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JP-2026077073-A - 電極の製造方法

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Abstract

【課題】金属箔と樹脂材とを溶着する際の加工精度を高めた電極の製造方法を提供する。 【解決手段】本開示の一態様に係る電極の製造方法は、熱可塑性の樹脂材を用いて金属箔を被覆する電極の製造方法であって、金属箔の周縁部に樹脂材を積層する積層ステップと、樹脂材上の領域を、樹脂材の周方向と交差する方向に複数の領域を有するよう分割した際、当該複数の領域のうち第1の領域にレーザを照射し、樹脂材を溶融させ金属箔と樹脂材とを溶着させる第1溶着ステップと、第1溶着ステップの開始後、複数の領域のうち第1の領域と異なる第2の領域にレーザを照射し、樹脂材を溶融させ金属箔と樹脂材とを溶着させる第2溶着ステップと、を備える。 【選択図】図2

Inventors

  • 笠原 幸治
  • 簗瀬 孝一

Assignees

  • トヨタ自動車株式会社

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20241025

Claims (4)

  1. 熱可塑性の樹脂材を用いて金属箔を被覆する電極の製造方法であって、 前記金属箔の周縁部に前記樹脂材を積層する積層ステップと、 前記樹脂材上の領域を、前記樹脂材の周方向と交差する方向に複数の領域を有するよう分割した際、当該複数の領域のうち第1の領域にレーザを照射し、前記樹脂材を溶融させ前記金属箔と前記樹脂材とを溶着させる第1溶着ステップと、 前記第1溶着ステップの開始後、前記複数の領域のうち前記第1の領域と異なる第2の領域にレーザを照射し、前記樹脂材を溶融させ前記金属箔と前記樹脂材とを溶着させる第2溶着ステップと、を備える、 電極の製造方法。
  2. 前記第1の領域が、前記第2の領域と比較して前記周方向と交差する方向内側に設けられる、 請求項1に記載の電極の製造方法。
  3. 前記第1の領域における前記周方向と交差する方向の幅は、前記第2の領域における前記周方向と交差する方向の幅と比較して短い、 請求項2に記載の電極の製造方法。
  4. 積層された前記金属箔と前記樹脂材とを、前記レーザを透過可能な材質で構成された固定部材を用いて固定する固定ステップをさらに備え、 前記第1溶着ステップ及び前記第2溶着ステップにおいて、前記レーザは前記固定部材を透過し前記樹脂材上の領域に照射される、 請求項1~3のいずれか1項に記載の電極の製造方法。

