Search

JP-2026077064-A - 可視化プログラム、可視化装置、及び可視化方法

JP2026077064AJP 2026077064 AJP2026077064 AJP 2026077064AJP-2026077064-A

Abstract

【課題】材料の内部組織に関する情報を効率的にユーザに提示すること。 【解決手段】ユーザの動作を取得することと、取得した前記動作に応じた視野に材料の内部組織に関する情報を立体視で可視化したVR画像を生成することと、前記VR画像を表示装置に表示させることと、をコンピュータに実行させるための可視化プログラムによる。 【選択図】図1

Inventors

  • 松岡 佑亮
  • 小山 敏幸
  • 阿部 太一
  • 大出 真知子

Assignees

  • 国立研究開発法人物質・材料研究機構

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20241025

Claims (20)

  1. ユーザの動作を取得することと、 取得した前記動作に応じた視野に材料の内部組織に関する情報を立体視で可視化したVR画像を生成することと、 前記VR画像を表示装置に表示させることと、 をコンピュータに実行させるための可視化プログラム。
  2. 前記情報は、前記材料の前記内部組織に関する予測又は実験の結果を含む、 請求項1に記載の可視化プログラム。
  3. 前記コンピュータに、前記予測を行うシミュレーションプログラムを更に実行させ、 前記情報は、前記シミュレーションプログラムの実行結果を示す情報である、 請求項2に記載の可視化プログラム。
  4. 前記コンピュータに、前記シミュレーションプログラムをリアルタイムで実行させる、 請求項3に記載の可視化プログラム。
  5. 前記コンピュータに、前記シミュレーションプログラムの実行を一時停止させる、 請求項4に記載の可視化プログラム。
  6. 前記情報は、前記コンピュータとは異なる他のコンピュータが生成した情報である、 請求項2に記載の可視化プログラム。
  7. 前記コンピュータに、 前記予測では行われていない追加計算を行うことと、 前記VR画像を生成することにおいて、前記追加計算の結果を前記VR画像に重ねることと、 を更に実行させるための請求項2に記載の可視化プログラム。
  8. 前記予測は、前記材料の状態図の予測であり、 前記追加計算は、前記状態図における連結線を特定する計算である、 請求項7に記載の可視化プログラム。
  9. 前記コンピュータに、前記ユーザの入力操作を受け付けることを更に実行させ、 前記追加計算を行うことは、前記入力操作を受け付けたときに行われる、 請求項7又は8に記載の可視化プログラム。
  10. 前記入力操作は、操作入力装置に対する操作であり、 前記コンピュータに、 前記VR画像において操作入力装置が指し示している点の位置に基づいて前記追加計算を行わせる、 請求項9に記載の可視化プログラム。
  11. 前記コンピュータに、前記予測を行う複数のシミュレーションプログラムのいずれかの選択、又は複数の前記実験の結果のいずれかの選択をユーザに促す選択画面を生成することを更に実行させる、 請求項2に記載の可視化プログラム。
  12. 前記予測は、前記材料における場に関する予測であり、 前記VR画像を生成することにおいて、前記場を可視化した前記VR画像を生成する、 請求項2に記載の可視化プログラム。
  13. 前記VR画像を生成することにおいて、前記場の等値面又は断面を可視化した前記VR画像を生成する、 請求項12に記載の可視化プログラム。
  14. 前記場は、相場、濃度場、温度場、磁場、電場、速度場、応力場、ひずみ場、エネルギ場、ポテンシャル場、及び規則度場のいずれかである、 請求項12又は請求項13に記載の可視化プログラム。
  15. 前記予測は、前記材料の内部組織に関する数値計算である、 請求項2に記載の可視化プログラム。
  16. 前記数値計算は、CALPHAD法、フェーズフィールド法、密度汎関数法、分子軌道法、GW法、ハートリー-フォック法、及び分子動力学法のいずれかである、 請求項15に記載の可視化プログラム。
  17. 前記表示装置はヘッドマウントディスプレイである、 請求項1乃至請求項16のいずれか1項に記載の可視化プログラム。
  18. 前記動作を取得することは、前記ユーザの位置と姿勢とを示す信号を前記ヘッドマウントディスプレイから取得することにより行われる、 請求項17に記載の可視化プログラム。
  19. ユーザの動作を取得する取得部と、 取得した前記動作に応じた視野に材料の内部組織に関する情報を立体視で可視化したVR画像を生成するVR画像生成部と、 前記VR画像を表示装置に表示させる表示制御部と、 を有する可視化装置。
  20. ユーザの動作を取得することと、 取得した前記動作に応じた視野に材料の内部組織に関する情報を立体視で可視化したVR画像を生成することと、 前記VR画像を表示装置に表示させることと、 をコンピュータが実行する可視化方法。

