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JP-2026076965-A - 弾性緩衝遊星キャリア及び減速機

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Abstract

【課題】本願は、全体の伝動精度及び噛み合い精度を向上できる弾性緩衝遊星キャリア及び減速機を提供する。 【解決手段】本願は、減速機の分野に関し、特に弾性緩衝遊星キャリアに関し、固定支持台1及び囲繞型弾性緩衝装置2を含み、固定支持台は、囲繞型弾性緩衝装置の内部に安定的に取り付けられ、固定支持台に少なくとも1つの中心軸孔14が設置され、中心軸孔は、出力軸の軸方向の貫通をガイドするために用いられ、囲繞型弾性緩衝装置に複数の遊星軸孔2111が均一に分布し、遊星軸孔は、歯車軸を通させるために用いられ、囲繞型弾性緩衝装置は、横方向、縦方向及び任意の斜め方向において弾性変形することができる。 【選択図】図1

Inventors

  • 鐘 文

Assignees

  • 東莞市賽侖特実業有限公司

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20251014
Priority Date
20241024

Claims (10)

  1. 弾性緩衝遊星キャリアであって、固定支持台(1)及び囲繞型弾性緩衝装置(2)を含み、前記固定支持台(1)は、前記囲繞型弾性緩衝装置(2)の内部に取り付けられ、前記固定支持台(1)には、出力軸(4)の軸方向の貫通をガイドするための中心軸孔(14)が少なくとも1つ設置され、前記囲繞型弾性緩衝装置(2)には、歯車軸が貫通するための複数の遊星軸孔(2111)が均一に分布し、前記囲繞型弾性緩衝装置(2)は、横方向、縦方向及び任意の斜め方向において弾性変形することができる、ことを特徴とする弾性緩衝遊星キャリア。
  2. 前記囲繞型弾性緩衝装置(2)は、複数の弾性緩衝ユニット(21)を含み、隣接する2つの前記弾性緩衝ユニット(21)同士は、接続ブリッジ(22)を介して固定接続され、前記固定支持台(1)は、複数の前記接続ブリッジ(22)に同時に固定接続され、各弾性緩衝ユニット(21)は、横方向、縦方向及び任意の斜め方向のいずれの方向においても弾性変形能力を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の弾性緩衝遊星キャリア。
  3. 各前記弾性緩衝ユニット(21)は、可動支持部材(211)及び2つの弾性接続アーム(212)を含み、前記可動支持部材(211)は、2つの弾性接続アーム(212)の間に位置し、且つ各弾性接続アーム(212)の第1端は、前記接続ブリッジ(22)に固定接続され、前記弾性接続アーム(212)の第2端は、前記可動支持部材(211)の一端に緊密に固定され、前記弾性接続アーム(212)は、横方向、縦方向及び任意の斜め方向のいずれの方向においても柔軟に曲げることができ、前記遊星軸孔(2111)は、前記可動支持部材(211)に開けられている、ことを特徴とする請求項2に記載の弾性緩衝遊星キャリア。
  4. 前記弾性接続アーム(212)は、円弧状構造、U字状構造、S字状構造、V字状構造又はC字状構造である、ことを特徴とする請求項3に記載の弾性緩衝遊星キャリア。
  5. 前記弾性接続アーム(212)は、第1曲げ区間(2121)、第2曲げ区間(2122)及び第3曲げ区間(2123)を含み、前記第1曲げ区間(2121)の第1端は、前記接続ブリッジ(22)に接続され、前記第1曲げ区間(2121)の第2端は、第2曲げ区間(2122)の第1端に接続され、前記第2曲げ区間(2122)の第2端は、前記第3曲げ区間(2123)の第1端に接続され、前記第3曲げ区間(2123)の第2端は、前記可動支持部材(211)に接続される、ことを特徴とする請求項3に記載の弾性緩衝遊星キャリア。
  6. 前記第1曲げ区間(2121)、前記第2曲げ区間(2122)及び前記第3曲げ区間(2123)の少なくとも1つは、円弧状構造、U字状構造、S字状構造、V字状構造又はC字状構造である、ことを特徴とする請求項5に記載の弾性緩衝遊星キャリア。
  7. 前記固定支持台(1)は、固定ブロック(11)及び複数の接続ブロック(12)を含み、前記中心軸孔(14)は、前記固定ブロック(11)に開けられ、前記複数の接続ブロック(12)は、前記固定ブロック(11)の周方向に沿って分布し、各前記接続ブロック(12)の第1端は、前記固定ブロック(11)に固定接続され、各前記接続ブロック(12)の第2端は、前記接続ブリッジ(22)に固定接続される、ことを特徴とする請求項3に記載の弾性緩衝遊星キャリア。
  8. 前記固定ブロック(11)、隣接する2つの前記接続ブロック(12)、及び前記弾性緩衝ユニット(21)とは共に、弾性緩衝ユニット(21)の弾性変形を許容する空間領域(13)を構成する、ことを特徴とする請求項7に記載の弾性緩衝遊星キャリア。
  9. 減速機であって、ハウジング、少なくとも1つの請求項1~8のいずれか1項に記載の弾性緩衝遊星キャリア、及び少なくとも1つの遊星歯車装置を含み、前記ハウジングの内部に環状内歯歯車が設置され、前記弾性緩衝遊星キャリアは、ハウジングの内部に設置され、前記弾性緩衝遊星キャリアは、前記減速機の他の部材に固定接続され、前記遊星歯車装置は、減速機の動力入力部材に固定接続又は回転接続され、前記遊星歯車装置は環状内歯歯車と連動する、ことを特徴とする減速機。
  10. 前記環状内歯歯車(5)と前記ハウジング(3)との間に弾性溝(9)が設置され、各前記弾性溝(9)のハウジング(3)軸線に沿う両端は、前記環状内歯歯車(5)が稼働中に弾性変形できることを確保するために、いずれも開口して設置されることを特徴とする請求項9に記載の減速機。