Description

本開示は、電極の製造方法に関する。 特許文献1には、集電箔上に配置された樹脂材を加熱し集電箔と樹脂材とを溶着する際に、加熱装置を樹脂材に対し相対的に移動させることで、樹脂材が加熱される位置を移動させながら集電箔と樹脂材とを溶着させる電極の製造方法が開示されている。 特開2024-068447号公報 (a)本開示の実施形態に係る電極の概略斜視図である。(b)本開示の実施形態に係る電極の上面図である。(c)本開示の実施形態に係る電極の断面図である。本開示の実施形態に係る電極の製造方法のフローチャートである。(a)本開示の実施形態に係る電極の製造方法における固定ステップの断面図である。(b)本開示の実施形態に係る電極の製造方法における第1溶着ステップの断面図である。(c)本開示の実施形態に係る電極の製造方法における第1溶着ステップ実行後の断面図である。本開示の実施形態に係る電極の製造方法における樹脂材上の分割された領域を示す上面図である。(a)本開示の実施形態に係る電極の製造方法における第2溶着ステップの断面図である。(b)本開示の実施形態に係る電極の製造方法における第2溶着ステップ実行後の断面図である。従来の電極の製造方法における溶着ステップの断面図である。 以下、本開示の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本開示が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載および図面は、適宜、簡略化されている。 <電極の構成> 図1(a)は、本開示の実施形態に係る電極の概略斜視図である。図1(b)は、本開示の実施形態に係る電極の上面図である。図1(c)は、本開示の実施形態に係る電極の断面図である。 なお、図1(a)に示した右手系xyz直交座標は、構成要素の位置関係を示すための便宜的なものである。図1(a)において、z軸正方向が鉛直上向き、xy平面が水平面であり、後述する図3~図6も含め、図1及び図3~図6間で共通である。 電極1は、活物質層11、集電箔12、樹脂材13を備える。ここで、集電箔12は金属箔である。 電極1は、複数積層することで、例えばリチウムイオン二次電池又はニッケル水素電池等の二次電池に用いる電極積層体を構成可能な電極である。電極1の大きさは、目的とする2次電池の大きさに合わせて適切に決定される。 活物質層11は、集電箔12の表面に形成される。活物質層11は活物質を含み、例えば活物質層11を正極とする場合、活物質層11はコバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム又はマンガン酸リチウム等の正極活物質を含む。他方、活物質層11を負極とする場合、活物質層11はカーボン、グラファイト又はチタン酸リチウム等の負極活物質を含む。また、活物質層11は、さらに任意に、電解質、導電助剤、バインダーを含んでいてもよい。 活物質層11のxy平面方向大きさは、目的とする電極1の大きさに合わせて適切に決定される。また、活物質層11のz軸方向厚さは、電極1を複数積層し電極積層体を構成した際に、樹脂材13が電極積層体の封止材としての役割を果たすことが可能な厚さである。すなわち、電極1を複数積層した際、集電箔12間の距離が樹脂材13の厚さと等しくなり、活物質層11の厚さが層間距離以下となることが好ましい。 なお、図1(c)では集電箔12のz軸正方向側表面にのみ活物質層11が形成されているが、z軸負方向側表面に活物質層11が形成されていてもよい。また、集電箔12のz軸正方向側表面及びz軸負方向側表面に活物質層11が形成されていてもよい。このとき、例えば集電箔12のz軸正方向側表面に正極活物質を含む活物質層11が形成され、z軸負方向側表面に負極活物質を含む活物質層11が形成されることで、電極1は全体としてバイポーラ電極を構成する。 集電箔12は、表面に活物質層11が形成される。また、集電箔12の周縁部には、図1(c)に示すように樹脂材13が溶着される。集電箔12の大きさは、目的とする電極1の大きさに合わせて適切に決定される。集電箔12の材質は、例えばアルミニウム又は銅等の金属である。 樹脂材13は、集電箔12の周縁部に溶着される。樹脂材13は、電極1を複数積層し電極積層体を構成した際に、活物質層11周辺の空間に注入される電解液の漏液を防ぐことが可能な封止材として機能する。樹脂材13は、熱可塑性を有する樹脂を含有する。熱可塑性を有する樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタラート、アクリル樹脂等が挙げられる。 なお、樹脂材13は、電極1を複数積層し電極積層体を構成した際に、樹脂材13が電極積層体の封止材としての役割を適切に果たすことが可能な大きさ及びz軸方向厚さを有する。また、図1(a)及び図1(c)では集電箔12周縁部のz軸正方向側及びz軸負方向側に樹脂材13が溶着されているが、集電箔12周縁部のz軸正方向側及びz軸負方向側のいずれか一方に樹脂材13が溶着されていてもよい。また、図1(a)及び図1(c)では集電箔12の端面が露出しているが、端面が樹脂材13で覆われていてもよい。 <電極の製造方法> 次に、図2~図6を参照して、本開示の実施形態に係る電極の製造方法を説明する。図2は、本開示の実施形態に係る電極の製造方法のフローチャートである。なお、図3~図6には、図1(c)に示す電極1のy軸負方向側端部の拡大図が示されている。 まず、集電箔12の周縁部に樹脂材13を積層する(ステップS1)。例えば図1(c)に示すように集電箔12周縁部のz軸正方向側及びz軸負方向側に樹脂材13を溶着する場合、第1の樹脂材13と、集電箔12と、第2の樹脂材13とをこの順に積層する。ステップS1は、例えば集電箔12と樹脂材13とを把持可能な把持部を有する製造装置によって実行される。 