Description

本発明は、可視化プログラム、可視化装置、及び可視化方法に関する。 コンピュータの性能向上に伴い、様々なモデルや方程式を数値的に解いた結果を新規材料の設計に役立てることが行われつつある。例えば、ある材料の計算状態図によりユーザはその材料の知見を視覚的に得ることができる。更に、材料分野では、材料の内部組織に関するシミュレーション結果を可視化することで、ユーザは数値のままでは把握ができないようなデータの傾向、異常値、及び相関関係等の重要な知見を把握することができる。これについては実験結果でも同様であり、実験値を可視化することでユーザは直観的に結果を理解し、数値のみでは見落としがちな知見を得ることができる。 しかしながら、液晶ディスプレイ等の平面型の表示装置にシミュレーション結果や実験結果を表示し、平面内のみで結果を可視化したのでは、表示できる情報が限られてしまうため、結果に含まれる重要な情報をユーザが見落とす可能性がある。分子構造を立体的に表示する技術はあるが(特許文献1、2)、これらの技術は専ら分子構造を表示するに留まり、金属、絶縁体、及び半導体等の種々の材料の内部組織に関する予測を行うことはできない。 特開2023-054603号公報特開2021-140701号公報 図1は、本実施形態に係る可視化システムの全体構成図である。図2(a)はコントローラの正面図であり、図2(b)はコントローラの側面図である。図3は、本実施形態においてVR画像として状態図を採用した場合の例である。図4は、本実施形態において図3の状態図に追加計算を行った場合のVR画像の例である。図5は、本実施形態においてAボタンの押下によって拡大されたVR画像の例である。図6は、本実施形態において図5のように拡大された状態図に追加計算を行った場合のVR画像の例である。図7は、本実施形態においてVR画像として濃度場を採用した場合の例である。図8は、図7よりも後の時刻におけるVR画像の例である。図9は、図8よりも後の時刻におけるVR画像の例である。図10は、本実施形態においてマルテンサイト変態を起こしている鉄鋼内部の組織及び応力場をVR画像として採用した例である。図11は、MgがドープされたGaN試料の3次元アトムプローブデータをVR画像として生成した例である。図12は、図11の状態から視点をGaN試料の内部に移動させた場合のVR画像の例である。図13は、ネオジム磁石のFIB/SEMトモグラフィーデータをVR画像として生成した例である。図14は、図13の状態から視点を試料の内部に移動させた場合のVR画像の例(その1)である。図15は、図13の状態から視点を試料の内部に移動させた場合のVR画像の例(その2)である。図16は、本実施形態に係る可視化装置の機能構成図の一例である。図17は、本実施形態に係る表示情報のデータ構造の一例を示す模式図である。図18(a)~(d)は、本実施形態において第1~第3座標と属性値との関連付けの例について説明するための模式図である。図19は、本実施形態に係る選択画面の一例である。図20は、本実施形態においてポインタが合わせられた場合の選択画面の一例である。図21は、本実施形態に係る可視化装置が行う処理の一例を示すフローチャート(その1)である。図22は、本実施形態に係る可視化装置が行う処理の一例を示すフローチャート(その2)である。図23は、本実施形態に係る可視化装置が行う処理の一例を示すフローチャート(その3)である。図24は、本実施形態に係る可視化装置が行う処理の一例を示すフローチャート(その4)である。図25は、本実施形態に係る可視化装置のハードウェア構成図の一例である。 (本実施形態) 以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。なお、同様の要素には同様の符号を付し、その説明を省略する。 図1は、本実施形態に係る可視化システムの全体構成図である。