Description

本願は、減速機の分野に関し、特に弾性緩衝遊星キャリア及び減速機に関する。 機械式伝動の分野において、減速機は、入力回転数を低下させて適切な出力回転数を提供する鍵となる部材として、非常に重要な役割を果たす。それは、例えばチップ製造、医療機器、軍用装備及びダイヤモンド研磨などでの、工業生産、自動化機器、乗り物及び多くの精密伝動分野に広く応用される。 しかしながら、従来技術における遊星減速器の設計では、剛性接続構造を採用することで各歯車間の安定的嵌合を確保することができるが、歯車の加工誤差及び組立誤差が存在するため、遊星歯車は、実際の動作中に、受ける力が不均一になる現象、即ちいわゆる「偏荷重」という問題が発生する。偏荷重により、減速器の動作効率が低下するだけでなく、歯車の過負荷による破断を引き起こす可能性もあり、機器の信頼性及び耐用年数に深刻な影響を与えるとともに、メンテナンスのコストを増加させる。 特に、チップ製造、医療機器、軍用装備などのような精密伝動分野において、減速器の精度(小さいバックラッシュ)、安定性及び信頼性に対する要求が極めて高い。これらの分野において、僅かな誤差でもシステム全体の性能低下や故障を引き起こす可能性がある。 本願の実施例1における弾性緩衝遊星キャリアの模式的な構造図である。本願の実施例2における弾性緩衝遊星キャリアの模式的な構造図である。本願の実施例3における減速機の模式的な構造図である。本願の実施例3における減速機の組立関係の模式図である。本願の実施例3における取付筒の別の視点からの模式的な構造図である。本願の実施例3における別の減速機の組立関係の模式図である。本願の実施例3における別の減速機の模式的な構造図である。本願の実施例4における取付筒の組立関係の模式図である。本願の実施例5における弾性溝の模式的な構造図である。本願の実施例6における弾性溝の模式的な構造図である。 以下、図1~10を参照して本願をさらに詳細に説明する。 本願で使用される用語は、特定の実施例を説明する目的のみに用いられ、本願を限定するものではない。特に定義しない限り、本願で使用される技術用語又は科学用語は、当業者に理解される一般的な意味であるべきである。本願で使用される「第1」、「第2」及び類似の単語は、いかなる順序、数量又は重要性を表すものではなく、異なる構成要素を区別するためのものにすぎない。 (実施例1) 本実施例にて提供される弾性緩衝遊星キャリアは、遊星減速機、ハーモニックドライブ減速機又は他の類似する減速構造に適用される。図1を参照すると、弾性緩衝遊星キャリアは、固定支持台1及び囲繞型弾性緩衝装置2を含み、固定支持台1は、囲繞型弾性緩衝装置2の内部中心領域に取り付けられ、且つ固定支持台1には、中心軸孔14が少なくとも1つ設置されている。中心軸孔14が1つ設置されている場合、中心軸孔14は、固定支持台1の中心位置に位置する。中心軸孔14は、減速機の出力軸4の貫通をガイドするために用いられる。囲繞型弾性緩衝装置2には、歯車軸が貫通するための3つの遊星軸孔2111が均一に分布している。囲繞型弾性緩衝装置2は、歯車間の組立誤差及び稼働誤差を吸収して緩和することにより、隣接する2つの歯車間の隙間のない伝動を保証するために、横方向、縦方向及び任意の斜め方向において効果的に弾性変形することができる。 具体的には、固定支持台1は、固定ブロック11及び複数の接続ブロック12を含む。接続ブロック12の数は、3つであり、3つの接続ブロック12は、固定ブロック11の周方向に沿って均一に分布し、各接続ブロック12の一端は、固定ブロック11と一体成形され、各接続ブロック12の他端は、接続ブリッジ22と一体成形される。固定ブロック11は、高強度鋼で製造でき、良好な機械的性能及び耐摩耗特性を有する。全体構造の安定性を向上させるために、接続ブロック12の幅を実際のニーズに応じて調整することができる。 