221,221'が垂直の中心軸を基準に互いに左右が変わった地点に配置される以外は、中央のセル構造体300を基準に互いにミラーリングされるように配置される。すなわち、燃料極側ガス分散手段と空気極側ガス分散手段は、ガス引込口211,211'とガス排出口221,221'の配置された位置以外には同一の技術構成を有する。 ガス分散手段については、図3及び図4を参照して詳細に後述する。 セル構造体300は、空気極、電解質、及び燃料極からなる反応ユニットであり、中央部の反応領域301と縁部の非反応領域302とに区分される。 図2に示すように、セル構造体300の燃料極には燃料極側ガス分散手段の接触板100が密着し、セル構造体300の空気極には空気極側ガス分散手段の接触板100'が密着する。 シーラント400は、燃料極側ガス分散手段と空気極側ガス分散手段との間に配置されてガスの漏れを防ぐ。 すなわち、シーラント400は、燃料と酸素がセル構造体300を経由する前にあらかじめ混合されないようにセル構造体300を気密状態に保持する。そして、セル構造体300で発生する電気が不要な経路に漏電しないように絶縁の役割を担当することもできる。 具体的には、シーラント400は、セル構造体300の外径と同一である又はやや大きい形状のセル構造体載置口が形成されたボディーと、ガス分散手段の接触板100が備える第1サイドリム110及び第2サイドリム120に相応する形状の第5サイドリム及び第6サイドリムを含む。したがって、前記第5サイドリム及び第6サイドリムには、接触板100の第1サイドリム110及び第2サイドリム120に形成された各種ガス通過口と整列ホールが同一の位置に同一の形状で形成される。そして、シーラント400は、セル構造体300と同一又は略同一の厚さで形成されることが好ましい。 区分板500,500'は、燃料極側ガス分散手段又は空気極側ガス分散手段に備えられるガス流れ板200,200'の外部露出面を密閉する。 具体的には、区分板500,500'は、均一な厚さと平坦な表面を有する板状のボディーと、ガス分散手段の接触板100が備える第1サイドリム110及び第2サイドリム120に相応する形状の第7サイドリム及び第8サイドリムを含む。したがって、前記第7サイドリム及び第8サイドリムには、接触板100の第1サイドリム110及び第2サイドリム120に形成された各種のガス通過口と整列ホールが同一の位置に同一の形状で形成される。 一方、区分板500、燃料極側ガス分散手段、セル構造体300、シーラント400、空気極側ガス分散手段、及び区分板500'が順次に積層及び密着して一つのセルパッケージ10を構成する。 仮に複数のセルパッケージが積層されてセルスタックをなす場合、セルスタックの最外郭に配置されるセルパッケージは、前述した2個の区分板を備えたセルパッケージ10が使用されてよいが、セルスタックの中間に配置されるセルパッケージは、1個の区分板を備えることで済んでもよい。 言い換えると、燃料電池システムに1個の単一セル10が使用されてもよく、又は複数個の単一セルパッケージ10が積層されたセルスタックが使用されてもよい。 ただし、いずれの場合も、燃料ガスは、燃料極側ガス分散手段の燃料引込口211に注入され、セル構造体100を経由しながら化学反応を起こした後、燃料極側ガス分散手段において燃料引込口211から対角方向に位置しているガス排出口221から排出される。そして、空気ガスは、空気極側ガス分散手段のガス引込口211'に注入され、セル構造体100を経由しながら化学反応に用いられた後、空気極側ガス分散手段において引込口211'から対角方向に位置しているガス排出口221'から排出される。 図3は、本発明の一実施例に係るガス分散手段を構成するガス流れ板及び接触板の細部構成図である。 前述したように、燃料極側ガス分散手段と空気極側ガス分散手段は、ガス引込口211,211'とガス排出口221,221'の配置された位置以外には同一の技術構成を有する。したがって、重複する説明は省略し、図3を用いて燃料極側ガス分散手段について詳しく説明する。 ガス分散手段は、接触板100とガス流れ板200を含む。 接触板100は、第1サイドリム110、第2サイドリム120、及びボディー130からなる。 接触板100の第1サイドリム110には複数のガス通過口111,112が並んで形成され、第2サイドリム120にも複数のガス通過口121,122が並んで形成される。そして、ガス通過口111,112の間の領域及び各ガス通過口111,112の外郭領域のうち少なくとも一領域には、整列用シャフトを貫通させるための整列ホール(alignment holes,H)が形成されてよい。 仮に、図3で例示するガス分散手段が燃料極側であれば、前述した複数のガス通過口111,112,121,122は、次のように具体化できる。 すなわち、接触板100の第1サイドリム110に、第1燃料通過口111と第1空気通過口112が並んで形成され、接触板100の第2サイドリム120には、第1燃料通過口111と対角方向に向かい合う位置に第2燃料通過口121が形成され、第1空気通過口112と対角方向に向かい合う位置に第2空気通過口122が形成される。 接触板100のボディー130には、第1サイドリム110から第2サイドリム方向120に向けて複数のスリットが互いに平行に形成される。 接触板100のボディー130の少なくとも一部には、セル構造体300の縁部の非反応領域302が密着する。そして、ガス流れ板200は、接触板100の両面のうち、セル構造体300が密着する面の反対面に密着する。 ガス流れ板200は、接触板の第1サイドリム110に相応する形状の第3サイドリム210と、接触板の第2サイドリム120に相応する形状の第4サイドリム220と、ボディー230とを備える。 ガス流れ板200の第3サイドリム210には、ガス引込口211とガス通過口212が形成され、第4サイドリム220に