JP-2026077066-A - ハイブリッド車両、制御装置、および動作方法
Abstract
【課題】 低温下におけるモータによるエンジン始動を容易にする、ハイブリッド車両、ハイブリッド車両の制御装置、および、ハイブリッド車両の動作方法を提供する。 【解決手段】 ハイブリッド車両(100)のモータ(6)は、エンジン(1)をクランキングする。エンジン(1)は、内部に空気を流通させる複数の配管と接続されている。ハイブリッド車両(100)は、複数のバルブ、第1温度センサ(27)、および制御装置(8)を備える。複数のバルブは、複数の配管における空気の流通のための経路とエンジン(1)内との間を開閉する。第1温度センサ(27)はエンジン(1)の温度を得るためのものである。制御装置(8)は、エンジン(1)の始動前に、第1温度センサ(27)によって得られた温度が第1閾値温度未満である場合に複数のバルブを開状態にし、複数のバルブが開状態になってから第1時間が経過した後に、モータ(6)に動作を開始させる。 【選択図】 図5
Inventors
- 草地 孝之
Assignees
- ロバート ボッシュ ゲーエムベーハー
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (9)
- モータ(6)およびエンジン(1)の各々による動力によって走行するハイブリッド車両(100)であって、 前記エンジン(1)に接続され、前記ハイブリッド車両(100)の外部の空間と前記エンジン(1)内との間で空気を流通させるための複数の配管と、 前記複数の配管における前記空気の流通のための経路と前記エンジン(1)内との間を開閉する複数のバルブと、 前記エンジン(1)の温度を得るための第1温度センサ(27)と、 を備え、 前記モータ(6)は、前記エンジン(1)をクランキングし、 前記複数のバルブは、 前記エンジン(1)の始動前に、前記第1温度センサ(27)によって得られた前記温度が予め定められた第1閾値温度未満である場合に開状態になり、 前記モータ(6)は、 前記エンジン(1)の始動前に前記温度が前記第1閾値温度未満である場合に、前記複数のバルブが開状態になってから予め定められた第1時間が経過した後に動作を開始する、ハイブリッド車両(100)。
- 前記第1時間は、前記エンジン(1)内の気圧が大気圧以上になるまでに要する時間である、請求項1に記載のハイブリッド車両(100)。
- 前記エンジン(1)内に供給するための燃料を噴射するインジェクタ(14)と、 前記エンジン(1)内の前記燃料に点火する点火プラグ(15)と、 を更に備え、 前記モータ(6)は、 前記第1時間の経過後に動作を開始してから、前記エンジン(1)のクランクシャフト(10)の回転数が予め定められた第1回転数になるまで動作し、 前記複数のバルブは、 前記第1温度センサ(27)によって得られた前記温度が前記第1閾値温度未満である場合に前記開状態になってから第2時間が経過するまで前記開状態を維持し、 前記第2時間は、 前記第1時間よりも長い時間であって、且つ、前記複数のバルブが前記開状態になってから、前記クランクシャフト(10)の回転数が前記第1回転数になるまでの時間である第3時間以下の時間であり、 前記インジェクタ(14)は、 前記第3時間の経過後に前記燃料を噴射し、 前記点火プラグ(15)は、 噴射された前記エンジン1内の前記燃料に点火する、請求項1または2に記載のハイブリッド車両(100)。
- モータ(6)およびエンジン(1)の各々による動力によって走行するハイブリッド車両(100)の制御装置(8)であって、 前記ハイブリッド車両(100)は、 前記エンジン(1)に接続され、前記ハイブリッド車両(100)の外部の空間と前記エンジン(1)内との間で空気を流通させるための複数の配管と、 前記複数の配管における前記空気の流通のための経路と前記エンジン(1)内との間を開閉する複数のバルブと、 前記エンジン(1)の温度を得るための第1温度センサ(27)と、 を備え、 前記モータ(6)は、前記エンジン(1)をクランキングし、 前記制御装置(8)は、 前記エンジン(1)の始動前に、前記第1温度センサ(27)によって得られた前記温度が予め定められた第1閾値温度未満である場合に、前記複数のバルブを開状態にし、前記複数のバルブが開状態になってから予め定められた第1時間が経過した後に前記モータ(6)に動作を開始させる、制御装置(8)。
- 前記第1時間は、前記エンジン(1)内の気圧が大気圧以上になるまでに要する時間である、請求項4に記載の制御装置(8)。