囲繞型弾性緩衝装置2は、複数の弾性緩衝ユニット21を含み、ここで、弾性緩衝ユニット21の数は3つである。隣接する2つの弾性緩衝ユニット21同士は、接続ブリッジ22を介して固定接続される。各弾性緩衝ユニット21は、いずれも横方向、縦方向及び任意の斜め方向において良好な弾性変形能力を発揮することができる。各弾性緩衝ユニット21は、いずれも可動支持部材211及び2つの弾性接続アーム212を含み、可動支持部材211は、2つの弾性接続アーム212の間に位置する。各弾性接続アーム212は、一端が接続ブリッジ22と一体成形され、他端が可動支持部材211の一端と一体成形される。弾性接続アーム212は、横方向、縦方向及び任意の斜め方向のいずれの方向においても柔軟に曲げることができ、遊星軸孔2111は、可動支持部材211の中心位置に直接開けられている。 弾性接続アーム212は、円弧状、U字状、S字状、V字状又はC字状である。円弧状構造、U字状構造、S字状構造、V字状構造又はC字状構造は、良好な弾性及び靭性を有し、異なる方向の力及び変位変化に適応できるため、歯車の加工誤差及び組立誤差による偏荷重の問題をより効果的に緩和する。 本実施例の実施原理は、次のとおりである。弾性緩衝遊星キャリアが固定支持台1及び囲繞型弾性緩衝装置2を含むため、弾性緩衝ユニット21における円弧状又は類似構造の弾性接続アーム212を利用して、隣接する2つの歯車間の隙間のない伝動を保証することができ、複数の方向において柔軟に曲げることで歯車間の組立誤差及び稼働誤差を吸収して緩和し、遊星減速器の全体性能及び耐用年数を向上させる。 (実施例2) 図2を参照すると、本実施例と実施例1との相違点は、次のとおりである。弾性接続アーム212は、第1曲げ区間2121、第2曲げ区間2122及び第3曲げ区間2123に一層細分化され、第1曲げ区間2121の一端が接続ブリッジ22と一体成形され、第1曲げ区間2121の他端が第2曲げ区間2122の一端と一体成形され、第2曲げ区間2122の他端が第3曲げ区間2123の一端と一体成形され、最終的に第3曲げ区間2123の他端が可動支持部材211と一体成形される。これにより、弾性接続アーム212の多方向における柔軟な曲げ能力が確保される。第1曲げ区間2121、第2曲げ区間2122及び第3曲げ区間2123は、いずれも円弧状であることが好ましい。円弧状構造又はC字状構造は、異なる条件での変形ニーズに適応するために、具体的に優弧又は劣弧形態であり得る。 第1曲げ区間2121、第2曲げ区間2122及び第3曲げ区間2123のうちの少なくとも1つが、円弧状構造、U字状構造、S字状構造、V字状構造又はC字状構造である。弾性接続アーム212の第1曲げ区間2121、第2曲げ区間2122及び第3曲げ区間2123を全部円弧状構造、U字状構造又はS字状構造に設計した場合、その横方向、縦方向及び任意の斜め方向における弾性変形潜在力を最大化することができ、それにより、隣接する2つの歯車間の隙間のない伝動を保証し、歯車間の組立誤差及び稼働誤差を効果的に吸収して緩和し、遊星歯車システムの安定的な稼働を確保する。 固定ブロック11、隣接する2つの接続ブロック12及び弾性緩衝ユニット21は共に、弾性緩衝ユニット21の弾性変形を許容する空間領域13を構成し、弾性緩衝ユニット21が多方向における変形過程に干渉を受けず、その弾性緩衝効果を十分に発揮することを保証する。弾性緩衝ユニット21の数は、6つ以上と設定することができる。 本実施例の実施原理は、次のとおりである。弾性接続アーム212を第1曲げ区間2121、第2曲げ区間2122及び第3曲げ区間2123に分け、且つこれらが好ましくは円弧状又は他の弾性構造であることにより、弾性接続アーム212の複数の方向における柔軟な曲げ能力を向上させ、歯車間の組立誤差及び稼働誤差をよりよく吸収して緩和する。