図1に示すように、可視化システム1は、可視化装置2、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)3、及びコントローラ4を備える。 可視化装置2は、PC(Personal Computer)等のコンピュータであって、材料の内部組織に関する情報を可視化したVR(Virtual Reality)画像5を生成し、それをHMD3に表示させる制御を行う。可視化対象の材料は特に限定されないが、例えば金属、半導体、及び磁性体等の周期系の固体がある。また、以下では、VR画像5が投影される仮想的な三次元空間を仮想空間と呼び、ユーザUが存在する現実の三次元空間を実空間と呼ぶ。可視化装置2は、左目用と右目用の二つのVR画像5を視差が生じるように生成するが、特に断らない限り、以下のVR画像5は左目用と右目用のどちらでもよい。 また、VR画像5に表示する情報は特に限定されない。例えば、材料内部における相場、濃度場、温度場、磁場、電場、速度場、応力場、ひずみ場、エネルギ場、ポテンシャル場、及び規則度場等の種々の場の等値面や断面をVR画像5としてもよいし、3元系や4元系等の複数の元素からなる材料の状態図をVR画像5としてもよい。 HMD3は、表示装置の一例であって、ユーザUの頭部に装着するウェアラブルデバイスである。HMD3は、視差のある左目用と右目用の各VR画像5を表示する機能を有する。これにより、ユーザは、仮想空間内でVR画像5を立体視することができる。HMDにはゴーグル型、ヘルメット型、眼鏡型等の様々な形態があるが、いずれをHMD3として用いてもよい。 HMD3にはユーザUの動作を取得するためのジャイロセンサ、加速度センサ、及び複数のカメラ(不図示)の各デバイスが内蔵される。ジャイロセンサは、ユーザUの頭部の方向を検知するセンサである。また、加速度センサは、ユーザUの水平方向の加速度を検知するセンサである。複数のカメラは、HMD3の周囲の画像を撮像するデバイスである。 HMD3には、ジャイロセンサ、加速度センサ、及びカメラの各々で得られた情報に基づいて実空間におけるユーザUの頭部の位置と姿勢とを推定するプロセッサが内蔵される。このようにカメラの画像を併用して位置と姿勢とを推定する方法はインサイドアウト方式と呼ばれる。プロセッサは、インサイドアウト方式で推定した頭部の位置と姿勢とを示すHMDトラッキング信号をUSB(Universal Serial Bus)ケーブル7を介して可視化装置2に通知する。なお、USBによる接続に代えて、DisplayPortや無線LAN等で可視化装置2とHMD3とを接続してもよい。 コントローラ4は、ユーザUが手で入力操作を行う操作入力装置であって、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信によりHMD3と無線接続される。コントローラ4に対する入力操作は、HMD3を介して可視化装置2に通知される。 また、コントローラ4の内部には不図示のジャイロセンサと加速度センサとが内蔵されており、更にコントローラ4の筐体の表面には赤外線LEDが設けられる。ジャイロセンサはコントローラ4の方向を検知するセンサである。また、加速度センサはコントローラ4の加速度を検知するセンサである。 HMD3のプロセッサは、内蔵のカメラでコントローラ4の赤外線LEDの位置を検出し、その位置に基づいてHMD3とコントローラ4との相対位置を推定する。その相対位置に加え、HMD3のプロセッサは、近距離無線通信によりコントローラ4から取得したジャイロセンサと加速度センサの各情報を併用して、実空間におけるコントローラ4の位置と姿勢とを推定し、推定した位置と姿勢とを示すコントローラトラッキング信号をUSBケーブル7を介して可視化装置2に通知する。 図2(a)はコントローラ4の正面図であり、図2(b)はコントローラ4の側面図である。