- 前記ハイブリッド車両(100)は、 前記エンジン(1)内に供給するための燃料を噴射するインジェクタ(14)と、 前記エンジン(1)内の前記燃料に点火する点火プラグ(15)と、 を更に備え、 前記制御装置(8)は、 前記第1時間の経過後に前記モータ(6)に動作を開始させてから、前記エンジン(1)のクランクシャフト(10)の回転数が予め定められた第1回転数になるまで、前記モータ(6)に動作を継続させ、 前記複数のバルブが前記開状態になってから第2時間が経過するまでの間、前記複数のバルブを前記開状態に維持し、 前記第2時間は、 前記第1時間よりも長い時間であって、且つ、前記複数のバルブが前記開状態になってから、前記クランクシャフト(10)の回転数が前記第1回転数になるまでの時間である第3時間以下の時間であり、 前記制御装置(8)は、 前記第3時間の経過後に前記燃料を噴射するよう前記インジェクタ(14)を制御し、且つ、噴射された前記エンジン(1)内の前記燃料に点火するよう前記点火プラグ(15)を制御する、請求項4または5に記載の制御装置(8)。
- モータ(6)およびエンジン(1)の各々による動力によって走行するハイブリッド車両(100)の動作方法であって 、 前記ハイブリッド車両(100)は、 前記エンジン(1)に接続され、前記ハイブリッド車両(100)の外部の空間と前記エンジン(1)内との間で空気を流通させるための複数の配管と、 前記複数の配管における前記空気の流通のための経路と前記エンジン(1)内との間を開閉する複数のバルブと、 前記エンジン(1)の温度を得るための第1温度センサ(27)と、 を備え、 前記モータ(6)は、前記エンジン(1)をクランキングし、 前記動作方法は、 前記エンジン(1)の始動前に、前記第1温度センサ(27)によって得られた前記温度が予め定められた第1閾値温度未満である場合に、前記複数のバルブが開状態になるステップと、 前記複数のバルブが開状態になってから予め定められた第1時間が経過した後に前記モータ(6)が動作を開始するステップと、 を含む、動作方法。
- 前記第1時間は、前記エンジン(1)内の気圧が大気圧以上になるまでに要する時間である、請求項7に記載の動作方法。
- 前記ハイブリッド車両(100)は、 前記エンジン(1)内に供給するための燃料を噴射するインジェクタ(14)と、 前記エンジン(1)内の前記燃料に点火する点火プラグ(15)と、 を更に備え、 前記動作方法は、 前記第1時間の経過後に前記モータ(6)が動作を開始してから、前記エンジン(1)のクランクシャフト(10)の回転数が予め定められた第1回転数になるまで、前記モータ(6)が動作を継続するステップと、 前記複数のバルブが前記開状態になってから第2時間が経過するまでの間、前記複数のバルブが前記開状態を維持するステップと、 を更に含み、 前記第2時間は、 前記第1時間よりも長い時間であって、且つ、前記複数のバルブが前記開状態になってから、前記クランクシャフト(10)の回転数が前記第1回転数になるまでの時間である第3時間以下の時間であり、 前記動作方法は、 前記インジェクタ(14)が、前記第3時間の経過後に前記燃料を噴射するステップと、 前記点火プラグ(15)が、噴射された前記エンジン(1)内の前記燃料に点火するステップと、 を更に含む、請求項7または8に記載の動作方法。
Description
本発明は、モータとエンジンとを備えるハイブリッド車両、ハイブリッド車両の制御装置、および、ハイブリッド車両の動作方法に関する。 従来から、エンジンとモータとを備え、エンジンとモータの各出力によって走行するハイブリッド車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。ハイブリッド車両には、モータがベルトを介してエンジンのクランクシャフトと接続され、ベルトを介してのモータ回転力によりクランクシャフトが回転することでエンジンを始動させるものがある。 特開2000-154753号公報 実施の形態に係るハイブリッド車両に含まれる構成要素を例示する模式図である。実施の形態におけるエンジンの構成を例示する模式図である。実施の形態におけるエンジンおよびモータの各動作のタイミングを例示するタイムチャートである。実施の形態に係る制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。実施の形態に係るハイブリッド車両のエンジンの始動のための処理の流れを例示するフローチャートである。 以下、実施の形態に係るハイブリッド車両、ハイブリッド車両の制御装置、および、ハイブリッド車両の動作方法について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本発明は、以下の実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、図面におけるハイブリッド車両および制御装置に含まれる構成、ならびにおよび、ハイブリッド車両の動作方法に含まれる各種処理等は例示であって、図面によって本発明が限定されない。また、各図において、同一の符号を付したものは、互いに、同一のもの、または、対応するものであって、このことは明細書の全文において共通する。 