固定ブロック11、接続ブロック12及び弾性緩衝ユニット21によって形成された空間領域により、弾性緩衝ユニット21の多方向変形自由度が確保される。 (実施例3) 本実施例は、減速機を提供し、図3、図4、図5及び図6を参照すると、減速機は、ハウジング3、出力軸4、環状内歯歯車5、少なくとも1つの実施例1又は実施例2に説明された弾性緩衝遊星キャリア、及び少なくとも1つの遊星歯車装置6を含み、且つ、弾性緩衝遊星キャリアと遊星歯車装置6との数は、一対一で対応する。具体的には、ハウジング3は、取付筒31及び底板蓋体32を含み、取付筒31は、一体型構造であり、底板蓋体32は、取付筒31の一端に取り外し可能に接続される。底板蓋体32が取付筒31と螺合するため、作業者による底板蓋体32取り付け・取り外しの利便性が向上する。 弾性緩衝遊星キャリアは、取付筒31の内部に設置され、弾性緩衝遊星キャリアは、ハウジング3又は減速機の他の部材に固定接続される。取付筒31の底板蓋体32から離れた一端に孔33が開けられ、該孔33内にはボールベアリング42が設置されている。出力軸4は、孔33を貫通してボールベアリング42を介して取付筒31に回転接続される。出力軸4の外周には、固定スリーブ41がさらに固定され、該固定スリーブ41の端部は、ボールベアリング42の端部に当接するため、ボールベアリング42が出力軸4の軸方向に沿って移動することを防止しやすくなり、それにより、ボールベアリング42の取り付けの堅牢性を高める。固定スリーブ41及びボールベアリング42の数は、1つであっても、2つであっても、3つであってもよい。 出力軸4には、隣接する2つのボールベアリング42の間に位置する波状スペーサー43がさらに嵌設されている。波状スペーサー43は、隣接する2つのボールベアリング42の間で非常に重要な役割を果たし、それは、軸方向の位置決め、プレロード、荷重分散、シール性能の向上などを提供することにより、伝動システム全体の性能及び信頼性を顕著に向上させる。 弾性緩衝遊星キャリア及び遊星歯車装置6の数は、いずれも2つであり、2つの弾性緩衝遊星キャリア及び2つの遊星歯車装置6は、両方とも取付筒31の内部に設置される。 各弾性緩衝遊星キャリアは、いずれも固定支持台1及び囲繞型弾性緩衝装置2を含み、固定支持台1は、囲繞型弾性緩衝装置2の内部中心領域に取り付けられ、固定支持台1及び囲繞型弾性緩衝装置2の具体的な構造は、実施例1と同様であり、ここでは説明を省略する。固定支持台1には、中心軸孔14が1つ設置され、出力軸4の取付筒31内部に位置する一端が該中心軸孔14を貫通する。固定支持台1は、出力軸4に外嵌されるとともに、該出力軸4に固定接続され、それにより、そのうちの一方の弾性緩衝遊星キャリアが出力軸4の端部に固定される。 そのうちの一方の遊星歯車装置6は、上記の弾性緩衝遊星キャリアに設置され、第1太陽歯車61、3つの第1遊星歯車62及び3つの第1歯車軸63を含む。囲繞型弾性緩衝装置2の3つの可動支持部材211には、それぞれ遊星軸孔2111が開けられているため、第1歯車軸63は、遊星軸孔2111及び第1遊星歯車62と一対一で対応する。各第1歯車軸63の一端は、遊星軸孔2111を貫通するとともに、弾性緩衝遊星キャリアに固定接続される。各第1遊星歯車62は、該当する第1歯車軸63の他端に嵌設されるとともに、該第1歯車軸63に固定接続される。第1太陽歯車61が3つの第1遊星歯車62の間に回転可能に設置されるとともに、これら3つの第1遊星歯車62と互に噛み合うことで、回転運動が実現される。3つの第1遊星歯車62がそれぞれ環状内歯歯車5と互に噛み合うことで、そのうちの一方の遊星歯車伝動システムが形成される。 第1太陽歯車61の端部には、接続軸64が固定設置され、他方の弾性緩衝遊星キャリアは、接続軸64に嵌設されるとともに、該接続軸64に固定接続される