コントローラ4は、右手用と左手用とがあるが、どちらも構造はほぼ同じであるため、図2(a)、(b)では右手用のコントローラ4について示している。 図2(a)、図2(b)に示すように、コントローラ4は、Aボタン4a、Bボタン4b、ジョイスティック4c、グリップボタン4d、トリガ4e、及びシステムボタン4fを備える。 ユーザは、これらのボタン類を操作することで入力操作を行う。例えば、Aボタン4a又はBボタン4bを押下すると、可視化装置2は、VR画像5をそれぞれ拡大又は縮小する。また、グリップボタン4d又はトリガ4eを押下すると、可視化装置2は、VR画像5における視野をそれぞれ下降又は上昇させる。更に、ジョイスティック4cを傾けると、可視化装置2は、VR画像5における視点をジョイスティック4cが傾けられた方向にずらす。そして、システムボタン4fを押下すると、VR画像5を表示する処理を終了させる。 なお、右手用のコントローラ4に代えて、左手用のコントローラ4を用いて上記と同様にしてVR画像5の操作を行ってもよい。この場合、左手用のコントローラ4においてAボタン4aとBボタン4bの各々に代えて設けられたXボタンとYボタンをユーザが操作すればよい。 次に、VR画像5の例について図3~図15を参照しながら説明する。 図3は、VR画像5として状態図を採用した場合の例である。この例では、Mg(マグネシウム)、Ca(カルシウム)、及びZn(亜鉛)の三元系の合金の状態図をVR画像5として表示している。その状態図は、相境界面10、各元素を示すラベル11、各元素の組成を示す横軸12、及び合金の温度を示す縦軸13から構成される。 この場合、可視化装置2は、ユーザの視野に状態図を立体視で可視化したVR画像5を生成する。なお、図3の表示角度では、Znを示すラベル11は隠れて見えていない。 VR画像5の基となる表示情報は、可視化装置2が状態図計算を行って生成してもよいし、可視化装置2とは異なるコンピュータが生成してもよい。状態図計算を行うための計算コードとしては例えばThermo-Calc Software AB社製のTermo-Calcがある。Termo-Calcは、CALPHAD法で状態図計算を行う計算コードである。 また、可視化装置2は、図3の状態から以下のように追加計算を行ってもよい。 図4は、図3の状態図に追加計算を行った場合のVR画像5の例である。この例では、状態図における二相共存領域のある点をユーザUがコントローラ4で指し示すと、可視化装置2はその点にポインタ9を表示する。この状態でコントローラ4のトリガ4eを押下する入力操作をユーザが行うと、可視化装置2は、その点を通る連結線(tie line)14を追加計算で特定し、その連結線14を状態図に重ねて表示する。 また、可視化装置2は、連結線14の端点における相の種別を示すラベル15を表示する。この例では、「BCC_B2#1、LIQUID」とのラベル15により、連結線14の一方の端点が「BCC_B2#1」という化合物相であり他方の端点が液相であることが示されている。 図3と図4の各VR画像5の視野は、ユーザの頭部の位置と姿勢とを示す前述のHMDトラッキング信号に基づいて可視化装置2が種々に変えることができる。例えば、ユーザUが顔を上下左右に傾けると、可視化装置2が視野をそれぞれ上下左右に傾けたVR画像5を生成する。また、ユーザが実空間内を歩き回ると、可視化装置2が歩いた方向と距離だけ移動したVR画像5を生成する。 これにより、仮想空間内においてユーザが見たい視点や視線でVR画像5を立体視で表示できる。そのため、ユーザは、仮想空間内で没入感を感じながら自分が見やすいようにVR画像5を調整でき、平面ディスプレイでは見落としがちな知見を得ることができる。 また、VR画像5の視野は、前述のようにユーザがコントローラ4の各ボタンを操作することによっても変えることができる。 図5は、Aボタン4aの押下によって拡大されたVR画像5の例である。 このようにVR画像5を拡大すること