図1は、実施の形態に係るハイブリッド車両100に含まれる構成要素を例示する模式図である。ハイブリッド車両100は、エンジン1、変速機3、車軸4、車輪5、モータ6、ベルト7、および制御装置8を備える。 エンジン1は、ガソリンまたは軽油等を燃料とする内燃機関である。エンジン1は、クランクシャフト10を含み、燃料を燃焼させて燃焼ガスを発生させ、クランクシャフト10は、燃焼ガスの熱エネルギーによって回転する。 クランクシャフト10は、変速機3および車軸4と接続されている。変速機3は、クランクシャフト10から伝達された回転力の変速を行い、変速後の回転力を車軸4に伝達する。車軸4は、変速機3からの回転力を車輪5に伝達する。これにより、車輪5は回転し、ハイブリッド車両100が走行する。 モータ6は、電気エネルギーを回転エネルギーに変換し、回転エネルギーを電気エネルギーに変換する機器である。モータ6は、不図示のインバータを介して、不図示のバッテリーと接続されている。そして、モータ6は、当該インバータを介して、当該バッテリーとの間で電気エネルギーの授受を行う。 モータ6は、出力軸60を有し、当該出力軸60は、ベルト7を介してエンジン1のクランクシャフト10と接続されている。モータ6は、エンジン1をクランキングする。すなわち、バッテリーからの電気エネルギーによってモータ6が回転を開始し、モータ6の回転力が出力軸60とベルト7とを介してクランクシャフト10に伝達され、クランクシャフト10が回転を開始する。なお、クランクシャフト10は、燃焼ガスの発生前に、モータ6の回転によって回転を開始する。 モータ6は、ハイブリッド車両100の減速時などの回生時には、車軸4およびクランクシャフト10等を介して車輪5から伝達される回転力によって駆動されて、電気エネルギーを生成する。そして、モータ6は、生成した電気エネルギーを、インバータを介してバッテリーに供給する。 なお、インバータは、バッテリーとモータ6との間で授受される電気エネルギーを変換するデバイスである。詳細には、インバータは、モータ6がクランクシャフト10等を介して車輪5を駆動する力行時には、バッテリーからの交流の周波数と電圧とを変換し、変換後の交流の電力をモータ6に出力する。また、インバータは、回生時には、モータ6からの交流の周波数と電圧とを変換し、変換後の交流の電力をバッテリーに出力する。あるいは、インバータは、力行時には、バッテリーからの直流を交流に変換し、変換後の電力をモータ6に出力し、回生時には、モータ6からの交流を直流に変換し、変換後の電力をバッテリーに出力する。 制御装置8は、エンジン1等に設けられた1以上のアクチュエータおよび1以上のセンサ等と、例えばワイヤーハーネスなどによって接続されている。そして、制御装置8は、後述するように、当該1以上センサからの信号に基づいて、エンジン1における点火時期および燃料噴射量、ならびに、エンジン1に設けられた各種弁の開度等を調整することでエンジン1を制御する。また、制御装置8は、モータ6に設けられたインバータとCAN(Controller Area Network)などを介して接続されている。制御装置8は、モータ6に設けられた回転センサ等からの信号に基づいて、インバータに指令信号を出力し、インバータを介してモータ6を制御する。回転センサは、モータ6の回転に関する量を検出するセンサであって、例えば角速度センサまたはトルクセンサ等である。 図2は、実施の形態におけるエンジン1の構成を例示する模式図である。エンジン1は、シリンダ11Aとクランクケース11Bとが一体化されたシリンダブロック11を有する。シリンダ11A内には、燃焼室12が形成されている。燃焼室12は、燃料が追加された空気である混合気を収容するための空間であって、当該燃料を燃焼させるための空間である。 シリンダブロック11の上部には、シリンダヘッド13が設けられている。シリンダヘッド13には、インジェクタ14と点火プラグ15とが設けられている。インジェクタ14は、空気が収容されている燃焼室12に燃料を噴射する。インジェクタ14は、ワイヤーハーネスなどによって制御装置8と接続され、制御装置8からの指示に基づいて噴射を行う。なお、インジェクタ14は、燃焼室12に代えて、後述の、空気が流れる吸気ポート18に燃料を噴射するものでもよい。点火プラグ15は、ワイヤーハーネスなどによって制御装置8と接続され、制御装置8からの指示に基づいて、燃焼室12における混合気に点火する。 燃焼室12には、ピストン16が配置されている。ピストン16は、コネクティングロッド17を介してクランクシャフト10と連動し、燃焼室12内において上下運動する。具体的には、モータ6の駆動によってクランクシャフト10が回転し、コネクティングロッド17を介してクランクシャフト10の回転力がピストン16に伝達されて、ピストン16が上下運動する。