続いて、図3(a)に示すように積層された集電箔12と樹脂材13とを固定部材21、22を用いて固定する(ステップS2)。ステップS2では、例えば固定部材21がz軸正方向側から加圧され、固定部材22が平坦な面に設置されることで、集電箔12と樹脂材13とが固定される。ただし、集電箔12と樹脂材13とを固定する際に加えられる圧力値は適切に決定される。また、固定部材21、22はエアシリンダ等により加圧される。 また、固定部材21の材質は、後述するステップS3においてz軸正方向側、すなわち固定部材21側から照射されるレーザを透過可能な材質であることが好ましい。固定部材21がレーザを透過することで、集電箔12と樹脂材13との溶着が容易になる。固定部材21の材質は、例えば石英ガラス又はフッ素樹脂、アクリル樹脂等の透明樹脂等、後述するレーザ照射装置3が照射するレーザを吸収しない材質である。ただし、レーザがz軸負方向側、すなわち固定部材22側から照射される場合、固定部材22の材質がレーザを透過可能な材質であることが好ましい。すなわち、レーザが照射される側の固定部材21、22の材質がレーザを透過可能な材質であることが好ましい。 続いて、図3(b)に示すように、レーザ照射装置3が樹脂材13上の第1の領域にレーザを照射し、樹脂材13を溶融させ集電箔12と樹脂材13とを溶着させる(ステップS3)。 ここで、樹脂材13上の領域は、例えば図4に示すように、樹脂材13の周方向と交差する方向内側から領域A、B、C及びDの4つの領域に分割される。ただし、領域の分割数は2~3つでも、5つ以上でもよい。また、ある領域と他の領域の一部が重なっていてもよい。また、それぞれの領域について樹脂材13の周方向と交差する方向の幅が一定でなくともよい。 レーザ照射装置3は、これら分割された領域のそれぞれに対しレーザを照射する。例えば図3(b)においては、第1の領域は領域Aであり、当該領域Aにレーザが照射されている。なお、必要に応じて複数のレーザ照射装置3を用いて複数の領域に同じタイミングでレーザ照射を行ってもよく、1つのレーザ照射装置3を用いて複数の領域に同じタイミングでレーザ照射を行ってもよい。また、レーザ照射装置3が固定部材22側に配置されていてもよい。 図3(b)に示すレーザの照射により、領域A部分の集電箔12が昇温し、領域A部分の樹脂材13が図3(c)に示すように溶融する。樹脂材13の溶融後、樹脂材13が冷却され再度硬化することで、集電箔12と樹脂材13とが溶着する。 なお、レーザの波長は、集電箔12を構成する金属が当該レーザを吸収可能な波長であればよい。また、レーザの照射時間及び照射強度は、樹脂材13が適切に溶融するよう制御される。また、レーザの走査方式は電極1を製造する際の目的に応じて決定され、例えばXYプロッタ方式、ガルバノスキャニング方式、加工ステージ駆動方式、レーザ発振器駆動方式又はこれら走査方式を複合させた走査方式等が用いられる。 続いて、図5(a)に示すように、レーザ照射装置3が樹脂材13上の領域において第1の領域と異なる領域にレーザを照射し、樹脂材13を溶融させ集電箔12と樹脂材13とを溶着させる(ステップS4)。例えば図5(a)においては、領域B及びCが第2の領域である。当該領域B及びCにレーザが照射されることで、図5(b)に示すように領域B及びC部分の樹脂材13が溶融し、集電箔12と樹脂材13とが溶着する。 なお、ステップS3が終了する前にステップS4を開始してもよい。すなわち、ステップS3とステップS4とが同時に実行されるタイミングが存在していてもよい。 続いて、ステップS4において第1の領域と異なる領域にレーザを照射した後、レーザを照射する領域が他に存在するかどうかの判定を行う(ステップS5)。レーザを照射する領域が他に存在する場合(ステップS5でYes)は、ステップS4に戻り、さらにレーザ照射を行う。例えばステップS3として領域Aにレーザ照射を行い、ステップS4として領域Bにレーザ照射を行い、再度ステップS4を実行し領域Cにレーザ照射を行ってもよい。また、このとき領域Dのようにレーザが照射されない領域があってもよい。他方、レーザを照射する領域が他に存在しない場合(ステップS5でNo)は、処理を終了する。 樹脂材13に対するレーザ照射のタイミング及び照射領域を分割することで、集電箔12と樹脂材13との接触箇所において常に非溶融箇所が存在するように溶着ステップを実行できる(例えば図4(c)における領域B及びC、図5(b)における領域A)。当該非溶融箇所が集電箔12を拘束するため、集電箔12の変形が抑制される効果が得られる。他方、図6に示すように集電箔12と樹脂材13との接触箇所全体を同時に溶融した場合は、集電箔12が拘束されず、集電箔12の変形を引き起こす。 なお、樹脂材13上の複数の領域においてレーザを照射する順序は、集電箔12と樹脂材13とを高精度に溶着できるよう適切に決定される。ただし、ステップS3においてレーザが照射される領域が、ステップS4においてレーザが照射される領域と比較して樹脂材13の周方向と交差する方向内側にあることが好ましい。すなわち、ステップS3で領域B及びCにレーザを照射しステップS4で領域Aにレーザを照射する順序と比較し、ステップS3で領域Aにレーザを照射しステップS4で領域B及びCにレーザを照射する順序がより好ましい。 この順序でレーザを照射することで、集電箔12と樹脂材13とを、樹脂材13の周方向と交差する方向内側から溶着することが可能となる。これにより、まずステップS3で領域Aを溶着し、領域A部分の集電箔12を拘束するため、領域Aより樹脂材13の周方向と交差する方向内側の集電箔12の変形が抑制される。続いてステップS4で領域B及びCを溶融させた際にも、領域A部分の集電箔12が拘束されているため、領域Aより樹脂材13の周方向と交差する方向外側の集電箔12の変形が抑制