また、燃焼した燃料によってピストン16が押下げられ、ピストン16の下動がコネクティングロッド17を介してクランクシャフト10に伝達されて、クランクシャフト10が回転する。 シリンダヘッド13には、吸気ポート18および排気ポート19が形成されている。エンジン1は、吸気ポート18によって吸気配管20および戻り配管21と接続されている。また、エンジン1は、排気ポート19によって排気配管22と接続されている。 吸気配管20、戻り配管21、排気配管22には、それぞれ空気が流通する。以下では、吸気配管20における空気が流通する経路を吸気経路20Aと記載し、戻り配管21における空気の流通する経路を戻り経路21Aと記載し、排気配管22における空気の流通する経路を排気経路22Aと記載する場合もある。燃焼室12は、吸気ポート18を介して、吸気経路20Aおより戻り経路21Aに連通し、排気ポート19を介して排気経路22Aに連通している。 吸気経路20Aと排気経路22Aは、それぞれ、ハイブリッド車両100の外部の空間と連通している。戻り配管21は、図示していないが、排気配管22と接続されており、戻り経路21Aは、排気経路22Aと連通している。ハイブリッド車両100の外部の空間からの空気は、吸気経路20Aを通って燃焼室12へ流入する。燃焼室12からの空気は、排気経路22Aを通り、一部がハイブリッド車両100の外部の空間に流れる。排気経路22Aを流通する残りの空気は、戻り経路21Aに流入し、吸気ポート18から燃焼室12に再度流入する。 以下、複数の配管と記載する場合には、吸気配管20と戻り配管21と排気配管22とを指すものとする。なお、ハイブリッド車両100は、戻り配管21を備えなくともよく、この場合には、複数の配管は、吸気配管20と排気配管22とを指すものとする。 シリンダヘッド13には、吸気バルブ23と排気バルブ24が設けられている。吸気バルブ23は、吸気ポート18と燃焼室12との間を開閉する。より詳細には、吸気バルブ23は、不図示のアクチュエータによって開度が調節され、開状態で、吸気ポート18からの空気を燃焼室12に流通させ、閉状態で、吸気ポート18から燃焼室12への空気の流通を遮断する。排気バルブ24は、排気ポート19と燃焼室12との間を開閉する。より詳細には、排気バルブ24は、不図示のアクチュエータによって開度が調節され、開状態で、燃焼室12からの空気を排気ポート19に流通させ、閉状態で、燃焼室12から排気ポート19への空気の流通を遮断する。 実施の形態では、吸気バルブ23および排気バルブ24の各々を電動式バルブとする。しかし、吸気バルブ23および排気バルブ24の各々は、エンジン1により駆動されるオイルポンプによる油圧によって開度が調整される油圧式バルブであってもよい。吸気バルブ23の開度を調節するアクチュエータと、排気バルブ24の開度を調節するアクチュエータとは、制御装置8からの指示に基づいて動作する。 吸気経路20Aには、スロットルバルブ25が設けられている。スロットルバルブ25は、不図示のアクチュエータによって開度が調節され、開状態で、吸気経路20Aを流れる空気を燃焼室12に流通させ、閉状態で、吸気経路20Aから燃焼室12への空気の流通を遮断する。 戻り経路21Aには、EGR(Exhaust Gas Recirculation)バルブ26が設けられている。EGRバルブ26は、不図示のアクチュエータによって開度が調節され、開状態で、戻り経路21Aを流れる空気を燃焼室12に流通させ、閉状態で、戻り経路21Aから燃焼室12への空気の流通を遮断する。なお、ハイブリッド車両100は、戻り配管21を備えない場合には、EGRバルブ26を備えなくともよい。 スロットルバルブ25とEGRバルブ26の各々は電動式バルブである。スロットルバルブ25の開度を調節するアクチュエータと、EGRバルブ26の開度を調節するアクチュエータとは、制御装置8からの指示に基づいて動作する。 以下、複数のバルブと記載する場合には、吸気バルブ23と排気バルブ24とスロットルバルブ25とEGRバルブ26とを指すものとする。なお、ハイブリッド車両100がEGRバルブ26を備えない場合には、複数のバルブは、吸気バルブ23と排気バルブ24とスロットルバルブ25とを指すものとする。 エンジン1には、更に、第1温度センサ27が設けられている。第1温度センサ27はエンジン1の温度を得るためのものである。具体的には、第1温度センサ27は、エンジン1の冷却用の水の温度を測定するものである。エンジン1の冷却用の水の温度から、エンジン1の温度が推定される。なお、第1温度センサ27は、エンジン1の冷却用の水の温度に代え、燃焼室12に流入する空気の温度を測定するものでもよいし、燃焼室12から流出した空気の温度を測定するものでもよいし、または、シリンダ11Aの温度を測定するものでもよい。第1温度センサ27は、燃焼室12に流入する空気の温度を測定するものである場合に